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■2008年11月22日(土) Vol.950

全国大会、前日ということで、 チャッペ道場主が沖縄と北海道と名古屋組に、 囲まれて打っている。 明日の大会、会場入りは朝七時だそうだから、 地方組は特に休む時間も無く、 一日、十二時間打ち合うんだよな。 沖縄組の友寄と島袋はすでに昨日からの一番乗り。 麻雀は決して強かないが、 こういう者が輝いて欲しいよな。
本部では生まれて初めて、36才になって古島が他の人の為、 皆んなの為に裏方に回って色々と準備をしてくれていた。 昔っから、面倒なことは人任せで全国大会でも生あくびをして、 俺に見つかって皆んなに袋叩きにあったこともある古島だが、 今回は皆んなの為に少々熱心になって、 初めて自分だけの喜びを作ること以上に、 他の人の為に、 何かをする喜びを実感している様子をはっきり見せる。 だからって、 ほめて欲しいだとか、 俺ってえらかない、なんていう空気を出せば、 やっぱり皆んなから袋叩きでぃ(笑)
「任せたよ」 「かしこまりました、お任せください」
って関係が信頼を作るんだよな。
「お前やれ」 「ハイ自分やります」
って気分がいいんだよな。 雀鬼流ってその時、その場で誰かが中心になる時があるが、 基本的には一致団結して、 皆んなで出来る楽しさを求めているんだよな。

俺かい、
「どんと来いや」
なんていう気持ちは数年前までのこと、 正直、ここんところ、ふらふら。 明日は走り回るどころか、 立っていられるかが分からない(笑) 今年も出来るという念を心して感謝心だけは、 忘れちゃいけないね。 昔懐かしい多田さんや、志村や花岡さんも明日は来るのかなー。

俺っ、 俺って、おつかれさんの前に、 すでにおつかれさんでした。 また明日、 ーバイバイー

          雀鬼




明日はいよいよ第13回雀鬼流全国大会です。 前日ということで、北は北海道、南は沖縄から、 仲間達が続々と町田道場に集まって賑わってます。 奥の卓では、最近本当に色々とやっている古島さんが、 会長と同卓させて頂いております。 準備をしっかりやって明日の大会成功目指します! (ジーコ)
今年はシステムが変わって、 完全に打ちっこで会場に向かう花岡です。 13年目で初めて。 あの数週間前からの胃がきりきり痛む感じが 無い変わりに、ちょっとさみしくもありますが、 ホント古島さんや、スタッフが頑張ってるのを 見ると良かったと思います。 全然無理なんですが、少しでも会長のご負担を 減らせればと明日は出来るだけ走り回りたいです。 (花岡)

■2008年11月21日(金) Vol.949

人には嗜好がある。 俺なんて、今や忌み嫌われるタバコを吸っている。 タバコの箱にも脳卒中の危険性が高まるとある。
「健康に悪いんだぞ」
っていうものを50年近く吸っている。 未成年者の吸引を避けるために、 タバコを買う時には「タスポ」というカードが必要らしい。 ザル法なのか、 俺なんてカードを持ってなくともタバコが手に入る。 諸税に比べればタバコの税率は高い、 それも承知の上。
タバコは悪いらしいが、 タバコよりいいんだよと、 「大麻」、「マリファナ」を平然とやっていた国があった。 海外組や留学生の多くはそれに染まっているのを見てきた。 今日日、学生の中でも大麻が流行っちゃって、 それが少しだが表に出ている。 学生が学校でやったということで、 学校側の責任者が謝罪している。
「タバコよりもいいんだよ」
と語られる大麻を吸引すると犯罪になる。 何だか変だ。 タバコ禁止令が出て、 人がどこか他の方へ嗜好が向うことを狙っているのだろうか。 大麻の先にはもっと危ない薬という嗜好が待ち受けている。 阿片戦争があったり、 かつて戦争中、日本の軍費を大陸で麻薬で捻出されたこともあったという。 米国禁酒法時代、アルカポネ等が巨大な富や権力を作った歴史もある。 国策なのか何なのか、 アンダーグラウンドの金の比を増大させようとしているのかな。
タバコを吸っていたかどうかは分らんが、 アメリカの大統領は三代続いて、マリファナ体験ありと答えている。 タバコを吸うような意志の弱いもんは社会的には認められないが、 大麻を経験すれば、アメリカンドリームが叶えられ、 世界の指導者のトップになれる。 ですから、今問題になっている学生さん達の将来は、 才能豊かな未来が待っている可能性がある。 ブッシュにもオバマにもなれる夢がある。 世界のトップが大麻の体験者ということは、 日本の政財界のトップが彼等ほどの人間性を持てないのは、 大麻経験がなく悪いタバコを吸っていたのが原因なんかな(笑)
タバコをどんどん追い出して行く中で、 その裏で大麻とか薬が汚染して行くことは感じていた。 タバコは吸ったって身体に害を与えるだけで何の力も及ぼさないが(笑) 薬を使用することで、 芸術や才能を発揮している人は沢山いるもんな。 タバコオンリーの俺は才能のかけらも無かったもんな。

原稿書いて又一本。 「ダメだ、こりゃ」

          雀鬼




煙草が悪いのか、大麻が悪いのか? 自分は煙草も大麻も吸いませんが、 会長が吸われるお煙草はいいものだと思います。 今、嫌煙運動が盛んになっていますが、 会長が吸われる間は、喫煙場所減らさないで欲しいです。 (ジーコ)
もちろん大麻が「タバコよりもいい」というのは 嘘だという人もいるので自己判断。 醤油でも一気飲みすれば死ぬっていいますし、 問題はそこじゃないですね。 露骨に天下り団体作りまくったり、一斉検挙してみたり。 分かってやってる悪っるいのもいれば、 本当に正義感でやってる方もいるのかな。 悪っるい方も、自分のことや目先の¥のことばっかで、 全体や子供達の未来がボロボロになっちゃ 結局、己も不幸だと思うんですけどね。 (花岡)

■2008年11月19日(水) Vol.948

道場生の清水先生が心配してくれて、 病院を予約してくれる。
早朝、一時間だけ眠ってノックと伴に東京へ。 ホテルのようなきれいででっかい病院で治療を受ける。
音を閉ざしていた左耳が、 帰る頃には音を取り戻している。
お医者さんが言うには、 俺の耳は普通の人の何倍もいいんだってさぁー。 近代の音には合わないのは分かっていたんだけどね。

その足で下北道場へ。 70日振りに顔を出してみる。
誰もいないはずの道場の明りも灯さない部屋に、 ボーっと人が立っている。 よく見れば、明るくても暗くても 何時だってボーっと立っている化石人間の小島くんだった。

下北には、日本一旨いんじゃないと思えるほどの、 そば屋さんがある。 そばもコシがあって、つゆの香りも最高。 その上、かき揚げの天ぷらがこれ又旨い。
その店は俺には似合うんだが 小島くんとノックはふさわしくない。

道場に戻ると、今だ俺と一度も卓を囲んだことがないという 緒方とか信吉がいて、 俺と打つにはふさわしくない連中だったが、 ビシバシと打つ。 誰かトップを取ったらやめるぞと宣言したんだが、 やっぱりダメ。 何回か打ってやって、俺の方からお手上げ。



花岡さんもかけつけてくれて 弟子の信吉の助っ人に入るが、 花ちゃんはやっぱし麻雀は弱かった。
そう言や下北道場で麻雀を打つなんて、 何時以来なんだろう。
分かるかなー花岡さん。

          雀鬼


前々回のレポートの願いが直ぐ叶いました! しばらく遠くから、なぜかにこにこのノックさんと、 拝見させていただいた後、同卓していただきました。 久しぶりに見る柔らかい手さばきに見とれ、 本当に流して打たれている感じなのですが、 点棒がすすっとよっていく感じでした(^_^) 会長、本当にありがとございました。
雀鬼会での時間軸は非常に早く、 半年前のことが、3年前位に感じるのですが、、、 月例会の記録は下北にはもう残ってないとのことでしたので、 ざっと、昔のHPを見てみると、右手を骨折されたのが、 2007年の2月頃なので、少なくともそれ以降は、 打たれてないかと思います。 なので、実際は2年弱ぶりくらいでしょうか。



にしても本来1時からの営業の所、今日の通院の情報から 午前中に道場で準備している小島サブマネもさすがでございます! 写真は、来週の全国大会賞品用に 古川同好会から届いた日本酒「雀鬼流」と、 今日病院にお伴したノック、清水ドクター、会長、こじさぶです。 清水ドクターありがとうございました! (花岡)

■2008年11月18日(火) Vol.947

「今日わ!!鍵山秀三郎です」
お手紙の出始めの一行。 これだけで、相談役と俺との結びつき「絆」を、 感じ取ってしまう。
相談役の自筆で書かれるお手紙は、何よりの美味なんだが、 忙しい中、御丁寧に、 皆様方に返信を何通も書きなさる。 一字一句心を込めて、 力強く、書かれることを、 側近の方々が相談役のお身体を思って心配されていた。
俺なんて、いいのに、それなのに、それなのに。 俺がこうやって人様に迷惑をかけ続けていることを、 さらに気付かされてしまう。 相談役、お手数を掛けてスンマセン。 阿部さん、新上ちゃん、 俺又、やっちゃったのかなー。

「鬼わらし」の木象嵌(木画)を贈って頂いた、 茨城県の佐藤さんからもメールが届く。 その前に、お礼の電話を入れたんだが、 佐藤さんは家の20周年パーティーに来られたらしいが、 申し訳無いことに、 俺の方は、そのお姿を全く存知上げちゃいません。 ご無礼もんですよね。 俺ってその上電話で、
「あの絵を見たら、人に好かれなくてもいい。  鳥とか魚とか自然のものに好かれたらいい、  人に好かれようとすることは卑しいことかも知れないよね」
なんてしゃべったらしい。 俺って他人様には好かれているのか、嫌われているのか、 全くもって知ったこっちゃないんだが、 麻雀牌には、日本で一番好かれた者という実感がある。
「いいのか、悪いのか」
今となっても何も分っちゃいませんので、 もう少しだけ、このままトボトボ歩いて行きますわ。

四国の國方刑事さんも出世というか、 大切な責任ある立場に向われている様子。
嫌な情報が多い中、皆様方から嬉しいお手紙、 救われますね。

          雀鬼




会長と鍵山先生の御関係、お手紙も特別なものと思います。 会長は海では、魚が寄ってきますし、 色々な場面で、鳥も寄ってきて一緒に戯れています。 麻雀牌も正しく触れれば自然そのものと思うので、 会長が一番好かれたお方というのは納得です。 (ジーコ)

■2008年11月16日(日) Vol.946

月一回の月例会で麻雀を打つ。 今の俺なんか、卓につくのは月に一回程度なんだが、 勝った、敗けたならやっぱし勝つ。
結果、得点を伸ばせるが、
「それがどうした」
俺が勝利したって道場生も俺も、
「それがどうしたんすか」
って感じ。 それでいいし、そういう立場で置かれることに、 何の違和感も起きない。
「結果よければ全てよし」
なんていう論理はとうに捨てている。 勝ってよかったねということも確かにある。 まあ、たいがいはそんなもんだろう。
ところがねぇ、 俺の土俵である麻雀で俺が勝っても何の意味を残さない。 20年間無敗なんて過去の恥、 そんな場を捨てても勝ちだけは今だ続いている。 ていうことは俺って厚顔の恥知らず、 そこそこ打ってやろうという気持ちが、 俺ん中に今だ残っている。
自ら麻雀の鬼を名乗る俺だから、 あっちこっちでコロコロ敗けるわけにゃいけねぇもんなのかなー。
昔に比べりゃ、色々な要素を捨てて打っているんだけど、 どうなんでしょうねぇと花岡さんに聞いたって、 答えが返って来まい。 金村ならちったあ俺の気持ちも分かってくれるんかな。
麻雀プロの方々と雀鬼とはどこが違うんだろうか、 資格も許可もない、 俺だっていうことは分かるんだけど、 何なんだろう。
何故なんでしょうね。 分かりませんね、これは。

          雀鬼




確かに会長が麻雀で勝たれても、 自分達は何も感じませんが、 それが何故なのか、何なんだろうと考えると、 答えはよく分からなくなります。 どうなんでしょうか?花岡さ〜ん!? (ジーコ)
月例会お疲れ様でした! こっこれは難しいっす!ジーコさん。 孤高とかそういう言葉になるんでしょうが、 なにか違う感じもします。 個人的にはもう何年も打たれている姿を 拝見していない気がするので少しだけ見たい気がします。 自分がまだ番外の頃、すらっとした背筋で楽しそうに 打たれている姿を遠くから拝見するのが好きでした。(花岡)

■2008年11月15日(土) Vol.945

雀鬼会は麻雀を通して雀鬼流という指針があるが、 全てがシロウトの集まりである。 雀鬼会選抜本戦で四連覇した今や名実伴に、 No.1の金村尚紀もズブのしろうとである。
何てたって、 雀鬼会の親方である、俺がシロウトなんだから、 そこで麻雀のプロが生まれること自体有り得ない。
今日、雑誌の企画で、 家の金村と佐々木(丸)と、 かつて雀鬼会でも打った経験がある、 麻雀のプロと名乗る二名で卓を囲む。
身びいきや、相手を責めるつもりは毛頭ないんだが、 勝った負ける以外にも、 期待以上に俺をがっくりさせる。 余りにも「牌」が可哀相で泣きたくなってしまう。
職人という世界がある、 職人と言われる方が道具を扱えないなんてことは有り得ない。 道具扱いを鍛錬、修行して先に職人の道がある、 牌を道具として、 扱えるのが俺の目からみて金村一人。
正直プロと名乗るお二方は、 見ていて泣きたくなるほど、話にならない。 分かるものから見れば、 一発で分かることなんだが、 それすら感じとれない人達ばかりが、 麻雀牌をさわっているのかなー。
彼等も上に立って、 専門的に麻雀を指導している身、 そんなんで、 「お前達、何を教えてんだ」 と改めて強く思ってしまった。 俺の前では彼等も、 「出来ない」「打てない」ことを認めても、 世間様は彼等の後を習って行くんだろう。 やっぱ麻雀って悲しいやね。

          雀鬼




近代麻雀「我れ悪党なり」の企画で、 雀鬼会選手が久し振りにプロと名乗る方々と対局することに、、、 気になる内容や結果は、今後のHPや 「我れ悪党なり」を楽しみにお待ち下さい。 (ジーコ)

■2008年11月13日(木)その2 Vol.944

茨城県在住のS・Yさんから、 嬉しいお手紙と伴に、数品の贈り物が届く。 何だかなー、 俺の好み、感性にピッタシ。
S・Yさんは今年の夏、 俺が子供の頃から憧れていた、南アフリカに行ったとある。 俺って幼少の頃から、 「末は博士か大臣か」 なんていう望みは少しもなかった。 そっちは望み通り叶えられているんだが、 アフリカのお話しであるターザンにはなれなかった。 ターザンへの夢は果てたが、 世界中で一番行きたい所はアフリカ。
10年ほど前に、一人で行っちまおうかなー、 と密かに狙いを定めていたことがあったんだが、 今だ願いは果たしていない。 とばっ口のエジプト辺りまではちょくちょく行ったんだが、 アフリカの奥深くにはとうとう行けてない。 何でだか知らんが、 アフリカという国に惹かれる。 そんな俺の望みを知ってかS・Yさんから、 アフリカの風を感じて下さいと絵葉書が、 その上、俺の大好きな鮫の歯まで、 もう一点鬼が小鳥と戯れる木象嵌(木画)までが、 贈られてきている。
木象嵌師に職人の道を感じるのはもちろんだが、 画かれた鬼の漂わす空間がやさしくもあり、柔らかくもあり、 五羽の小鳥が鬼の坐像にまとわりついている。 「安心」を現わす鬼画である。 神や仏は尊ばれ、鬼とは忌み嫌われる存在。 人間なら鬼から遠ざかろうが、 自然界に棲む小鳥達は自ら鬼の側らに。
そうだよな、俺も鬼のはしくれ、 人様から忌み嫌われようが、 海に入れば魚と戯れ、 小鳥達が俺とヒクソンの手に乗ってくれたり、 南の島では、鳥と二人で会話したこともあった(笑) アフリカのターザンにはなれなかったが、 今でも細々と「鬼」をやらして頂いております。

          雀鬼




鮫の歯を見つめられる会長
S・Yさん、会長が喜ばれるプレゼントありがとうございます。 会長が喜ばれるプレゼントは値段等にはあまり関係なく、 会長の感性に合わせるほかないのですが、これが難しいのです。 それを乗り越えて、感性、好みにピッタシとは、 S・Yさんのお気持ちが伝わってきます。 (ジーコ)

■2008年11月13日(木) Vol.943

一年に一度、牌の音の休日日ということで、 毎年ソフトボール大会をやって来た。
35才の時から15年間、 神宮で早朝の草野球をやっていたことで、 当初は朝から暗くなるまで8試合ぐらい出っ放しで グランドで走り回っていたが、 今年は我が家の近場のグラウンドで二時間だけにしておく。
午後になって家を出ようとしたら
「雨が降っていますので家でお待ち下さい」
の一報が入る。
ここんところの寒さの上に、雨では風邪もひく。 思えば20年近くソフトボールの日は晴天に恵まれていた。 昔、この球場を借りた折、夕方から夜半にかけて、 雨が降り続けていた。
「みんなや俺の楽しみが・・・・・」
寝ずに雨が降り止むのを待ったことがある。 深夜二時に雨が止み、女房の車で現場へ。 グラウンドはあちらこちら水浸し。 どうにかならんもんかと眺めると グラウンドの隅に砂山があるが、シャベルもバケツもない。 ならばと道路標識用の赤い三角錐のやつを見つけて来て、 何度も何度も水浸しのグラウンドを動き回る。 深夜真っ暗の中でたった一人でやれる作業に熱が入り、楽しんでいる。
どうにか野球が出来るように整備が終わった頃、外が明るさを見せる。 一番乗りの道場生が顔を見せる。
「会長、早いすね」
「うん、今俺も現場に来てみたんだが、  どうにかできそうじゃん」
「出来そうですね」
と声を聞いて一旦家路に着き、皆が出揃う頃に 顔を出す。 そんな思い出がある。
グラウンドに雨降る中、出向いて見る。 小雨が降る中で、町田と下北の道場生が 二面で走り回っている。 傘をさしながらグラウンドに降りると、 全員が魚の群れのように俺の持つ傘の元に走って来る。
「おはよう」 「おはようございます」
の挨拶があって傘を下ろすと、 サーッと雨足が弱まり、 冷たい雨が止む。 ありがたいことです。



「今年も出来る」
そろそろ四才になる孫も、 広いグラウンドを必死に動き回り、 バッターボックスに孫も、 女房も娘も立つ。 塁を埋めてもらった家族を置いて、 大黒柱の俺がレフト線上ギリギリの一発をかます。 何年振りかに俺もベースを回る。 家族全員親と子と孫がホームベースを踏んだが、 俺は三塁ベースでやめておく。 時間が経って皆んなが、 ソフトボールに慣れ、白熱した頃、
「ちょっくらゴメンナサイよ」
と生誕二ヶ月になる、 男の子の孫を乳母車に、 乗せてベースラン。 多分どこの誰もがやらないことを、 この爺ちゃんはやってしまう(笑) ベースランをする俺と、二ヶ月の孫を、 道場生等が楽しげに見守り祝ってくれる。 乳母車を押しながら、
「二ヶ月とはいえお前も男の子、  しっかり憶えておけよ」
と申しつける。
「シトシトピッチャン、シトピッチャン」
と口ずさみながら三塁ベースまで回ってくると、 ベンチで「これ以上の幸せはないね」 という顔をした新人の母親になった娘の笑顔が写る。 たった二ヶ月の男の孫だが、道場生達のおかげで、 男衆の在り方を、ちったぁ伝えられたことに、 改めて、 感謝、感謝、感謝です。

          雀鬼




遂に会長五人目のお孫さんがソフトボール大会で初登場! 男の子ということで、 写真のように仲間や男達に囲まれて元気に育てよ〜!! (ジーコ)

■2008年11月11日(火) Vol.942

俺らなんかが邪魔しちゃいけないんだろうが、 前々から側近の阿部さんに裏から手を回し、 「日本を美しくする会」の相談役に久し振りに御対面。
何時ものように、相談役も阿部さんも新上さんも、 スーツにネクタイで迎えて下さった。 新ちゃんから御指摘通りに俺らは、 北村さんのオンボロ車で出向く。
庭に七面鳥がいて、見晴らしが良い 大きな応接間に通される。
「お座り下さい」と申されるが、 北村はいつも通りのボロ着。 オイラも合わせてGパンにスニーカー。 出入りの業者さんか、ちょっと落とせばホームレス(笑) 新上さんが下まで出迎えてくれなかったら 受付は通らなかったろう。
今日は相談役にとっては滅多に無い 空き日と聞いていたんだが、早朝五時から ドイツのテレビ局の取材があったという。 お忙しい、お疲れの中へ、見た目が悪い二人が 押しかけてしまった。
「上着か襟付きのシャツぐらい着て来いよ」
と新上さんの目が睨んでいる。
「所用があって行った訳じゃない。  ただ遊びに寄っただけ」
と背中で返しておく(笑)
相談役には度重なる御礼の御挨拶もあったんだが、 今日の目的は、オイラが勝手に相談役のお体に触れたいだけ。 出して頂いたお茶すら飲まぬ内に、 相談役の御身体をあちらこちらとさわり出す。
「無礼者!!」と一喝もされずに相談役が耐えて下さる。 阿部さんと新上さんが、何かあったら許さんぞと ボディガード役で脇を固めている。
ふれあうことで相談役とオイラが一体化され、 オイラの額から汗が流れる。 たいした動きをしていないのだが、 オイラの身体の芯が熱くなる。
相談役、大切な御身体を汚してしまってすいません。
阿部さん、新ちゃん御心配かけてゴメンナサイ。
オイラが勝手なことをしてしまったのに、 その後、高級懐石料理屋の部屋まで用意して頂き、 旨くて楽しい一時を過ごさせて頂く。
「会長を肴にして飲む酒は格別だぁ。  もう死んでもいい。」
と何時もの阿部さん。
「阿部さん何度死ぬんですか。  阿部さん殺すのって簡単ですね。」
と返せる仲。
始発の電車で出勤され、送りの車にも乗らずに 満員電車で帰られる相談役ってやっぱ凄かないかい。 実のったって、ずーっと頭べをたらされる。 偉い人ってこういう方を言うんだよなー。
こんな方だからこそ、こんな馬鹿もんでも 笑って許して下さるんでしょうね。
それにしても北村、お前汚かったぞ(笑)

          雀鬼




北村先生に「今日はどうでしたか?」と感想を聞いたら、 「美味しかった。」と答えてくれました(笑) こういう場に行く時も北村先生は飾らず、 何時も通りのボロ着で行かれるのが、ある意味凄いです。(ノック)

 

■2008年11月9日(日)その2 Vol.941

町田道場にはパゲラや今川が先頭切って 日曜リーグという微笑ましい仲間達がいる。
最強軍団だった雀鬼会の中じゃ、 みんな最弱揃いなんだが、 沼津とか茨城とかの地方から遊びに来てくれる。
全員何時まで経っても麻雀は 話しにならないほど弱っちいんだが、 中でも栃木の宇都宮からやって来る 坪子御夫婦はてんでぇへた。
パパなんか、やってもやっても トップを取れない連敗中。 只今28連敗を続けている。 オイラなんか28連勝は体験しているが、 28連敗は多分死ぬまで出来ない。
それを平然とやり続けるパパって どうなっちまってんでしょうかねぇ(笑) この世の中、わからんことがあるもんですねぇ。

ここんところ、左耳が聞こえない。 身体も左半分に痛みがある。 若い頃って放っといたって全部使えていたんだよな。 この頃半分だもんな。
全部使えて自由って若さの特権だぞ。 年を取るということは動くこと、感じれることが 一つ一つ減って行くことになるんだよな。

ところでさぁ、 今日日65才以上の刑事犯が増大しているらしい。
昔はさぁ、悪さっていえば若者達がやっちゃ、 お年寄りは悪さをしたり暴れたりしなかった。 寿命が延びて元気になったのか、 欲が捨て切れなくなっちまったのか。
それにしても犯罪年数が低齢化され、高齢化され、 悪さの幅も拡がったことになっちまったんだよな。
誰にでもある「ずるさ」が 万引に走っちまうんだろうな。
俺らも万引はしないまでも、 口より手のほうが早かった頃があったから、 そっちの方は他人事じゃ全くありません。
身体が半分しか動かなくとも、 やる時はやりそうだもんな。 困ったもんです。

          雀鬼




宇都宮からの道中におにぎりでお昼を済ませ、 真剣な眼差しで打ち込む坪子パパさん。
その頃、一方の坪子のママさんは・・・ 今川さんと優雅にランチたぁ〜いむ!中でした。
これはどんなもんなんでしょうか、花岡さん? (橋本)
えっいや、ママさんは相変わらず若くて お綺麗で、天然で、、、いいっすよ。(^_^;)(花岡)


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