■2011年8月8日(月)その2 Vol.1730
シャボさんのおかげで、
6才になる孫が今年も最高な夏休みを過ごせた。
俺が居ようが居まいが、
変わらない気遣いと動きの的確なシャボから、
男の子らしさを遊びながら学んでいる。
孫も居たし、
道場生の自由な場や時をジャマしないように
夜10時を過ぎた頃、
2階にある俺の部屋に篭る。
食事も日常の食生活の3倍以上頂き、
孫に付き合って12時前に寝る生活があった。
ここ数年、海の冷たさに負けて、
ラッシュガードや手袋や海用のソックスを履いたりして
冷たさを凌いでいたが、
今年はどういう訳か、
水着一丁で、海の中を何時間も潜っちゃ、
そこに棲む生物達の仲間入りをさせてもらった。
海の水は、少々冷たいが、
やっぱり「素」で混ぜてもらうと身心が軽くなる。
大概は岩場から海へ入る前に、
何故か風邪薬を一服飲んで入るんだが(笑)、
海から出ると身体がポカポカと温まってる時もあった。
大概は、シャボがパパで孫が子供の姿を見守りながら、
全体を見渡してれば済むんだが、
二才の孫が来た時は、
海水に慣らすため俺がつきっきり。
肩車したり、背中に乗せたまま2人を乗せて、
亀のマネして潜る時だけは、
このオイボレ爺さんもさすがに息が上がる(笑)
一日天候が悪くて、
皆して、ミニゴルフを周ったが嫌な汗と疲れを感じたが、
海での一潜りの疲れは、特別な味を残す。
昨年まで潜っても、手ぶらで帰って来る俺を見て、
「ジージはお魚捕れないの?」
と思っていたらしい孫だったが、
今年は初心者を連れて海へ入ると、
その子がそれなりの獲物を捕って来るのを感じてか、
孫が、
「ジージの子供だった頃の姿を見てみたい」
と語る。
孫の中で、その年頃で、
いっちょ前に何でもやっちまった俺の姿がダブルのかも。
「ジージって、何でも一番だったの」
「うーん、遊びはね」
と答えておく。
夏が来て海があって、シャボが居る。
孫の10日間は、
俺から見ても文句無しだった。
雀鬼
今年も、会長やはるしくん始めご家族の方々、
道場生の皆様と、
別荘での生活をご一緒させて頂けることができました。
はるしくんとは年に数日しか会えませんが、
会う度、男の子らしく成長していて、
自分の方がはるしくんに色々と学ばせて頂いています。
また、会長のお孫さんやご家族の方々との接し方や
道場生だけではなく、他の方々へのお気遣い等、
漢の背中、一家の長としての背中を感じさせて頂いています。
別荘期間も残す所、後一週ちょっと、
ここでしか味わえない貴重な体験と学びを
大きな事故やトラブルがないよう気を付けながら、
もう少し、皆様と味わって行けたらと思います。
(シャボ)
■2011年8月8日(月) Vol.1729
皆さん、お久し振り。
昨晩遅く、別荘から一時帰宅して、
伊豆まで来るよという取材をやっつけちゃいました。
10日余り、海のそばで遊ばして頂きましたが、
変わらないものと変わっちまったことがあり、
世の常を感じました。
自然も刻々と変化を見せますが、
そこに棲む人々もそれぞれ違う。
伊豆の海もその側で暮らす方々も、
「お待ちしてました。
貴方がたが来ると、夏を感じます。」
とありがたい言葉を受ける。
今年の夏は、天候もイマイチで、
岩場の我々に滝のような雨が降ったり、
駿河湾沖が震源地の震度5程度の地震の揺れがあったりして、
隣の布団で眠ろうとした孫が慌てて、
俺の布団に潜り込んで来たりして、
「たいしたこたぁないよ」
と抱きしめてやったり、
そのまま、ぐっすり寝に入ったりや、
少々のトラブルが毎度起きて、
楽しみばっかじゃねえなーと、
注意を少し強めに感じておりました。
「俺がそこそこ元気なばっかりに・・・」
8月4日は道場生の恒が
「この日は祝日ですから」と、
平日にも関わらず、
伊豆で一番美味い魚料理屋さんの五味屋さんに、
本部だけでなく、大阪や名古屋からも
例年以上の道場生が集まってくれて、
こんな爺さんの生誕を祝ってくれる。
顔を見せてくれるだけで、申し訳ない上に、
トラック一台分のお祝い品も頂いちまう(笑)
店内に入り切れず、店の前まで料理が並ぶ状態、
毎年ながら五味屋さんにも、多大な力添えを頂く。
そこそこの元気って、
人様に面倒をかけてしまうもんなんですよね(笑)
毎度お世話になっているぼら納屋の海も、
遊泳禁止の貼り紙が貼ってあったが、
社長さんが臨機応変の方で、
「先生が来られるんなら、遊泳禁止を解きますんで、
どうぞ、海を楽しんでやって下さい」
と我々が望むことを受け入れて下さる。
自然の海とそこで暮らす方々から、
改めて、
「臨機応変」
「適材適所」
「一体感」
を感じさせて頂けました。
前半10日間余りでしたが、
こんな時期にも関わらず、
道場生等や孫達と、
寝食を伴にし、楽しい日々が迎えられたことに、
感謝、感謝です。
10日余り、テレビも見ない、
活字にも触れない、
仕事もやらない。
やらない日々でしたが、
夏が過ぎたら、
又少しだけ社会復帰をしますんで、よろしく。
雀鬼
4日のお祝いでは今年も五味屋さんには、
大人数を快く受け入れていただきまして、
ありがとうございます。
今年もおいしいお料理と、笑顔とお心遣いで、
みんなで楽しく、
会長のお誕生日をお祝いすることができました。
ぼら納屋さんでも、本来は遊泳禁止のところを
わざわざ解除していただいて、
おかげで海で遊ばせていただけて、ありがたい限りです。
HPの更新がしばらく無く、
御心配いただいたファンの方もいらっしゃるかもしれませんが、
もうしばらく、会長と仲間達と、
夏を楽しませていただきます!!
う〜♪ み〜♪
(緒方)
■2011年7月29日(金) Vol.1728
『 シャボ基金の記念のために作った
「東北帰行」
という新しいTシャツを着ると、
あの日、あの時、道場生等と寝ず、食わずして
被災地へ寄せてもらったことを思い出す。 』
report Vol.1723より
シャボ基金で4月に石巻に、
会長を始め21名で炊き出し、救援物資を届けに行った後、
会長よりTシャツを作ろうとお話を頂きました。
デザインは、前の右胸部分に雀と桜の家紋。
バックのデザインには、
東北の地図に自分達が行かせて頂いた足取りと、
現地に行き、炊き出しをさせて頂いた道場生の名前が
それぞれデザインされています。
今回、HPを見てシャボ基金にご協力して下さった、
全国の皆様の内、何名かの方々へ、
こちらのTシャツを贈らせて頂きたいと考えております。
Tシャツを贈らせていただきます方々には、
数日中にこちらから、ご連絡差し上げますので、
その際には、どうぞ、よろしくお願いいたします。
(ダッチ)
■2011年7月27日(水)その2 Vol.1727
新日の中邑真輔も、
さすが現役バンバンのプロレスラー。
面白い事を考えるもんだ。
G1という大舞台に備えた公開練習の場を、
雀荘に選ぶ。
スポーツ誌を始め8社ほどが取材に来ていたが、
記者の方は、
こんなところで、何するつもり顔。
何するったって、決めてるわけじゃない。
決めてるどころか、
こちとらは大男相手に身体を壊してしまう方が心配だった。
そんじゃ、何かやるべいかと、
真輔の極め技「ボマイエ」という技をやってもらう。
ちょこっと受けてから、
その技を、もっと早く、強く、極めるには、
「ひざに一口、飯粒を食ってから放つんだ」
と言葉じゃ何が何だか分からんことを発しながら、
一口の感覚を伝える。
やっている内に、
膝蹴りを入れた後に軸が崩れていた身体がぶれずに、
その上、鋭い動作の中に何時のまにか蹴りを受けている。
俺と真輔の間では、
身体の動きに変化が起きているのを実感するが、
取材陣は何が起きてるのが、分からずに、
来た時以上に、ポカンとしている(笑)
今までなら、立ったり、寝たりの真輔の脳が混乱するか、
身体がバテるまで、やったんだが、
今回は立ったままの身体捌きだけで終わり、
楽チンでした。
記者の人にも、出て来てもらったんだが、
「ウオッ」
という一声で終わり。
出来なかったり、
見ている人にも分からないからこそ、面白いんだ。
「気ですか?」
「古武術ですか?」
の質問があったが、
どれにも当てはまらない。
俺にも、分からないことだから、
説明しようもない(笑)
二口食っても、三口食ってもいけない、
たった一口だけ食う感覚の動きっていうのかなー。
やっている俺も、よう分かりません。
どっちにしても、雀荘の70才に近い爺ちゃんが、
現役の大男に、
身体で何かを伝えるなんていう現実が面白いよな。
ただ見世物じゃないんで、
今後やって見せてと言われても、
俺、「出来ません」と答えますので・・・。
雀鬼
公開練習の時間になると、
20名近いプロレスマスコミの取材陣の方々が、
ぞろぞろと道場に、、、、
もちろん麻雀を教えるわけもなく、
実際に身体を使って始まる、膝蹴りボマイエの実演御指導。
会長の技の指導はかなり実戦的、かつ効果的なので、
派手に技を魅せるプロレス向きではないはずなのに、
教える会長も教わる中邑選手も真剣で、
カメラのフラッシュの中、長時間御指導が続いておりました。
膝蹴り以外にも、タックルやら寝技やらと、
色々と御指導されていたので、
練習の成果を生かして、
中邑選手の今年のG1での御活躍を願っております。
今日の模様は明日のスポーツ新聞等、
各紙でもチェック出来るかもです。
中邑選手の応援共々、よろしくお願い致します。
(ジーコ)
■2011年7月27日(水) Vol.1726
今川の久美子が道場のノートに、
「むりをする」といいことも悪いことも、
いろいろみえてくる。
と書いてあった。
そうなんだよね。
むりというか、厳しいことを連続して続けると、
普段隠れていた、いいこと、悪いことが、
隠し切れずに姿を見せる。
東北大災害とか、世界のあちこちで起きている、
新幹線事故とか、ノルウェーのテロ事件とか、
厳しい状況の中から、
国の体質や人間の有り方が浮き上がって出て来る。
豊かな中にもある努力とか、
頑張った結果、何かを成したぐらいのことだけだと、
どんどん本質から外れて、存在すら見失っていく。
厳しさって、己れを見つめ直し、他を知る上で、
大切なことなんですね。
人が何かを学ぶために、
厳しさが置かれているのかもしれないね。
愛だぁ、優しさを人は求めたがるけど、
それですら厳しさの中から見つける。
先週週番やって先頭きって頑張った小鉄が、
「あと一人が待ち遠しい」
と訴えていた。
あと一人、あと一人の中に
自分ではどうすることも出来ない、
他人の存在がある。
あと一人の感覚を感じて、
他人の存在の大切さを知る。
机上の、『人は大切だよ』でなく、
現場でそれを体験して味わえたことだけでも、
小鉄良かったね。
雀力がなくとも、
人望が厚いシャボと小鉄の一週間。
町田道場も下北道場も2人のために、
少しでも力を貸そうと、道場生に感じさせ、
まさに行動も目一杯やって、
人のぬくもりを感じたことでしょう。
対決は最終日、
町田ん家の子供等が寄せ集まって、
大きな輪を作り、仲間意識が自然に起き、
下北でも男っ気ある者が、
シャボの大きな力となって、
凄まじいほどの厳しい日々だったが、小鉄が逆転。
今週に限っては両道場の勝利だった。
週番中の月例会でも、
シャボと金村でワンツーとかっこ良すぎ。
町田の俺と理絵のワンツーじゃ、
かっこつかねえよな(笑)
ていうことで、
家でぶっ倒れていた俺ですが、
何故か、今からプロレスラーのでっかい大男の公開練習とやらを、
町田の道場でやるはめに、
今の体力、気力じゃ、こりゃ厳しい!!
無理や無茶を越えてるってばさあー。
家の二階までも、登れず、
100mしか歩けない状況で、
何をするんだろうかねえ、全くー。
雀鬼
本当にあと一人、いえ、1人1人がありがたい、
と感じた1週間でした。
1卓も立っていない時に来て打ってくれる、一人。
1卓伸びる時に来てくれる、一人。
少しでも卓を維持したい!という気持ちに応えて残ってくれる、一人。
自分の都合を捨てて、
身体はボロボロでもずっと付き合ってくれる、一人、一人。
言葉じゃなくて、黙って側で付き合って一緒にやってくれることが、
ありがたいなー、嬉しいなと、
今思い返しても心がほっくりしてきます。
そして、それはきっとシャボさん率いる下北も一緒だろーなーと。
シャボさんの月例会の結果を聞いて、
本当になんか全部よかったなーと、さらに嬉しく思いました。
ただ、日常にあって、当たり前になってしまったことが、
本当にありがたいことなんだなーと感じさせてもらった1週間でした。
皆さん本当にありがとうございました。
第7週、町田週番 小鉄
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自分の前の成島さんの週も含め2週間、
ここ数年無かった厳しさだったのでは?と思いますが、
皆が色々な事に関心を持って、
声を掛け合いながら下北の為に一丸となれました。
楽しいだけでも厳しいだけでもダメだと思いますが、
下北が1つになる事で厳しい事も楽しむ事ができました。
その中で色々な事が学べたのも
下北の皆様、そして町田の皆様の存在があってこそだと思います。
先週は本当に「他人の存在の大切さ」
を感じさせて頂けた一週間でした。
皆様ありがとうございました。
第7週、下北週番 シャボ
■2011年7月23日(土)その3 Vol.1725
以前、
「致知」
という難しくて堅い雑誌から取材を受けた。
そこの出版社から、
「一流たちの金言」
って本が出版され送られてくる。
人間力を高める26のメッセージと謳ってあり、
目次をめくると第一章に名経営者の逸話として
ソニーの井深大、本田宗一郎、松下幸之助と、
俺でも知っている高名な方々が並んでいる。
第三章はプロ編ってことで、
イチロー、王貞治、安藤忠雄の中に俺が混っている。
皆さんは確かに一流のプロ。
それに比べてこの俺は一流どころか
何かのプロと呼ばれるものは一つも持っちゃいない。
何につけても、
「アマチュア」
であることが自分である。
出版社は俺のことを勘違いしやすいが、
致知出版さんまでも・・・・・。
ジョークが通じる出版社さんじゃないのに・・・・・。
自分が自分を思うことと、
他人様が思うことは違って当たり前かぁー。
雀鬼
「一流たちの金言」\1260−で
致知出版より発売中です!!
会長をプロ編に入れてしまうのは、
会長を知っていればあり得ないと思いますが、
気になられました方は是非どうぞ!!
(緒方)
■2011年7月23日(土)その2 Vol.1724
今日までシャボが5勝1敗。
シャボの弟子に座るしげると平本が強かった。
シャボと小鉄、どちらの週番が勝ってもいいんだが、
先週、男・成島が最高記録の621本を立てたが、
その記録を次週で塗りかえる勢いで両チームが凌いでいる。
みんなの身心が心配で、俺も珍しく、
今川、ナルコ、梅澤という
幼稚園クラスの卓に入れてもらって、
6回だけ打つ。
「自分は今何をしてるのか分かりません」
と、あのヘッドも思考停止状態に陥って、
ソファーで眠りにつく。
下北も電話入れて
「身体だけは気を付けろよ」
に、
「もう手遅れです」
と、川原。
みんなバテバテの中、
あの静岡のBIGだけは
何時と変わらぬ姿をしている。
小鉄が帰る道場生に
一人一人、感謝の気持ちを述べている。
「これだけやって敗けちゃったら、
悔いはないよね」
と、小鉄と町田道場生。
「そりゃそうだ」
と、頷く俺がいる。
お疲れ、御苦労さんなんて、
軽く言えない週末だった。
雀鬼
先週で、ギリギリだったはずなのに、
今週はもっと凄いことになってしまいました。
1勝5敗で迎えた最終日は町田ん家の総力戦でした。
皆ボロボロで身体は「もう無理だよーっ」て叫んでるはずなのに、
最後まで盛り立てていただき本当にありがとうございました。
対決も今日でひとまず休み。
しっかり身体も休めて、楽しい、楽しい別荘に向かいましょう!!
(小鉄)
道場で打っていると、皆が叫ぶ!壊れる!寝る・・・。
先週全戦力を使い果たしたと思われた町田道場に、
まだ元気が残っていた!
(週番長が無理やり搾り出した!?)
今日は、小鉄週番長、ヘッド、チャッペさんと一緒に、
みすぼらしい姿で打たせて頂きました。
顔は汚いわ、臭いわでドドメ色どころではありませんね。
小鉄週番長が悪ノリしたのか、
町田の誇るヘッドコンピューターの計算に狂いが生じたのか、
さっぱり分かりませんが、
町田の本数がとんでもないことになってしまいました。
こんだけ長時間打ったのは初めてですが、
4卓で大騒ぎしながら打ってたので、
楽しんでいるうちに終わったかなと思います。
そして、道場には、数体のまぐろが・・・。
小鉄週番長、皆様ボロボロになりながらの戦いで、
本当にお疲れ様でした。
そして、自分は平気な顔で打って、すいませんでした。
でも、日曜も道場で13時から打てと言われたって、もう無理っす!
(BIG)
■2011年7月23日(土) Vol.1723
終わるのをじっと待とうと思っていたんだが、
朝4時に道場にやって来てしまった。
シャボ基金の記念のために作った
「東北帰行」
という新しいTシャツを着ると、
あの日、あの時、道場生等と寝ず、食わずして
被災地へ寄せてもらったことを思い出す。
今期、夏休み前の最後の週番を
そのシャボと東北へ同行し、
伴に苦を味わった町田の小鉄がこの一週間、
あの時以上の苦の日々を送っている。
避難所の方々からみれば、
ずーと楽な環境だが、
シャボを想い、小鉄を想い、
仲間意識を感じながら、
厳しいことをやり続けている。
東北紀行の時も道場生達有志の中に
一体感とか共感や共鳴があったが、
それがそのままの姿となって道場にある。
俺はヨボヨボだが(笑)
小鉄や恒やヘッドにタフさを感じる。
今乗って来たタクシーの運転手さんは
俺と同年齢だったが、
昨日、高校野球の予選を観に行ったら、
凄い人出で球場に入れなかったという。
「今、プロ野球もオールスター戦をやってますよね?」
に、
「若い高校生のグランドで走り回る姿のほうが、
災害後の気持ちに力をもらえます」
そうかも知れない。
そういう人が今年は多いのかも知れない。
俺もヨボヨボになるにつれ、
若い人の元気な姿が今まで以上に良い気分になれる。
勝った、敗けた以上に、若者達の元気さ、
これが何よりなんです。
誰かのためになんかが出来るって、
やった者に栄養素が残るんだよなー。
俺なんか、あっちこっちで
もらいっ放しだったけどね(笑)
雀鬼
東北の被災地に行かせて頂いた時も、
今回の週番も自分は皆様から元気や笑いなど、
力を頂いてばかりで、
申し訳ない気持ちと有難い気持ちで一杯です。
週番をやらせて頂き、毎日打っていて、
義理と人情そして心意気と言う言葉が心の中にあり、
またそう言ったものを下北の皆様に感じさせて頂きました。
皆様一週間、ありがとうございました。
(シャボ)
■2011年7月22日(金)その2 Vol.1722
前夜から子供の遠足気分。
あの天下の勝負師、羽生名人が
又道場にやって来てくれる。
楽しくって、面白くって、
あっという間に五時間が経つ。
「待ち人来たる」
ってこういうことを言うんだよね。
一方的かも知んないが、
初めて逢った時から気に入っちゃって
別れる時が忍び難かった。
間が良いわ、的を外さないわ、器が国宝もんで、
それでいて自分の存在を決して高ぶらず、
どんぶりめしの様な空気を漂わす。
誰しもが認める実績があるのに、
おくびにも出さない羽生名人とだからこそ
語れる話も沢山出来た。
1日9時間近く、
厳しい勝負の席に座ってられるだけあって、
5時間以上次から次へと、
次の一手を指して来なさる。
全てお分かりの上での、
貴方ならどう答えるのという差し手。
飛車・角・金・銀落ちぐらいでつまされちまう俺と、
5時間半も遊んでくれる。
場末の薄汚れた雀荘へ、
天下の名人がわざわざ身を寄せて下さるだけで
不思議さを感じている。
今帰られたんだが、まだ俺の身心に余韻が残って、
お逢いする前のワクワク感がうずうず感に変わっている。
「又逢おうね、羽生さん」
に、
「忘れた頃に・・・」
羽生名人がいるだけで
明るくなった道場がありました。
雀鬼
対談中は笑いが絶えず、
会長と羽生名人、取材陣の方々の笑い声がずっと聞こえ、
本当に楽しそうな感じでした。
お2人とも子供のような笑顔をされていて、
また羽生名人がいらっしゃってくれる日が楽しみです。
本の中身もどのような内容になるのか、早く読みたいです。
(ダッチ)
■2011年7月22日(金) Vol.1721
体外胎児の時、
親と赤子の関係の中に依存心が生まれる。
人に依存心が持ち合わせていれば、
他に依存したり、頼ったり、
願ったりすることも必然である。
誰しもが神話の一つや二つ聞いて育つ。
日本の東北にもたらした悲劇も、
原発という安全神話という神様のお話しから起きたこと。
俺が幼子だった頃に体験した第二次大戦も、
皇国神話、神国神話の中で起きてしまった、
一般大衆の大悲劇だった。
先のアメリカのイランに対する聖戦、
依存心があるから騙され易いのか、
第二次大戦の時を見れば、
騙されているのが真っ当な市民で、
騙されまいとした人は非国民扱いとされる。
嘘や誤魔化しが無くならないように、
だまかされるという関係が根強く残っている。
俺も自分をだまかして、
他人も騙して生きているが、
なるべく小っこくありたい。
神のお話しのように、大きなだまかしって
いかがなもんなんだろうか。
安全神話、神の国・日本、
大きな力を信ずることで悲劇が繰り返される。
半信半疑で生きてます。
雀鬼
何かを信じるというと、
分からない部分があっても、そこには目をつぶって、
その何かをこうだ!と思い込むことが
多少なりともあると思います。
思い込む部分が少なければ問題ないのかもしれませんが、
それが大きくなると、とても危険な気がします。
(緒方)