Report

>次のレポート [Report Index]


■2008年9月20日(土) Vol.890

会長
「キャスター」です。 会長に名づけてもらい感謝とともに恐縮しています。
ホームページの会長の言葉を読みました。
インターネットに浮かんでいる言葉に、 しかも自分のことが書かれている言葉に 今までこれほど感動したことはありません。
もちろん、12日に初対面で 1)声をかけてもらって、 2)牌の扱い方を見せてもらって、 3)「今年別荘に来ればよかったのに。来いよ来年は」と  言ってもらって(「来年」ですよ「来年」!嬉しかったです )、 4)さらに「月例会に出ろよ」と言ってもらって、 5)これらがすべて1日のうちに起きたわけですから、  それだけでまあなんと幸せなことかとジンジンしていました。
が、月例会後の週明けにふとのぞいた雀鬼会の ホームページに自分のことが書いてあり本当に驚きました。
この段階ですでに相当参っているのですが、 さらに18日にはまた追記といいますか、だめ押しといいますか。 会長と私の出会いの詳しい様子が私のオープンリーチの 牌譜まで添えて(おまけに上がれなかったことまで)(笑) 書かれてあり、これは一体全体、 自分に何が起こっているのだろうかと思いました。
いや、考えてはいけない、感じるんだ、 などと真っ白な頭で右往左往する自分の心。
でも会長は、そんな私の右往左往ぶりが ネットの向こうから見えているかのように、 ちゃんと文章に答えを残して下さっていました。
『キャスター、あれはね、  凄ぇこれ以上ない手をすんなりあがっちまうよりも、  奇跡の己の配牌を長い時間楽しめたことに  意味があったんだぞ。  損だ得だってこと以上に楽しみがあったってこと。
 あの奇跡のような手牌こそ、  俺とキャスターの出逢いを表現していたんだ。』
このあたたかさ、大きさ、オープンさ。 「お前もオープンしろよ」 「どんどんオープンしろよ」 「そして今この時を一緒に感謝しようよ」 「おまえはまだまだだから、答えを教えてやるけどさ」
うなります。 近くによれば寄るほどすごさが見える人なんて。 そしてそのすごさがそのままあらわれる文章なんて。 会長の文章は、内容だけでなくそのシルエットまで美しいです。 無駄がありません。 これ以上ない場所にこれ以上ない文字がおさまっています。 スマートなのにふくよかな文章。
きっと思考に濁りが、嘘がないのだと思います。
でも、ここまで書くと声が聞こえます。 12日に初めてお会いした時のあの声で。 「何言ってんだよキャスター」 「かっこつけてんじゃないよキャスター」 「そんなドラ早切りしてないで、ちゃんと麻雀打てよ」。 そう、そういうことなんです。
そうですよね会長。 これからも何卒ご指導、よろしくお願いいたします。
敬愛する会長へ



よかったですねキャスター!!
みなさんも来れば会えます! 行けば、何かが起こります!
まだ来たこと無い人、随分ご無沙汰のあなた、 いつかなんて、こねぇんです。今です今!(花岡)

■2008年9月19日(金) Vol.889

昨日始動した雀鬼会選抜本戦にも、 多忙で来られなかった花岡さん。
お忙しそうなんで今日はこれまで。
  ーさようならー

          雀鬼




昨日、夏休みあけに選抜本戦が再開しました! 写真は本戦後に「みかんの花咲く丘」を歌う 会長・金村さん・多田さんです。
さぁー、下北の方々は練習してくるのでしょうか!? 明日の八時からのジュニアの試合後に披露して下さる 予定なので、皆さんお楽しみに!!(ノック)
短い文書ありがとうございます。 でも実際、長さはあまり関係ございません。 ご存分にお書きくださいませ。m(_ _)m スタッフの手際よいお仕事のお陰で大変助かっておりますが、 まったく余裕がございません!でわ!(花岡)

■2008年9月18日(木)その3 Vol.888

古武術研究家の甲野先生が、 先日道場に来られた際、
下北の青白い道場生等が、 甲野先生の術にかかって、 誰もが楽しそうにしている写真が送られてきた。
やっぱ、人間とは動くもの、 仕事だったり、スポーツをやって体を動かす。
でもねえ、 それとはちょっと違う、真逆の不思議な動きをすると、 これが面白いんだよな。
俺が「牌は体全体で切るんだ」 と教えることがある。 手なら手、足なら足と部分部分に意識を置いちゃうと、 囚われちゃうんだよな。
何時もなら、おとなしく見せて頂いてばかりであった俺も、 あん時はちょこっと、動いちゃったんだけど、 俺の動きを見て甲野先生が、
「会長の動きは、その瞬間瞬間、  体のあらゆる部分が、  ここしかないという位置にあり続けることで、  技が極まっている」
と高説を述べられて下さった。
まぁ、俺なんか全て遊ぶための体構えだから、 そんな大それたもんじゃないんでしょうが、 さすが甲野先生、的を射た解釈を為さると、 こっちがびっくりしちゃいました。 又先生に学んじゃったよな。

          雀鬼




先日の下北でのアルバムを見ての原稿。 会長の言われる「遊びの中で覚えた」という言葉にも 意外に本質が隠れている様な気がします(花岡)

■2008年9月18日(木)その2 Vol.887

第36期雀鬼会
1回戦を終えて、長い夏休みが間に入って、 今日から2回戦が始まる。
ああだこうだとごたくを並べたって、 雀鬼流は麻雀から生れたもの。 それがなければ始まらない。
選ばれし猛者達が緊張して、 緊迫がある試合に挑む。
うまくいけると鍛錬を積んでもいざやる時は、 リズムとかバランスをちょっとでもはずすと、 そこからどかっと崩れていく。
出来ると思って出来ないのが雀鬼流麻雀。 それでも出来っこないことを追い続けるのです。

本戦は町田で行われるが、 下北道場にはあのNHKのキャスターが 今日も来ているという。
「キャスター元気かい?」
と電話を入れてやる。
「ハイ!」
とキャスターらしい声音が届く。
NHKってかたいとこを売りにしているんだろうけど、 キャスターはなんとなく、 初対面から可愛げがあった。
あの日も俺の前で、キャスターに
345678(3)(4)(5)(7)(7)三四
というダブリータンピンドラ1、 高目三色という手が入る。
いいねぇキャスター。 オープンしちゃえと全ての牌を見せてやる。
そしてキャスター最後まであがれない(笑)
が、キャスター、あれはね、 凄ぇこれ以上ない手をすんなりあがっちまうよりも、 奇跡の己の配牌を長い時間楽しめたことに 意味があったんだぞ。 損だ得だってこと以上に楽しみがあったってこと。
あの奇跡のような手牌こそ、 俺とキャスターの出逢いを表現していたんだ。

そういえば俺が突然出ろといった 下北の月例会に出たらしい。
ハイと受けたキャスターだったが、 マイナス115の大敗のペナルティ2個で ダンビリだってな。
「キャスターらしい初陣」
まっことOKですぞ(笑)

          雀鬼




久々に会長がいらしてくださった下北沢道場では、 いろんなこと、ホントに不思議で楽しいことが起こっていました。

■2008年9月18日(木) Vol.886

お待たせしました!! Tシャツの新バージョンをアップしました。 もちろん道場生以外の方もご購入いただけます。 PC版の《Goodsコーナ》から、ご覧くださいませ!



携帯の方はごめんなさいm(_ _)m。PCの方からご覧ください。

■2008年9月17日(水)その3 Vol.885

俺は彼を「旅の友」と思っているんだが、 奴の正体はどうも「地酒」にあるらしい。
彼とは二人して海外の海や、 日本の自然の中の湯を求めて、 一年に何回か旅をする。
俺は旅に、 川や海や山や森があればいいんだが、 奴は行きの車中から酒、 昼も夜もずーっと酒、 酒とは大人がたしなむ楽しみらしいが、 俺っちお子様には酒はどうもいけねぇ。 午後の紅茶と濃いお茶があればそれでいい。
湯宿で出る食前酒は、 料理を旨み増しということで、口に付ける。 飲ませ上手の彼がその手に乗せようとしてみても、 その手に25年かかっても、乗っちゃいない(笑)
「雀鬼」と「酒」 合いそうで合わない(笑)
彼とは今や竹書房で出世なさった宇佐美殿。 毎日酒を飲んじゃ、 身体をこわしている。 ためしに酒と俺と、どっちが好きなのよと問う。
「会長です」
と答えるが、信じるわけにゃいくまい(笑)
奴は食卓にトックリを何本も並べている。 奴が楽しいならその楽しみにちょっとだけ付き合ってやる。
「やっぱり合わない」
食事を中途にして酔った俺は外に出る。 庭のベンチに座ると、 池越しの山合いの天辺の雪間におぼろげながら、 中秋の名月が見える。 名月もはっきり見えるよりも、 雲の流れの合間に墨絵のように、 うすらぼんやり明かりを灯す方が風情がある。
「今宵の月は、、、、、」
なんて、ひたっていると、 俺と山合いの間の池の上を、 大きな白い鳥がすーっと飛んでくれる。 月と雁以上の光景を一羽の白鷺が見せてくれる。
「いい絵だ、、、」
どんな芸術作品より秀でる自然が作ってくれる光景。
庭には俺一人、鈴虫が鳴いている。 鷺が気を利かしてくれて、 俺の前の杉の木の庭に止まってくれる。 酔ったはずの俺が正気に戻っている。 部屋で酒を抱く宇佐美だが、呼んでやる。
酒はもとより料理や湯よりも、 うまいもんを味わして頂いた。

          雀鬼




宇佐美さ〜ん。飲んでばっかいないで、 写真撮ってきてくださいよ〜。 と、いう訳で今年の夏の2ショットです。

■2008年9月17日(水)その2 Vol.884

「みかんの花が咲いている  思い出の道 丘の道  はるかに見える 青い海  お船がとおく 霞んでる」
週刊誌に載っていた文章の中に、 この歌を見つけてそこだけを何故か切り取ってバックへ、
週末の旅の湯の宿の中でも口ずさむ。 歌なんて一年にほとんど歌わない、聴かない俺なんだが、 何か俺の心に引っかかる。
チャッペや小鉄達がいる道場で、 麻雀も仕事もストップして皆して、 知らない、忘れた歌を唄い出す。 道場に集う子等と皆んなで、 一時間以上も同じ歌を一人ずつ歌ったり、 皆んなで合唱したり童謡を唄う。
「雀鬼」「童謡」 これがまたすごく似合っている(笑)
昭和21年に加藤省吾が30分ほどで作ったという、 俺が我が家の孫と同じ年の頃に、 多分ラジオで流れていたんだろうな。
町田道場では今、 「みかんの花咲く丘」を歌えないもんは雀鬼流じゃねぇ。 なんて、童謡一曲で盛り上がっちゃった。

今日、駅の階段で少年から声を掛けられる。
「元気で頑張ってんか、、、、」 「ハイ、、、、」
その少年は昨年、若い働き盛りの父親を亡くした。 中学生だった少年も、 高校の通学の帰り、少し背が伸びていた。
少年は駅のホームまでついて来てくれる。 つらくって、悲しい少年の気持ちがわかる分、 会話が少ない。
売店の前、
「何か買いな」 「では飲みものを」
と同じものを二本買う。
俺はその場で飲んじまったが、 彼は一本の飲みものを手にしっかり握っている。
ポッケに手をつっこんで万札を一枚抜く。
「ありがとうございます。」 「もう帰れよ、、、、」 「いえ電車を見送ります、、、」
つらくって、悲しくって会話が進まない。
「そういえば弟の分もな」
と、もう一枚手渡す。
「みかんの花咲く丘」が出た頃、 日本は終戦直後、 食べものも何も無い時代だったが、 俺には両親も兄妹もいた。
今、思い出しても、 食べもの一つで不自由していたのに、 つらさも悲しみも残っていない。
豊かな時代に生まれた少年だが、
「淋しいです、、、、」
の言葉に送られて、 俺は電車に逃れるように乗ってた。

          雀鬼




「みかんの花咲く丘」 情景が見えるような歌詞と、素朴なメロディーが良い歌です。 道場ではみんなで歌っているんですが、 簡単そうに思えて意外と難しい歌ですよ(ジーコ)

■2008年9月17日(水) Vol.883

出版書はどうでもいいんだけど(笑) サイン本応募の件で、全国の方々からのメールが読める。
本も何時だって俺からの一方通行、 なもんで、書いた本なんか内容をすぐ忘れちゃっている(笑)
著書である本人が書き出されちゃったことに、 忘れちゃっているんじゃしょうがないね(笑)
HPも俺がその時その場でやっていること、 感じていることを、さあーっと書き続けているだけ、 これもほとんど一方通行。
相手があって何んボなんでしょうが、 時折り一人ポッチを感じる。 行って帰ってみたいな、
「寄せる波がいいのにね。」
本屋さんには悪いが、本は出しっ放しだが、 なんでだか、このHPは何度も読み返して、楽しんでいる。 同時発売された雀鬼流DVD「牌離」のセットも、 一週間経って売れ行きが良いそうで重版が決定したそうです。 本離れや売れ行きが困難の中ありがたいですね。

          雀鬼




サイン本応募のメール、会長も必ず 目を通されてます。まだまだ募集してますよー(ジーコ)

■2008年9月15日(月) Vol.882

週末に久し振りに下北道場へ、
甲野善紀先生がドイツに行かれたおり、 知り合いになられた父娘さんを連れられて、 道場でお逢いする。
今年に入って甲野先生にも20周年パーティー、 娘の結婚式、名越先生との俺の精神的おかしさの診断本の仲介、 まとめ役とお世話になってばかり。 何だかんだとありがたいことです。
お連れの父親の方は日本人なんだが、 娘さんは、美形のドイツ系。 ドイツでも一家で麻雀をやっているということで、 雀鬼流の道場へ多少なりの興味があった様相。
少々麻雀のお話しになり、 ならばと卓上で、牌さばきを披露して差し上げる。 向こうじゃ手積みということで、 ちょこっと牌を積んじゃった(笑)
俺の牌さばきのお後は、 そこにいた道場生を相手に甲野先生が、 前より又何かをつかんだよと、 体さばきを実戦して見せて頂く。
町田道場じゃ変わった爺さんが中心になって、 深夜の多種多様な動きが毎夜開かれるが、 下北道場では珍しい甲野先生の体術に沿って、 道場生も段々乗って来て、あの花岡さんまでも動き出す。
ならばと何時もなら、 甲野先生の体さばきを拝見しているばかりであった俺が、 すーっと仲間に入って体をさばいている。 先生と俺が加わったことで、動きの楽しみが増し、 あっという間に予定の3時間が過ぎていた。
甲野先生一行が帰られると同時に、 変てこりんの一組が来道、
けっこうおもろい奴よと、 からかい遊んでいると、名刺を寄こす。
変てこりんのお一方は、 NHKのテレビ番組のニュースキャスターとあったが、 本当かよと思うほど、そんなにおいも見せずに、 必死に慣れない雀鬼流麻雀を打っていて、 俺が「キャスター」と声を掛けるたんびに、 ペナルティーを犯していた。 キャスターは現場に午前二時に入るらしい。
「朝早えんだから、とっとと帰れよ」(笑)に、 「今日は会長とお逢い出来て嬉しいから徹夜です。」
お言葉はありがたいが、 国営テレビの方が大切なお仕事を控えて、 よろしかったんでしょうかねぇ(笑)

          雀鬼




会長と甲野先生という二人の達人に身体づかいを 教しえていただきました。 不思議な(元々の自然な)身体づかいが本当に楽しく 道場生達も子供のようになってお二人に遊んでいただきました。 甲野先生、会長、ありがとうございました!(緒方)
----
GoodsコーナーのTシャツ販売は、 18日からいよいよ新バージョンになります! 現在発売中のモノは買えなくなりますので、よろしくです!

 

■2008年9月12日(金) Vol.881

国技である相撲界が大麻うんぬんで、 もめにもめて、 理事長が辞任して、 大麻を吸引したものが三人やめさせられた。
昨年の今頃、 病いで倒れた医者が、
「会長、タバコは体に悪いです。 タバコをやめて大麻を吸いましょう。」
「・・・・・。」
「今、合法的な大麻があるんですよ。」
と誘われる(笑)

健康ブームがあってか公の薬品をバックいっぱいにつめて、 持ち合わせている薬品オタクもいれば、 身近な者の中でも、非合法の薬に手をだした輩も、 多分野の業種の中で見受けられる。
そのお医者さんだって、 100名近い従業員のトップの位置にある。 非合法な薬に手を出すことは御法度だろうが、 監督責任を問われたら、 どの企業のトップも辞任に追い込められる。
俺だって自らそういうものには手を出さなかったが、 そういったものに、手を出した者達がそばにいた。
責任問題ってはっきりしているようで、 けっこう難しいことなんですね。
もう一つのスポーツ界で、 WBCへの監督問題で、 それぞれの権力ある立場がある人達が、ああだ、こうだ。
先の優勝監督であった王監督が体調をこわされている今、 イチローさんに監督兼選手をやってもらって、 エースは女子ソフトの上野選手にやってもらう、 これでいいってばさあ。

          雀鬼




スポーツといえば、町田道場では今、ボクシングが流行っています。 会長は組み技も凄いですが、打撃もハンパないですよ。 (軽く一発もらいましたがやばいです。体験者ジーコ)


<前のレポート [Report Index]