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■2009年11月20日(金)その2  Vol.1220

自分の意志じゃないかも知れないが、 鬼打ちというとてつもない連続性を 保っていたチャッペが足を止めた。
雨の日も風の日も毎日 少々高い山へ登ったり 下りたりしていたチャッペを皆して後押し。
先日の本戦予選最終日に チャッペがチャコちゃんに 身体を張って変身してくれる。
プライドを捨て、 屈辱、変態の中へ一人突っ込む。
一生懸命みんなのために頑張って 努力しますよと売ってくる男は ほとんどたいしたことはネェ。
社会常識的価値や能力はそれなりに必要だろうが、 己の身体を張って 全てマイナス条件が揃っている方向に身を置く。
人はどんな型でも 認められていたいという性が強くある。
英国の女性に対しての犯行容疑で捕らえられた男にも 1000人近いファンクラブのような 憧れの存在が生まれているらしい。
良否からすれば、その男にかかる行為は 非道なことに決まっているのに、 少し前なら通用していた常識も、 今日日のどんな社会制度の中の 装った常識に狂の部分を感じて、 自らに流れ込んでしまった狂の分野が 常識と非常識の中で連動しているんだろうか。
悪には悪を持ってから、 狂には狂を持ってしてしのぐ。
捕らえられたあの男のファンクラブの存在の裏に、 狂の分野を見い出すことも数多い。
雀鬼会も前期は厳しさもつらさも全部包み込んで、 出てきたのは「楽しかったな」 今期は楽しさより苦しみの方が比重がかかって見えた。
そこで救済処置として、 我らがエース、チャッペが登場。
チャッペはピエロになって嫌だったろうが、 何人の者達が救われたことだろう。
昔、俺が少々つらくて悲しかった時、 それを知らぬ北海の方から 大きなピエロを送って頂いたことがある。
ピエロをじっと眺めていたら、 ピエロと自分が重なって気分が変換する。
貧しかろうが、悲しみやつらさがあろうが、 ピエロは我が身の負を捨てて、 大衆に笑いや楽しさを差し出す。 俺もピエロでいいやと思えた時を思い出す。
チャッペがチャコちゃんに一日変身したけんど、 俺だってあのぐらいのことならヘッチャラで出来る(笑)
プライドって高貴な存在であること、 それを求めてみんなして社会的価値観を追っている。
社会的には欠落していようが、 生きとし生きる者として
「誇り高き男」
が根っ子にあったらいいよなー。

          雀鬼




ハーイ!チャコでーす!! あの日の試合は最高だったですわ。(チャコ風?) 道場では常にいろんな球が飛びかい、 あの日、自分はチャコをやりましたが、 やった感想として良かったことは、 失うものは何もない気持ちになれたことと、 会長やみんなが喜んでくれたことでした。 道場で飛びかう球には何かしら意味があって、 難しいことは当然わかりませんが、 やってみて、自分を捨てる、 みんなのため等々の意味があるのだと思いました。 

■2009年11月20日(金)  Vol.1219

俺の好みを知っている娘が、 毎日のように一才を少し過ぎた孫を 俺のそばへ連れて来てくれる。

少々前に脳が動き出したのを観察していたら、 次はヨチヨチ歩きが出来るようになっている。 俺のベットのそばに積み重ねて置いてある トレーナーやTシャツをいじり出す。 悪戯じゃないものを感じて、
「アオちゃんお手伝いありがとう」
と何度も声を掛ける。 何時もなら手に取ったものを床に放り出してしまう動きが、 四列に並んだTシャツやトレーナーの上を移動するだけ。 親や大人達がやっていたことを見ていたのだろう。
「お手伝いありがとうネ」
のそばから、 たたまれたTシャツがクチャクチャになって移動する。

興味を持って好きなことをやっているが、 我々大人がやっていることを良否に関わらず、 マネする環境が存在する。 子供が間違った道へ進んだら、その子の資質もあろうが、 半分は大人達が作った環境が左右するんだろうな。

そばに来てくれてありがとう。 毎日遊んでくれてありがとう。 こんな幼い孫にもやってやっていることが、 やってもらっている側に移ってしまう。
我れは罪深い大人だが、 孫のアオトはまだ一つも罪を犯してない。

          雀鬼




会長のお孫さん、アオトくんは最高に可愛いですからね。 道場に飾られていたり置いてある 会長とアオトくんの写真を見ては、 「やっぱりアオちゃんは可愛いなー」 と自分も見る度に思っております。(ジーコ)

■2009年11月18日(水)  Vol.1218

昼に目が覚める。
「今日かあ!!」
「ソウヨ」と返ってくる。 忘れていた、知らなかった。 仕方が無く車に乗り込む。 着いた先は病院、 じゃないけど、 伊豆の修善寺。
毎年この頃になると家人に拉致されて、 先方が勝手に決めてある宿に連れてかれる。 着いた先の宿は人気宿だというが、 俺にとっては初めての所。 女性好みの露天付きのそれなりの部屋。 宿の心遣いかどこもかしこも段差が無い。 行くしかねえから早々と一っ風呂を浴びに行く。 山ん中の紅葉も今イチ、 露天風呂も大したことはない。 風情が今イチだなーと一人風呂をとっととあがると、 足元が危ない目すら見えにくそうな御年配の老人が、 一つ一つ何かを探すように入って来る。 お手を貸してあげて湯まで御案内。 温泉なんだが介護施設なのか、 我が少し先を思って少々淋しくなる。
部屋へ戻るとゆっくりとか、 のんびりという気持ちが一つも湧いてこない。
「夕食、食わずにもう帰ろうや」
と本音が出てくる。 のんびりでない退屈がどんどん出てくる。 俺の大嫌いな退屈。 高い金を払ってまで退屈を買っている(笑) 俺が飲める人なら、 この退屈を酒で紛らわすことが出来ようが、 午後の紅茶ではどうしようもない。 宿が良いって言われても、 ただで居られる我が家の方がずーっといい。 子供のように退屈と家に帰りたいが交互に出てくる。 俺達どうも結婚記念日で来てるらしい(笑)
枕を下に横になって人生を振り返る。 俺の人生で一番、苦労っていうか、辛抱っていうか、 そんなものがあったとしたら、 結婚生活だけだと答えが出る(笑) 他人様に比べて苦労も努力もしてこなかった俺だが、 結婚生活だけは一端の苦労をしたと言える。
贅沢な宿だって退屈には変わらない。 あくる日はその延長がもう一日あるという。 箱根の山を越えて奥湯河原に向かう。 予約が必要な粋な蕎麦屋に顔を出して見ると、 どうぞと大きな部屋に案内される。 こちらは大きなガラス窓から、 真っ赤な紅葉が写り、 蕎麦の味をぐーんと旨くさせてくれる。 宿も前日を越えてグレードアップ。 さすが贅沢三昧の家人がやることはそれなり。
広い玄関を入ると、 上がり風呂に5畳の部屋があり、 19畳の本宅と8畳間が2部屋あって、 衣装替えの小部屋まで揃っている。 長い縁側から一枚ガラスの向こうに、 紅葉が映える山肌が見える。 こちらと自然なら何時間でも見てられ、 昨日までの退屈感が徐々に薄れていく。

広い部屋構えに、 ふと道場生の恒、小鉄、チャッペの3人が同居する、 狭くて汚いキノコ荘を思い出し、 「スマン」と頭を下げる俺がいる。
小雨が降る天空の露天風呂へバスタオルを被って一人でつかる。 白黒の風景の中に、 雲流が美しい姿を見せていた。 風呂から上がると見知った男から頭を下げられる。
「うーん誰」
と思って流したら、 その男は元メジャーリーグの野球の選手。 そういえば先ほどの蕎麦屋の出口でも、 勢いよく入って来た先頭の男も俺を見て、 ソーッと頭を下げた。 その男もそれなりのゴルファーだったっけ。
退屈だった俺だったが、 贅沢な宿でも、 贅を尽くした料理でもなく、 もちろん連れの家人でもない、 山や木々や雲に少々和みを恵んで頂きました。
そろそろ俺もパソコン習って酒でも飲めるようにならねば、 いけませんかねえ(笑)

          雀鬼




一日目は今一だった宿も、二日目は良い宿だったようで良かったです。 やはり会長に満足して頂くには自然が一番のようです。 高級な宿とは大違いのキノコ荘はボロイうえに自然も無いので、 いいところは人だけですね。(ジーコ)
パソコンが出来る様になってもいいことはありません。 そういえば麻雀じゃないですが、自分もパソコンをひとに 勧めることはないですね。やらないで済む人はさわらない方がいいです(笑) 写真には今週末の全国大会までのカウントダウンが貼ってありますね。 今年は見学の方も募りまた楽しみな一日になりそうです。(花岡)

■2009年11月15日(日)  Vol.1217

昨日は楽しかったよな。
忙しい日々というか、 色々予定に追われそうなんで、 とっとと、 原稿一本あげて、 第38期雀鬼会本戦の下北、町田両道場の最終予選、 特別ゲストのチャコを迎えて、 選手全員でワッショイワッショイ。
打ち手には金村と多田の両雄がいて、 見事な「A評価」を取る。
何人かの見学者が来ていたが、 こちとらは外部の常識になんて合わすこともなく、 仲間内で楽しい空間作りをする。 少々厳しい試合を終えればシリアスの場が一気にお笑いの場になる。 見学に来ていた初めてお逢いした女性にも、 その輪の中に入ってもらう。 知ったことはねえが、 その方々は世界チャンピオンのお連れさんだった。 後からやって来た世界チャンピオンは、 何と18年連続世界のチャンピオンになった人だという。
「ふーん」
という感じで世界チャンピオンの話を聞いている。 どうもラジコンカーのチャンピオンらしい。 俺ってゲームっつうかメカとか車にゃ全く興味がないじゃん(笑) レーサーの亡くなったセナぐらいは知っているが、 ラジコンカーは子供達に買ってあげたことがあっても俺はタッチしない、 俺の一ファンであるといういうことはありがたいが、 それ以上のものでもない。 先に来ていたお連れさんも、 民放のアナウンサーだったり、 料理研究家だったり、外食産業の経営にタッチしてるらしいが、 どちらのお客様にしろ、 こちとらは失礼ながら、 客人として迎えることもなく、 その場だけの仲間になってもらった。
深夜を迎える頃になると、 今川とヤンマーの小さな誕生日会が突然開かれる。 一日が忙しいというより、 何かが連続して進み行なわれただけ、

その流れで今月も昼から月例会一回戦が終わった頃、 宅配便がでかいダンボール箱を届けてくれる。 開けたら、 俺にピッタシのミキハウスのユニホームが入っている。 お手紙も入っていたので、 理絵ちゃんが皆んなの前で読み伝える。 耳をそば立て聞いていたら、 早速着させて頂いている。 ミキハウスのユニホームは早矢香が何かの大会で優勝した時に、 身につけたものらしい。 それにしても、 早矢香と俺とは体格がピッタシ。 今度もし、 もう一度俺が卓球をやるようなことがあったら、 このユニホームを勝負服として闘ってみると強く心に決めた。
早矢香も今はインド。 世界をまたにかけて奮闘している。 この俺はそれに比べ毎日楽しい遊びを探して遊んでいる。 大きな違いだネ、 いいんだ俺はそれでなー。

          雀鬼




牌の音にいると日々色々なことが起こります。 昨日は雀鬼会の最中に謎の女性?チャッコさんが現われ、 みんなの緊張をいい具合にほぐしてくれました。 見学者の方々も雀鬼会は一体何をやっているんだと思ったことでしょう。 そして今日は月イチ11月の月例会。 その最中に平野早矢香さんより素敵なプレゼントが届きました。 それにしても会長のユニホーム姿は、 ピッタシというより、 ピッタシ過ぎる感じが致します。 平野さんステキな贈り物ありがとうございました。(ジーコ)

■2009年11月14日(土)  Vol.1216

以前、悪のりして 俺の好きなカニは毛ガニか越前ガニだよ、 なんて書いてしまったら、 大阪のO社長から98cmもある極上の越前ガニが届く。
やっちまった!! と少し反省したが、 越前ガニには勝てずさっそく一人で平らげてしまう。 俺ってほとんどとんでもねぇ奴なんです。
まぁ聞いて下さいよ。 この越前ガニはネ、 「三国の主」の名付けられるほどの半ぱな品じゃないんだよ。 人間でいえば人間国宝みたいなカニを平らげてしまう俺は、 本当とんでもねぇ奴です。
このカニは三国産越前ガニの中でも とびぬけて大きい最大級の越前ガニで、 地元でも稀にしか目にすることしか出来ないカニで、 十一月から三月までの漁期のうちでも めったにとれない希少価値の高い最高級の品質で、 特上のずーっと上のカニで極上ガニと言われ、 天皇陛下に献上されるようなお品なんです。
陛下に献上されるような最高級のお品を、 場末に棲む一匹の鬼と言われる俺が食っちまう。 せこい話をするようで何ですが、 一匹十万余りのお品なんですよ。 それを一人でぺロリと食っちまう。 俺ってとんでもねぇじゃありませんか。
俺も当地の十万クラスの宿で越前ガニを食したが、 まるで姿型も味も極上の感を しっかりと感じてしまいました。
O社長は大社長だから、 昔ラジオ番組を買っちゃって、 その道のトップの方々をゲストに呼んで 司会を進行して道楽をやっていた。 そん時この俺も第一回目と最終回に招いて下さって、 くだらん話しか出来なかったことを思い出す。
O社長にはお世話になり めんどうばっかりかけている俺なのに、 この度は又献上品まで頂いしちゃって、 やっぱ鬼はやることも最悪だよな。
我が家で一匹十万クラスの食事をしちゃって、 そのあくる日は 道場生等と480円の日本そばを食っている。 このギャップってどうよ。
まぁ食っちまったものは戻せませんてか(笑) すんません。毎度毎度。

          雀鬼




会長が毎日高価で美味しいものを食べられている、 と思っている方がHP読者にはいらっしゃるかもしれませんが、 実はそんなこともなく、 480円の日本そばはもちろん、 450円のラーメンとか、100円のチョコレートとか、 僕等と変らないようなものも食べられています。
単純にそういったものも「美味しい」 と思われるところもあるでしょうし、 また、それが「土に還る」ということにも つながっているのかもしれません。
それにしても、全国の会長ファンから送られてくる 「美味しいものシリーズ」には、 毎回驚かされるばかりです(笑)(小島)

■2009年11月13日(金)その2  Vol.1215

徹夜明けで道場に来て、ちょいと原稿書いて、 サイン本を50冊さぁーとやっちまって、 ボーとしていたところに國方署長殿がやって来る。
毎度のことながら、國方さんの身心の熱さが 道場の温度を一気に10度近く上げてしまう。
遠くに居ても存在が熱いのに、 近くに寄られるとサウナのような熱気にあてられる。 徹夜明けの俺の身体じゃ5分ももたない。
あの方は名刑事らしいけど、 狭い取調室で閉じ込められて あの汗臭さで追い込められちゃったら、 俺なんかあることないことしゃべっちまって 瞬間で落ちてしまう。 体は人を現わすっていうけど本当だよな。
外は12月の寒さだっていうのに、 國方さん一人で換気をしなけりゃならないほど道場が・・・
國方署長殿、 外の掃除も良いけれど、先ず御自分の汗臭さを どうにかなさることが先決だと思うんですが、 お仕事上必要なら今のままで結構です(笑)

          雀鬼




来週香川に帰られるということで ごあいさつにいらっしゃった國方署長。 今度いらっしゃった時は 小鉄さんの体臭チェックを通過できた場合のみ 入道場可となりますので御了承ください。(橋本)

■2009年11月13日(金)  Vol.1214

夜の九時に雨がシトシト降り出した。 すぐに雨足が遠くなる。 明日は年一回のソフトボールの日。 21年、我々の願いが通じてグランドを 走り回れていたもんだが、今年は何だか その願いも出て来ず、たまにゃ雨で中止もいいじゃんか と割り切っていたら、なら降らせるよと 一晩中強い雨が降り続く。 21年間思った通りやれて、 今年も思っていたようにドシャ降りとなる。
10年余り若かった頃は、朝から夕方まで 一日五試合ぐらいぶっ続けで グランドの土の上で走り回って遊べたものが、 今じゃ体が言うことを聞いちゃくれない。 平日で会社を休んでまでも予定に入れてくれていた 道場生等の楽しみを、俺の身勝手でつぶしてしまう。 やっぱ俺って、悪党なり、ですよね(笑)
ソフトが出来ないっていうことで、体育館を借りて 畳の上で格闘技をやるという一報が入って、 行ってみたら狭い体育館に卓球台が4台あって、 既に皆して遊んでいる。
卓球かよ、つまんねぇ!! と久し体育館の板の間に座って眺めている。 卓球なんかやらねえよ、少し見て帰ろうと 思っていたんだが、少しだけ身体を動かしたくなって ラケットを握る。 卓球なんか小学生以来、後は安い温泉場で ちょこっとやったぐらい。 そこに何時もの楽しい仲間達がいて、 やりたがらなかった卓球も面白くなる。 卓球台ってこんな低かったっけと ヘボイ玉を受け渡す。 すぐに体が熱くなって汗が滴る。
「誰か早矢香を呼べ」
と日本チャンピオンを思い出す。
「俺が卓球やってるっていうのに、  早矢香は何故ここにいない」
と勝手に能書きをほざいている。 早矢香早矢香とほざいている割には、 こんなヘボ爺の姿は絶対見せられねぇのが本音(笑)
ソフトほどじゃないがそれなりに楽しんで、 近場の温泉で汗を流し、雨の一日が終わり 我が家でキノコ荘の連中と歌田で コーヒーを飲みながら笑い話をした。
温泉場で休んでいる時、日本チャンピオンの 平野早矢香様から電話が入る。 インドでアジア選手権を戦うらしい。 早矢香様、俺の分まで頑張ってきてちょうだいね。
卓球ときたら愛ちゃんじゃなくて 早矢香一本だからね。

          雀鬼





初めてソフトボールが中止になり、 卓球大会が行なわれました。 思っていたよりもとても楽しく、皆汗かきながら 4時間ぐらい遊んで温泉に行きました。 ここに平野さんがいたら、会長の指導も入って 凄いことになるだろうなぁと思いましたが、 流石に無理ですね。 会長の動きはやっぱり、卓球でも柔らかかったです。(ノック)

■2009年11月9日(月)  Vol.1213

出版社から送られてくる本に、 四才の孫が目をとめる。
俺は読むつもりもなかったが、 江戸時代の妖怪とかお化けっぽい挿絵が並んでいる本だった。 恐いもの見たさで孫はページをめくり、 色々と訊ねてくる。 本には人間が現わす恐い描写が描かれていた。 はるし、良い妖怪もいるんだよと、 即興で物語を作って運をくれるという 座敷童子の話しを作って聞かせてあげる。
「ジージ、楽しいもっともっと  お話しを聞かせて、今日ボク泊まってく」
ときたもんだ。
分かったよ、善悪や優しさや豊かさと貧しさを入れ込んだ話しを、 その場、その場で作って語っていく。 孫は俺のベットの上に座ってお話しを真剣に聞いている。 一時間近くかけて即席のいい話しを作ってやると、
「ボク泣きそうだよ」
と孫の愛しい声。 もっとお話しして孫の心に温かいものが響く話しを即興で語りだす。 時が過ぎて孫の顔を伺うと、 子供らしく眠りについている。 側のテッシュッで孫の目の涙をそっと拭いてあげてベットに移す。 四方八方も動き回る寝姿を眺めていたら朝が来ちまった。

          雀鬼




久し振りに会長のお孫さんハルシくんが登場です。、 ハルシくんは順調に良い感性を育んでおられるようです。 会長が即興で作られたというお話しを聞きたいと思いつつ、 ハルシくんは日本一幸せなお孫さんだなーと改めて思います。(ジーコ)

■2009年11月7日(土)その2  Vol.1212

今だ取り切れることも無く、 何冊かの本を同時進行中の中、 幻冬舎とか集英社が出版依頼にやって来て、 俺あまりやる気が無いので、 向こう様からダメ出しを食うように話すんだが、 どうもそうとはいかずにやる方向へ行っちまう(笑)
明後日には新たに出版社アスコムまで乗り込んでくる。 元々何も無い上に、 今まで相当数の出版物を出させて頂き、 こちらから書きたいことなんて何一つ無い中、 向こう様からやるよと言われても種切れ状態。
それにあっちこっちから色々な玉が飛んできて、 俺ん中じゃ整理も出来ずこんがらがっちゃっている。
雑誌の取材ぐらいなら、 その場しのぎでどうにか済ませることが出来ようが、 本を一冊作る作業はそうはいくまいって、 この業界も専門家の方々が沢山おられるのに、 何故にこれほど雀荘のオヤジのところへ来るんだろう。 正直今まで出版された自分の本の内容なんか、 忘れちまって捨てちまっているから 何の本に何を現わしたかなんて、 一つも覚えちゃいない。

種無し、資料無し、能無しの三重苦の中でどうなることか、 まあ、知ったこっちゃネエが本音。 向こう様から仕事が来るだけ ありがたいと思わねばいけませんよネ。

言葉や文字が無かった時代は、 きっと幸せだったんだろうなー。

          雀鬼




最近の会長の本の出版は確かにハイペースです。 取材も連日入っており、 これだけの本が出ていても 内容がかぶっていないのも凄いです。 言葉や文字が無かった時代、人間が動物だった時代は、 本能や感覚だけで生きていたんだと思います。 本や知識も面白いものですが それ以上に大事なものがあります。(ジーコ)

 

■2009年11月7日(土)  Vol.1211

この年になるとデートなんていう言葉や行動は死語。 今だって、ふん張ればそれを成すことも可能かも知れんが、 デートしてもウキウキワクワク感も好奇心もわかない
枯れてしまったのか・・・。 落ちてしまったのか・・・。
若き20代や30代の頃は 毎日のように女性に逢っていた。
合コンなどなく毎度単独行動。 野生化された若さが一人の女性を追わず、 日変わり定食のように変る時を味わっていた。 俺ん中には女性とのお付き逢いは多種多様にあったが 元彼女という感覚が残っていない。
「つき合いますか」 「別れますか」 もなかったな。
それに割りカンというのもなく全て俺持ち。 常識という決まりはなかったが、 どこかでこだわりがあったかも知れない。
酒も一滴も飲めず、 車の免許すら持たない俺だったが、 充分楽しめたんだよな。
俺何書いてんだろうか。 何かを忍んでいるのだろうか。 今日も今から若い道場生達があふれるほど集まって 試合が行われるっていうのに 不謹慎のきわめだよな(笑)

          雀鬼




お金も暇もやりくりして通っている為か 道場生には普段あんまり浮いた話もなく 女ッ気のある人も少ないのですが、 最近では元郎が クラブで出会った女の子とデートに行ったり、 吉田戦車さんが横浜で愛をはぐくんでいるなど 一部活動的になっているとも言えます。
若い頃の会長の女性関係のお話を お聞きする機会はほとんどありませんが、 「つきあいますか」「別れますか」もないのが 元々の自然体の男女のお付き合い なのかなぁと思いました。(緒方)


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