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■2011年2月21日(月) Vol.1560

積雪の日本を離れて、 一眠りしたら、南国のパラオ。 空船から一歩外へ出ると、 土砂降りの強い雨が降っている。 お迎えは「お前かよ」と、 たいした温度差も感じず、 日本を発ったままの真冬の格好を解かない。

経済が余り発展していないパラオは、 でっかい太平洋に囲まれ、 自然が残っている。 着いた時は、土砂降りだが、 近代化された日本のような、 天気予報がないのがまたいい。
我々のように、 大海でポツンと点のように置かれた船上から飛び込んで、 深くて濃い海へ潜って遊ぶ者にとっては、 天候も自然次第と受け止められる。 地平線をぐるりと見渡せば、 雲一つで天候が読める。

雲と風向き一つで、晴れ間もあれば雨も降る。 雨雲よりも、数倍の速さで雨足はやってくる。

パラオの海は、 何度行っても俺達を楽しませてくれるが、 贅沢にも45フィートぐらいの豪華クルーザーが、 誰もいない我々だけの世界に連れてってくれる。

船上で日本の海とは、又違う海の色に出逢って、 「相変わらず美しいね」 と挨拶をしておく。
パラオの人達と同じく、 海もきっと、 「お帰り」 と、答えてくれていた。
船上で海の変化と雲の姿を眺めているだけで、 「かっこいいなー」 と思ってしまう。

ホテルの部屋から眺めるヤシの木や、 南国の木々がそーっと風に揺られ、 その合間の先に、長い白砂のビーチがあって、 陽の昇り降りも、 ベットに横たわったまま眺められる。

今回の旅は一向14名、 初参加は3名で後はリピーター。 一人のお荷物も居ない分、気が楽だった。 パラオでの目標は、 鮫と遊ぶことが第一で、 ダイバーしか行かないところで、 我等シュノーケリング部隊は乗り込む。
その鮫ですら、毎年数が減っているのか、 どこかに移動したのか、 少々の物足りなさを感じる。

日本の夏以外、身体を使わない俺の身体も、 年波には逆らわず、 深くも長くも潜れなくなっているのも、 少々の寂しさかもしれない。 生身の身体が、 大自然から離されている気持ちになる。
「今だけだから、来年は無い」 「自然は強い!!」
恒や沓掛や理絵、ノックの四人がかりで、 浅瀬に呼んでやったタイマイを、 どうにか素手で捕まえる。

亀だって厳しい自然の中で、 生命を保ってきている。 浦島太郎気分になっていた道場生達は、 タイマイを囲んで海の中で遊ぶ。

タイマイも、人間の勝手を感じたらしく、 嫌がってノックの背中、竹田の腕に噛みつく。 痛え!!イテエ!!と叫ぶ。
大人しそうに見える亀だって、 タイマイとなれば珊瑚を噛み砕く。 俺も体験してるからその痛さは知っている。 石や金槌で間違って叩いてしまったような痛さを瞬間感じるが、 その痛さは、一時間も経てば消えてしまうから、 恒のように、
「ボクも噛まれれば良かった」
という言葉に頷いて笑ってられる。

大人しいタイマイだって、怒れば恐いんだが、 俺が好む鮫は噛まれた衝撃の上に、 あの鋭いギザギザの歯が並んでいることを考えれば、 手足の一本、無くなる覚悟を知っている(笑)

同行した者達が、 昨年より今年が楽しかったと語る。 それだけ、皆んながその日、その時を楽しめた。
何事も熱心な沓掛が、 ダントツに楽しんで、 ガイドのアレンも、 彼がNo.1でしたと認めていた。
沓掛の行動は、 一枚上手で、その名もクレイジー・ボーイと、 名付けてやった(笑)

No.2は名古屋からの参加の水谷。 危なっかしいところもあったが、 前向きの姿が今でも焼きついている。


         雀鬼


昨年に続いて、 会長の後を追っかけてパラオに行かせて頂きました。 クレイジーの名前通り、 カメにもサメにもヤシの木にも突っ込んで行って・・・、 間違って、 海中で会長にまで突っ込んでぶつかってしまいました・・・。 失礼しました。 ガイドのアレンさんは昨年始めて会った時から、 陽気で明るい人だなぁと思っていたので、 そう言って下さって非常にうれしく思います。 最終日にアレンさんより、 とっておきのダンスを皆で教わったのですが、 大受けで大爆笑でした。 是非機会があれば一列に並んで、 披露してみたいなぁと思います。
クレイジー・ボーイ

■2011年2月13日(日)その3 Vol.1559

2月27日の
「甲野、ばなな両先生と俺っちのふれあいの時」
なんと一般の方から、 40名もの申し込みに増えちゃった。
この3人でただ。 ただほど高くつくものはないというから、 どこかのビジネスセミナーみたいに会費1万円でどうだ。 マルチ商法だか、詐欺だか分からんが、 こういう手を考えなきゃビジネスにならねぇ。
40人で40万。 道場生は割り引きがあって5千円。 こうすれば両先生に御車代払っても、 パラオ費が浮きそうだ。
今頃気付いたって遅いってか(笑) 俺って商売へたなんだよなー。
それなのにビジネス誌とか そういう団体から講演の依頼があるって やっぱ変だよな。
皆さん、お分かり・・・な。

         雀鬼




お金のない道場では みんなで分け合って 仲良くごはんを食べてます・・・ よね、金さん!(橋本)

■2011年2月13日(日)その2 Vol.1558

バレンタインデーだって。
うんなのどうでもいいや!! これって結構本気!! 結構うんざりしている(笑)
もてない男のひがみってか。 それでも結構早くこういう習慣が消えちまえばいい。
なのによ、今年もボチボチくるんだよなー。 理絵と今川まで「これどうぞ」だってさぁ。
俺、下戸だから、 確かに寝室にゃ普段からチョコはあるは、 今が旬のあんぽ柿つう、 ぐちゃぐちゃに柔らかい干し柿と、 冷蔵庫にはモナカアイスが揃っている。 まぁ甘党だわな。
義理は多少持ち合わせちゃいるが、 このお返しだけはばっくれます。

         雀鬼




典代さん、バレンタインそば ごちそうさまでした!(橋本)

■2011年2月13日(日) Vol.1557

下北・町田両道場の月例会。 内容も中味も味も全然異なる。
下北の方は一時から始まって、 4回戦を四時前には終っている。
成績もしげる、金村、陽太、シャボと 強い選手達がちゃんと上位に並ぶ。
多田なんか相変わらずの温泉めぐりで不在。 その分、消えかかっている花岡が出場して、 6位に入ってくれている。
下北が2時間余りでさっさと済ましちゃった頃、 多分、町田じゃ前置きがあって、 一回戦にも入ってなかった。
町田じゃ、
「恋患い」
が場を暗くするってことで、 元気者の小鉄と元郎が場を仕切る。
終ったら8時半、 下北月例会の3倍強の時間を費やしてしまう。
恋の打席に立つのはいいが、 空振の三振をしただけで全てを見失って、 仲間ですら全否定しちまう自覚の無さに、 小鉄と元郎の、 「元気出して、元気出して」 も届かない。
心を閉じるって、 なんも入り込まないんだよな。
道場の教えに
「心を開いて行動を惜しむな」
ってあったのに・・・・・。
「バカは死ななきゃ直らない」
てか。

         雀鬼




いやーびっくりしました!!恋患いって恐いですね。 ワクワクして、我を失ったり、かと思えば、 うまくいかないと私の世界。 暗ーくなってしまったり。 町田の今までの仲間でも、ちょっとした状況の変化があると、 付き合い方の間合いもまた変わったりします。 全く他人事に思えませんが、それでも今日は唖然として、 つっこむだけ突っ込ませてもらいました。 元郎と大声だしてやってたら、終ってみれば8:30。 いつも以上にエネルギーを使っていて、どっと疲れました。正直。 でも、こういった状況を3ヶ月も見ているってもっと大変ですよね。 自分はOKな瞬間だけを聞いて、 ワー!!と一気に出し切らせていただけて、幸いでした。 皆様、お疲れ様でしたーー!!(小鉄)

いやーたまげました!!そして疲れました。 今日は声を張り上げ、相当な体力を消費し、 司会なのに途中で放心状態になり、 無意識の内に椅子に座って休んでいました。 途中で会長に励まされ何とか続投できました。 今日の司会は自分と小鉄さんしか、 つとまらなかったことでしょう。
中学生の時に片思いの好きな子のに告白して、 失敗したときは、 なぜか誰も責めていないはずなのに 責められてるような気がして、 心を閉ざすような心境に陥ってた経験を思い出しました。 もしかすると、1人の女性に囚われると、 そうなってしまうのかもしれません。 そうならないためにも、女の人には嫌われますが、 好みの女性の守備範囲は広く浅くが良いのかも知れません。 今なら、奥秋さん、ナルコさん、沓掛さん、ノックさんの、 フロンティア精神を見習うべきでしょう。 元気出せー!!! 守備範囲MAXー(これは厳しいけど)!!!(モトロー)

■2011年2月12日(土) Vol.1556

汚さ、もとい、渋さを売りにする 新屋の話題で盛り上がった。
そういえば幼少の頃、身近な憧れを抱いた人は、 ツネさんとケンさんと呼ばれる人だった。 普段は下北沢の町であまり見かけなかったが、 子供が楽しむお祭りや縁日の日や、 一丁目から五丁目まであった町内の相撲大会なんかで、 大人達をおもちゃ扱いする体捌きに、 みとれたもんなんです。
自慢する気は無いが、 俺も小っこい頃から相撲が強くってね。 押されたり倒される人の気持ちが分からなかった。
ツネさんは身体に入れ墨をいれ、 ケンさんは明治維新後の武士か、 武術の達人のような佇まいをしていたが、 多分職業はとび職か何かだったと思う。 社会に出て、この人の傍にいようと思った方も、 「男の渋さ」を感じた人だった。
そこには良いも悪いも一つも入らず、 その方のお傍で10年近く、 日々を過ごさせて頂いたもんです。
渋さという男の関係が昔はあったものが、 今じゃさっぱり消え果て、 価値観としても残っちゃいない。

         雀鬼




自分が、渋いなぁと一番思うのは会長の背中です。 会長は普段の行動も渋く、格好良いことも バカなことも両方やられますが、やっぱり 後ろ姿、背中を見せて頂いているときが 一番渋いなぁと思います。 新屋も渋さはある・・・のか・・・ 男らしいところもたくさんあるし、 汚い格好は似合わないので、綺麗にして 渋さを出して欲しいですね。(のっく)

■2011年2月11日(金) その4 Vol.1555

孫と遊ぶって、 通常の数倍エネルギーがいる。
取材なんかぶっ通しで4、5時間やったって、 どうってこたぁねぇんだが、 孫との遊びは15分遊んで、 3分間のインターバルがいる。
昨日は我が家にやって来た、 娘の調子が悪そうだったのもあったのか、 孫は俺の自室から一時間たっても出ない。
俺の部屋だから、 たいした遊び道具やオモチャ類もないんだが、 孫が飛び上がって、すっころんで笑ったり、 でっかい頭と小っこい頭をくっつく感じで、 何かを必死で作ったりで、 二時間経ち、三時間過ぎる。
今日は自分でも、俺やるなーと思いつつ、 何も無いけど、楽しいお遊びが続く。
四時間経った頃、 孫のパパも仕事帰りで顔を出すが、 爺ちゃんと幼い孫の遊びは続く。
六時間が過ぎて、 このままじゃ日付も変わっちまう、 てことで、 もう今日んところはこれで良いだろう、 と隣の部屋にいたパパとママに手渡す。
今日はあおと君とずい分遊んだもんよと、 部屋で一服していると、 パパが、 こんなんなっちゃいましたぁー、と あおとを抱っこして部屋に入ってくる。
親があやす為にアイスクリームをあげたのか、 アイスをギューと小っこい手に握って、 目からはあふれんばかりの涙が流れていた。 泣き声はしなかった。
孫は声を上げずに、 じっと堪えていたんだろう。 笑い顔も可愛いが、 男の子らしく、悲しみをじっと堪えている、 涙一杯の姿も、これまた堪らん。
いいよ、オイデと、 また2人してベッドに腰掛けて 触れ合える「今」を大切にした。

今だからこそ出来ること、 来年じゃ、 それすら全く違ったもんになってしまう。
孫としか遊べねぇ、能無しジージ、 と誰に言われようが、
「それが俺なんだ。」

         雀鬼




子供と遊ぶのは本当に体力がいるので、 自分もよく子供と遊んでいた頃は、 朝から晩までフラフラになりながら、 一緒に遊んだ記憶があります。 逆に自分が子供の頃は、 近所のお兄ちゃんや親戚のお姉ちゃん、 一緒に遊んでくれる人達は大好きでした。 子供の頃のことは、細かいことは覚えていなくても、 遊んでくれた人は本当に大好きだったなぁと、 今でも時々思い出します。 あおちゃんにとっても、 今、会長に遊んでもらっていることが、 大きくなっても良い体験となって、 残っていくんだろうなぁと思います。(のっく)

■2011年2月11日(金) その3 Vol.1554

「ボロは着てても心の錦」 
てか。
道場生の新屋は、 足のつま先から頭のてっぺんまで、 なんか汚い。
上は一応雀鬼会Tシャツを着ているが、 ズボンなんか穴あきルックで、 青っ鼻でもこすりふいた黒光りをしている。
俺はまだ見ちゃいないが、 新屋御愛用のバックらしきものも、 相当汚いらしい。
新屋は前の仕事は土方だったし、 「貧乏だからなんも買えないんかなー」と、 皆して口に出さずに眺めていたんだが、 それが彼のセンスで自己流のおしゃれらしい(笑)
オールオンボロのくせして、 道場生で自分よりおしゃれな者は数少ないと言い切る。
他人様の好みやセンスに 難くせをつけるつもりは毛頭ないが、 おしゃれ一つ取っても、 勘違いしている者って多いのかも知れない。
もちろん貧乏を蔑む気持ちも これっぽっちもありません。
俺、金持ちって言い切るもんよりは 貧乏まる出しの方がいいと思っちょる。 物を大切にする「質実剛健」って死語の時世。
それにしても、 新宿あたりのホームレスの方々の方が、 新屋より確実にきれいなものを身につけていなさる。
それでも木の子荘でダントツの
「おしゃれ男」
を気取る新屋って何者なんだろう。

         雀鬼




「本当に汚い!」
これが新屋さんの僕の第一印象です。 頭もクルクルしてチ○ゲみたいだし、ズボンはボロボロ。 服装もよそ行きでまわってくる服より汚いし、ひどい。 同じ20代のファッションだとは思えません。 土方やってきて、 シャワー浴びないで道場に来た時なんかはクサイし、 もう本当に最悪でした。 本人に自覚はないようですが、 そういう所もチャ○ペさんに似ているんです。 そのくせ自分には自信もってるし、他人には口出しする。 最近じゃ、女に恵まれたみたいで気取ってやがる。 どうしようもない。 別荘では頑張っていましたが・・・ そんな所でしょうか。(元郎)

「自分、木の子荘で1番おしゃれだと思ってました」
この言葉を新屋が言ったと聞いた時、あ然としました。 イヤイヤイヤイヤ・・・。 新屋さん、あんた何言っちゃってんの!? 永井さんも自分も、 自分のことをおしゃれだと思ってなかったから、 他と比べる気持ちすら、これっぽっちもないですよ。 「自分一番です」なんて自信満々に言えたあんたは凄い!! 「おしゃれってなんだろう?」 と思わされた事件でした。(小鉄)

■2011年2月11日(金) その2 Vol.1553

甲野先生の葉書一枚で 勝手にやっちまった企画。
昨日もそうだったが、用もねぇんだが、 月に二回くらい甲野先生と電話で語る。 何時も思うんだが、 二人だけで話す話しがおもしろいんだよ。
話したって五分五分じゃなくて、 甲野先生が8割で俺が2割程度なんだけど、 そんな話しを道場生達にも聞かせたくってねぇ。
勝手に、 2月27日に甲野先生が来るから集まれや、 から始まって、 よかったら一般の方もどうぞってことを こっちで勝手に決めていたんだが、 昨日の電話で、
「先生、何時頃来られますか」
と問うと、
「4時半から5時頃までに行けます」
ときた。
ていうことで、 一般申し込みがあった30名以上の皆さんに、 念のためお知らせ致しやす。
こちとら道場ったって、 会場は雀卓が並ぶ雀荘で、 ちったぁ場が狭いかも知れませんが、 会費も頂かない催しなんで そこんところはよろしくね。
まぁ気取りもなく、 皆してワッショイワッショイ楽しめればOKです。
タダだけど、サインも写真もOKです。

昨日、鼻水が止まらず、道場に来なかったら、 下北作家部支部長のよしもとばななさんも、 その日来られるというメールが届いていた。
どうよ、こうなったら、 武術家と高名な売れっ子作家のばななさんと 雀荘のオヤジの3人の絡みって、 おもしろかぁねぇかい(笑)
「甲野先生とよしもとばなな先生と雀鬼」
どうよ3人揃ってタダだ!!
ーチャンスをのがすなよー

         雀鬼




というわけで一度こっきりの大チャンス! しかもタダなんて世間じゃありえません!! 道場狭しと袖振り合わせてみんなで温まりましょう。 4ショット写真を頂いた日にゃあ ホント一生もんですね。(橋本)

■2011年2月11日(金) Vol.1552

ひねくれもんの俺が、 防寒着とゴム長靴と手袋を用意して外に出る。 雪が舞っている。
家人が駐車場で車を用意。 「歩いて行く!!」 とそっちを見ない。
しばし歩いていると、 家人の車が横に並ぶ。 「滑るから、、、、」 そっちも見ずに、 舞う雪を、傘を立てて凌いで歩く。
この頃、怠け者になった俺は、 家人の車か、 タクシーを呼んでの外出が多くなった。
昨日まで鼻水が止まらなかった俺だが、 雪の舞う中を歩く。 寒いというより、 外気に触れる身体が冷たくなる。
路中で出会った四人の高校生らしい若者は、 雪の冷たさを楽しみながら、歩いていた。 駅のロータリーに着くと、 タクシーが数台並んでいる。
今日は乗らない。
何年振りかに履いた長靴の中に、 石コロが入っていて歩きにくかった。
車内は俺の周りだけでも、 10人位の人が立っていた。 長靴って、こんな冷えたっけと思って、 隣の座席を見たら、 真面目そうな社会人らしい女性が、 座席に自分の鞄を置いて、 足を組んで携帯をかけていやがる。
「この馬鹿女め!!」
と横からガンを飛ばす。
もう少しで、声が出そうだったが、 二駅で町田に着いてしまい、 耐えられた(笑)
車内で長靴を履いた者は見当たらない。 長靴なんか、 子供か、爺しか今日日は履かねえんだ。
町田駅そばの高層ビルの中ほどで、 車で混みあう車道を嫌がってか、 雪ですら、落ちまいと舞い上がっている。
垂れる鼻水をティッシュで拭き取りながら、 ひねくれもんの俺は温かい道場に着き、 一気に全部脱いじまう。
寒いんだか、暑いんだか、 さっぱり分からなくなってしまった。

         雀鬼




会長が着られると、黄色い防寒着も、 東京では珍しい長靴も、不思議とお似合いです。 今日は珍しく雪が降っており、かなり寒いですが、 5日後には南国パラオの温かい海に出発ということで、 この雪もギャップがあって、 パラオの楽しみが増すと思います。(ジーコ)

■2011年2月8日(火) Vol.1551

昨年はどういう訳か、 俺なんかのところへ、 出版ブームがやってきて、 17冊も出版させて頂いた。
今年はその波も治まって、 2月10日に、今年二冊目の、 「修羅場が人を磨く」と題する本を 宝島社の新書版から発売される。
自分を振り返ると、 修羅場なんかあったのか、 踏んだのかさえ、 今は分からない。
多分あと何年かしたら、 それらしきものが これから、やってくるような気がする。(笑)

昔、若かった20代頃、 何かの調子で切れちまった俺が、 台風の中、その道の方々がとても無理ですつう中を、 島から島へ、小舟で渡ったことがあったっけ。
強烈な怒りが湧き出て、 「引っ込みがつかなかった」 無鉄砲の俺。
荒海、高波の中を舟を出させて、 デッキで片手だけ捕まって、 5mぐらいの落差がある高波の中、 意地張って、突っ立っていた。
波間に落ちる時のバタン、バタンという、 船底を打つ音を今でも覚えている。 揺れでバランスを崩したり、 吹っ飛ばされたら、海の藻屑。
命をなくす危険があったとしても、 「引っ込みがつかない」 無茶な頃もあったっけ(笑)

         雀鬼




2月10日(木)に今年2冊目の会長の新著 「修羅場が人を磨く」宝島社税込み\680が発売されます。
今回会長が書かれた修羅場はやはり人間が相手ではなく、 台風の中の海という自然が相手。 人間相手では普通の人間なら修羅場になっても、 会長だったら修羅場にならずに治めること多数です。 修羅場に興味がある方は読んで頂けたらと思います。(ジーコ)

■2011年2月6日(日)その2 Vol.1550

暴動騒動で揺れているエジプトのリゾート地で、 人食い鮫に3日間で5人の観光客が襲われて、 腕や足を失った者、死亡した女性もいたと、 人食い鮫の写真入りのニュースを昨年の暮れ頃見た。
捕獲された写真を見ると、 大きさは2mぐらいのヨシキリザメ型で、 口の中にギザギザ鋭い歯が何列も並んでいる。 人間は陸で鮫は海で‥。
そんな鮫達をわざわざ求めて近づいて行く、 パラオの旅って危かないかい。
何度か遭遇したが、 奴等がその気になってアタックしてくると、 その速さは矢の如し。 暗い海、見えにくい海底から、 狙いを定めて一気にやってくる。 その時の恐怖ったら‥。
海ん中にゃ鮫相手に武器一つ持たない、 素手じゃどうやったって鮫にゃ勝てまいが、 それがわかっているのに、 どうして君等は鮫の棲みかのど真ん中に 行っちまうんだろう。
楽しみの気分の中、 おっかないニュースをお届けしました。

         雀鬼




約2年前に初めて行かせて頂きましたが、 本気アタックを受けてたらしいです。(本人気付かず) 会長から、 「食われるのかな〜と思った」 と伺った時はさすがにゾッとしました。 会長と一緒なら大丈夫と思うのが道場生。 でも自然が相手では何が起きても不思議じゃないです。 今度こそ何か起きてしまうのか・・・ 二度と出来なくなるかも知れませんし、 悔いの残らない様に今回も楽しんで来ようと思ってます。(恒)

■2011年2月6日(日)  Vol.1549

土日は一番小っこい孫と遊びたいんだけど、 本戦中は必ず試合や催しがあって、 そうはいかない。
俺の生活は長年、 社会の常識人と反対側で暮らして来た。 皆さんが陽の下でなら、 俺は月明かりの中で徘徊する生物である。
道場生等も昔に比べて、 業務時間が伸びたせいか、 通常9時過ぎ位から集まって来て、 4時間程度卓を囲む。 実働時間はかなり短い。

土日はパゲラとBIGが必ず存在してくれることで、 昨日に続いて今又道場へ。
昨晩は男世帯のパゲラとBIGが買出しに出かけて、 焼き肉やステーキを皆んなの分まで買って来て、 ありがたい食事を頂く。
別に菜食主義じゃないが、 肉より、焼いた玉ねぎに旨さを感じている。
今も清水Dr.が、 いのちより大切なユーミンの、 苗場スキー場でのコンサートで買ってきた、 ユーミン特製のお紅茶とケーキを頂いている。

本戦が終了しても、 恒ちゃんの顔も必ずある。 恒ちゃんも、来道した頃は下っ端で、 何をやっても、トロクて、ノロクて、 ダメ出しばかりだった子が、 時が過ぎて、今や町田道場の中心に位置する、 信頼人と、動じない男に変化してみせてくれる。
恒ちゃんや歌ちゃんを見ていると、 長い積み重ねがあった中、 ある日、ある時のある瞬間から、 何かのきっかけを経て、 コロッと人間の質が変わって見せた、 貴重な存在である。

俺も指導する立場になって、 教える喜びもあるんだが、 教える恐さ、「教育の恐さ」も必要以上に感じている。
教えを受けた高い教育を受けた人達が、 何を考え、何をやっているか、 皆さんは御存知だよね。

ちょっと前に、 四つ足を食うな、食ったら死んじまう、 と皆んなを集めて訴えていた、 狂い集団が近付いていたけんど、 BIGやパゲラという、良い人達から、 四つ足を美味しく頂きました。
二つ足って、 多分、鳥のこと言ってんだろけんど、 当人達は、集まって来た人間っつう、 二つ足を食らっていた。
オレオレ詐欺じゃないが、 人を食う人種がはびこってんのも、確かです。

         雀鬼




恒さん、BIGさん、パゲラさんは、 雀鬼会オフシーズンになると、 正直言って平日も週末も閑古鳥が鳴く道場内で、 本戦中と変わらぬペースで道場に来てくれる、 誠に貴重でありがたい人達です。 その上、昨日は美味しいお肉まで みんなに振舞ってくれました。 御馳走様です!! 自分も人食う人種ですが、 食うにしてもパゲラさんのようないい人達は食べずに 同類だけにしようと思います。(ジーコ)

■2011年2月5日(土) その2 Vol.1548

マウイ島から、 よしもとばななさんから、 メールと一枚の写真が届く。
大切な旦那様と、 可愛いマナカくんも御一緒なんですね。 今回の旅も、長いようですが、 いつも御一緒で、よかですね。
御家族のふれあいがあまりに温かいせいか、 たった一枚の写真がかなりのピンボケ(笑) よーく取れたショットを送ってくるなら、何ですが、 こんなピンボケ写真を送ってくるところが、 ばななさんらしいやーな。

ばななさんはハワイ、 我々は後10日も経てば、 暑い太陽と紺碧の海が待つ、 パラオへ行けそうです。
昨年は二艘に分けて、 外洋を移動したんですが、 今回は、今までにない50フィートのでっかい船で、 鮫が出そうな海へ行けるらしい。

写真を見るとばななさん、 防寒用のコートを着て、 山の上で寒そうにしている。 ハワイも海辺は暑いけど、 山に登れば寒いもんねぇ。
こちとら、パラオの海で、 猛烈な暑さの日差しの中で、 日焼け止めも塗らずに、 真っ黒けっけになって帰って来れれば、 いいよなー、と思っています。
今の体調じゃ、 ハードな旅は乗り越えられない。
「そんなこと、気にするな」
と鮫や海亀の声がする。

         雀鬼




ばななさんから、 ご旅行先のハワイの写真付きメールを送って頂きました。 何と会長の本「そんなこと気にするな」も ハワイまで持って行って下さっているようで、 ありがとうございます。 ばななさんがハワイなら、会長達はパラオへ。 鮫や海亀達が待つ海まであと10日! 本当に鮫や亀達はこちらの体調などお構いなしに自由に泳いでますし、 心配される会長の御体調は海のような自然のど真ん中では、 ハードになればなるほど、かえって良くなるはず! と思っています。(ジーコ)

■2011年2月5日(土) Vol.1547

俺、昔、神経がピーンと張ってた頃、 キーンという金属音が 心身の火傷のように伝わって、 瞬間、遠のいた。
カレーの食器とスプーン、 ステーキの皿とフォークやナイフ、 食う時にそれが少し触れただけで、 皿ごとぶん投げたことがある。
神経過敏性だったのか、 そん時はそばで他人がそんな音を出しても さして気にならなかったが、 自分の手がやって出ちまうと、 瞬間手離したもんだ。
この頃なんだが、 神経は鈍感に置いてあるのに、 5才の男の孫と3才の女の孫の
「貸して!!」 「返してえ!!」
のキンキン声の上、 返して返してと泣き叫ぶ女の子の孫の声で、 遮断機が降りる。
その声が俺がそばにいない遠くの方から入って来る。 たまの兄弟げんかなら見物だが、 遊びや行動の中に、 それが習慣的に繰り込まれちゃうとたまんねぇ。
俺が元気ならそれも受けようが、 弱っている時は、 居場所が病室のように感じてしまう。

今もジーコの打つ一打一打が、 ピーンと心身に響いてくる。 手首を返して打つ音で、金属音を発している。 本人は強く、しっかり打っているつもりなんだろうが、 一打、一打が気になって仕方がない。
神経がやられそう、助けてくれ!! と俺の心身が訴えている。

夏の夜空に上がる花火の音にゃ、 哀愁を感じるが、 総合格闘技を観戦に行ったおり、 会場を盛り上げる為の音響効果とか、 野球のWBCのグラウンドに、 外野でイチロー選手のそばで 彼の動きを観察しているおりの、 応援団等のラッパや太鼓の必要以上のでっかい音にも、 堪らん気持ちになってしまう。

赤ん坊と老人には、 受け付けたくない音があるんかなー。
昨日、珍しく自宅のテレビをつけたら、 名も知らぬ、 多分、世界的に有名な外国の人が、 12人の楽団に囲まれて、バイオリンを奏でている。
クラシックどころか、 一年で音楽を一つも聴かない俺だったが、 その方の音色に瞬間引き込まれて、 芸術も音楽も全くのオンチの俺が、 バイオリン一丁で「A」の時を感じていた。 音って、凄え意味を感じる。
その人の映像が終って、 次に、海辺の港で、 一人のバイオリニストが音楽を奏でるが、 その外国の方の演奏は受け付けず、 テレビを切る。
バイオリ二ストの違いなんか、 俺に分かるはずもないんだが、 最初に心身に届いた、あの外国の方の演奏なら、 生で聞きたくなった俺がいた。

         雀鬼




会長の心身に響く音を出してしまって申し訳ありません。 というわけで早速麻雀を中止して、 会長を中心に道場でクラシック鑑賞が始まりました。 会長の心身に届いたバイオリ二ストの方はどうやら、 ジュリアーノ・カルミニョーラさんという方のようで、 自分達も、もちろんクラシック音楽なんかは全くわからないのですが、 会長にバイオリンを弾く身体使い等の動きを教えてもらいながら、 動から静、柔らかく早い動き、表情の変化等、 勉強させて頂きました。(ジーコ)

■2011年2月2日(火) その2 Vol.1546

タバコがどんと値上がって、 4ヶ月が経つ。 今だに買いだめした、 値上げ前のタバコを吸っている。
一月は78箱吸っちまったらしい。 一日50本強だから、 かなりのヘビースモーカーぶり。 タバコを吸わぬ、健康な良い人達から、 嫌悪されることを、 変わらずやり続けている。
シャボさんはいい人だから、 当然、酒もタバコもパチンコもやらない。 シャボさん同様に、 道場の良い人である橋本さんは、 一日大体30本吸う。
ノックや歌ちゃんは、20本程度らしい。 本物のいい人であり、 立派な人格者である金さんとジーコさんは吸わない(笑)
女子部の今川も理絵も吸わない。 いいことだ!!
恒さん、小鉄、シンヤのキノコ荘組は吸うが、 ヘッドは吸わない。
どう色分けしていいのやら、 こうなったら分かり易く、 吸う人「悪人」 吸わぬ人「善人」てことで、どうだろう。
下北なら多田としげるは善人、 悪人代表が金村と川原、 これで決定だなー。

         雀鬼




はい。決まりでお願い致します。いや〜光栄です! しかし下北に限れば、 確かにスモーカーは成島さん、康夫さん、誠さんと、 かなり分かりやすくなっております。 あっ、 深山リーダー...じゃあ悪人で。(川原)

■2011年2月2日(火)  Vol.1545

根底に
「のんびり」
があるせいか、 温泉行った後はどっと疲れが出る。
帰った日はそのまま道場で一時間寝て、 小便行ってさらに二時間も眠る。



それでも帰りに歌ちゃんが送ってくれた車ん中で あくびが連続して出る。
我が家に帰ってからも病人のように、 ちょっとなんかしちゃ、 くたばって眠っちまう。
片言の言葉しか伝わってこない二才半の孫とは しゃべって遊ぶが、 大人達とはほとんどしゃべれない。
声を出すって、 こんなに疲れるもんだったんだ、と体験する。
激しい運動をした後に、 息があがる体験はあったが、 かったるくって息があがっている。
二日も大人としゃべらなかったけど、 今から出版社からの取材が入る。
声が出るんだろうか? やってみなきゃわからない。
取材前に一局打って 麻雀の牌に今の俺の状況を教えてもらいますか。

         雀鬼




というわけで、高木さんと萩原さん、 童心に還ってよろしくお願いしまーす! あ、宇佐美さんと誠さんは結構です(笑) (橋本)

■2011年1月30日(日)  Vol.1544

箱根、宮ノ下武蔵野別館の新年会。
やっぱ、道場を守ってくれている道場生と過ごす時間は、 楽しかったなー。
昔、毎度、宿変えたんだけど、 太田さんとのお付き合いから、 四年連続して、 道場生達じゃ、 中々行けない宿に行けて良かったね。
宴会の食事も、 普通は宴会食って、味も素っ気もないんだが、 食膳にフォアグラ、アワビの踊り焼き、鴨のウニ和えとか、 高級食材が並び、 食にうるさい俺も大満足。
俺の個室は、奥まったお忍び部屋で、 露天風呂付きで、 静かでのんびり出来る。
大阪から駆けつけてくれた山田や、 名古屋の竹田達が着く頃は、 その静かな個室に人が溢れる。
宴会前に一風呂、 大浴場で皆して浴びるかと思っていたら、 多田、横チン、進ちゃん達、 下北親父組から、 貸切の露天風呂に誘われる。



美しい女ごとしっとり湯を楽しむ、、、、 は夢ん中で、親父連中に囲まれちゃって、 翌朝は、翌朝で、 下北道場の川原と牧野っていうデブ型のむさい男3人で、 俺専用の個室で一風呂。 むさい男には少々熱かったろうが、 熱湯をかけてやる。
個室の静けさで、のんびりしたせいか、 宴会の時にすでに、 ボヤッとした眠気がやって来てくれて、 旨い飯を食って、 深山にマッサージをしてもらった瞬間、眠ってしまう。
多田部屋はサッカーの試合で熱くなっているし、 山田や金村達は、懲りずに長々と酒盛り。 俺〜、どちらも苦手だから、 一人個室でのんびりと楽しんでいた。

朝食が終って、 仲居さん達が奥に潜んでいるうちに、 お前等、皆して食膳を片付けろよと、 広い宴会場に、畳の広場が出来る。
ならと、 久し振りに、 畳の上で水泳大会が始まる(笑)
俺が根性があった昔は、 そんな水泳大会で、 肘や脛を畳で擦りすぎて、 流れ落ちた血を皆して拭いたもんだったが、 今じゃ、皆んな必死に泳いで、 息が上がっていたが、 負傷者は出なかった。

武蔵野別館様、太田さん、 今年も又、大変な御迷惑をお掛けしました。 HP上で、謝罪と御礼を申し上げます。
道場生達は、出入り禁止で結構なんですが、 俺、個人的には、 又の行館を、 よろしくのほどを、、、、。

         雀鬼




朝のお風呂、熱くして頂き、本当に温まりました。 ありがとうございます。 宴会では会長が「うまいな!」と唸られるご馳走が並んだり、 会長のお陰で来させて頂けるお宿だな、といつも思います。 宴会場での水泳大会、空前絶後のことでしょう。 武蔵野別館の皆様は、会長のファンであられると思います。 自分達道場生は一年一度の珍客でしょうが、 是非お目こぼし下さい! 仲居さん達も結構笑って下さっていたようで、幸いです!(川原)

■2011年1月28日(金) その2 Vol.1543

若い頃っつうか、 少年時代は、朝三膳、昼四膳、夜四膳と、 一日11杯ぐらいの御飯を食べていたが、 今や食が細くなって、 一日一善、 もとい、一日一膳の飯を食えれば、 十分になっちまっている。
終戦後は、白米にありつけず、 麦飯とか外米なんかがやっと食え出して、 何時からか銀シャリばっか頂いている。
食が細くなったら、 体重が少し増えている。 いわゆるぜい肉って奴だなあ(笑)
食に関係がない、 運動超不足って奴かもしんないね。 スポーツジムとか、 外の道路を欧米人の真似して走りたかあねえし、 犬を連れた散歩も似合わねえし、 残る生命欲とやらで、 細々と暮らしていやす。
体力も気力も放っておけば、 落ちる所へ落ちていく(笑)

そういや、 米国の西海岸にあるヨセミテ国立公園の、 セコイヤという何千年と生きた大木も、 自分の重さで、朽ち果てて、 「土に還る」という。
俺なんて、たかが70年近く、 人として、器も、 大きくも、重くもならなかったから、 土にも還れず、 煙となって、 どっかへ消えちまうだけなんだねー。

俺の両親の親達は、 みんな、土に還ったのになー。

         雀鬼




「土に還る」 会長の御言葉ですが、 日常生活で土に還るのが難しいのはもちろんですが、 その時が来たとして、土に還れるかというと、 昔は土葬でしたが、今は火葬なんで、 それも中々難しくなっております。(ジーコ)

■2011年1月28日(金)  Vol.1542

「メールにて失礼致します」 先生の本から、入試に利用させて頂きました。 入学試験という性格上、 事前に知らせることなく、、、、。

俺なんかが書いたもんを 中学生がどう扱おうと結構なんだが、 その裏で教育なんたらという、 大人の業務処理の冷えたものを感じてしまった。
教育って便利と利用を教えるもんなのかなー。 何人たりとも、大人たるものが、 子供を何かしらの型で利用しちゃ、 まずいよね。

明日は贅沢ながら、 箱根の温泉場で新年会をやるらしい。
新年会は我が家で みんなが集まってくれてやったし、 まあ、昨年は業務が重なったり、 最高の宿の武蔵野別館も工事に入るということで、 忘年会が出来なかったし、 先日、第40期の雀鬼会も、 厳しくもあり、楽しくもあり、終えたから、 その打ち上げって型でいいかもな。
多分、下北じゃ、 金村達が打ち上げの酒盛りを 済ましてしまったことでしょうが、 俺、今年に入って、 まだ一滴も酒飲んじゃいねえから、 たまにゃ、酒の席もいいかもな。

俺、今だ、悪どいタバコを吸っているから、 飲むと行儀が良くなるらしい、酒の方だけでも、 禁酒にしてたんだけどなー。
真の勝負師は酒を寄せ付けないと、 名人達が語っていたっけな。 俺もそう思えるんだ。
金村なんか、まだまだだよな。
なあ、多田さん。

         雀鬼




はい。自分も勝負師の端くれとして、 酒呑みでなく良かったと思います(笑)。 会長からこのお話しを聞いたとき、 まず雀鬼が酒呑みだったら、 僕はとっくにこの場にいないなって思いました。
その前に、 雀鬼が酒呑みなわけありませんが…。
金村もお酒はほどほどに…。 高槻の山ちゃんもね。
明日は、ちょっと贅沢な宿での新年会。 温泉好きの自分としては、最高に楽しみな日であります。 第40期の雀鬼会も終わり、 もう一度、正月気分でお湯に浸かってきます。(多田)

■2011年1月23日(日)  Vol.1541

5卓同時の選抜決勝戦。 どの卓にも打ち切れる者が揃っていて、 5卓中、4卓が合格点を越えてくる。
一卓は惜しくも2点足らずで、 全卓オール合格越えは出来なかったが、 下のクラスのJr本戦で、 一卓も合格卓が作れなかったことを見ても、 選抜とJrとの差は大きい。
試合もそこそこ盛り上がったが、 その後のゲームで、 町田のヘッドの沓掛が身体を張って、 全体を盛り上げてくれる。
今期打たれ弱すぎたヘッドは耐えられず、 狂的に切れた。 二度三度とプツンと切れて、 どうにか周りの力でつなぎ合わされて、 打たれ強いヘッドを後半は見せてくれた。
それだけ見ても、 今期の収穫を伺える。
もう一つ嬉しいことに、 あの川原が、 元日本兵のようなボロボロの身体で蘇ってくれた。
彼等2人は、選抜の席に座っていたが、 雀力の方は伸びることも、治ることもなく、 低空飛行のままだったが、 大空は飛べずとも、泥をかぶって、 土の上を這い続けてくれた存在の意味は大きいし、 学びがあった。
東大と一ツ橋、 労力や能力を全て取っ払っても、 この2人には、 生き物としての味を見せ付けてくれた。
雀鬼じゃなきゃ、務まらないこともあれば、 ヘッドや川原でなきゃ、 務まらないこともあることは、 多分、道場生等は感じたことだろう。
雀鬼会は確かに麻雀の実力が高いものもいるが、 例えそっちは伸びずとも、 沓掛や川原の役割は、 俺にとっても大切だった。
「ありがとう、ヘッド」
「お疲れさん、川原」
そして、金村師範は強かった。

         雀鬼




というわけで一期お疲れ様でした。 「生き物としての味」 とのことですが、今期、道場でダシと呼ばれ、 皆に絞られて、自分の味が出たのかなと思います。 絞られている時はかなり痛くて、 逃げ出したいという時も少なからずありますが、 終った時に皆に笑顔を向けられていると、 ああ、良かったなぁと思うことも多いです。
ダシとなるのは一人ではなく、 自分も含め、皆で交互になっているのですが、 誰が一番良い味を出せたか、と言う競争でもあると思います。 食べ物担当、色担当、ビンゴ担当、「あそっか」担当・・・。
自分はホントに打たれ弱く、 その度に川原さんには本当に何度も助けていただきました。 最後に、多少は川原さんの、 追い込みのお役に立てたようで嬉しかったです。 というわけで続きまして川原さんのコメントです。(ヘッド)

今日の町田の試合後のヘッドのリーダーらしい、 体を張った姿は、自分は感動しました。 胴上げして天井に穴空けて大笑いで終了! 鳴りやまない拍手の中、 ヘッドの目にも涙があったように思います。 最後は自分も汗でビショビショのヌレネズミでしたが、 とにかく生き返れて、またこの場にいられました。 ありがとうございます!(川原)


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