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■2010年4月18日(日)  Vol.1320

「俺なんか一生かけて  うーんと頑張って努力したってさあ、  ずーっと下積みなんだ。」
とねたんでうらやんで すねてばかりいたキム君が 今期は町田の先頭を切る委員の 6名の中に選ばれる。
(もちろん俺からの推薦もあったんだが) キム君が委員という代表の席に座る。
「おめでとうキム君、  苦労が実になったネ」
の返しに何時のように 「自分なんか谷間の暗やみの中に  咲いちまった仇花ですよ」 と名ゼリフをはく。
痛がったって、ねたんだって 時にはマジ切れしたって キム君はキム君。 彼のうさんくさい寛大さや謙虚さも 全てあってキム君の味。

新しい部屋も出来て、 自ら道場No.1の 麻雀の実力の無さを名乗るパゲラも 新師匠となって弟子を持つ。
麻雀が弱かろうが、 金さんのように全てが嘘っぽくったって それが良い意味の味であれば中心に立てる。

多分史上最高打数を打っていて 一年を通して、 俺なんかのドライバーになってくれている 昔嫌われ者の今人気者の歌田も、 新人の頃から麻雀の実力があって それを継続し続けるヤンマーも 今はキム君のように6名の席に座れない。
町田最古参組の一人である古島なんか 俺、家柄も学歴も才能も 天下一品の一流品、 なんて態度をとり続けて来ているが、 今や金さんが陽なたの子なら 古島は陰の身(笑)
下北道場じゃ 「俺凄エ、やってるよ!!」 と心で叫び続けて来たこのHPの立上人、 責任者(?)の花岡は 金村の一声で 「委員くび」 のかすれた分野に入っちまったらしい(笑)

能力も実力も体験も関係ないところで レギュラー的位置が その時その時で定められている。

岐阜県から6年前に流れついて 言葉も出なければ 何一つ続ける事が出来なかったチャッペが 道場を居場所に定めてから 6年間ずーっと先頭を走り続けて来たんだが、 パラオから帰って大きな生活の変化に突入して 昨日の開幕戦にも間に合わず、 ミーティングを終えた試合中に 淋しそうに悲しそうに入って来る姿がそこにあった。

そんな姿を見て 道場禁止条項のカンビールを差し出す。 悲しそうなチャッペの顔に赤味が増し、 生活の変化で再び言葉を失いかけたチャッペから 少しだけ笑みと言葉が戻っていた。
チャッペ、めげることが 次から次へとやってくるだろうけんど、 修正して立ち上がれよ、なー。

          雀鬼




今回の町田は委員は6人。その決め方は純粋に打数。 今回も、まあ、普通にしてたら大丈夫だろうなんて 思っていたら…。 何か手がブルブル震える変な人、 会長の専属Dr清水さんが妙に打っていて、 委員クビ!! (…そういえば、そんな変な人を  専属Drにつけている会長も変だよなー。)
委員はクビだは、部屋は無くなるはで、今はなんなのー という感じで呆然としています。(小鉄)

■2010年4月17日(土) その2 Vol.1319

昨日の帰りぎわジーコから 明日は雀鬼会の開幕ですと告げられる。 俺の知らぬところで 俺の人生の生命線だった雀鬼会本戦が 又始まるという。
一番大切なことだからずーっと先頭に立って 決めて行動して来たんだが、 今回は俺の周りの親孝行息子達何名かで 全て決めてくれたらしい。
今道場にやって来て 「皆んな、何で集まってんのヨー」 誰一人答えてくれず、 笑顔をくれる。
何んか皆して内緒で俺にプレゼントを 用意してくれているような空気が伝わって来る。 だよなぁ どんな物より、俺にとって一番喜べるものを 皆して持って来てくれたんだよな。
俺について来い!!が 皆んなが作ってくれたものを ながめりゃ済む方向へ変化している。 講演会なんていらねえが、 俺にとってそばにあって欲しいものがそこにある。

くたばりぞこないの俺に 「又、出て来いよ」らしい(笑) どうにか開幕には来れました。 「何だろう、この気持」 やってらあ分かるかー。

よろしく

          雀鬼




というわけで今期も始まりました第39期雀鬼会。 本日の開幕戦では 金村師匠、多田さんという 両巨頭がいきなりぶつかることになりました。 どんなスタートとなるのか楽しみです。
会長、お疲れのところ申し訳ありませんが、 今期もよろしくお願いいたします。 全国の雀鬼会ファンの皆様も 応援のほどよろしくお願いします!!(緒方)

■2010年4月17日(土)  Vol.1318

どうにかこらえて、道場にやって来たら 出版社の方や 全国の企業をまとめるお偉いさんがやって来て 疲れている身心をさらにひどくしてくれる。

テレビより本は読む方だが、 哲学書を始めとする専門書には とてもとても手が出ない。
東京スポーツをながめるけど 日本経済新聞なんて 人生一度も読んだことはない。
社会のそれなりの人達が読むものには 俺の脳じゃついていけない。

一応、学生時代経営学の単位を取ったけど ずーっと100点満点だった。 だってあの種目は(笑)、 丸暗記しちゃえばその場の点数がとれた。 点数だけ取ったが、 あくる日から全てが消えて無くなっていた。

学生時代は楽しい何かもあったが、 小学校の時が一番思い出や楽しみがあって、 その延長の中学校も楽しんだが 高校ぐらいから入学してすぐに こんなとこから抜けたいなーと思った。
その上の学校も何かを学ぶというより 出来るだけ早く とっととそこを出てしまうことばかり考えていた。(笑)
俺にとっての学校、 いや学ぶってのはその程度。

社会に一歩出てすぐに 日本経済の大物や 政治家たちの姿を間近に見る機会があって、 こんな大人達だけにゃ決してなりたかねぇなー と強く思っちゃった。
望んでもそんな道へ進む才能はなかっただろうが、 俺の望みはかなえられている今がある。

ていうことで昨日は俺の気持ちも寒かったが、 外へ出ると雪まで落ちていて 久し上半身を裸になって外に立っていた。

          雀鬼




自分は昔、自己啓発系や哲学系の本を 少し読んでいた時期があったのですが、 今、思うと頭でっかちになるばかりで 何にもなんなかったなぁというか、 むしろそういうのを読んで 分かった気になっていた自分を思い返すと 恐いというか、恥ずかしいです。
ちなみに下北も昨日の深夜は 解けた雪が道路を凍らせたのか 本当に底冷えする寒さでした。(緒方)

■2010年4月16日(金) その3 Vol.1317

日本経営なんたら、お偉いさんが、アポイントもなく、 突然道場に現われる。
俺の大好きな桂花ラーメンを手土産に、 多分そちら側の熱意だが、 誠意の存在でも見せようとする手段が丸見え(笑) 全国の経営者が集う講演依頼。 集う方々は学んで努力を為さった方ばかりのはず。

俺のように、 「学ばない」 「努めて努力しない」 その上仕事は雀荘のオヤジ、 どこを取っても変てこりんの依頼。

一時間位いただろうか、 このような講演会なら、 講演者側も二つ返事で受けられるでしょうの問いに、
「ハイ」
と声が返って来る。 ところが俺っちは「ハイ」なんてとても言えねえ。

その方が帰る折り、 俺の気持ちを分かっていてくれる橋本は、 「招かざる客が来たもんだ」 ジーコなんて苦虫潰して怒り風(笑) だよなー。 2人の気持ちが俺を代弁してくれている。

ノックなんて桂花か、、、 会長はターローメンが好みなんだけど、 こりゃ作って出せませんっていう空気を作っている。

「ハイ」なんてとてもとても、 表の顔と裏の顔を、 とうの昔に感じておりやすってえことで、、、、、

          雀鬼




自分が思うに会長に御講演を依頼するにあたって、 まず日本経営云々という名前が良くないと思います。 雀鬼流と経済、経営は全く相容れないというか、 全然別物なんで、行っても間違い無く楽しくないし、 会長も気乗りされないんだろうと思います。
会長が実際に講演依頼を受けられるかどうかは、 自分等には全く計れないのですが、今回は、、、、(ジーコ)

■2010年4月16日(金) その2 Vol.1316

先月取材を受けた農業専門雑誌、 「アグリズム」 が届いて読んでみる。
農業の農も知らない分からない俺が、 編集長インタビューっていうこと、 表紙にどかんと太字で名が載っている。 麻雀と農業、 誰が考えたって結びつきは一つもないはずなんだが、 都会で育まれ都会で育ち都会で生活している俺と農業の現場が 読んでみると上手にまとめられている。
土からの恵み、植物から動物への生命の誕生、 その程度は感じているが、 農業と漁業、どちらかを選べと言われたら、 文句無しに漁師を選ぶ俺。 農業民族よりも狩猟民族時代を好み、 俺の御先祖様も、きっと鮫とかフカに至る(笑)
だがねえ我が一族の、 一番年かさのいかない孫が、 今だに元気で明るく楽しい時に発する言葉が、 「ジージ」と「葉っぱ」 これ以上の言葉なんて、 「いらねえよ」と納得している俺もいる(笑)
「ハッパ、ハッパ、ハッパ」 俺の血も流れているんだよなー。

          雀鬼




農業専門誌「Agrizm」6月号 (農業技術通信社)定価780円 の編集長インタビューで会長が対談しております。 自分はアグリズムを書店で見かけたことがないので、 注文しないと手に入らない本なのかもしれませんが、 興味がある方は是非読んでみて下さい。
会長は間違い無く狩猟は大得意、 お孫さんは葉っぱが大好きということですが、 同じ自然が相手ということで本質的には繋がっているんで、 問題無いのではないでしょうか?(ジーコ)

■2010年4月16日(金) Vol.1315

四月も半ばに入っても、凄く寒い。 そりゃ春ですから暖かい日もあったけど、 どすんと寒さがやってくる。

年老うとこの寒暖の差が身体に響くんです。 今日なんかまるで冷春、 パラオ用に買った防寒具、 スポーツ店で求めようと家を出たんだが、 「働く人の店」という外の現場で直接寒さ暑さを感じながら 作業をされる方々が買いに行く店で買ったもの。 値段も上下で3000円と安かった。
その時感じたんだけど、 そういう作業服専門の店で買物したの初めてだったけど、 俺も一日作業をする方々の仲間に入れて頂いたようで、 何か嬉しかったのを思い出す。
世界の一流ブランド店へ触れた時より、 何か人間らしさを取り戻したような気がした。 何から何まで贅沢三昧に溺れてきている己の真の姿を知る。

何日間だったか長い時間、 我が家から一歩も外に出ずにいた。 今まで体験しなかった情け無い時を過ごす。 俺の弱さを改めて教えてもらう。
今までそんな日々が無かっただけに感謝心も起きる。 ずーっと「作業人」でなかっただけに、 この頃、特に腹が空く感じが消えている。 これを食欲不振ていうのだろうか、 何か一つ一つの欲が削られているような感じ。

夕食の時間がくると、 何故か外から人が集まって来て、 一杯の飯も遠慮気味に食っている俺の周りで、 若い子供達はもの凄いスピードでおかわりを重ねる。 俺が必死で食べている飯をこいつ等は、 一口か二口で食い尽くしているよう、 その量があっという間に、 5倍か6倍と突き放される。


三月に風が吹いて、 四月に雨が降って、 豊かな5月がやって来るという、 風も雨も自然にとっては大切なもの。
先月も山間の中を雪の合い間に山桜の花びらが、 上へ真横へと吹き飛んでいるのを、 しばらく眺めていた。 花びら一枚でも生まれ育った親の木から、 遠い所へ向かって旅をしている。 風が自然を教えてくれる。

          雀鬼




今日は4月16日なんですが、 東京は雪が降るんじゃないかという程寒いです。 会長の御身体の具合が良くなく申し訳無いことながら、 明日から第39期雀鬼会が開幕される予定です。 会長どうかまた一期よろしくお願い致します。(ジーコ)

■2010年4月10日(土) Vol.1314

出版社から送られる出版物のゲラが、 俺だけの部屋の中に置かれている。
深くも重くも受け止めずサーと目を通すだけ。 何冊かをチェックすると、また何冊分のゲラが届く。
正直言って、どのゲラがどこの出版社のものかすらも 分からなくなることがある。
大概は向こう様から定められてどう出るかやったもの。 俺ん中じゃそれほどの熱心さも執着心もない。
多種多様なことを関った色々な担当から 伝えられているはずなんだが、 自分の中から消えたり忘れちゃっている。 仕事だろう、無責任だろと言われればそうかも知れない(笑)
先日も道場生の沓掛くんから 「耐える」っていう稿がおもしろかったですよネと言われても、 どの本の1ページなのかさえすぐに出てこない。
沓掛くんが本を持ち出して、 この本のこのページですとめくって見せてくれる。 確かにおもしろいネと他人事(笑)
「だいたい」と「多分」の中で生活してきた俺だから、 確信なんて消失しちゃっているのかも知れません。
道場生達は俺より数段 多くの知識や情報を持っている。 何らかの資格も努力して持っている。
その方面から自らを振り返ると、 俺の中は空っポに見てとれる。
だからこそ 彼等から多くの事を学べるんだよね。

          雀鬼




町田の沓掛です。 会長の本、何時も楽しく読ませて頂いております。 こういうこともあったなぁとか、 これはこの間おっしゃっていたことだなぁ、 なんて思いながら(楽しみながら)読むことが多いのですが、 これも道場で会長の近くにいさせて頂いているからこそ 感じられる楽しみだと思っています。 会長の本を読まれて感じることのあった方は是非、 道場に足を運ばれてみては如何でしょう? その後で本を読み返してみると、 きっと本の中から新たな楽しみが見つかると思います。
ちなみに上の「耐える」についてのページは 電車の中で思わず吹き出しそうになってしまいました。 どこかを知りたい方は詳細は 集英社からの最新刊「努力しない生き方」を!!(沓掛)

■2010年4月8日(木) Vol.1313

この間、今日は何にもないやと、 午後になって眠剤飲んで眠っちまう。
七時に何事もなく目が覚める。 家人から眠っている時に道場の橋本くんから 電話が入ったことを告げられ、 何気にバックの中のスケジュール表を眺めると、 五時から取材、 七時半からDVD関係の仕事が入ってたらしい。
予定を壊しちゃったのは初めてだが、 多分、俺の気持ちが入ってなかったこともあったんです。
仕方なく道場へかけつけて、 DVDの方の仕事を道場生等の力を借りて 深夜までやる。
これからはそういった 間が抜けたバックレが起きてしまうんでしょうネ。


相変わらず五時から取材っていうことで、 早目に出て再び全日本プロレスリング社長の武藤選手を見舞う。
桜の花は半分ほどに散っていたが、 病室に入ると痛々しい右足を伸ばして ベッドに座っている武藤くんが
「今日、先生が来るかな」
と、奥様と話していたところへ入る。
「今までマスコミが10社ばかり来てたんですよ」
「そりゃよかった。俺がいたら邪魔だったもんな」
「いや、先生が居てくれた方が絵になったんですよ」
と、残念そう。
さすが日本一のプロレスラー。 3時間ほどのきつい手術があって、 ひざのそばから親指大の骨のカケラ、 いや、固体を取り出し、周りの骨も削ったらしい。 それも20個ほど。
こんな状態のままリングの上で闘って来ていたんだから、 やっぱしプロレスラーでも武藤選手は凄いと思う。
リハビリをちゃんとやって、 近い内に再びあの憎めない可愛い顔で リングに立つことでしょうねぇー。

          雀鬼




ハイ、会長が手に持っているビンの中に入っている白い物体が、 武藤選手のヒザに入っていた骨らしいです。 デカイです、大きいです。 色々な意味でさすがプロレスラーだと思います。 そんな凄い武藤選手も 会長から見れば憎めない可愛い選手ということで、 早くリングに復帰して 御活躍されること願っております!(ジーコ)

■2010年4月7日(水) その3 Vol.1312

愛煙家である俺は タバコは害だの流れで肩身を狭くしている。
多分、俺が好むものの選択を誤った結果なんだろうが、 いまだに止める気がない。
禁煙だ、分煙だと行政が決めてくるが、 分煙された小さな箱の中で寄り集まって、 もうもうとした煙の中で吸うタバコはまずいし、 人間扱いされてない。
そのうちタバコ吸ったら 刑務所行きなんてなるのかしら。
西洋じゃ酒がタバコより害があるなんていう 小っこいニュースを見たことがある。 禁酒法や禁煙法が出来たら
「カポネ」
が喜ぶだろう。
道場中でもタバコ一箱買ったら一本没収なんていう 地方税みたいのが出来ちゃって、 俺なんか大概は道場でタバコを購買する。 それも一度に四箱。
その税品というか没収されたものは 生活が厳しくなったチャッペさんの所に集まる。
「生活が厳しくなったならタバコをやめなよ」
の声にも
「すぐにはムリ」
と返ってくる。
同じキノコ荘に住む恒ちゃんが 生活アドバイザー役になっているらしいが、 一日400円の小遣いに決定。
そのチャッペさんは恒ちゃんの前で
「一日、タバコ買って、コーヒー買って・・・  あぁー、新聞が買えない」
とつぶやいたらしい。
道場一の倹約家である金くんが、 食費や飲み物の消費方法をアドバイス。
「なるほどなー」と耳を傾けて 俺には出来そうもない話しを聞いていたら
「金さんが言っても納得感がないよ」
とチャッペの声がする。
食費を切り詰めて生活している 金さんの身体は確かにゴッツイ(笑)
今もチャッペさんを想って タバコを四箱買った俺がいる(笑)

          雀鬼




はい、説得力のない体型(苦笑)の金です。 世間では利権だなんだとギスギスする話しばかりですが、 町田道場ではチャッペさんを応援しようと 皆が色々な知恵や持ち物を持ち寄っています。
このテの話があるたびにすごいなーと思うのは、 突発的にこういう企画が決まっても、 道場生はみんな疑問もなく即乗ってきて、 誰一人「何に使うの?」とか「なんのために集めるの?」とか そういう疑問を聞いたことがありません。 それくらいの信頼感がある関係は、 きょうび親子や兄弟でもなかなかないなーと思うと 道場の温かみをありがたく思います。(金)

■2010年4月7日(水) その2 Vol.1311

「不安につけ込む商法に怒り」
と題して、健康食品を信じて通常の治療を拒み、 結果的に命を落とした患者の遺族の怒り。
色々な健康食品を試み、 ガンが消えたという本やインターネット情報を読み、 わらにもすがる思いに駆られ 100万以上の金を費やしても全く効果もなく、 最終的に手術をしたという声もある。
健康食品でガンが消えるのように宣伝し、 患者の不安につけ込んで商売する宣伝に惑わされて 大切な命や金を失わないようにの体験者からの声も聞く。
誰しもが願う自分と周りの者達の心身伴の健康。 しかし、誰しもが病を体験しなければならない。
「インフルエンザを避けるためには  自らがインフルエンザにかかる他ない」
と、誰かが申していた。
自然治癒力が必要であると思うが、 今日日のように余りにも健康商品に頼ることは かえって不健康に見える。
女性の方々の中には 「やせるためなら・・・」と強く願う者が多い。 必要以上に何かを願う気持が人間にはある。 そこをつけ込まれる。
「変えられるものは勇気を持ってして変え、  変えられないものは受け止めて素直になる」
自然食品を訴える者がベンツの新車に乗っていた。 奥さんのお父さんのガンを治したことで頂いたと言っていた。 その集団の先頭に走る女性も若くして病に倒れて亡くなった。
「病も気なり」も確かに一理あるが、 健康商品を追い求めた結果、 心身伴に不健康にたどり着いている者達を多く見る。
雀鬼会の道場にもそんな姿が近づいて来たことがある。 それを全て見届けてから俺はその分野をバチッと切り離した。
俺は幼少の頃から健康の有り難さは感じているが、 いまだに健康オタクやマニアからみれば かなり不健康な日々を重ねて来て今に至る。
「薬」という字も草冠に楽になると書く。 その昔のまた昔、 人々は草の中で食用になるものと毒草を 長い体験の上で身につけたのだろう。
毒草であるトリカブトも ほんの少量なら薬にもなるが、 多量に飲み続ければ死につながる。
西洋医学の薬だって 全ての人に通じるものではない。 それぞれの症状に対して、 飲む者にもそれぞれの症状となって現われる。
人として生命を頂いた以上、 老、病、死からは逃れられない。
子供の頃、虫くだしの薬も飲めなかった俺だったが、 何時の間にか薬を飲む身体に変化している。
薬の世話になっちゃオシマイだなと思いつつも、 飲んでいる今日この頃です(笑)

          雀鬼




「ハイ!では、お薬は控えめにして下さい!!」 ・・・と、自分は口が裂けても言えませんが、 会長、控えめにして下さい(笑) 現実として、守るためには つけ込まれないようになるしかないのは わかっているつもりですが、 本当に弱っている人のことを思うと やりきれない気持になります。(橋本)

■2010年4月7日(水) Vol.1310

元スタッフだった岩手県の松原んところで 男の子が生まれた。
女の子だったらこうよと 名前が決まっていたらしいが、 幸いにも(?)男の子が生まれた。
「現在、息子に名前が無いので、妻は息子を 『しょういち』と呼んでおります(汗)」
分かったよと、五つほどの名前から 2人で選びなさいと申したところ、 瞬間の折り返しの電話で 俺が本命だと思う名前を2人で選んだらしい。
松原も岩手県でタクシー会社を経営しているが、 自宅から道場へタクシーで来た車中、 「5〜6分でうかがいます」と言われて、 冷雨の中で外で立って待っていたが時が過ぎる。
「今日は何時より遅かったですよね」
「夕食時でドライバーが  あっちにもこっちにも居なかったんです」
事故防止や疲労のため、 食事後は一時間の休憩が厳守らしい。
「昔は10分で飯をかっこんで仕事をやれたんですよ」
業務前も飲酒検査が義務付けられて、 その範囲は警察の飲酒検査より数段厳しいらしく、 風邪薬やオロナミンを飲んでも 引っ掛かっちゃうらしい。
景気が悪い上での行政からの締め付け。 仕事ははかどらないは、 これじゃストレスもたまっちゃうだろうなー。
深夜2時過ぎの業務も禁止だという。 知事の松沢くん、いや成よ、 表向きのきれいさばかり求めたって嘘くせぇよ。
1,700名近い職員の処分者を出しておきながら、 一般業務者や市民を行政力で締め付けている。
権力は制度を作れる。 制度で市民を締め付ける。 そんな奴等の言うことを聞きたかねぇとは 子供だってそう思っちゃうんじゃねぇかい。

          雀鬼




岩手県出身のジーコさん、理絵ちゃん同様、 松原さんも会長が大好きで 大切にされているのが伝わってくる方です。 あ、でも、うちの岩手コンビは よく会長をこきつかってるから 一緒にしちゃ松原さんに悪いですね(笑) 機会があれば道場にも寄って頂きたいですし、 さらに機会があれば 別荘で遊べる日がくるといいなと思います。(橋本)

■2010年4月3日(土) その4 Vol.1309

俺なんかでも外へ出ると、 サインを求められることがある(笑)

先日行ったパラオで、 昼飯で寄ったパラオの島々の中で、 少ない数で砂地がある孤島で、 昼飯を放って、 俺を中心にして海の話しが始まる。

距離を置いたところから、 中年の白人さんが近付いて来て、 明らかに俺を狙ってカメラを回している。 「ファンか」と瞬間思ったが、 海外へ行った時、何度もあった体験が走る。

エジプトへ行った時も 米国やオーストラリアに行った時も、 見知らぬ外国の旅人から、
「写真撮っていいですか」
があった。 皆んなは俺の話に夢中だったが、 カメラで撮っている外国の方を呼ぶ。
「よろしかったら御一緒にどうぞ」 「どちらの国からですか?」 「ドイツ人で名をマイケルと言います」 「私はサクライです」
2人で写している姿を連れの方々が笑って眺めている。
「よろしかったらあの方達も」
マイケルの奥さんがビキニ姿で飛んで来る。 何故俺なんだろうと思っていたら奥さんから、 「禅の達人」に見えたという。 奥さんがあぐらをかいて俺に合わしてくれるので、 禅の座り方を示してあげる。

西洋の方々にはそっち方面に見えるらしいが、 パラオのコーディネイターの優なんか、 先に案内で逢ったのが、高槻塾の山田。 そのあくる年に家の親分を連れて来るよで、 優に出逢った訳なんだが、 山田を通して俺を見た優は最初は、 本物のその筋の親分が来たと思ったらしい。 まあ、優くんを責めることは出来ない(笑)

行きつけになったパラオの 本物のインド料理のマスターも、 一度逢っただけで憶えていたどころか待遇がいい。 今回も初日に皆して予約して行ったら、 外のベランダの食席の方は 地元の方々で何かのパーティーをやっていて、 我々は室内のテーブルが用意されている。
室内は禁煙、一服しに外へ出ると、 マスターが追ってきて、 気を使ってくれて、 パーティー会場の真ん中に俺達喫煙組の為に わざわざ席を作ってくれる。 パーティー会場の真ん中に 我々の丸いテーブルが出来る融通の良さ。
帰る晩にもう一度、 旨い味と良きインド人に逢いに行く。 帰り際、大切そうに包んだインド製の小瓶を、 サイン入りで俺だけにプレゼントしてくれる。

互いに生まれた国は違えども、 何か共感することがある。 着ていた雀鬼会T−シャツを脱いで上半身裸になる。 それを見たタージが 店のユニホームのポロシャツを瞬間脱いで、 互いにユニホーム交換。


良い仲間達に連れられて行った俺が、 旅の途中でも、 良き外国の方々と逢えたのです。

          雀鬼




本日4本目の文章、会長ありがとうございます。
会長は、会長のことを前情報として全く知らない外国の人達にも、 一目見ただけで只者では無いということが分かるのか、 何処に行かれても会長は歓迎されますし、人気があります。
外国の人達にも分かるんだなーと その感性に嬉しくなります。 日本では逆に全く知らない人達からは 何故かビビられたリもするんですが、、、(ジーコ)

■2010年4月3日(土) その3 Vol.1308

カニが続いて、すき焼きが続いていたんで、 今日は道場で寿司でも食うかなーと思って来たら、 早速、タイミング良く 雀鬼会私設応援団の関さんと黒澤さんから、 マグロがドサッと届いている。

こうやって、ああだこうだって、 HPに書いちまうから、 皆さんに御迷惑をかけちまうんだよな。

それにしても、 どうもこうタイミング良く、 良いことが起こるんだろう。 ありがたさと不思議さも感じております。
「神さん」の名は出したかないが、 「捨てる神もいれば拾う神もいる」 てかあ。
こんな言葉、麻雀やってら、 誰かがいらないよと卓上に捨てた牌を、 それ当たりと拾うもんもいるんだから、 当然ちゃ当然かもな。

          雀鬼




雀鬼会私設応援団の関さん、黒澤さん、 折りにふれて 大量のマグロを送って頂きありがとうございます。 しかも今回は会長がお寿司でも食べようかなーと、 思っていた所ということでタイミングバッチリです。 みんなでいただきま〜す!!(ジーコ)

■2010年4月3日(土) その2 Vol.1307

ハワイの田舎の自然の中で、 お子様と海で大騒ぎして 子供のように遊ばれたよしもとばななさんから メールが届く。 さすがと思えるメールの結びに、
「面白くないことでも  面白くなるようにユーモアで挑んで、  夢中で今日一日を終えて  ばったり眠れるかどうかだけが、  人間の生きる価値かもしれないな、  としみじみ感じました。」
とある。 そうだよなー、そうなんだ。 俺なんかでも、子供の頃そうだった。
ところがさあ、 この年になって夢中で生きちゃいないし、 ばったり眠れる日々なんて 一年を通してあったっけと思う生活をしている。

前々から薄々感じちゃいたんだが、
「人間の生きる価値から」
足を踏み外しちゃっている己がある。 そんな俺ですがせめても面白くあろう、 周りもその方向へ挑まそう と思う行動はやっちゃっています。


ばななさん、本当に一度もお逢いしたこともないこんな俺っちに、 毎度毎度のお心遣いありがとうございます。

          雀鬼




よしもとばななさん、 「努力しない生き方」の読了メールありがとうございました。 牌の音ではみんなして会長に続いて面白いことをやろう、 みんなで楽しもうを日々やっております。 苦しいこともたまにはあるんですが、 それも楽しみながら、、、を心掛けてます。(ジーコ)

■2010年4月3日(土) Vol.1306

全日本プロレスの社長さんである武藤敬司選手が、 膝の負傷の為、手術入院。

武藤くんとも古いつきあいになるが、 逢った頃からリングを降りると 一歩歩くにも痛みがひどくてつらそうだったが、 彼も日本を背負うプロレスラーの一人として、 リングに上がれば 痛みを見せずに試合をこなし続けてきていた。

少し電話で話した折、 入院先が御近所であることで、
「俺顔出すよ」
「先生が来て下さったら心強いです」
なんて会話があって、 今日入院先の病院に訪ねると、 彼の個室はもぬけの空で、 薄暗く人の居た気配すら感じない。
「奴はどこだ、、、」と、
ナースステーションに尋ねたら、
「外泊です」
「、、、、。ウム」
仕方が無いんで、 家人や孫達と そのまま広い病院の庭内で桜の満開を眺める。 その足で川辺辺りに咲く、桜の名所にまで足を伸ばし、 お見舞いが桜見に変わってしまう。

孫は桜の花よりも、 その下で誰の目にも止まらぬ、 雑草を見つけて、
「ハッパ、ハッパ」
と大喜び。
「美しく咲く花には誰もが目にいく。  しかし、そのそば等の  名も知らぬ雑草に目がいくことが愛なんだ。」
と学んだことがある。 やっぱり俺や家人や大人達よりも、 幼子は、自然と愛あるものを選んでいるんだよなー。


人の居ぬ部屋にお見舞いの花を置いてきた。 俺なんて全く持っての愛知らずの バカもんかも知れませんネ(笑)

          雀鬼




会長がお見舞いのお花を持って 武藤選手の病室を訪ねたのですが、 残念ながら外泊中ということでお留守でした。 自分も同行させて頂いており、 そのまま庭でアオトくんと ハッパと土でしばらく遊びながら、 そういえば自分も昔は土いじりをして遊んでたなー と思い出しました。
アオトくんは本当に緑のハッパの方が大好きで、 見事に咲き誇る桜の花には、あんまり興味を示しません。 会長も普段から 花より葉の方がいいとおっしゃっていますが、 アオトくんも見事にそうなってます。(ジーコ)

■2010年4月2日(金)その2  Vol.1305

雀鬼会本選が終わって、 第38期の小冊子が配られた。 それぞれの選手達が自分や周りがやった事や気付いた事を、 それぞれの感性で書かれている。

俺の勝手な評価だったが、 やっぱし、 下北で孤軍奮闘したしげる委員長の文が心に残った。 今川のも面白い。 町田の下っ端だが水野の文も良い。 居たんだか居なかったのか、 さっぱり分からんが NHKのキャスターの目もいいとこ突いている。 本部以外じゃあれほど固定観念が強くて 上から目線の知ったかぶり小僧だった、 仁尾の心が拡がったようで面白く読ませてもらった。

雀力じゃとても劣るものでも、 的を射る者には書き残す文章も活きている。

正直言って一番面白くも無く、 心一つ見えなかったのが我等の花ちゃん。 花ちゃんを責めるつもりは一つも無いんだが、 これも彼の性分なのだろう。 多分小冊子を読んだ者達には 元小冊子編集長の文が一番冷めて感じた事だろう。

それについて花ちゃんから一答がくればいいんですがね(笑)

          雀鬼




毎期、自主制作し続けている雀鬼会小冊子。 今期も作られたのですが、会長の小冊子だけで読める文や、 会長から面白いと評価を頂いたしげる委員長や今川さん、 水野、キャスター、仁尾さんの文章などなど、 そして冷めてると言われる花岡さんの文章の内容は一体どんななのか?! これは興味をそそられます。 今期も1200円位で一般販売されると思いますので、 購入希望の方は続報をお待ち下さい。 それでは花岡さん、御一答お願いします。(ジーコ)

下北の緒方がこの夜中に家出だそうで、 久々にアップ作業をやっている花岡です。
自分も、全く自分を責めるつもりはありませんが(笑 あれは、ひどいですね。 あまりに、時間が空いてしまったので、 全く前期のことが思い出せませんでした。
今期編集長のこじさぶには、 「会長のつっこみまちですか?この短さは!!」と つっこまれていたにもかかわらず直す暇なし! さすが、やってるひとは、よく見えてます。
初めてだし、本当にひとりでやっていたので、 めちゃくちゃ大変だったと思います。 こればっかりはやらんと分からないと思います。 本当にご苦労様でした。 ありがとう!こじさん。(花岡)

■2010年4月2日(金)  Vol.1304

パラオで遊んじゃって、 その後、目一杯の疲れが出ちゃって、 すぐにやるべき事に手を出せなかったせいで仕事が詰まる。 原稿書いたり数冊の出版物のゲラをチェックしたり、 朝までお仕事が続く。

そん中に、 身近な者や、それに準ずる者達から「一大事」が届く。 追い込まれた者達は、 パニック状態になり易いのを 冷静に受け止めてどうにか食い止めなければならない。

今日日、とば口に健康や心に良いものを置いといて、 弱った者や熱心つうかオタクマニア系の者達が餌に食いつくと、 どんどん次から次へと、 良いよ良いよという方へ引き込んで行って洗脳される。 手口は巧妙で一般の人達には気付きにくいが、 やってる事は皆んな一緒。 気がつかぬままに恐ろしいドツボにはまっている。

今流行りの有機野菜だって社会的に反逆の立場に合った者達が、 密かに売り出したものが多い。 成田闘争で紛争した〇〇派が成田の農地で有機野菜を作ったり、 世を騒がした新興宗教の信者達も、 教団運営費捻出の一部の為にそっち方面に目を付ける。

良いことをやっているつもりが、 ドツボにはまるって恐いよネ。

ロシアで頻繁に起きている自爆テロも、 社会悪を感じて自らを正当化させて、 女性達が自爆テロまで行き着く。
物事を良否で問うことは難しいことのはずなんだが、 人はそちら方面に真っしぐらに向かう者もいる。
米国や欧州でカトリック聖職者による少年への、 性的虐待が表面化されつつあって、 バチカンのローマ法王まで揺らいでいる。 1950年から24年の間で 200人以上の児童に性的虐待を行なったと、 米国の聴覚障害者の学校に勤務する神父が問題視されている。 聖職を表面に出しながら、 犬畜生にも劣る非道な行為を繰り返す。 その神父にしたって氷山の一角。 東南アジアの貧困の国でも、 幼い子供達が聖職者達の歪んだ快楽の 道具にされている集団を見たこともある。

神や仏も信じるが為の悪行の限り。 信じることは病いへの道なんだろうか、 そうであればその道は限り無く恐怖となって存在する。

          雀鬼




神や仏を信じる、何であれ信じ過ぎるのは良くないんでしょうが、 良いことしてると思うと歯止めが利かなくなるんで、 その分良いことの方が怖いなーと思います。 自分もオタクマニア系なんで突っ走らないように気を付けます。(ジーコ)

■2010年4月1日(木) その2 Vol.1303

集英社から出版された、
「努力しない生き方」
著者は雀荘のオヤジであるが、 ジーコ予想通り発売されて一週間ぐらいで、 15000部の重版、 初版が2万数千冊だったから、 やっぱ集英社さんもやるなーと思った。


麻雀発祥の地である中国では 「亡国の遊戯」とされた麻雀。 賭け事は身上をつぶすと 子供の頃に母親から教わった。
そんな麻雀を生業とする俺の能書きばかりの本が 何故売れるんでしょうか、 社会は何となく 「亡国」の姿を感じ取っているのかも知れない。
俺自身も麻雀に長く携わることで、 亡国とまでもいかないが、 「亡人の遊戯」 である姿を周りで多く見てきた。
人の生命は一人一人は何時か必ず亡びる。 それを知ってか、 社会も亡びる方向へ向かっていくのだろうか。

ハイチ地震でゴルフ場に避難した住民が 雨が降ったら恐ろしい病いがと恐れ、 先日旅したパラオでは降るべき時期に雨が降らずに、 一般家庭では断水状態となり、 飲み水や大便の処置に数ヶ月困ったそうだ。
我々が向かう先の海の側らにある多くの島々の緑が 心持ちか、色褪せて黄味を帯びていた。 雨を必要とする木々達も弱り、 土の上の木々達が弱れば海の中も弱った方へ変化する。 砂地もどんどん削られて狭くなっていく。

アフリカでも渇水が続いて、 植物が減少して草食動物が充分な食べ物にありつけず、 弱った動きしか出来ず、 ライオンや肉食動物が 容易く獲物を捕らえる事が出来るようになって、 生命のバランスシートを崩しているという。

この地球で 容易く生きられるように生きてきた近代国家、 その中に我々も含まれる。
国家の力、国家の豊かさの裏に何が起きてんだろうか、、、、。

          雀鬼




3月17日に集英社より発売された「努力しない生き方」は、 大手出版社だけあって 近所の本屋さんでも大きく取り扱ってくれてます。 竹書房の本も内容はいいので 頑張って欲しいのですが、、、、、(ジーコ)

■2010年4月1日(木) Vol.1302

内輪だけの本音というか、 本性を醸し出したマグロ大会を、 酔っ払った金村総括部長の一声から始まって、 ドクター清水が協賛、 そのドクターがすぐにビール飲んでいいですかと、 缶ビールを何本も開けちゃあ話になりません。
「夕食におにぎり2個に焼き鳥二本づつ」 の声が上がるが、 気付くと俺んところにおにぎり一個、 典ちゃんと半分づつ食べて 焼き鳥を一本を取りに行ったら、 全て食べられていた(笑)

マグロ大会があったよと伝えたら、 雀鬼会私的応援団マグロ屋を名乗る関さん黒澤さんから、 間に合ってませんでしたが、 早速本物のマグロを送りますとメールが届く。

昨晩も食ったんだが、 先日、山形牛のすき焼きを用意してもらっていたら、 娘が岐阜から帰って来て、 近辺で獲れたばかりのウナギの蒲焼をお土産に持ってくる。 そこへ何と俺の一等好きな毛ガニがどさっと届く。 昨年の道場誕生日の日に、 見学に来ていた伊藤さんの奥さんからだった。
「今年も三月には道場の方へ  カニを持って見学に行きたいー!  と語っていた夫ですが職務の為、  ハイチ復興支援で現地に入っており、、、」
と一年前と変わらぬ達筆で 心温かい手紙まで頂戴する。 ハイチ地震で住居を失い、 山腹にあるゴルフ場で5万人近い人達が生活している。 その人々も被害を受けた120万人の一部である。 雨が降るとゴルフ場の傾斜地は 危険な病気が蔓延する泥地へと変わる。 とどこかで読んだ。

伊藤さんは職務とはいえ、 そんな危険な所へ身を置いているのに、 のこのこ暮らしている俺なんかの所へ 高価なカニなんか送ってくれる、、、。 嬉しいのと悲しいのと情け無い気持ちが俺ん中で走る。
「いいのかよこれで」 「だめだろう俺は」
と、伊藤さんの気持ちと自分の気持ちを計りながら、 山形高級牛も岐阜の特産であるウナギの蒲焼には手を出さず、 家人と2人して、
「ありがたいよなー、  こんな旨いカニ初めて食ったよ」
と少々甘味のカニにショッパイ自分の味が入り込む。

昨年確かに伊藤さんに初めて逢って、 確かおにぎりを一個お裾分けした思いがあるが、 たった一個のおにぎりが ダンボール一杯の毛ガニに化けるとは、、、。

伊藤しのぶさん、 カニ食ってあんなにも情けなくなり、 涙目にもなってしまいました。 その次の日も又次の日も、 同じ気持ちで旨いカニを食させて頂きました。


道場生達も伊藤御夫妻の もの凄い温ったかい気持ちも知らずに、
「こりゃ旨い旨い」
と顔を合わせて食べているのを、 少し離れたところから眺めて、 こいつ等この「カニの味」を、 分かるんかなーと見てました。

          雀鬼




ハイ、誠に申し訳ありませんが よく分からなかったと思います。 「昨年来られた伊藤さんから頂いたカニですよー」 と言っても、 みんなひたすら美味しい美味しいと食べるのに夢中で、 誰から頂いたのかもわかってなかったと思います。 今川さんなんてずーっと食べていましたよ。 自分も頂きましたが、本当に美味しいカニでした。 伊藤御夫妻様ありがとうございました。(ジーコ)

 

■2010年3月30日(火) Vol.1301

パラオから帰ってすぐに 道場誕生日があって選手達が集まる。 高槻塾や名古屋のパラオ組もこの日を祝う。 麻雀大会と表彰式を兼ねた大切な日、 だったのですが・・・。
清水ドクターとその奥さんの典代さんがやって来てから 一気におかしな方向へ行っちゃった。
名目は「マグロ大会」と訳が分からん冠があったんだが、 開始早々から見ちゃいけないものを見ちまって、 危ないっていうか、人の持つ恐さを感じてしまった。
今まで共感、共鳴、一体感を何時でも作り上げられていた道場生が、 どうしたことか次から次へとチャッペ以下の様相を見せる。
試合は一応やってんだが、 誰一人俺の言うことを聞いちゃくれないどころか、 俺の存在すら目の前に居ても全くの無視状態が生まれる。
人の持つそれぞれの恐さを感じていたんだが、 笑いながら
「今日のお前ら22年間で皆して最低だ!!」
と述べても我れ関せず。 スタッフまで含めて全員俺の存在を無視して 全員がそれぞれの自我の中に落ちていく。
普段、チャッペのことを ああだこうだと突っ込んでいる全員が チャッペ以下になる。
何も語らない者、勝手にベラベラしゃべっている者、 すぐにマグロ大会らしく床に寝込んでいる者もいる。
「大丈夫かい」
と声を掛ければ、若手から
「なにが!? ああーん!? 知んねぇよ!!」
と返ってくる。
全員が自分の持つ最低のものを出しながら、 俺の言うこと、行動も全くの無視。
まさに
「信じられねぇ」
とはこの日の事。
四天王の金村も佐々木も多田も勝手にやってるだけ。
「ウィー、3,900点。  今日の俺、巷のフリー雀荘。  結構こういう自分が好きなんだぁー」
と佐々木が吠える。
あの佐々木が、オオ恐い。 そば等で金村が佐々木に向って 「ラリ秀」と声を飛ばせば、 何だい「ラリ金」と佐々木が返す。
有り得ない、こんな姿絶対有り得ない。 これほどの悪夢が目の前で・・・。
全員やることがメチャクチャなので、 俺が混み合う通路を歩こうとすれば 道を譲ってくれるどころか、 前を塞ぐ者、ぶつかってくる者もいる。
22年間かかって作り上げたものを 一瞬に皆して壊している。
俺の生命線である道場が最低、最悪。 道場は俺のもんでもあるが、道場生のものでもあるので、 笑って彼等が起こす全ての罪を見守るしかない俺がいる。
あのチャッペが真っ当に見える光景(笑) 正直言って、集まった者達が皆して 壊れてしまっている姿を現実に見てしまう。
それぞれが「私」であるんだが これほどまでの
「私の壁」
を目の当たりにするとは・・・。
試合を止めて表彰式に移っても、 一期皆して頑張った者達が皆して無気力状態。
頑張って頑張ってこの日を迎えた者なのに、 ソファーでグーグー、床でグーグー。 誰一人やる気がない中、 大切な表彰式をどうにかやってしまう。
あっちにもこっちにもチャッペ以下の道場生ばかり。 道場生の真の姿を見せて頂いたが、 今から皆してチャッペ先生を見習うべし姿が残った。
あーあ、悪夢って現実にあるんだよなー。 最低、最悪の誕生日、ありかとネ(泣)

          雀鬼




ついに本性を現わしたスタッフ&道場生!! これが22年前だったら会長のグーグーが 飛び交ってたとこでしょうかね!?多田さん。 22周年でヨカッタヨカッタ・・・(橋本)

22周年おめでとうございます。 当日はスタッフがぐうたらなもんだから、 我々がしっかりしなければと思っておりましたが、 いやいや麻雀大会は誰が勝ったのか? 表彰式では誰が表彰されたのか? よく思い出せないのです。
会長の話し?う〜んよくおぼえてないなぁ。 ところどころ自分も寝てたからね。 でも、こんな日が牌の音に来るなんて・・。 なんだか、幸せでしたねぇ。(多田)


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