■2006年12月24日(日)その2 Vol.360
今日、広島産のカキが届いていた。
誠くん、本当にありがとうね。
それも一斗缶でね(笑)
俺、カキ好きなんだよね。
生ガキなんて最高だもんね。
カキフライやカキ鍋もいいけんど、
誠くんにせっかく送って頂いた
新鮮なカキだから、
今日帰ったら生ガキで食べよーっと。
北九州支部からは、これまた
車エビを送って頂いた。
俺、エビの生は少々苦手だから、
こちらは天ぷらにでもして食するけど、
誠くん、カキはやっぱり生が最高でしょう。
それにしても誠くん、
X’masイブだというのに
「お疲れ様です・・・以上よろしくお願いします」
という追い込み原稿依頼。
X’masイブだというのに、
とっとと仕事をしています。
まぁ、一人ポッチの俺には、
誠くんの仕事依頼で救われています。
でもさぁ、誠くんは頼むだけ
ファックスで送っておいて、
今日はお家で楽しいX’masを送れ、
二日後ぐらいには長い正月休みを
また取れるんでしょうね。
うらやましいご身分です。
俺、俺は31日まで仕事。
そして来年も一日から騒がしいのです。
生ガキ食って、大晦日まで突っ走りますわ。
本当にありがとうね。
雀鬼
■2006年12月24日(日) Vol.359
クリスマスイブ、起きたら誰も居ない。
「一人ポッチ」
ピンポンと鳴る、佐々木秀樹が彼女と現れる。
「少し上がってけば、飯食うか」
と自分のお好みの寿司屋で
一週間に二、三度食う品を出前で頼む。
どこかへ遊びに行っちまった家族は
夕方になっても帰って来ない。
家族にも見捨てられた俺は
行く当てもなく、街へ出る。
楽しげなカップルや
楽しそうな家族連れで街は賑わうが、
俺には家族も恋人すらいない。
身から出た錆とは言っても
一人ポッチは寂しい。
デパートの前にはケーキを求める列が出来ている。
ポケットに手を突っ込んで
小銭の数を数えるが足りない。
ケーキも買えずに町田の道場へ、
そこは暖かいというより暑かった。
何故かと言ったら本部が玄米党なら、
こちらはあの志村以来、
道場は「モモヒキブーム」。
俺も玄米党には介入しなかったが
モモヒキ党には一票入れる(笑)
上も下も、モモヒキを着ているから
ちょいと動くと暑い。
昨日も町田道場ではクリスマス会があって、
自然に乗って乗って終わったら、
深夜の三時だった。
12時を過ぎた頃には
志村部屋の御大将がモモヒキ姿になると、
部屋の弟子達も一斉に
それぞれの昔姿のモモヒキになる。
一人、金だけが新型のタイツを
履いていたのがバレちゃって、
全員に押さえ込まれ
痛めつけられて悲鳴を上げる。
泣こうが騒ごうがでっかい身体で
暴れようが「イジメは続く」(笑)
二時間近く金は道場の床の上で悲鳴を上げていた。
世間じゃそれをイジメ、
リンチと言うのだろうけんど、
町田道場では志村の政権が続く限り、
それは見慣れた風景です(笑)
その志村でさえ、
チャッペに押さえ込まれてやがった。
町田道場に住む以上、
身体を健康に強くしてなきゃ生き残れない。
アフリカのサバンナ状態、
完全に「弱肉強食」です。
俺って都会のセンスないから、
俺って文明のセンスないから、
こういう地方に住む方が合っているようです。
ということで、
今日も橋本と古島のヤセッポチに
モモヒキ上下をプレゼントとして
持って来ちゃいました。
ダンヒルだグッチだ、アルマーニだっていう
ちょいと前の俺に今や完全に鍵を掛けてしまいました。
息子のプレゼントはタイツだったが、
それを履いたら我が身が危ないので、
家に隠して置いてきました。
雀鬼
■2006年12月23日(土) Vol.358
朝からヤクルト一本だけ。
何だかんだやってたら、長男一家が現れた。
可愛い盛りの孫達へのクリスマスプレゼント、
分かってますよとお金を渡そうとすると
「お父さんが一緒に行ってくんなきゃ、思い出も意味無い」
と来たものだ。
やるべきことがあったのに孫達のために、
大手の子供ショップへ出掛ける。
道路は混んでいる、目標の店に近づくにつれ大渋滞
明日のクリスマスイブに向かって子供達のために家族が動く。
女の子は女の子らしいものを選び、
男の子は男の子らしいものを選ぶ。
こんな小さな孫ですら男と女の選ぶ道が違っているのだから、
大人になって男と女が異なるのは当然のことである。
買ってもらった孫よりも、
親の方が嬉しそうな気持になっている。
彼等のお爺ちゃんはヤクルト一本で頑張ってんのにね(笑)
俺が幼少の頃には、
もちろんクリスマスなんかやらなかったし
プレゼントのプの字もなかったっけ。
下北の近くの教会にその日だけ行くと
神父さんだかが少々のお菓子を下さった。
それが今や部屋にはクリスマスツリー、
庭にはイルミネーションが飾られ
その上持ちきれないほどのプレゼントを子供達は手に入る。
時代の流れだろうが大分変わっちまったもんです。
雀鬼
■2006年12月21日(木) Vol.357
外様のお呼ばれ会に、六本木まで行く。
酒を飲まない俺だが、車の免許すらない俺が、
道場生も連れずに一人で参加ということで、
携帯電話を持たされる。
地下鉄で六本木駅に着き、外へ出ると、
お迎えの方が三名待っていらして、
少々時間があるということで、
「アマンド」で、一人茶を飲む。
今やセレブ族で栄える街も、俺の若かりし頃は、
都会の中の飛び地みたいな所で、
しもた屋が多く建っていた。
待ち人から、俺の持つ携帯に
電話が入った様子なので、出ようとしたんだが、
分からんうちに、切れてしまった(笑)。
小っこい押しボタンを何度か押し直すが、
預かった電話は、不良品だか故障してるんだか、
なかなかかからない(笑)。
10回目ぐらいで、やっとこさ道場に連絡が取れた。
歩いて数分と思われる距離を
迎えの車で送っていただいた。
会場には、道場と違って
東京の大人の方々で混み合っている。
どこへ座ればいいもんか?と思っているうちに、
案内係の人が奥まった席へ誘導してくれる。
その席に今まで座っていらした方々が
五、六名、さあーっと席を空けてくださって、
たった一人でポツンと席につく。
そば等には、何人かの著名人の方々がいらして、
軽いアイサツを済ます。
集う方々は、企業や団体や組織の長たる方々ばかり。
俺だけが、雀鬼会というお子さまの会の代表(笑)
好きなことでも、苦手なことでもないが、
乾杯の音頭をまかされる(笑)
二時間余りの間、顔見知りの著名人と少々の話をし、
あとはウーロン茶を飲んじゃ、トイレに立つだけ。
締めのアイサツがあり、帰ろうとしたら、
「先生、ただ今出口が混み合っているからお待ち下さい」
ということで、しばし待ったが、
主催者側が用意してくださった、
次の席と送りの高級外車を逃れて、
知人に下北道場まで送っていただく。
思えば40年近い以前、俺が二十代の頃、
すでに周りが五十代という
大人の世界の席に居た頃を思い出す。
振り出しに戻ったのか、逆行してるのか。
今の日々は、大人の世界にはほぼ近寄らず、
毎日が若者達と顔や肌を触れ合っている。
たまに大人の世界に入ると、
ふれあい方や付き合い方を
忘れちまったような気もするのだが、
そんな今の俺を、自分自身が気に入っているのだから、
それで良しなんです。
雀鬼
■2006年12月20日(水) Vol.356
おはようございます、安田です。
今年も残すところ本当にあと10日になってしまいました。
このサイトを立ち上げてから、まだ一年しか経っていないなんて
ちょっと考えられないくらい色々ありました。
このHPに会長が書かれた原稿用紙を重ねてみたら
一体何冊分の本の原稿くらいがあるのでしょうか。
鍵山先生との最初の講演会。
木津さんや格闘家のみなさんとの交流。
更にゴールドが廃刊になって
「JANKI-RYU」の本が出た頃から
雀鬼流はどんどん麻雀というカテゴリーから
離れていった気がします。
道場の入り口にはいまだに
「JANKI-RYU」の本のポスターが貼られています。
が…ふと、そのポスターを見ると12月22日発売!と書いてありました。
たった一年の間に本当に多くのことがあったもんだと、
今更ながら雀鬼流のスピード感覚に驚かされました。
「もう一度やれっていったって出来ねえよなぁ…」
と、会長はおっしゃりますが、
最初から全部やろうと思ってやっていたら、
どこかで完全に折れていたでしょうねえ(笑)。
とりあえず、目の前の一歩、一日を
という感覚の積み重ねで今に至っている。
そのおみやげとして、
色々な人との出会いや
周りの人や仲間達に対する感謝心までいただいたわけです。
こうやって倒れそうになりながらも
ここまで走らせて下さった会長や仲間達には
感謝言葉しかありません。
いま僕は来年発刊になる会長の本の手伝いをさせていただいてます。
今まで出たどの本よりも分かりやすく
誰にでも分かるような温かく優しい言葉で書かれた本です。
その中の原文の一説に下記のようなことが書いてありました。
「行ったらあっただけのこと。
結局、行かねえと分からねえんだよね」
本当にそうですね。
雀鬼会選手としての年齢は最年長ですが、
人としては本当にまだまだ小僧の自分。
これからもとりあえず「行くこと」を忘れずに
走り続けたいと思いまーす。
安田潤司
■2006年12月19日(火)その2 Vol.355
鍵山相談役が、不届き者や
掃除を利用する者の続出に心も痛めなさって、
正統派の掃除道
日本を美しくする会「掃除の道」
と題するDVDを作成された。
何時お逢いしても隙がなく、立派だなー、
文化人とはこういう方を指すんだなーと、
我ながら感じていたんだが、
DVDの中で、公共の施設や公衆便所を掃除する際も、
他人のものだからと平気で汚されたものを、
きれいにしてあげるとか、
してやったという気持を持たずに、
「自ら掃除をさせて頂く」
と、おっしゃっていなさる。
俺なんか周りの方々に色々として頂いているばかりで、
何かをするとすぐに
「してやった」
「やってやった」
という気持になっているんだから、
比べることもないほどの度量の深さ、
器の美しさを感じてしまった。
相談役は正に行いを成されている御仁。
俺なんかやった振りをしているだけの偽物。
何度も拝心したDVDでの中の相談役に、
自然に頭が下がっていた自分がいました。
便所掃除という誰しも避けて通りたい場所を、
我が子のように手をかけて美しさを育む。
「忍耐」という今日日の人々が失った大切さを、
つらさも困難も、苦しさすら見せずに、
シンプルに美しく見せられる姿は、
相談役が長きに渡って培った
「美意識」「美行動」の「体認」
以外には作り出せないものでした。
雀鬼
■2006年12月19日(火) Vol.354
今年始まった雀鬼会のHPも、
Vol.354回目まで来た。
お約束の、一日一本ペースの365回まで、
残すところあと11回分。
早いんだか遅いんだか、
良いことなのか悪いことなのか、
だた闇雲に原稿を書くだけの俺には分からない。
他の仕事に追われながらも、
アップしてくれる人達は、多分
「とんでもねえこと始めちゃった。」
「冗談も休み休みにしてよ」
と思い悩んでいることでしょうね(笑)
でもねえ。
前文で志村が、イチローさんの
「打率を上げるよりも、打席に立ち続けることが大切」
と書いてあったが、まさに今年一年、
HPの打席には立てたつもりです。
打席には立てましたが、残念ながら、
イチローさんほどの才能がない俺ですから、
HPのグラウンドで、ヒットを打つことが少なく、
打率は一割台で終わってしまいそうです。
多分来年は、選手抹消。
現役引退の命が、オーナーであり、
フロントの安田さんや花岡さんから出されることでしょう。
一年の選手寿命でしたが、
全国のHPを読んで下さった方の応援があったからこそ‥‥。
いやそれも、思い込みか(笑)
それにしても、松阪なんか、百億の金が動いたというのに、
俺なんか契約金ゼロ、年俸もゼロ円の、ゼロ行進ですから、
三振か凡打ばかりの俺ですが、御勘弁の程をよろしく。
それにしても、今年一年で、
何枚原稿用紙のマスをうずめたことだろう。
一銭にもならないHPが専門で、
今書き上げている本の方は、
片手間ということなんですかね。
雀鬼
■2006年12月18日(月)その2 Vol.353
只今、お歳暮の期間
俺毎日毎日ずーっと深夜家路に着くと
一人で蟹を剥いちゃ
「こりゃ旨いわ」
と食っている。
俺が何より蟹好きであることを知ってらっしゃる方々が
あちらこちらの北の地から特上の蟹を送って下さる。
毛ガニあり、たらばあり、花咲きガニあり、越前ガニもあり
毎日蟹のオンパレード。
そんじょそこらの蟹屋で食する蟹より美味である。
その蟹を、一才半になる孫もおいしそうに食らう。
今は我が家で伴に生活しているからこそ、
皆さんから頂く極上の美味を味わえるのだが
彼等だけの世帯となる頃には、
こんな旨いものを味わえるはずもなかろう。
孫は今だ、今の内に旨い味
そして俺とのふれ合いの味を身につけておいてほしいものです。
それにしても、全く贅沢だよなー。
コンビニ弁当を食っている人達には本当に申し訳ない話です。
今日も帰ったら蟹を食う、
そんな日々がもう久しく続きそうです。
雀鬼
■2006年12月18日(月) Vol.352
今、忘年会の原稿をHP用に書いていたんだが、
途中から気付いて「我れ悪なり」の方へ回しました。
今年は皆して頑張っちゃったから、
一泊ぐらい皆してゆっくりしようぜということで
近場の箱根に宿を取ったんだけど、
一次会から「モモヒキ小僧」の志村が
正体を現しちゃって彼の凄まじい程のノリに
皆して乗っちゃって、俺なんか二次会でも
大暴れの志村を俺の部屋まで連れてってやっとこさ、
寝かしつけてたら朝になっちまって、
結局俺一人、
一睡も出来ずに疲れた体を我慢しながら朝飯を頂いた。
ゲストや道場関係者以外の身内だけの
「スッピン」
「フリチン」
の丸一日間はやっぱり志村の一日独占。
奴は今のヒットラーと並ぶ大物だったよな。
皆しての、のんびりが志村一人のために
どこかへ吹っ飛んでしまったね。
宿に着いて帰るまでモモヒキ一丁で
宿を走る回る奴は志村以外にいまい。
流石、今お江戸を騒がすモモヒキ小僧
見事なお手並みでございました(笑)。
流石に正当派のモモヒキ男の安田も引いていたなー(笑)
あれほどのことをやったり言ったりしながら、
ほとんど憶えていないということだから
酒っつうのは人を記憶の外へ引っ張り込んじまうもんなんだね。
あーあ恐ろしい。
俺下戸で良かったです(笑)。
酒を飲めなきゃ男じゃねえとなれば、
俺は全然男じゃない(笑)。
丸一日凄え楽しかったけど、
行きはよいよい帰りはどーと疲れちまった。
毎度のことです(笑)。
雀鬼
いやー、志村の乱行は毎度のことですが
今年は特に大暴れで凄かったですねえ…。
酒乱という言葉は良く聞きますが、
志村の傍若無人ぶりをみるたびに
お酒の恐ろしさが身に染みます(笑)。
さて、その酒乱大名・大虎のタイガー志村さんから
先日の会長の文に対してメールが届いております。
股引きから離すことができない志村です。
あの〜、好んで恐いお方に鼻パッチンなんてできませんよ。
でも、会長のお言葉である
「瞬間は愛なり」というほどの大それたものではありませんが、
道場では、たくさん打席に立つということや、
たくさん球を受けたりすることが大事だと教わっている。
信頼をおいている会長の球を瞬間的に受けさせていただいた。
それだけでございます。
打席に立てば、実体験できるし、
例えその場において自分が的をはずしてしまったり、
失態をしてしまっても、そこに学びがあると思います。
そうした意味では、大リーガーのイチロー選手が、
打率より安打数に価値観をおいていると、
本で読んだことがあり、
雀鬼流を学ぶ僕等から見て、
カッコイイなぁと思ってしまいます。
打率は、計算して帳尻合わすことができるけど、
安打数は、試合に出て打席に立ち続けなければ増えないですから。
しかし、いくら打席に立つと言っても、
先日行われた、雀鬼会忘年会の宴会の席で、
自分にとって兄貴分であり、大好きな山田マネージャーのある行動に対し、
酒の席で酔っていたとはいえ、
「それはないんじゃないですか?」裁判をしてしまいました。
翌日、聞いた話しですと、
その席でマネージャーは、「大人しくされていた」とか
「悲しそうにしていた」とも聞き、
やり過ぎてしまったかな?と反省が入りました。
マネージャーごめんなさい。
でもね、でもですね、マネージャー
「お身体を大切にしてください」
それが、道場生みんなの願いです。
というわけで、「びしょびしょ」なだけに、水に流しましょう。
ねぇ花岡さん。
ねぇ理絵ちゃん。
志村正憲
というわけで、
マネージャーに相乗りして
全てを水に流してしまう志村でした。
この調子だと新年会も
みんなの期待以上に大暴れするんだろうなぁ…(笑)。
■2006年12月16日(金) Vol.351
それから一日経った後、
志村の奥さんである則子さんに逢った。
「ねぇ則ちゃん志村凄ぇ危ないこと
やっちまったんだけど聞いてる?」
「いえ何も、気になります何でしょうか。」
「実はおととい、
こんな事を志村がやっちまったんだ。」
「それって有り得ないし、危なすぎるだろう。」
「狙われてるんですか?」
「いや相手次第、どう出るか分からんけど、
やられちゃっても仕方ねぇと思うよ」
「どうせなら一気にやられちゃって下さい、
保険に入ってますから」
「則ちゃんきついこと言うなー、
そちらは保険うんぬんで済ませるかも知れないが、
俺は志村一人やられる訳にはいかない、
俺も一緒にやられるよ」
それに対して則ちゃんの言葉は返ってこなかった(笑)
昨日も志村は俺が買って来た暖かいモモヒキを
道場で下だけ履いて寒いのに上半身は真っ裸で
ウロウロ本部道場を歩き回っていた。
何時だってとことんやるのは志村だが、
志村に付き合っていたり後見人の立場にいる
俺の命はいくつあっても足りません。
御無礼致しました。
でもさあ道場生から悪戯心を取ったらつまんねぇよなー。
俺も若い頃は悪戯っ子だったが今はそれも捨て、
落ち着いた毎日を過ごしている。
雀鬼