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■2008年12月12日(金) Vol.960

「宇佐美、そろそろ暑いところへ行きてえよなー」
と、俺の一声を聞いて、 町田道場の理絵ちゃんと下北のしげるが動き出し、 予定を組んでくれた。
俺は東京では全く動かず、 何も分からない中、話しが決まっていく。 すぐにしげるのキャンセルの報が届く、残念!! 行動を伴にする者として、 鬼打ち猛者のチャッペが手を挙げ、 今までパラオ行きのチャンスをことごとく逃していた、 恒が入り、チャッペと恒と道場も棲家も一緒な小鉄が、
「キャンセル覚悟で申し込みます」
と乗って来た。 海外旅行が初めてのノックが加わり、 そこに四年間家出して、帰って来てから8ヶ月、 一日も休まず仕事場に現れているジーコも行くという。
ジーコときたら、頑固もんで、 道場生の心や行動の中に土足でズカズカ入って来ちゃ、 文句がある者は得意な格闘技で極めてしまう。 俺ですらその分野じゃジーコ殿に一目置いて、 逆らうことは避けている。
ジーコは完璧主義ですから、 ミスや誤りは許さねえ正義感を持ち、 センスの悪いもんは、 女、子供でも容赦しない。
この8名に、 いい年こいて、ビキニをはいた、 変なオジサンの神山が何故かいた。



初日から大型クルーザーでの外海での鮫遊びに、 一行はAクラスの感動、感激を十分に感じ取っていた。
「恒、小鉄よ、やっぱりパラオって最高だろう」
と目で答えかける。 何時だって楽しい陽気な仲間達と一緒で、 その上で、ちょっとした海の冒険。 大海にポツンと浮く、 我々の船上は笑いであふれる。
皆んなの笑いでクルーザーまで笑って揺れていた。 今や我が仲間、 完全に息の合った、 少年の優も、仕事を離れて、 俺や道場生の中に溶け込んでくれている。
「優、こんな仕事していても、嫌な客も多いんだろう」
小さくうなずく、
「そうだよな、俺達みてえに、乗ったら鮫、  鮫オンリーなんていう危ない客は最悪だよなー」
「鮫恐いっス。  でも会長等と同船すると、普段やらないこと、  出来ないことの壁を、乗り越えられて最高ス」
俺は正直、優も道場生と同様に可愛いし、 仲間意識を感じている。 多分優もそうだろう。
「会長、最後の一本行きましょう」
「ヨーシ」
少々強めの潮の流れに乗って、 100mほどの、浅瀬の珊瑚礁の棚を、 右近くに見ながら切り立った海中の壁(ドロップオフ)の上を、 鮫を求めて泳いじゃ、例の凶器である、 ペットボトルをペコポコ、ボコべコさせながら、 鮫を引き寄せる。
正直こういうポイントはダイバー以外決して近付かない、 シュノーケリングの素潜り組では現地の人も行かせないし、 そんな危険地帯に自分から行きたいという観光客はいないらしい(笑) そこは雀鬼流、行っちゃうんです(笑)
全員が一列になったり、輪になったりしながら、 鮫の姿を追う。 一時間以上、皆んなと同行し、 先頭を進む。
俺が泳ぎを早めて、一同から離れる。 優と俺で静かに、柔らかく海中を眺め、 互いに距離間を測り、 呼吸を合わして、 目標点に向かってすーっと、 降りて行く。
海中で優が後ろへ、 俺が前方から、目標物を追う。 すみやかにソーッと、 目標物をキャッチして、 海面へ向かう。
その瞬間は時も忘れ、呼吸も忘れ、 亀の重たさも忘れるほどの感動が起きている。 それは生物としての本能を忘れ去らしてしまったもの。 その瞬間、人としての感覚の向こう側の壁を越えた、 本能に少しだけ近づけた感覚が感動を生む。
「会長やりましたね」 「優、これ以上の感動をありがとう」
と互いに心の中で答え合いながら、 海中で微笑む。



海面に上がった頃、 一同がナンダ、ナンダと集まって来る。 海亀をしっかりも、やさしく、いとおしく抱く俺を、 一同が唖然と感嘆の顔で取り囲む。 海亀は運が良ければ、 時折り泳ぐ姿を見受けられるが、 まさか抱いているとは。
その感動を与えるために、 「誰か、抱きたいか、、、、」 「無理ス」、、、、静止、 自分がとジーコが。 逃がさぬように、上手にジーコに手渡す。 先にボートに上がった優が、
「皆んなで記念撮影を撮りましょう」
やったぁーと歓声の喜びがあがる。
「ジーコ、しっかり持ってろよ」
とそばで声を掛ける。

瞬間、 皆んなの夢や希望が瞬間に消えて行く。 ジーコの10m先海中を海亀の姿が消えて行く。 一同、久しシーン。
何だったんだろう、 今のは夢か幻か、
パラオの海っ子の優ですら、 三年いて、二度目の体験が一瞬の内に、 ジーコの手から離れていく。



「あーあ」
初日の海は最後にきて、 一同の心を海底に、、、、、

          雀鬼




会長、皆さん、あの時は亀を逃がしてしまって、 すいませんでした。(土下座)
ほんのちょっと力を抜いたら、 あっという間でした。 亀と一緒に皆んなの楽しみや、喜び、大切なものも、 自分の手から離れていってしまいました。 あれ以来自分は浦島太郎と皆に呼ばれています(命名優くん) 時間よ、亀よ、お願いだから戻って来て下さい。 (ジーコ)

■2008年12月10日(水) Vol.959

本番初日、ホテルの庭で飼われている、 コケコッコーの鳴き声で目覚める。 東京では一年を通して一日もない早寝早起き、 一行は昨日の疲れでまだ眠っている。 一人朝焼けの庭と海岸を散歩。 ベランダで久しお茶を飲む。 不健康にどっぷり浸かった俺が、 健康を感じられる一日の朝を何時も一人起きて楽しんでいる。
七時になれば全員ホテルのレストランに集まってくる。 朝食はおかゆ一杯に日本流のものも手につけて、 コーヒーを二杯頂く。 ホテルのプールサイドの脇で、 一人三枚づつのバスタオルを借りていざ乗船。 昨年来た時は毎日毎日がサメづくし、 逢いたい、見たいサメ達にこれでもかと, 思えるほど逢えて、大満足だったが、 今年はどうなんだろう。
桟橋を歩いて行くと、 昨年と同じ42フィートのクルーザーと、 三人のお馴染みの乗務員の顔ぶれが見てとれる。



「お早う、よろしくな」
とワクワク、
「お帰りなさい」
とキャプテンのモーガン、助手のアレン。 それに昨年からお世話になった日本人インストラクターの優くんの、 三人が仲間か、友達を迎えるように待っててくれた。 キャプテンモーガンとは10年以上前からのふれあい。 パラオの海を知るモーガンに、 ずい分と俺の大好きな海を楽しませてもらっている。 優くんも一年経って少年が又少し逞しくなって見える。
「会長、今年も逢えて嬉しいです」
「商売気で話すんじゃねぇ(笑)優、サメな、サメ」
「分かってますよ、そうなりますよネ」
そう言いながらも俺は鮫好きだが優は今だそうでもないらしい(笑)
桟橋を出船すると、 すぐに二階のデッキに登ってキャプテンをどけて、 クルーザーの運転をする。 おだやかな青い海を走って、 遠くに見える多くの島々に向って進み、 二時間弱で外海に出て、一潜り。 今年のメンツは恒と小鉄の元気者が加わったことで、 始めっから突撃態勢を取る。
「半分はペットボトルを持て」
恐ろしさを知ってか知らずしてか(笑) 命令通りに海に入って、 少々潜っちゃ、べコボコ、べコボコと、 ペットボトルを握ってならす。 これって本当は危険。 ただでさえ何時襲ってくるか分からん鮫を、 興奮させて引き寄せる音、 この音は鮫にとっては弱った獲物の、 骨のこすれる音として伝わるらしい。
「正直皆さんは絶対マネしないで下さいよ!!!!!」
危ないス、まじ危ないスよ。 俺はこのまじ危ないっていう範囲がけっこうお好み、 ですからオッ凄エーとは思うが、 それ以上の恐怖感を漂わすことがない。 恐さより楽しみ凄さがたいがい勝っている体質なんです(笑) ぶるったり、恐がったりする人がやれば、 それは強者鮫さんにイチコロです。 鮫さんパニクらせ、こっちもパニクったら、 死者が出ます(笑)



一潜り目は、 俺には少々物足りなかったが、 慣れないもんには丁度なぐらいな鮫が海面下に現れてくれる。 五、六匹の1m台の鮫が、 ペットボトルのボキボキ、ボコボコにひかれて、 スーッと上って来る。 皆んなは鮫が近づくと、動かす手を止めてしまうが、 俺一人向かって来る鮫を見つけちゃ一人潜って追いかける。 噛み付かれるわけにゃいかないが、 瞬間でもいいからこの手でタッチすることを望んでいる。 海中ではさすが鮫さん、 動きが速くて追っても追っても、手が届かない(笑) 鮫を追っていると真下に銀色を青黒い集合体が見てとれる。 何100体という鮫クラスの大きさの、 バラクーダの大群にぶち当たり感動。

場所を変えて二本目を潜った時は、 一行も鮫の出現に大分慣れてきた様子がうかがえる。 これならOK、食われる心配が少し減る(笑) そこそこ鮫が来てくれて、そこそこ追いかけて、 楽しんで、うねりの少ない入り江に船を留めて、昼食。 慣れないせいか、理絵や小鉄や数人が、 海のうねりで酔っている。 デッキやベットで皆んなは眠ったり休む。 一人起き上がっているデッキの上の、目の前の海を、 飛び魚が100m以上も飛んでいる。
「イルカ!!」



とモーガンの声、 さあーっと海を見渡すと、 数匹のイルカがドルフィンキックしながら、 ジャンプして見せてくれる。
「モーガン、追おう」
船の先端に立つ。 遠方でドルフィンキックが見える。 眠っていた者、船酔いしていた者も全員、 飛び起きて感動の声があがる。 四匹のイルカがすーッと船に寄って来てくれて、 二頭のイルカが俺の真下の海を、 船のスピードに合わせて泳いでくれる。 他の海ではイルカと伴に海中で遊んだこともあるが、 パラオの海でのイルカは初遭遇。 まさかと思う良き出逢いに俺も一同も大感激!!

自然、大自然って何でこれほどまでも次から次へと、 感動を与えてくれるんだろう。 その感動を冷ます事件をジーコが引き起こす。 又ね。

          雀鬼




パラオでお世話になった、優くん、モーガン船長、アレン、 HP見てくれてるでしょうか? いよいよ船に乗って鮫の待つ外海にGO!! 文中にあるペットボトルを海中でつぶす裏技はマジで危ないです。 どこでやっても鮫が興奮状態で遠くからでも寄ってきます。 自分等は会長が側にいるので安心してやってますが、 鮫が出る海域では、冗談でもやっちゃダメですよ。
そして鮫と会った後、船で休んでいると、 パラオでは珍しいイルカの大群が、遊びに来てくれました。 自分も野生のイルカを見るのは初めてだったので大興奮しました。 ドルフィンジャンプも見せてもらったし、 船と一緒に高速で泳いでくれた時はスゴイとしか言いようが無かったです。 会長が船の舳先に立たれた時から、 これは何かが起きると思っていましたが想像以上でした。 そしてその感動を冷ますジーコ、彼は一体何をしてしまうのでしょうか? 外海一日目の後編を楽しみにお待ち下さい。 (2008年のパラオを一生忘れないジーコ) (ジーコ)

■2008年12月7日(日) Vol.958

皆様方、何かと困難な中、 愚かもんのオレは常夏の島パラオへ、



四泊六日の旅に行って来て、 帰ってみたら、 骨まで届くような疲れを感じています。 体調を含めて今はちょっとなーと思う中、 道場生等が決めてくれた、 パラオ行きをどうにか決行。 行った先で倒れちゃっても仕方がない中、 行ってしまえばそこはそこでどうにかなってしまう。
いやはや、心ん中でこれが最後なんて決めていたから、 調子を見るなんてこともせず、 初日から目一杯飛ばしに飛ばし、 飛ばすだけ飛ばして、 バテちまったらそこで一巻の終わりって感じだったんだが、 とうとう四日間、目一杯やり通しちゃった。 その分、帰国して見れば骨までクタクタだったが、 道場生等と常夏のパラオが毎日、 病いもぶっ飛ばす楽しみや幸せ気分の盛り沢山でした。
深夜の三時近くにホテルに着く。 疲れた身体を休めるべきなのに、 荷も置かずにその足で皆して、 星明りだけの目の前のプライベートビーチで、 満天下の星空、 日本の空と夜も違う、日本ではとても見えない、 星群に囲まれて、星座さえ星群の中、 一足早いクリスマスのデコレーションが空一杯に拡がっている。 こんな星空を眺められるだけで、 一つ借りを取ったような気分になる。 一時間も皆して星を眺める。
部屋に入り、少し経つと、 今度は早日の日の出、 水平線に真っ赤な太陽が昇ってくる。 すぐに太陽の光が、 周りを一つ一つ美しく浮き上がらせてくれる。 やしの木、波一つない青い海、 海よりも空の青きは、 水色を見せ、小鳥達もお目覚め、 夜明けの美しさも皆んなにと部屋を回り、 旅の疲れで寝込んでいた、 恒もチャッペも小鉄もジーコもノックも理絵ちゃんも、 小一時間ほど眠っただけでオイラに起こされ、 輝く青空のもとで、 美しい光景の中朝食。
着いた晩の星も綺麗だが、 朝一番の美しさも敗けちゃいない。 朝食を食ったら少し休む、 わけもなく、 その足で目の前の海へ、 オイラを先頭に少々の沖合いに向かう。 色とりどりの魚群の中の先の、 海の底のシャコ貝を拾って遊ぶ。 30〜40cm級のシャコ貝は岩のように重たいが、 海面まで上げる。 次から次へと、道場生も潜って、 海底からシャコ貝を拾う遊びが始まる。 20cm位口を開いた貝が、 人が潜ると岩のように閉じて身を守る。 その瞬間に手、足を取られたらおぼれる以外、 手は無いかもしれない。



長い長い午前中の海タイムを終える頃、 オヤジ達の宇佐美と、 黒のビキニパンに黒のスクール帽子を被った、 変なオヤジの神山も参加。 自分だけ似合っていると思っているんだから、 神山はやっぱり変な奴(笑) 自己満足と他人の目の違い、 何より我々との一体感からずれている。

ほとんど寝ずに早朝からの海で、 そろそろ俺も皆んなも疲れて一眠り。 陽射しが強い。 ビーチテントもビーチパラソルの中にも、 強い日差しが入り込んで来る。 目をつぶっても眠気が起きない俺が、 ペットボトルの冷たい水を、 恒ちゃん、チャッペとかけて回る。 「晩も寝かせず、昼寝も無しかよ」 と皆んなはあきらめ顔、

一人海へ向かう。 一人二人とつられて入って来る。 明日へ控えて水への慣れ。

水泳の時限が始まる。 水泳の時限が終わると、 次の時限は海ん中で騎馬戦。



次の時限は全員海ん中で、 足を開いて立たせ、 その間を俺が潜る。 次から次へと潜水遊びが続く。
何もない中で遊びを作ってしまう俺に、 皆んなが楽しそうに付き合ってくれる。 遊びながら何かを身に付けて行くんだから、 それはそれ、 それでもって、予定表の中にあった、 一日海辺でのんびり休養の時間は、 タフな遊びの中で夕暮れまで続いてしまう。

俺がいるとどうしてこうまで、 皆んなを楽しませ、 いや、 疲れさせちまうんでしょうかねぇ、全く。

「さあーさあー、文句たれずに、  明日から本番だ!!」

オットその前に、 パラオにも行かずにその分、 下北道場をたった一人で守って下さった。 花岡さんに強くお礼まで、、、、、

          雀鬼




ハイ、会長と御一緒のパラオ旅行行ってきました! 着いた早々から一日中、ホテルの目の前の プライベートビーチで遊びっ放し。 楽しかった様子が文章や、写真で伝わると思います。 一日目でこんだけ楽しいんだから、 このあとの本番の三日間は一体どうなるんでしょうか? 本当に色々とあったんですよ。(ジーコ)
やったぁ〜!さっすが、めちゃくちゃいい天気じゃないですか!! ジーコさんの活躍?も噂される続編が楽しみです!(花岡)

■2008年12月7日(日) Vol.957

おはようございます。 竹書房の誠です。 全国の雀鬼流ファンの皆様に朗報があるので、 メールさせて頂きました。
この12月、立て続けになんと三冊も、 桜井会長関連の書物が発売されます! その三冊は全て竹書房から出版されるので、 これは朗報という名の宣伝とも言えます(笑)。
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まず一冊目!



●文庫『超絶感性』 ●発売日/12月5日(金) ●定価/800円(762円+税)
これは、記念すべき会長の初出版作品で、 雀鬼会選手や麻雀プロが打った麻雀の一打一打を追いながら、 会長が和了りの良否や、最終的に誰がトップを取るか等、 全体の運やツキの流れを解説する、 麻雀指南本という枠を超えた勝負哲学本です。
1995年の書籍初版発売当時、 麻雀業界および一般の麻雀ファンを震撼させ、 大きな話題を呼ぶこととなった伝説の書、 遂に待望の文庫化といえます。 ありがたいことに、今回の文庫化にあたり、会長ご自身から、
「これは最も『雀鬼』の血が濃い、唯一の血統書つきの書だ」
といったお言葉までいただきました。
この発売を機に、雀鬼ファン・麻雀ファンの方々だけではなく、 武道やスポーツ等の勝負、戦いの場に携わる方々に、 是非とも読んでいただきたいと思います。
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次に二冊目!



●書籍『見えない道の歩き方』 ●発売日/12月12日(金) ●定価/1365円(1300円+税)
これは『超絶感性』とは逆に、会長の最新作です。 先の見えない不透明な時代で、 どう人生の視界を開くべきかについて、 画期的な57の言葉でまとめた自己啓発書です。
会長はこう言います。
「目に見えている道ばかりを歩こうとするから迷うのであって、 世間から与えられた価値観ではなく、 自分自身の価値観で世の中を見れば、 おのずと進んでいくべき道が見えてくる」と。
実際、本書の中で会長は、世間で常識とされている概念を、 根本から違う見方をし、否定しています。 例えば、
「悟ってはいけない」 「熱血漢は危なっかしい」 「子供は作るものではなく、生まれてくるもの」 「目標は前に置かずに横に置け」等々。
目からウロコの全く新しい価値観に触れることで、 今こそ世間の常識を疑い、 確かな一歩を踏み出していただければ、と思います。
個人的な感想ですが、今までのどの本よりも重厚で深いテーマを、 非常に分かりやすい言葉で語っていただいていて、 表紙も品格があってカッコイイです!
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最後に三冊目! すいません、長々と!



●雑誌『近代麻雀』 ●発売日/12月15日(月) ●特別定価/550円(税込)
この号には、 ・付録小冊子64p『雀鬼・桜井章一の特別講座 実戦!何切る!?』 ・巻頭カラー・雀鬼流全国大会特集 が収録されています。
雀鬼ファンなら皆さんご存知とは思いますが、 会長は『何切る!?』が嫌いです(笑)。 ですが今回特別に、今はなき『近代麻雀ゴールド』時代に、 取材で答えていただいたものを再編集し、 64pの小冊子にまとめることを、快諾していただきました。
はっきり断言しますが、メチャ面白いです! あとこれも断言しますが、全問正解できるのは、 マネージャーか金村師匠か、よっぽどのオタクか(笑)。 とにかく、それほど高度で意味の深い『何切る!?』です!
そして巻頭カラーには、 お待ちかねの雀鬼流全国大会特集! 今回はなんと!パンパカパーン! あの金メダリストのキャスターが、 文章を書いてくださっています!
あの会場での臨機応変さは、 さすが伊達ではないと唸らせる、 鋭い視点からの文章、是非お楽しみに!
以上、長々とお付き合いいただき、 ありがとうございました。
何かと忙しい年末年始ではありますが、 全国の雀鬼ファンの皆様、風邪などひかれないよう、 お体には十分注意していただいて、 「雀鬼」漬け(笑)の有意義な日々を送って いただければと思います!

          鈴木 誠
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誠がめずらしく仕事してる! 今朝方、会長ご一行は無事パラオから帰国されました。 空港までお出迎えに行った橋本サブマネによると、 小鉄と恒さんの顔がめちゃくちゃ汚いそうなので、 天気もなんとか良かったようですね(^_^)y(花岡)

■2008年12月2日(火) Vol.956

只今から成田へ。 夜便で南の島、パラオへ行って来ます。
昔はグアムで一昼夜、 乗り換えの航空機を待ったもんですが、 今回は直行便で5時間余りで行けるらしい。
深夜遅く着いて、その日は少し休んで、 プライベートビーチで海慣らしをする。
その後、25フィートぐらいの キャビン付きボートをチャーターして、 緑の自然の島々の間を突っ走って サメがいるポイントを冒険するつもりです。
昨年はサメづくしの大満足でしたが、 今年はどうなることかしら。 それも全て自然まかせ。
同行者は常連の宇佐美と昨年初参加のチャッペが又行き、 2度目の理絵ちゃんとジーコに、ノックと小鉄が初参加。 そこに昨年の沖縄の旅では三日間雨というか台風で ホテルに缶詰にされちゃった恒ちゃんもパラオは初参加。 恒ちゃん、雨だけは勘弁して下さいよ(笑)
一人雀鬼流でないマイペースの酒飲みの 酔っ払いオヤジの熱血ライターの神山も来るらしい。 熱い奴って冷めやすいから困ったもんです。
病やケガもなく、うんと楽しみな お土産話が生まれることを願っています。 俺も年ですから、今回が最後っていう気持で行って来ます。
それにしても山田は居ねぇし、下北道場から不参加。 多田は温泉らしいが、しげるが行けなかったのは残念だよな。
パラオは常夏の国だが俺は機内の寒さに弱いから Tシャツ二枚にセーターを二枚、 ジャンパーとハーフコートのまま機内へ。 温度差が20度ぐらいあるんだよな。
留守を守る皆さん、よろしくね。
花岡さんは海が好きなのに どうして行かないのかなー。

          雀鬼




天気予報は微妙な感じで、 一人雀鬼流でない人の存在も引っかかりますが、 会長と明るく元気な仲間達なので天気は大丈夫!! パラオの海はホントいいですからね〜 恒さん、存分に楽しんで来て下さいね。
それにしてもほんと花岡さんは なんで行かないんでしょうね? まさか誘われなかったから・・・ なんて理由ではないでしょうし。 花岡さんの喜ぶ顔も見たかったですね。
とにもかくにも、 町田道場は古島さんがしっかりと守って下さるそうなので 心おきなく楽しんで、無事帰って来てくださいませ! (橋本)
なんだか海外、特にパラオには縁が無いようです自分(T_T) 繁には何度か打診したんですが、、その繁も行けずあえなく玉砕。 忙しい忙しいと言ってた罰が当たった様です。。。 会長の耳も大丈夫そうですし、みな今期頑張ったメンツなので、 ゆっくりしてきて頂きたいです。 天気が良くって事故がありませんよ〜に(花岡)

■2008年11月30日(日) Vol.955

「今晩は!!」
と明るくて元気な声がする。 卓球の早矢香の声がする。 近況や勝負の話しを少しする。 話しを変える。
「愛ちゃん、楽しそうだね」 「ハイ、、、、」 「お前はどうなのよ」 「ヘェ、へェ、へェへエエー。」 「俺もフライデーには3回ぐらい載ったんだ」 「男と女、撮られちゃったんですか」 「そうじゃねえけんどな」 「早矢香と外で手でもつないで撮られるか?」 「いいですね、それって嬉しいです」
雀鬼と鬼っ子の他愛のない会話、
「又、遊びに来いよ、  道場には早矢香ファンが何人もいるからな」 「ハーイ」 「愛ちゃんによろしく、幸せにねって言っておいて」 「ハーイ、必ず伝えます」

スポーツ界では若い選手が活躍し話題になっている。 いいこったぁ。 太郎くんと一郎くんていう子等も張り合っている。 太郎君は俺と同じく漢字に弱いらしい、
俺の知り合いの有名な作家さんは バラという漢字をスウっと書いて、 美女に一目ぼれされたという。 俺なんて漢字は小学校程度だから 違う手を使ってナンボなんだよな。
ところで、今日日の男の子は車とか、物を欲しがらず、 食する物も、のどを通せば全て一緒ということで、 物や味に興味を示さないらしい。 その分化粧品とか、見せかけの美には力を入れるらしい。 ギャル男っていうらしい。
「女性化か」
生命はずーっと遠い昔、 メスだけしか存在しなかったという、 ていうことはずーっと先に、 メスだけの存在になっちゃうのかなー。

          雀鬼




卓球の平野早矢香さん、試合の時は少し恐いですが、 実際にお会いすると表情豊かで本当に可愛らしく、 道場生のほとんどが平野さんファンになっております。 愛ちゃんファンも約一名いますが、、、(笑) 道場生一同、平野さんとまたお会い出来る日を 楽しみに待ってま〜す。(ジーコ)

■2008年11月29日(土)その2 Vol.954

来週から、道場生等にパラオに連れてってもらう。 行く前は、「大変だなー」気分なんだが、 行って、暑い太陽と青い海と、 そよ風にたなびくやしの木、白い砂。 大好きな道場生達と鮫と遊べれば、 至福の喜び。

日本円はないんだが、 1ドル140円当時の米ドルが、それなりに用意されている。 円高で今は、1ドル100円ていうことは、 100ドル使って、四千円の損。 相場とか株とか銀行とか興味がない俺だが、 10万使って4万の損失が出るって大きいよな。 身近なところで、社会経済の落ち込みを感じてしまう。 アメリカの経済の弱まりとともに、 日本経済の半分化を感じてしまう。

昨晩も夜11時半にポケットに小銭を突っ込んで、 近所のコンビニに行くが、 足が勝手に進んじゃって駅前にある、 スーパーへ行ってしまう。
カゴの中に必要なものを、 ひょいひょいとつまんで入れる。 俺の買い物は普段、値札を見ない。 少々高価な物を買う時もそうなんだ、 この日に限っては俺のふところに一枚の万札もない。 さあーっと買ってレジの前に立つ。 何々一点いくらとレジ係の人が数字を増して行く。 ポケットの小銭をそっと握りしめる。
「勝負である」
足りなかったら、かっこ悪い(笑) これいらないですって、 いくつかは、はずさなきゃならない、 丁と出るか、半と出るか、 数字が7200円台で止まる、
勝負!!
ポケットから握りしめた手を出す。 1000円札が6枚、500円玉が2枚、 100円玉と50円玉、10円玉で、 全額払えて、20円だけ余る。

勝負には勝ったのか、敗けたのか分からないが、 帰り道のコンビニで当初の目的であった、 スポーツ新聞は買えなかった。 惨めだよな、トホホ、、、、、。

          雀鬼




自分は会長が、勝負と言って敗けたのを見た事がありません。
あっ!!会長が勝負と言って勝てない人が一人だけおりました。 下北道場所属のコバちゃんです。 コバちゃんとのにらめっこ勝負だけはいつも、 会長の秒殺負けです。 無敗の会長に勝つコバちゃん恐るべしです。(ジーコ)

■2008年11月29日(土) Vol.953

生活時間はメチャクチャ、 予定も計画も夢も希望もないまま、 やらなきゃいけないことだけをやって暮らして来た。
公的ローテはどうにかこなしているが、 私的なローテはこの頃よーくくずれる。 何日かためた疲れも、 数日経ってやって来て、 その疲れがずーっと取れない。
一週間に一度か、十日に一度、 ぶっ倒れちゃって、起き上がれない日が突然やってくる。 昨日もそうだった。 子供達がやって来て、 孫達の楽しげな元気のある声で、目が覚めるが、 寝室から出ない。 四人の孫達が、そーっと俺の寝た振りの寝室にやって来ちゃ、
「ジージ、ねてる」
と小声でささやき合う。 一応親達にジージは疲れているんだから、 起こしちゃダメヨと言い含められているらしい。 お客や子供達がやって来たって一歩も動かない俺だが、 孫とはねえ、 気付くと、 大きめの孫を2人オンブとダッコ、 両手に小さい孫を2人握り上げて、
「親は誰だ!!」
と居間に出る。 牌より重たいものを持たない俺の柔らかい手が、 少しだけしびれる。
「お父さん、お父さん」と子供に当てにされて、 「ジーィジ、ジーィジ」と孫達に取り囲まれる。
些細なことかも知れないが、 これも幸せなんだよな。

          雀鬼




会長のお孫さん達は、 5才、3才、1才、1才、0才、と幼いんですが、 みんなそれぞれ個性があって、 本当に可愛いんです。 また道場でも、別荘でも一緒に遊びたいなぁ〜。(ジーコ)

■2008年11月27日(木) Vol.952

今年の全国大会はパソコンに手作りが勝ったし、 麻雀の強者よりも皆んなを楽しませた笑いが勝ったね。
デジタル人間の多い中、アナログを取り戻して行った大会には、 一体感が尚一層生まれたし、手作りだから参加する者達が 身近に感じたし、何より自然を感じたよな。
雀鬼流はこうじゃなくちゃいけねぇよな。 今まではコンビニ弁当って感じだったが、 今回はお袋の味、いや、道場生の味が出て、より温かった。 大会の仕切りや卓上の凄さは、 本部の金村、多田、佐々木(丸)に高槻塾の山田マネの 四本柱がでんと控えていて、俺の代わりを 十分こなしてくれたっけ。
佐々木丸は予選から出てダントツの強さを一人見せ、 本戦では準決勝で山田と多田のぶつかり合いは これぞ雀鬼流麻雀という姿を見せつけてくれた。 最強の金村なんて、寝ないで会場に駆けつけた フラフラのヨボヨボの俺の足を気遣って、本戦から 会長一人で試合を仕切らねばならない俺を気遣ってか、 地方のずーっと下のクラスの子達と打って一回も和了らずの 「ノーホーラ」で早々と全体仕切りに立ってくれて、 俺いらはここでも救われた(笑)
紅二点の今川と理絵も男衆をバタバタ切り倒していたね。 特に理絵は準決で、流れに乗って勝ち上がって来ていた 猛者達の中で10万点近い大ホームランを打って、 試合で敗れ去った見学組の度肝を抜いていたよな。
一回目からずーっと全国大会に多大な力を 惜しみ続けてくれた竹書房の宇佐美御大。 今は亡き近代麻雀ゴールド誌の二代目編集長の松ちゃん。 ゴールドを潰してしまった鈴木誠の最弱の三人が 予選を通過して、本戦まで進めたのはびっくりしたぁー。
山田は当然強いんだが、今や支部No,1の竹田が率いる 名古屋勢が10人中9名も予選合格。 これも今までに無い快挙だよな。 一人落っこっちゃったのは、元本部扱いの奥井さんだってさぁ。
高槻の本部扱いの仁尾は決勝まで上って、 山田御大と町田道場の歌田と理絵ちゃんと打ち合っているのを 比べると月とスッポンだよな。 この日の為に一番遠い地から一番乗りしてくれていた 沖縄の島袋が俺の個人的な応援もあってか、 15位入賞も会場を盛り上げてくれていたよな。
生まれて初めて他の人の為に 準備したり動いてくれた古島も9位入賞。 でもさぁ、やってくれたことは今回に限って認めるが、 たった2ポイント足らず、 花の舞台の準決届かぬのは古島さんらしいやね。
今回は雀鬼会らしい強さは山田や多田が作ってくれたし、 お笑いと陽気の空間はキャスターが作ってくれた。 役者や主役が揃っていたよな。

ところで橋本、 志村と花岡は来なかったのかい。 誰か見たかい・・・。

          雀鬼




そういえば見なかったような気が・・・ ノックさんは見た? (橋本)
はい。見てないです!居なかったです! 去年までは集計部隊として、花岡さんの怒声が 飛んでいたのですが・・・。 今年は初めて選手として出場する予定だった 花岡さんなんですが、どうされたんでしょうか?花岡さーん!(ノック)
いや〜楽しかったっすよ全国大会! みんなが遠くからやってくる訳だ! 初めて賞品(鍵山先生カレンダーと欲しかったサッカーボール)も いただけたし(私的!)、打ち上げであの和了りがどうのとか 麻雀の話がみんなと出来たのが妙にうれしかったり。 楽ちん、イコール即、楽しいという訳ではないというのは 身にしみながらも、古島さんやスタッフのお陰で楽しめました。 キャスターのはホント「瞬間は愛なり」でしたし!
ボイスに来るお便りもそうですが、 道場なんかでも、もう「来年こそは」って感じで熱が入っている ヤツなんかいて(笑)、大会の雰囲気やマネージャーのかっこよさを 見て、やる気の連鎖が凄いと思いました。(花岡)
写真はトカゲ(の尻尾切り)ルールの為どんどん卓が減っていき、 最後1卓だけになった熱気最高潮の決勝卓。 その周りで終了済みの卓の片付けをもくもくとしている 者達もいたりして雀鬼流全国大会らしかったです。

 

■2008年11月25日(火) Vol.951

150名ぐらい集まって、 早朝七時から、夕方まで麻雀打つだけ。
世のため、人のためにもならん道楽を、 全国から駆けつけて来れて打つ。 全く持ってして馬鹿もん。 全く持ってして下らん。 長い長い一日でした(笑)

予選が三回戦あって本戦が七回戦。 一試合は30分打ち切りと普通の麻雀大会の、 半分の時間制だったが、 ほぼ、ほとんどの卓が打ち終えられる。
予選全体の審判を、 俺と山田マネージャーと多田と金村の四人だけで、 面倒を見るが、 今年からシステムも変わったことで、 試合運びはこの3人だけで十分間に合い、 俺なんか楽チン気分を味わっていた。 予選は佐々木丸がトップで通過して来て、 本戦では準決で東の多田と西の山田でがっぷり組み合った横綱を見せ、 わずかの差で山田が多田を押し出して、 決勝でもたった一人の横綱麻雀で実力通りの優勝。



実はねぇ、 前の晩、近辺のホテルで俺と山田と宇佐美で前泊してたんだけど、 一人部屋の俺を残して二人はお酒へ、 俺はここ二日あんまり寝てないんで、 身体を休め、早目の12時半頃に眠剤の力で眠りにつく。 ぐっすり眠って起きれば午前二時(笑) もう一眠りすりゃいいもんが、 皆んなも寝てねえだろなと思い起こす。
一人朝が来るのを待つ。 6時少し前に外に明かりが返って来て、 公園でラジオ体操をしている人達が集まっているのを、 ホテルの高層階から眺める。 昔眺めた富士山をさがす。 立ち並ぶ高層ビルの向こうに山あいがある。 が、富士山が見えない。 あきらめずに久し眺めていたら山脈の上に、 白い頭が少しだけ見えた。 町田道場のスタッフに電話を入れる。
「今町田駅を出るとこです」 「新宿に着いたら電話して」
昨日まで毎日のように、 準備、リハーサルをやって来ていた古島達が、
「明日は会長は一時頃来て下さればOKです」
そうかも知れなかったが、 俺ももうとっくに起きている。 悪戯心が起きる。 こうなったら、宇佐美も山田も放ったらかしてと、 一人荷物を担いで外へ出る。 歩く、けっこう歩く。 両手の荷物もけっこう重い。 楽しい悪戯をやるのもけっこう大変だー。 駅まで歩いて会場へ向かう。 受付あたりにいた道場生も、 俺がたった一人で早出したことで、 面食らっている。 うまく二人をまいた、 と思っていたら、 少し前に山田がタクシーで早入りしたらしい。 残念山田は間に合っちゃっているが、 もう一人のお付きの宇佐美さんは上手くはめられて、 一時間後に、「何があったんだ」という顔して現れる。

俺の悪戯心が通らなかった山田は、 この日、冴えていたし強かった。 その山田を越えていた男が予選落ちの中にいた。 「キャスター」君が一番輝いていたね。 雀鬼流がNHKにいいとこ持ってかれるし、 助けられ、楽しみを作られ完敗だった(笑) 山田は優勝だが、 「キャスター」の金メダルは、 誰一人異存はあるまい。

          雀鬼




桜井会長、 雀鬼会諸先輩の方々、お疲れ様です。 下北道場、小島部屋所属、「キャスター」です。
23日の全国大会ではお世話になり、 本当にありがとうございました。 さらに「大会金メダル」までいただき、 ただただ「ありがたく」、感激しています。
大会では、参加した諸先輩方の「力強さ」を感じました。 予選をトップで通過した佐々木さんには、 「これだけのメンバーの中で、 そして期待値が当然のように高い中で、 一体どうしたらああやって 勝ち切れるのだろうか」とただただ感心しました。
また私の師匠である下北の小島さんは、 大会の運営をされながら麻雀も 勝ち上がっていく様子を頼もしく眺めていました。
沖縄の島袋さんは、大会前日に卓を囲み、 親しみが湧く中、次々勝ち上がるのを応援していましたし、 大阪の仁尾さんと町田の理絵さんは、 いずれも予選でお手合わせ頂き、 しかも決勝に二人とも残られ、嬉しかったです。
特に理絵さんは女剣士のようでりりしく、 こんな女性が世の中にいるのか、と思いました。
また大阪の山田マネージャー、 動じないフォームからなめらかな打牌、 所作、取り組み方からして違う、とうなりました。
多田さんは準決勝に後ろで見せていただける幸運に浴したのですが、 なんと「まっすぐ」な打ち方なんだろうと思いました。 迷いや濁りの無い選択、打牌を見ると、 見ているこちらの気持ちまですっと澄んでくるのを感じました。
そして普段から下北道場でお世話になっている金村統括部長は、 決勝に進めなかったことを表情には全くあらわさずに、 淡々と、しかも明るく会の運営を支えていたのを見て、 漢を感じました。 また「多田さんの後ろで見ていいよ」と 言ってくださったのも金村さんです。 勉強になりました。
もちろん、もっともっと書ききれないほどの方々が 心に残っています。 哲さん、ノックさん、しげるさんら先輩方が するすると勝ちあがっていくのはぞくぞくしましたし、 やっぱり強いなあ、と感心させられました。
下北は決勝に残りませんでしたし、 それはひょっとしたらいけないことだったのかもしれませんが、 初めて大会に参加した私にとって、 下北本部の皆さんは本当に頼もしく見えました。 それに各地からの勉強会の皆さんの真剣な姿勢にも心打たれました。
そして、何より、桜井会長です。 接する人全てをつつむ強さと柔軟さ。 この大会でさらに強く感じました。 それにまた少し、大会や2次会でお話しを交わすことができ、 本当に嬉しかったです。 ありがとうございました。
予選に残れなかった悔しさと恥ずかしさよりも、 感謝の気持ちの強く残る大会でした。 皆様改めて、どうもありがとうございました。
          キャスター
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第13回全国大会も大成功で終わりました。 全国から駆けつけて下さった方々、応援してくださった方々、 本当にありがとうございました。
優勝は山田マネージャー!! 本戦もずっとトップで、決勝戦も一人別格の圧勝でした。 そして一番輝かれたのが、 NHKでキャスターをされている高橋キャスターでした。 試合の合い間の、緊急ニュース速報に会場は大盛り上がり!! 人を楽しませる見本を見させて頂き勉強になりました。 「キャスター」の金メダル、参加者一同異存ありません。(ジーコ)


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