■2006年12月15日(金) Vol.350
社会的には「恐い」と思われる団体の長が、
道場に雀鬼会の本戦を見学にやって来た。
俺にとっては例えその人が教育の立場にあろうが、
政治や経済の方面に力を持っていたとしても、
その立場だけでその人物を計ることをしない。
以前、連日して、経済の上に立つ者と
社会に論理や学識を訴える学者等の集まりに
呼ばれたことがあったのだ。
その水は俺には合わなかったのだが、
その後に逢うことになった。
社会的に「怖い」とされた方々と逢った時は、
心使いや礼儀という行動に、
さすがだな、と感じたことがある。
その時お逢いした中の一人の「怖い方」が、
一度先生のやってられる雀鬼流の麻雀を見たい、
ということで、来られていたのです。
基本的には、本戦は見学することが、
出来ないことなのですが、特別という処遇であった。
選手達はいつも通り厳しい試合を三試合こなす。
厳しさが終わればそこに笑いが始まる。
その笑いと楽しみの中に「怖い人」も
何時の間にか引き込まれる。
まぁその道の長ける方だから
その場の空気を適格に感じ取っている。
その日打った何人かの選手達から
自覚評価点が合わなかった者が、
立たされ、鼻パッチンを喰らう。
選手部長たる安田も自覚無し組に入り、
道場の最も下のクラスの子から痛みが下る(笑)
上から下への叱りでなく、下から上への痛みを受ける。
「誰か今日見学に来られた怖い方に鼻パッチンやれる人」
瞬間に小っこい志村がたった一人手を上げる。
普通ならありえない。
その人の立場を知ったら、やれるべき行為ではない。
俺が投げた「死球」を志村が受けて
その「怖い方」(笑)の鼻頭に向かって
目一杯伸ばした輪ゴムを当てる。
怖い方から、一発目の鼻パッチンにダメ出しが入る。
「ならば○○さん、志村に手本を見せてやって下さいよ」
さすが怖い道を通った人のパッチンは、
見事に志村の鼻柱にヒットする。
「志村分かったか、もう一度チャンスをやる」
二度目は志村のパッチンが「怖い方」の鼻にヒット。
「今の少し良い」と怖い方。
「我慢強いですね」と志村が返す。
道場内には社会ではありえない事が起こっていい(笑)
そこにいる誰も皆して
「勇気」と「素直」を根っ子にした子供の頃に帰っていた。
「楽しい一日でした」
雀鬼
■2006年12月14日(木) Vol.349
絶壁から谷底へ落ち込んでいった
女性が生還してきた。
そう言えばこいつ、長年仕事上のお付き合いがあるとは言え、
一方的に俺を利用してきた奴等の一人であった(笑)。
何時だって、一方的にああやれ、こうして下さいと
こちらの都合などお構いなし。
その上、必要なき時は、
そっぽを向いている(笑)。
愛もなければ温かみもない。
そうなんだよな「仕事」の関係って
そんなもんだもんな。
俺とヒクソン。
俺と鍵山相談役には、ビジネスがからまないから
美しいんだっけね。
それなのに…
思い出した。
数日前にその自己的女性が、
初めて俺の夢ん中に登場して
俺と彼女が恋人だったか、親子だったか、
とにかく彼女が本心から明るく元気に
俺と2人で楽しみ遊んでいる夢を見ていた。
夢だから妄想なんだけんど、
そんな夢を見たことだけは事実なんです。
おかしい何んか変な夢を
見ちまったと思っていたが、
彼女の数日での大変化を現実に見ると、
不思議な夢を見たもんだと思っている。
雀鬼
■2006年12月13日(水)その2 Vol.348
前文に書いた
國方 卓さんからのお手紙は、
俺の周りで起こる暗い出来事に
光明を照らしてくださった。
まさに吉報である。
麻雀荘は、警察の管理下に置かれ、
何かがあれば呼び出しを受けたり、
始末を受ける立場であるが、
この度の件は國方さんが申す通り、
雀鬼流という麻雀が、
世間一般の麻雀に背を向け、
どんどんと離れた結果生まれたことだけに、
直接自分達が賞をいただくわけでもないのに、
本当にやってきて良かった。
自分達が選び進んだ道が、
この様な形で評価されたことに
心からの喜びを感じる。
「感謝」「感動」「感激」とは
まさにこういうこと。
何よりも優る嬉し事でもある。
麻雀界や麻雀業界から
たとえ賞を受けたとしても、
少しの喜びもわかないことは事実であるが、
麻雀を打たない、
麻雀を認めたくない立場の方からの評価こそ、
良きにしろ悪しにしろ、
真摯に受け止めることが正論であろう。
鍵山相談役は、当然の資格を持たれる御方。
その方のおこぼれを頂いたとしても、
雀鬼流にとっては有りがたい吉報であった。
この原稿を書いている折りに、
一人の身近にある女性が現れた。
悲しみにひたった顔を見せるはずの
その子の顔が変化を見せている。
数日前に、我が家にその女の子から電話が入る。
一声で思いつめた波動が流れる。
「何かあったな!!」
実は身ごもった子供がダメらしい。
難しい、あきらめなさい、
と医者やそれなりの人からも
言われたことを伝えてくる。
「会長、顔を見たら泣いちゃいそうです」
と、電話向こうで涙している。
「最後なんです。会長、奇跡を下さい」
「馬鹿もん、もっと早く言ってこいよ」
いくら何でも、俺にはそんな力はないと思いつつも、
数日その子の事が父親のように気になっていた。
その子のために、HPの VOL.346 の
文の後半にメッセージを送った。
人づてに、彼女が会長に電話したあと
楽になった、とは聞いていた。
少しでも気分が良い方向に
変わってくれればいいと思っていた。
そして今、その子がやってきて、
「会長、奇跡って有るんですよね。
ありがとうございます。」
と悲しみの涙が、嬉しさの涙に変わっていた。
「良かったな、他人様には良いことをしろよ」
と、親父みたいなことを言う。
國方さんにしろ、そのそば等の女性にしろ、
良い知らせや喜びを伝えられることが重なった。
「ありがたや」「ありがたや」
雀鬼
■2006年12月13日(水) Vol.347
とうとう、
「我悪党なり」と自ら自負していた俺が、
悪行の数々を重ねたことで、
刑事課・強行犯主任専門官に、
「捕らわれの身」となってしまった。
俺の周りに集う善良な若者達を、
18年間もの長期に渡って、
雀鬼流という悪の集団に引き込み、
先導してしまった罪は、かなり重罪であった。
その責任だけは、
安田にも追いかぶせることのなく、
一身の罪として、
真摯に受け止めざるをえまい。
世間でも認められるはずもない麻雀を、
何十年もやり通し、その影響を、
善意ある若者達に伝えてしまった。
愚かさが我が身にしみる。
雀鬼といわれる俺は、
やはり人間離れした鬼の心の持ち主。
鬼の起こす行動は、
やはり鬼であったことが、
今や実証された以上、
腹を決めて覚悟の程を持たねばなるまい。
皆様方には謝罪しても、
謝罪できぬことは承知の上、
重々潔く反省して
心を入れかえる所存で御座います。
− 幕間 −
数日前に、封書が届いた。
「原文のままお伝えしてしまうことに、
お許し下さいませ」
雀鬼
桜井章一様
ごぶさたしております。
昨年四月二十日の安田生命ホールで、
会長と鍵山相談役の講演会で、
お二人の話を聞いて、
私は「香川掃除に学ぶ会」の掃除に
参加する様になりました。
そして、会長や相談役から学んだことを、
警察庁等が募集する懸賞論文
「『社会の安全と日本人の倫理』をいかに考えるか」
で応募しました。
今日その発表があり、
私の論文が最優秀に選ばれたそうです。
私自身びっくりしているのですが、
文中に会長と「雀鬼流。」の本のこと等を
紹介させて頂いており、
事前に承諾を頂かなかったことをお許しください。
でも、雀鬼流、すなわち雀鬼会の皆様の活動や行動、
また鍵山先生のことや日本を美しくする会の活動が、
警察でも評価されたかと思うと、
本当にうれしく思っています。
本当にありがとうございました。
まずはお礼まで。
なお、論文を同封しますので、
一読いただければ嬉しく思います。
平成十八年 十二月八日
國方 卓
■2006年12月12日(火)その2 Vol.346
許してやれることもある。
寛容や寛大になれるべきこともある。
しかし、こんな悪さやひどさは
許してやっちゃ男がすたるとか、
勝負をかけなければ避けて通れない道もある。
俺のまわりにも身近なところで、
やさしさや思いやりだけでは
済ませられないことも起きている。
善悪だけをとらえているわけでもないが、
問題を起こしてしまうその人の
心と行動の病とも全て受け入るためには、
勝負をかけなければ自分自身に
弱さや敗北感や情けの無さに甘んじてしまう。
だからこそ、闘うというより
自分が折れないために勝負をする。
自分の身の周りだけでなく、
そば等に関係する人達の中にも、
暗い話や涙なくして話せないことが伝わってくる。
「人は寂しいもんですね」
「人は悲しいもんですね」
良くない問題に直面すると、
その壁にぶち当たる。
人は何故に、寂しい気持や
悲しい気持にさせられるんだろう。
それもこれも、それぞれに与えられた
テーマかもしれない。
夜は暗闇を生むが、朝になれば陽が昇る。
それが自然の摂理、真理なんだろうが、
人が生み出した暗闇は、
朝陽が昇っても輝きを取り戻せないどころか、
暗闇の濃さを増すこともある。
それもこれも、社会の人々が
自然の能力や真理から足を踏み外したせいなのか、
救いの変化はすぐにはやって来ない。
そば等の悲しんでいる君。
そば等の寂しさに落ちいった君。
泣きたければ涙を流せばいい。
俺だって悲しみや寂しさを感じ、
持ち合わせているんだ。
しかし、それだけでもない。
明るい楽しみもあるはずだ。
植物が明るい光を求めて伸びるように、
俺達もそちらに向かって歩まねばなるまい。
少しの悲しみを拡大させるよりも、
少ない灯火を見つけて進むんだよな。
「俺もね」
雀鬼
■2006年12月12日(火) Vol.345
安田も金村も出てこれないということで、
影の薄くなった下北本部の
月例会の方を選択して行く。
ちょいと目を離していたら、
下北本部が囚われた囲いの存在に
あっという間に変化をしちまって、
健康マニアやオタクでなければ人にあらず、
みたいな空気が流れていた。
自然体の健康は俺の好むところだが、
俺の今までの人生にやみくもに
健康に依存することは拒否していた。
ですから、道場に流れる空気に
違和感とくさい臭いを感じ、
我が道場なのに気持ち悪さを感じるし、
気分すら悪くなっていたのも事実である。
それは「良否」で判断できる分野でなく、
俺の本能が指令してくるのだから
俺はそれに従う他はない。
「人は自然の上にあるものでなく、
自然に従って生きればいい」
と答えが決まっている。
今日の人々は自然を犯し壊すことはあっても、
生活感の中に共存することは忘れている。
本来共存すらもおこがましいんだよ。
本来の姿である自然に従うことで、
ありのままの姿を取り戻せよう。
それ以外には、社会を
正しい方向へ変える方法はないのです。
来ないと思っていた安田が来ていた。
「何でお前いるのよ。
お前が来ないと報告を受けたから、
町田の月例会を選ばずに
こっちへやって来たのによ」
そこへ、青白い顔をした繁が
いつも通りにやって来た。
首を痛めた様子で、大きく片方へ身を傾けている。
胸から上が全く動かせず、
痛みが相当ありそうなのはわかる。
「会長お願いします」
そんな繁を見た、囚われやすい安田が俺に指示を与える。
「お前が治してやれよ」
「会長、健康研究家と
実践派は違いますので、
一つお願いします」
俺は、決してその道の専門家ではない。
それだけは断じて言える(笑)。
気になるものがそばにいるからと、
それだけの気持ちで、
気付くと繁の身体を触っていた。
俺の身体が「気」のせいか
凄え熱くなってくる。
繁は気持ちよさそうに横になり、
俺は身体から汗を流す。
「どうよ繁、動いてみて」
繁が、先ほどまでの痛みが消えたように
道場中を動き回る。
長年使わなかった胸から首へかけての
動きを止めていたのは繁自身。
それを、少し動かせるように導いただけ(笑)
繁の身体を手当てして、
他の道場生で萎縮したり、
何をやっていいのか分からん空気にいる者を、
一人二人つかまえては、
言葉と身体で遊んでやる。
手当てというより、
技をかけられ、極められた者もいる。
こういうことが、最も大切なこと。
これが、相手の
「心をひらき、行動を素直にさせる」
コツなのです。
いじられた子達は、その後みんな
「すくわれた」気分になっている。
「誰か俺ん家へ行って、孫の温舟を呼んで来てくれ」
無性に孫と遊びたくなっちまった俺がいた。
夜が更けて、帰りは深夜を迎えようとした。
孫は寝ていて当然の時刻。
楽しみは明日かと家路につくと、
俺の今の願いをかなえるかのように、
温舟が2階から降りてきて、
一時間以上も遊ぶことができた。
それもこれも、繁のおかげかもしれないな(笑)
雀鬼
■2006年12月9日(土)その2 Vol.344
おはようございます、花岡です。
前のレポートを読み
Vol.1から読まれた方がいるかどうかは分かりませんが、
なんと!Vol.33が2つあります!
めざせ!年間レポート365個ということで、
突然ですが、このVol.344を欠番にしてひとつ飛ばします。
(ってこの文、書いている時点で欠番でも無い気がしますが(^_^;))
失礼しましたm(_ _)m
もう互いにリンクやら貼られていて修正困難な為、
すみませんがよろしくお願いします。(誰に?)
花岡正明
↑単に欠番でも、のうがないので携帯待ち受け用画像をどうぞ(ヘ。ヘ)
なかなか次が更新されませんね〜(爆)
↓なので、ご要望が多い亜夢ちんの待ち受け追加です。(^_^)b
亜夢ちんありがとう〜
■2006年12月9日(土) Vol.343
おはようございます、安田です。
このところ、日本を美しくする会の新上さんからメールを頂き、
また、それに会長がお返事(?)を書かれていました。
そして、昨日のレポートを読まれた新上さんから、
雀鬼会宛ではなく、僕の携帯に直接メールをいただきました。
HPに載せちゃだめよ、と言われなかったので
ご紹介させていただきます(新上さん、ごめんなさいm(^_^)m)
おはようございます!
寒いですね。
近頃のレポート、拝見していて恐くなりました。
私のメールが全てに公開情報の如く掲載され、
桜井会長には、からかわれるは…。
安っさん!どうにかしてよ!ほんと。
えー、どうにもできません(笑)。
まったく、どうにもできません。
ですので、投げっぱなしで申し訳ありませんが
今後もよろしくお願い致しますm(_ _)m
さて、今年のはじめに始まったこのHPのレポートも
今回でVol.343ともの凄いペースで進んでおります。
っていうか、ありえないです(笑)。
しかも会長は全ての原稿を手書きで書かれています。
更に年間何冊もの本を出されていて、
やっている仕事だけ見れば、ほとんど文筆業ですね。
道場では全てプリントアウトしてファイルしてありますが、
読み返してみると、とても一年とは思えない程
内容の濃い日々がそこにあります。
会長もその都度、
感じられたことを日記のように書かれていて、
読んでいると色々な感情が
自分の中に交差してきます。
時間のある方はぜひ、
Vol.1から読んでみてください。
パソコンで全部見たら、
多分、もの凄く疲れるでしょうけど(笑)。
会長、毎日の原稿、本当にありがとうございます。
花岡、HPの管理おつかれさま、ありがとう。
新上さんを始め、メールを送ってくださる方々も
ありがとうございます。
今年もあとわずかになりましたが、
ラストスパートをよろしくお願いしますm(__)m
…って、お前がしっかり走れって…(^_^;)
安田潤司
■2006年12月8日(土) Vol.342
今年の残すところ後24日間。
だからどうだっていうこともないんだが、
やらなきゃならないことが
まだまだ今年中に多く残っている。
何本かの本も書き上げなきゃいけないし、
所用も数々ある。
押しせまった暮れはいそがしいなー、
というより年が始まった時と同じこと。
暮れや師走が特別であるという認識もないんだが、
このH.Pも一日一本ペースでやると
どこかで決めちゃったことだから、
今年だけはVol.365まで行かねば、
掟、いや約束破りということになってしまう。
別に皆さんはそんなことたぁ
期待もしてないよとお思いでしょうが、
一銭にもならねぇ無のことかも知れないからこそ、
やり通さなきゃいかんぞという気持に後押しされる。
読まれる方からすれば、はた迷惑かも知れませんが、
今年だけは御勘弁の程を。
今回で342回目か。
数ばかり追っているようでみっともねぇが、
これも意地悪、いや意志。
それにしてももう書く種がない(笑)
誰も助っ人してくれなさそうだから
一人でもやんべぇかなー。
あと23本ね。
皆さんおつき合いしてやって下さいませ。
雀鬼
■2006年12月7日(木)その3 Vol.341
新上さん、いや新上様、
安田と同様などと、とんでもハップンでございます。
確かに安田には身内とはいえ
腹を割ってとか本音とかの付き合いをしたら
大変なしっぺ返しを食らってしまい、
身も心もいくらあっても足りないことは事実ですが、
こんな私ですら尊敬する閣下の元におられる新上様も
お敬い申しておりますことに嘘、偽りはありません。
安田は下等下品、いやもう一つおまけに「外道」
と思われる生き様を歩いております。
新上様は上流、美しさを看板になさらぬとも、
新上様そのもののお姿が高位な人格、品格の持ち主。
まさに生きた「日本の美」を現されていなさる。
どこをどう取っても新上様を
安田なんぞと並べる比べることが出来ましょうか。
まっこと天と地の違いがあるじゃありませんか。
まぁ、私のつたない能なし文章のHPの一文に、
新上様に誤解を受けなさったのなら、
平にお許しのほどをよろしくお願い申し候。
髪の毛のお話しもですが、
新上様のおつむはいつ見ても、
床屋に行かれたばかりのさっぱり、
黒髪の美しさには私なんぞほれぼれ見とれているだけで、
安田の飛んじゃっているおつむと
お話しを一緒にしちゃ天下の副将軍、水戸の御老公だって
黙っちゃいないと思いますって。
ところで新上さん…御宅様のあの御方、
日本の文化である「箒」に似ていなさるんですけど???。
いけねぇ又言っちまった。
安田この原稿ボツな、
よろしく
雀鬼
はぁーい、ただいまアップしましたー!