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■2012年1月14日(土)その3 Vol.1930

気になる、 とにかく気になる。
俺の身勝手な代走とはいえ、 茨城の自宅を早朝5時半に出発したシャボが、 現地の御前浜に着いたのが約12時間後の16時。
現地に1時間半居ただけでリターン。
今10時15分。 今頃、茨城あたりを 必死に眠さと疲れと寒さと闘っていることだろう。
待つ、待つだけ。
帰って来たら、 3人で温かいしゃぶしゃぶでも食べよう。
束の間の断食中です(笑)

         雀鬼




会長、お先にごはんいただきまーす! (橋本)

■2012年1月14日(土)その2 Vol.1929

道場の壁に書き初めが貼ってある。
昨年は土方の新屋が一等賞を獲ったが、 今年は全国で何番という学力があった 小鉄が一等賞を獲る。
俺もすらっと



と書く。
別々の道を歩いて来た者が 急ぐ旅でない道でふと気があって、 「もう一つ先の宿場まで同行しますか」 っていう風景。
講演会にいらした方は お分かりですよね。

         雀鬼




はい、分かります! 講演会の感じが、そのままそんな風景にうつります。 今、そしてこれから…。 味わい深いですね。 (小鉄)

■2012年1月14日(土) Vol.1928

どこかで心配の虫が動いている。
「てめぇが行けねぇくせに!!」
またシャボを 宮城の女川の避難場所に行かしてしまった罪悪感が ふくらんでくる。
町田を出発して、12時間経った頃、 シャボと緒方を乗せた 座席のせまいトラックが宮城を走っている。
何度かみんなと行った時は、 まだ現地も混沌としていて、遠かったが、 サービスエリアで皆して もういっちょ、もういっちょ、 と笑いながら行って帰って来れたが、 今回はシャボは2度目の2人行き。
つらさを自分の中に閉じ込めて 行動していることだろう。
早朝の7時過ぎ、 町田道場の裏から2tトラックで出発。 同行を志願していた道場生9人が見送る。
麻雀卓や関さんのマグロを積んだ荷台は開けっ放し。 「俺、ここへ乗ってくよ」と橋本。 ならば俺も乗って行くと思いつつ、 せめてもと、シャボのトラックを東名入口まで同行。
俺も朝まで起きていたが、 シャボの顔を見た瞬間、
「寝てねぇな」
が分かる。
徹夜の上でのトラックで東北行き。 シャボはタフとはいえ、 心配で俺も乗せていってもらいたくなった。
被災地の方より、 シャボのことが気になる。
よそ様の大切な御子息を・・・・・
俺って運転も出来ない、口ばっかりの男。 ただ待っているだけ。 ただ何もやらずに見守っているだけ。
これってかなりいけねぇことだ!!
今頃、福島だろう。 後4〜5時間で戻って来てくれる!!
2日も寝ない強行軍。
「お父さんも若かった頃、 そんな日ばっかりだったわね」
と、家人の他人行儀のセリフ。
「おめぇに分かってたまるかよー」
と、腹の中で思う。
シャボが現地に着いた頃、 ベッドで仮眠しちゃっている俺がいた。

         雀鬼




本当にいざという時は、なんもかんも関係なく、 会長が御自身でやっちゃうと思います。 が、「てめぇが行けねぇくせに!!」 ホント、この一言に尽きます・・・
シャボさん、緒方、無事に早く帰ってこーい!
(橋本)

■2012年1月11日(水)その3 Vol.1927

ここんところ心身が動いてねえなー、 と思っていたところへ ヘッドがやって来て久し目が合う。
子犬が、「何んかから助けて」 ていうツラをしている。
両手を見ると、真っ青で黒ずんでいる。 社会の生活で遭難したらしく、 熱い湯を沸かして手足を温めてやる。
「自分の首をしめている」
と感じて、少々手首の循環を戻してやる。
死人のような手の冷たさ、 けっして、今の頃の寒さでやられたものでも、 ただの疲れでもない。 何かの目標を失っているのかも知れない。
酒の飲みすぎか、年を重ねたせいか、 清川も身体が硬いという、 なら治してやるよと ヒョイヒョイと身体をこすってやると、 あっという間に身体が柔らかくなっていた。
固いのはダメだよなー(笑)

         雀鬼




ヘッドの手はキョンシーの手〜♪ 色といい、艶といい、普段の固さといい、 まさにゾンビのごとし!
手足が温ったまったら、汗をかき出して、 生きてる人になりましたとさ!
(緒方)

■2012年1月11日(水)その2 Vol.1926

何十年と付き合ってきた出版社に、 それなりの出世した奴と電話していると、 柄が悪いでっかい声が電話ごしに聞こえる。
「柄が悪いの居るなー」
「元社長です」
新年の挨拶でもしようかと
「代わってみろよ」
「サクライさんです」
他人行儀なー。
「ショーイチか」
と、電話の外から声がひびく。
長年付き合いがあった出版社の元社長かも知んないが、 別に飯の一杯も食ったことねぇ社長が電話口に出て、
「おめぇ、それほどえれぇのか」
と思えるほどの横柄の上から目線。
久しぶりに
「ムッとした!!」
たった二人きりの時にそんな口を聞かれたら 多分、
「やっちまっただろう」
俺はその社長の部下でも下でもねぇ。
社員の前ででかいツラしたかっただけの根性なし。 だからあそこの社員も態度が悪いんだよ、 バカタレ!!
「ハラハラしました、すみません」
今回は奴の分だったが、 この次は俺の分になるかも知んねぇぞ!!

         雀鬼




一体、その元社長はなんなんでしょうか。 ・・・ない、ですね。
道場に居させていただいていると、 そんな人と触れ合うことがほとんど無いのですが、 世間一般では結構多いんでしょうか?
とにかく元社長の方は色々と改めていただくか、 会長の前に現れないように気をつけてください。 よろしくお願いいたします。
でも、・・・ほんと、ないですね。
(緒方)

■2012年1月11日(水) Vol.1925

地方では軒並みの零下、 こっちもかなり寒い。
遠くに見える丹沢の山から、 冷たい風が吹き流れてくる。
相変わらず、マンション郡ではさまれる小道は、 冷たい風が吹き流れる。
珍しく、手袋をはめた手で冷たさを嫌がる。 鼻を覆う。
水分ばっかとって、 飯を食っちゃいない体は暖まらない。

一昨日は道場で金村や陽太や康夫達、 下北卒業組の顔が見れた。
シャボ、深山、成島、しげる、百武ら、 8人の道場生達が昨日は町田道場にやって来てくれて、 その場にいた町田っ子3人を圧倒して、 久し振りに下北道場の空間が町田道場にあったらしいが、 徹夜明けの俺が来れず、電話で、
「行きてえよ」
と動けぬ体を嘆いていた。
逢ってないわけじゃないが、 金村、シャボ、しげる達とは逢いたくなっちまう。
下北道場生が卒業し、その反動か、 町田っ子も動きが半分ぐらいになっちまっている。
今さらながら、 下北あっての町田を感じさせられる。
今日は外も寒かったが、 卒業生がいない町田道場も今だ寒い。

         雀鬼




今日はかなり冷え込みが激しく、 さらに道場生も少なくて・・・、ですが、 昨日と、一昨日と久々の下北道場が町田にあって、 町田の普段の楽しさとはまた違う、 下北の空気はやっぱ好きだなぁと思いました。
(緒方)

■2012年1月9日(月) Vol.1924

年末から年始に渡って下北道場が、 23年余りの俺の全てが詰まった道場が閉じて、 心の底に痛まれない寂しさがあったと思う。
そんな折に、新年早々、 羽生先生とのトークショーがあって、 たった一日の時だったが 凄く救われた気持になれた。
やっぱ俺って運が強いわと 改めて感じえました。
内部には孫や道場生という 可愛くて大切な存在があって、 外部からとてつもない偉大な力を持った 羽生先生が登場してくださって、
「俺ってなんて幸せ者よ」
と、いまだに強く感じています。
2次会の席で、 何か羽生先生にお返ししたくなって、 瞬間、自分が愛用していた
「揺れない心・雀鬼」
と自筆の文字が刻んであるライターを差し上げてしまう。
俺にとっちゃ愛用の一品だが、 タバコなんか吸わない羽生先生には無用な産物でしょうが、 俺らしいものを羽生先生のおそばに置いて欲しいと思う、
「俺らの気持ち」
そうしたらどうよ。
今日、道場にやって来たら、 羽生先生が御自宅で、 机の上で指された将棋盤一式が、 羽生先生らしく 無造作に送られてきているじゃありませんか。
「縁とは不思議なもの」
俺が幼少の頃、家に14世名人の木村義雄さんから オヤジに送られた将棋盤があった。
あれから60余年の年が過ぎて、 俺のところにも 第19世永世名人の羽生先生から、 先生がそばに置いて、 分身のような将棋盤が送られて来るとは、 縁の不思議さを感じずにはいられません。
盤を見ると、 飛車の筋がスッ、スーと敵陣に伸びている。
王を囲む位置は 複雑に絡み合った跡が見える。
まさに戦場の場、 いや勝負師の足跡が残されている。
こんな俺だが、勝負師のはしくれ。 どんな高価な価値がある芸術品より、 身近に感じる価値観がある一品である。
今、俺が座る席の隣りに、 俺が大切な道場生達と牌を使って遊んだ雀卓の上に、 羽生先生の御用達の盤が乗っている。
何という空間なんだろう。 簡単に言葉に出来ない空間がそばにある。
「神様はいねぇが、羽生先生が現れた」


ありがたいこったぁ!!



         雀鬼




羽生先生が登場されてから 劇画「Shoichi」の中の話をよく思い出します。 会長の喜びは僕らでは計り知ることが出来ないのでしょうが、 会長が、雀鬼流が、羽生先生につながり、 会長がうれしそうにされている姿を見て、 道場生も皆うれしい気持ちになっていると思います。
(橋本)

■2012年1月7日(土) Vol.1923

受けたはいいが、 今までは講演会が近づくと、 凄く憂うつになって、
「行きたかねえ!!」
と思いつつ重たい足を運んだもんだが、 何でだか、前日の夜から、 子供が遠足に行く時の楽しくなっていた俺がいて、
眠剤飲んで、一時間で目覚め、 又、久らくたって、 眠剤を飲んだが、 やっぱり、一時間で起きちまった。

羽生先生の素直なお心遣いで、 今日の紀伊国屋ホールの満員の人達の中で、 俺が一番楽しんじゃったのは事実。
もしかして、羽生先生、御当人が 2番目に楽しまれたとすれば、 この上ない幸せ。
多分、この2人で ワンツウフィニッシュだと思う。
会場に来られた方々は ずーと遅れていたと思う。

来場者のメッセージに、
「お二人の嬉しそうに話す姿が  とても印象的でした。  楽しかったです」
どなたか知りませんが、 まさにその通りでした。
同じく、
「羽生先生とのサメツアーがあれば、  ぜひ行きたいです」
だよね(笑)
「桜井会長、登場されて、  あまりのかっこ良さにびっくりしました・・・。」
馬子にも衣装って奴な(笑)

この日首に引っ掛けていったマフラーは、 下北道場卒業式の日に、 道場生の金村師範からプレゼントされたもの。
何時もはユニクロのマフラーなんだが、 なんとこのマフラー、
「GIORGIO ARMANI」
生まれて初めての夢のブランド品だったんだよ。

一時間余りのサイン会、 その間、羽生先生をお待たせしちゃって、 打ち上げは餃子の大陸さんへ。
甲野先生と道場生も加わって、 盛り上がる。
「つまんねぇ世の中ですが、  こんな楽しい日があって良かったですよね」
で、羽生先生と同感。

大嫌いな講演会ですが、 羽生先生となら、 明日もやっちゃいます。

         雀鬼




会場の中で自分が何番目に楽しめたかどうかは、 正直わかりません。
しかし、「会場でお前の笑い声だけは聞こえた。」 と何人もの道場生からクレームがきたので、 会場で自分が一番馬鹿笑いしていのは確実です。
今日の講演会は講演会というより、 コタツの中で会長と羽生先生の2人が語り合っているような、 ただの雑談でした。
会場は全く無視!(笑)
そんな常識破りの形が個人的には最高でした。 会長と羽生先生が楽しまれる 2人だけの世界に自然と吸い込まれ、 何時間でもコタツの端に居させて頂きたい、 という気持ちになりました。
会長と羽生先生との雑談がまた実現すれば、 端っこで聞かせて頂きたい限りです。
もとろー

■2012年1月6日(金)その2 Vol.1922

新年早々だが、 道場生ん中でも淋しさを堪えている者もいれば、 何かを見つけて浮かれている者もいる。
感情は殺さず、 振り幅を拡げず、 そーと、出せばいい。
悲喜こもごもは個人の中から生まれたり、 向こうからやって来る時もある。
大概は
「知ったこっちゃねぇや!!」
で済ましてしまう俺だが、 明日は羽生先生。
知ったこっちゃねぇじゃ通らない。
そうなると俺じゃないものが 出ちゃうかもしんねぇなー。
どうすんべいか?
明日は明日の風が吹けやいいんだがね(笑)

         雀鬼




はい。明日は会長と羽生先生の講演会です。 と、そんなことがある前日に、 外で電車・線路が見える場所で ラーメンを食べている人がいます。 一体誰なんでしょうかねー。 しかもなんだかぼろっちいです・・・。
明日は明日の風が吹きますが、 寒い風を浴びて、 明日に備えているのかもしれませんね。 (ダッチ)   

■2012年1月6日(金) Vol.1921

一般の方からメールの相談が来るが、 文面は読むが、 俺なりの問答はこのホームページでは答えにくい。
返信用の切手が入っている場合も、 俺の自筆で書き述べるのも難しい。
ならば道場へ直接来て、 相談を受けるってのもまずいしね。

家庭の悩み、仕事の悩み、 人は一人一人違ったものを 持って生まれ、生きている。
それでも、一人では生きられないから、 誰しもが人間関係を持たされ、 そこから離れられない。
都合が良ければよしとして、 少し違うと、変だと悩んでしまう。
悩んだ者同士が触れ合えば、 愚痴や文句が吐き出される。 良いか悪いかも、 好きか嫌いで変わっちまう。
悩みは薄まるんだろうけど、 質が悪い奴が増えたことも確かですから、 好きになりたくとも、 なれないかも知れませんね。

今日は6日か。
卒業生の成島が一人、 群馬からやって来てくれた。
縁がある者 縁が遠ざかる者
今年のあの坊さん(知人)の言葉は 絆だったが、 俺だったら、良いこと悪きこと含めて、 「縁」を感じたね。

         雀鬼




本日、成島さんが卒業生の中で、 13人目の来道場者となりました!! 下北の匂いが道場にあると、 それだけで嬉しい気持ちになります。
(緒方)


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