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■2008年9月2日(火) Vol.870

来道場歴約半年、自らを「常識」とし、 心身共に健全を育む元郎は、海の別荘が 味にあったのか、予定の五泊をオーバーして 15日間も別荘に居続け、海でも畳の上でも 若者らしく変化する健やかな生活振りを見せた。
元郎はそこに集ってくる道場生等を、
「素直と勇気」
を持ってして、彼等の姿を観察してくれた。
奇人、変人、狂人、違和感、変態、 生理的否定、キモイ、秋葉系、最低、 こんな人間には決してなりたくない者の 人選をランク付けしてくれた。
元郎と共に生活した君、そう、その悪タレランクの中に、 必ず君がのっている。 元郎は素直と勇気のガチンコでランク表を 作ってきたが、俺的には、私的に俺ん中だけで 治めておきたい。
だってさぁ、ダメ、恥かしい、情けねぇ奴が 並んでいるんだろう(笑)
元郎が何度も練り直して来て、俺に一枚の紙を手渡す。 恐い、酷い、いくらなんでも残酷。 アウシュビッツを想像しちゃって中を覗けない。 100名ぐらいの中から17名が選出されているという。 いけねぇいけねぇ。 いくら俺でもパンドラの箱は開けられねぇ。
元郎、好きや嫌いは認めるよ。 気が合う、合わないも分かるって。 でもさぁ、皆んな雀鬼流の仲間じゃん。 許してやんなよ、元郎くん。
はっきり言って、もしだよ、もしもその17名の中に 俺の名前が書かれていたら、俺も腐っても男、 今すぐ皆んなの前から消えてなくなる、 そのぐらいのランクは承知しているって。 その上、ベスト10。
「オーーッ、恐っ」
メダルでも取った日にゃ、その存在すら 息を吸っちゃいけねぇ生き物ってことだもんな。 それは俺も認める!!!
だからよしなって。 ここだけにしようよ。 死人が出るって・・・・・。
元朗、もとろうくんの気持ちは本当によく分かる。 社会にまだ出ていない、汚れの無い君の 純粋な心も分かるが、このランク表だけは 悪いけんど俺の心ん中にしまいこんで、 墓場の中まで持って行く。
元朗、大体が人間をランク付けするなんて やめておこうよ。 なぁー、花岡さん。

          雀鬼




「素直と勇気!!!」と何度も自分の心に言い聞かせ 途中でめげそうになってもなんとかランキング表を完成させました。
素直と勇気を貫き通した僕は、 ランキング表に載せられた人々の気持ちを考える気は これっぽちもありませんでしたが、 昨日道場で僕がランキング表を再構築してる最中に、 ジーコ師匠、沓掛さんが怯えた犬のような表情で 何度もランキング表をカンニングしてきて初めて
「ちょっとかわいそうだな。  自分残酷になってるのかな」
と肌で感じました。
僕完全にヒトラーになってました! やり過ぎました! みなさん別荘でお世話になり 楽しく過ごした雀鬼流の大切な仲間には変わりないのです!
会長本当に申し訳ございません! この残酷なランキング表は会長が治めてくだい! 会長にわかっていただければ十分です! さすがに死人はだしたくありません! 僕も心の中にしまっておくので、 どうか供養の方をお願いいたします!

          元郎

素直に、カッコイイ人なりたい大人 ランキングとかにすればいいじゃん(花岡)

■2008年9月1日(月) Vol.869

海ボケの花岡くんが、 事の次第をきちんと業務連絡をしてくれなかったために、 道場生の別荘残留組の シャボさんを代表として被害者の会が発足。
「今度の件につきまして会長が主犯、  花岡さんが共犯者としてその責務を追求します。」
という一文が内容証明つきで届く。
物的被害として、
 ・会長用スポーツ新聞(1)  ・会長用夜食用お茶漬けの素(1)  ・会長用夜食用雑炊の素(1)  ・会長用ロールケーキ一切れ  ・会長用ピーナッツバター(1)  ・会長用午後の紅茶1リットル×(2)  ・会長用濃いお茶2リットル(1)  ・会長用オニオンスライス  ・オニオンスライスをキンキンに冷やすために使った水道代
ここまでが物質的、金銭的被害としての請求があり、
その上、 会長が部屋でお休みになっていると思い込み、 物音を立てないように お風呂に入った精神的ダメージ等々と、 シャボさん等が正しくも検討された上、 金銭的被害&精神的ダメージに対する被害届けが。
この文を読まして頂き、 私的には罪の深さを今さらながら感じ入り、 強く胸を痛め、猛省している次第であります。
花岡くんに業務を託したとは由、 その場に居らずことで、 これほどまでの被害を 皆様方に与えてしまったことを恥じております。
シャボ代表が列記された 一つ一つの罪の大きさを痛み入っておりますが、
特に、オニオンスライスと それに関連する水道代の一件につきましては、 反論の余地が少しも入らず、 大罪であると認めざる得ません。
この度の諸々の罪に対して花岡くんが共犯とされていますが、 彼は海ボケ、ITボケ、その他諸々のボケ状態に深い病い人として、 正しい判断は出来ぬ者として罰を抹消されることを切に願い、 全ての罰は私、桜井章一が単独で行ったものとして 受ける次第を申請致します。
追って被害者の会の代表であるシャボ様からの判断、決定の上、 罰に重々服することを誓い申し上げ候。

          雀鬼




会長の花岡さんに対する温情と反省のお気持ちは 充分解るのですが、今思えば会長の悪戯に少しも 気付かなかった自分にもかなり問題が有り、 会長だけが罪を被るのは違うと思うので、 会長、花岡さんそして自分達「被害者の会」の皆が 来年別荘でまた楽しく共同生活が出来るように 一人一人が日々精進すると言う事でどうでしょうか?
もちろんその時は会長にキンキンに冷えた オニオンスライスを食べて頂きます。(シャボ)

■2008年8月31日(日) Vol.868

今日で、夏休みの別荘が最終日。
俺は一足先に帰ってきたが、 海と仲間が好きな連中が集まって、 丸一日を楽しく過ごしていることでしょう。
俺なんか都会に帰ってきたら、 雷鳴はとどろくは、大雨は降るは、 面白さ、楽しみが一気にダウン。 眠くはならないし、食欲も半分以下に一日で落っこちる。
雀鬼流は麻雀道場だが、 別荘では麻雀のマの字も出てこない。
太陽の出だとか、風とか、波とか、湖の流れとか、 海水の温度とか、全て自然が織りなす定めが中心となっている。
都会に帰ってくると人間とか物が中心となって選択される。 自然や海に近づいたからって、 誰もがすぐに変化を見せられるわけでもない。 固定観念に引きずられる者は、 対応能力が省け変化した環境についていけない。 若くて柔軟性があって挑戦心があるものが、 ふと何かをつかみとる。
自分一人ではとても入りこめない荒波の時も、 海に問うて願ってgoサインを出す。 穏やかな海も心地良いが、 荒波に身を任せる時も出来た喜びがある。
事故も無く少々の痛みがあっても、 皆して無事に楽しんで帰ってくれればいい。 都会で恵まれないものも、 自然の中では恵みを受ける。 「ほどよい恵みを感じてね。」

          雀鬼




会長、今年も本当にありがとうございました。m(_ _)m

■2008年8月30日(土)その3 Vol.867

文武両道に、
俺の一万倍ぐらい探究心や博識がある 甲野善紀先生には、 逢ったり、電話で俺の知らぬ世界の存在を、 教えて頂くことが多かった。
「ヘエ!!そんな凄いことが」
っていう話しが多いんだが、 俺ん中では、 大工道具の機能美を生涯追い求めた、 千代鶴是秀の存在の在り方には、 瞬間圧倒され心の根が一本釣りされた感覚があった。
俺の感情の動きを察してか、 先生がすぐに一冊の千代鶴是秀の写真集を送って下さり、 寸断の隙も迷いも入らぬ、 先人の大工道具を一点見ただけで、さらに圧倒され、 その見事さにページをめくる欲さえ失った。
何をも貫き通す、 鋭い刃先を見せるがその工程に力みが見れず、 柔らかい精神と肉体を持ってして、手間の礎が窺える。 逢ってみたい、遠くからでも見てみたいと、 滅多に起きぬ気持ちにさせられる、 数少ない是秀の写真をそっと覗く。
明治、大正、昭和と「生」を貫いたその姿も、 さらに俺を圧倒する。
日本人を代表する、 男を代表する、 かっこいい味がびしっと飛んでくる。 芸術や美術でもそんな気持ちになったことはない。 職人、大工道具を作り続けた一人の男の生き様に魅了される。 生涯現役を貫いて昭和32年84才でその道を去ったという。 作品よし、人物よし、まれに見る存在として俺ん中に残る。
「会長、興味がおありですね。もう一冊送りましょうか」 「いや先生、ちらりと見さしてもらっただけで  俺なんかじゃ先に進めません。」
と本心を伝える。 ところが昨日、孫の誕生と重なって 先生から千代鶴是秀の写真集が届く。
表紙を見て晩年の是秀の写真を見ただけで、 俺にないもの、 俺が失いつつあるもの、 オリンピック以上に、日本を感じている自分がいる。
明治、大正の両親を持ち、 昭和の時代を生かしてもらった俺が「今から」 遠い昔に心を持ってかれてしまいました。

          雀鬼




■2008年8月30日(土)その2 Vol.866

やったぜベイビィ!!
花岡別荘組も町田道場生等も 完全にいっぱい食わされていた。 しっかし皆んな冷てえよな。 俺が居りゃ「会長」「かいちょう」「カイチョウ」って 気ぃ使ってくれんのに、 ひろしのうつ坊なんか、朝食の時まで 俺の存在なんか「すっかり忘れた」
こんなもんだ。 こんな程度なんだよな。 俺なんか居れば気ぃ使わせる。 めんどくせぇ「オヤジ」 皆んなには居なくともちっとも困んねえってこと。
今川、俺って年がら年中、 そばに水物が置いてもらっちゃ、チビチビ飲んじゃ、 一時間に一回は小便に行く。
だいたいがよ、 皆んなが何時海から帰ったか知らねえが、 そん時から朝まで ずーっと俺が眠っているなんてあるわけねぇってェ。
シャボ、 俺はお前さんには男のにおいを感じていたのに、、、、、 悲しいやね。
花岡には事の次第をきちんと話し、 皆んなに伝えておいてくれと、 あれほど頼んでいたのにこのザマだ。
花岡は魚ばっかりに囚われてて 頭がおかしくなっちまったに違いない。

やったぜベイビィ。
俺ん家にも五人目の男の子の孫が誕生した。
「父さん、そばにいてね」
が初産の娘の心の内、不安だったろう。 怖かったかもしれない。 父さんはそばに居てやったよ。 病院に顔を出す。
「お疲れ様でした。」
のセリフがあったが皆んなのような 「おめでとう」のセリフが出てこない。
展示場のような水族館のような、 赤子の部屋に生まれてすぐの赤子達が、 ずらりとぐるりと並んで寝かされている。 親や御家族の人達が我が一族の赤子の前に、 ガラス越しに群がっている。
一点集中の皆様の中で、 俺だけが、その部屋にいる誕生したばかりの赤子達を 全体的に眺めている。 流れる血は違えど、ここでの環境は一緒。 数日経てばこの小さな生命も、 それぞれの環境に別れて行く。
「おめでとう」「可愛い」の声ん中で、 俺一人こんなことを思っていた。
娘んところの赤子は生まれ日が橋本さんと一緒。 何か御縁があってメデタシ、メデタシ(笑)。

          雀鬼




事の次第って、、え!ええっ!!だって、かっ会長がぁ(笑) と、いうわけで本当に楽しかった理想の生活もついに明日で終了です。 今年は最終日が週末にからんだので、まだまだ明日も潜る気満々の 道場生達で、別荘はとてもとても賑やかです。 十二分に遊んだけど、まだまだみんなと居たいなぁ。(花岡)

■2008年8月30日(土) Vol.865

会長の悪戯に、巻き込まれたシャボです。 真相を知った時の衝撃は今年一番でした。
ネタをばらされていなければ、未だに会長は 2階にいらっしゃると思い込んでいると思います。
とにかく会長の悪戯はガチンコ過ぎるんです。 会長と花岡さんが組むと 強力すぎるのでもう組まないでください。
今回の件は、主犯格が会長、共犯者が花岡さん、 そして被害者が自分たちです。 と、いう事で「被害者の会」の皆様の声をお聞きください。
          シャボ
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会長は、深夜12:00に 町田道場にいらっしゃったそうで… まぁ翌日の昼まで、全く気付きませんでしたが。
きっと会長はスンゴイ体調悪くて、 己の力で治療中なんだろう。 だから、珍しく海にもいらっしゃらなかったんだ!! と、一人納得していました。 (当然この時には、会長はいません。)
会長は熱がでた時、氷をまいたオシボリを 取りに下にいらっしゃいます。
でも、今回はそんな動きはありませんでした。 きっと下にも降りられないぐらい体調が悪いに違いない!! と、一人大納得。 (ただ別荘にいないだけなんですけどね。)
そんなこととは、つゆ知らず、 これは様子を見に行かねば!! と、細心の注意を払い静かに会長の部屋の前へ。
チラッいる!!
敷き布団を二枚しいて、 毛布をかぶり、掛け布団を三枚かぶり、 更に頭にはデッカイクッションまで乗せている。
これはすごい!
さすが雀鬼の治療法は半端ないぜ!! と、無人の部屋の前で興奮気味です。
と、この時「緒方〜、緒方〜」とバカデカイ声で 花岡さんが呼んでいます。
「会長が起きたらどうするんですか!!  花岡さん、静かにしてください!!」
と、強く心の中で叫び、 自分は一階へと戻ってきました。
すると花岡さんがもとろうに、昨日のHPを 朗読させネタバラシをしています。
ああ ああ あ〜 そうだったんですねぇ〜(笑)
          緒方
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別荘二階には、会長の部屋の隣に、もう一部屋。 そこに私は一人眠っていまいた。 人の気配に敏感な会長に気を遣わせてはと、 ちら見して、ふとんに。
3時頃、廊下から覗く。 新聞のひろげたまま、横向きでふとんを かぶっている。
こんなに長い間、トイレにも 水飲みにもいかないのは、、、と不安になる。
朝方、また覗く。 こんなに暑いのにあいかわらず、何枚もふとんを かぶっている。 うん?今度は仰向けになってる!! 寝返りをうったと思っちゃったわけです。
みんなにそう言って、信じ込ませてしまったんです。 ごめんなさい、自分はナチュラルな共犯者なんです。 しくしく。
          今川久美子
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あの日、会長は海へ来られなかった。 何やらシャボさんが花岡さんと メールのやりとりをしているのは何度か目にした。
その時、自分は会長は帰られた?と思った。 しかし、別荘に着いてからも花岡さんから 会長が帰られたという話は出てこなかった。
別荘に着いてからは、花岡さんは お疲れモードで休まれていた。
みんなの様子は、会長が上で休まれている感じ。 別荘に着いてすぐに、花岡さんに会長は帰られましたか? と聞けばよかったのか。 あっさり、休まれてると返されていたのか?
長くなってもあれなので、 自分は会長が帰られたと思ってましたよ。 えっへぇへぇへぇへぇー・・・
          チャッペ
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最初ホームページの文章を読んで、 何の事かさっぱりわかりませんでした。
みんなから会長は帰られたと聞いた時、 全てを理解しました。
しかし自分は、朝ご飯の時になるまで 会長のことをすっかり忘れていました。 以上です。
          ひろし
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共犯者である花岡さんが2階にいる緒方さんを バカにでかい声で呼んだときは
「花岡さん声でか過ぎっすよ!  会長起こしたらマズイでしょ!」
って思っていました。 会長の悪戯には完全にやられました。
          もとろう



完璧。
会長の5人目のお孫さんは無事、誕生されたそうです。 橋本サブマネージャと同じ誕生日ですね。 おめでとうございます!(花岡)

■2008年8月29日(金) Vol.864

今、町田道場。俺ここにいるのに 橋本さんが別荘に電話を入れると
「会長は二階の自室で休まれてます」
深夜12時ですから 俺が眠っていても不思議じゃないが、 俺は今確実に町田にいる。
ここにいる俺が本物なら 別荘で皆して 「眠ってます」 という俺は一体誰なんだろう(笑)
娘が明日あたりにお産を迎える。 岐阜県の向こう様の御両親も 初孫誕生を祝って来京されるらしい。
そんな理由と東海地方は雨続きということで、 俺も一足お先に帰京して来てるのに、 別荘にいるスタッフの小島も緒方も チャッペやシャボ等その他の連中も皆して 俺が二階で眠っているっておっしゃっている。
俺って居ても居なくとも存在がうすいから 気付かないのかなー。
そりゃ毎日毎日遊び過ぎて 遊び疲れも来るだろう。
昨日は五日振りだかに晴れ間があって、 海の深場まで潜ってサメさんを追いかけたり、 深夜3時頃まで若手のひろしや 元郎達と畳の上で格闘技。
2人は若いだけにスタミナがあり、 元気に身体を動かし回る。 みんながかく汗や熱気で そばで触れ合う俺も暖房状態。
元郎と俺との年令差は46才。 ていうことは俺からみれば 110才を越える老人と格闘していることになる(笑) そんなことはねぇな。
それにしても、海でもあんなに遊んでやったのに、 俺が今だ二階で寝てるって言う道場生もそりゃないよな。
橋本さんお誕生日おめでとうございます(町田道場にて)
花岡さん、お後はよろしく。

          雀鬼




別荘にいる皆さぁ〜ん、会長はここ、ここ、 今ここにいらっしゃいますよぉ〜。 みすずビルの二階ですよぉ〜。 お祝いのお言葉、しかも写真付きで、 会長、ありがとうございます!(橋本)
どんなことでも悪戯にしてしまうおちゃめな会長。 もうすぐ夜が明けますが、もちろん誰も気づいていません。 きっと朝食も作られることでしょう(笑)(花岡)

■2008年8月28日(木) Vol.863

こんにちは、別荘暮らしの花岡です。 こちらは、しとしと本降りの雨。 シャボや若手はそれでも海に魚突き。 自分は別荘の納戸でパソコンに向かってお仕事中です(T_T;)
そんななか、ニューTシャツのサンプルが届きました!
ニューTシャツは9月中旬位からこのHPで、 注文できるようにする予定です。
逆に今、買えるTシャツの方は、 一旦クローズしますので、 ご利用の方はお早めにお願いします。

          花岡



写真のモデルさん(笑)は、 別荘で昼夜を問わず大活躍の元郎と、ひろしです。 このデザイン以外も用意しています。お楽しみに!

■2008年8月27日(水) Vol.862

雨もいいが五日ぶりに陽が差す。 庭に出る。ちゃっぺが準備をしている。
「陽射ざしって気持ちいいな」
二人してちぢこまった身体を太陽に、向かって伸ばす。 暑くはないが、暖かい。 雨を待つものもいれば、陽ざしを待つものもいる。
しげるが、都会へ戻った。と思ったら深夜に今川達が来て、 又、海の恵みで寿司をにぎってくれた佐藤の顔も見れる。
入れ替わり立ち替わり。 メンツも空間も天候も変化する。
新人元郎なんか五日間の初参加予定が 海の楽しみと道場生に、いじくられて倍も延長して帰らない。 畳の上で動きが柔らかくなり、集う者達と笑っていられる。
花岡とチャッペはずーといる。 元気と明るさが似合うシャボも来ている。
就職ひとつで悩み落ち込んでいた、ひろしも来た。 来年の年末を控えて、一個会社を受けて うかる落ちるで、それに死がかかっているぐらいの病み。
その病が道場ん中でも、ポツンと暗闇を作っていた。 受かったのに、又悩んで次の会社を受けるらしい。 そして又悩んで弱っている。 そんな学生から社会人になることぐらいで 病んじゃっていたら、これからも変化、 選択の度に病んでしまう。
元郎は、たくましくなって、 ひろしは、ひろ子ちゃんに分かれている。
俺も又もうすぐ五人目の孫に恵まれる。
「お父さん、帰って来てね」
と望まれている。 都会じゃ志村も父親になる。 ずーと若者だったのに、すでに「オヤジ化」
俺も四人の父親をやって来たが、 「オヤジ化」だけには、成りたかぁなかった。
60年余り続いた俺の夏休みも、もうすぐ終わる。 ここには、それぞれの笑顔があるんだよね。
それも大人を捨てて皆して子供になっている。 仕事人間、マイホームパパ、俺どっちもなれねえよ。

          雀鬼



 

■2008年8月26日(火) Vol.861

雨が降る降る今日も雨。 北の方では地震があり、四国地方は雨不足。 水を恵んでくれる台風が未だ来ず。 何かおかしな天候です。
小雨ん中でも、道場生等は、海に向かう。 俺は四日連続、海にも入らず陸の上。
魚を突きに行った道場生等は、 ゴミをつけて上がってくる。 海は荒れ、土砂色の波が岩にどしんと当たる。 ひと泳ぎしても魚どころか、身体がゴミだらけ。 冷えた身体を焚き火で暖める。 俺なんて「爺さんは、岩場で焚き木ひろい」
雨が少し強まったところで、一人露天風呂へ。 荒れる海をながめながら、のんびり湯につかる。 しげるが話し相手に入って来る。
ひと風呂入ったら夕方。 昨年、ねらい場を教えておいた、 ちょいと危険なところから陸づたいに 花岡が小走りに走ってくる。
あたりは、うす暗かったが、 花岡がかかえた大物が見てとれる。
ここ数日、花岡がねらい追っかけていた スズキが一本、花岡がダッコして戻ってくる。 80cmはある大物である。
昨年、内緒で俺一人で、ひょこひょこ潜っていた時、 外側の海で潜った花岡と海底で目が合う。
「会長、何てことすんですか」 「うんちょっと危ないけど頭だけ気ぃつければ・・・」 「出来るんですね!!」 「うん、でもなぁー皆んなにゃ無理だから」
そんな岩場で今年は花岡が段々と慣れていく、 そして、皆んながゴミだらけの中、 別荘番長の花岡が1ランクアップ。
それだけの大物となれば、 岩場で魚と格闘しなければならない。
花岡は雨ん中、毎日挑戦しちゃぁ切り傷を おって帰って来ていたが、今日は大物をTKO。
彼等にとっての海遊びでは、一番でっかい大魚を みごとにひとつき決めて来た。
次は、1m越えだな。 種目はサメな(笑)

          雀鬼




各々のレベルで「今まで出来るとも思ってなかったこと」に、 挑戦出来る別荘はやっぱし最高です。 今日のレポートのアップは楽しいなぁ(花岡)


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