■2007年9月10日(月) Vol.570
下北道場に試しに行った。
雀鬼流が、外から内から穴が開いていた。
普通の穴ぐらいなら、コンクリートの道より
まだましなんだが、俺の指導力不足で!!
その穴は蟻地獄のような穴で、
一旦落ちると這い上がれない。
そこでね、又かったるいだろうけんど、
大変だろうけんど、多田と花岡と金村に、
「俺も持つけど君等もシャベルを持ってくれるか?」
と聞く。
ここ一年以上、彼等なりの否定感や
苦悩や問題を直視しただけに、
ここは皆して手にシャベルを持つことが
必要であると受け止めてくれた。
そば等の選抜組の繁やパセ、シャボ、
牧野にもそれに対して心の在り方と行動の有無を尋ねる。
「こんな型で終わりたくない。」
と牧野が最も正しい意気込みの言葉を吐く。
前期の得点的成績はチャラとなり、15名がそのまま残留。
空いた一席に下北道場のJr.選手である高田が座る。
第一期雀鬼会は俺を含めた16名で始動したのだから、
先ず選抜された16名を決めればいい。
選抜選手が知力だけでなく、
体力を使ってシャベルを一本ずつ持つ、
ただそれだけでいい。
選抜が行えば何人かのJr.選手も、
「僕にも手伝わせて下さい。」と持っている。
チャッペも歌田も川原も、女性の理絵ちゃんも、
選抜選手以上に開いた穴を埋めてくれるだろう。
第35期が決定した。
俺にとっても命の絆である、その糸を切らずに
道場の仲間たちが気持ちを一つにしてくれた。
今期は点棒の動きよりも、
誰がどれだけ穴を埋めるかが楽しみだ。
困ったと思っていた事も楽しみに変えれるんだよな。
皆さん、頼んだよ。
雀鬼
山田マネージャ、高槻のみなさん高田貴基はやりましたよ!にやにや。
ってまだお前はなんもやってねぇだろう!(ーー;)(花岡)
■2007年9月8日(土)その3 Vol.569
人類は万物の中で強がっているが、
俺、人間ってつくづく弱くなっている方へ
導かれているように思う。
弱いからこそ、良いとか悪いという
分別や価値観が置かれたり、
努力や工夫や学びを入れ込んで
どうにか弱さに対抗しようとする。
身体も弱ければ、
悪いところやダメなところも見出される。
身体の一部である精神とか神経とか
脳といったものも同様であろう。
俺なんかどういうわけか、
強い者として作り上げられたり、
間違えられていることが多い。
「困ったもんだ」
俺もこんな社会に既存する生物としては、
やはり多くの方々と同様に
かなり弱いし、弱っている。
以前、どこかの出版社から
「なぜあの人は強いのか」
なる本を依頼されて出したことがある。
今度は自分の姿を素直に現せる
「なぜあの人は弱いのか」
みたいなことが、自らダメ出しで
出せればいいなーと思っている。
俺なんかいいも悪いも
子供の頃に身につけちゃったものから
少しも変わっちゃいない。
ただ環境が多少な変化を見せているだけ。
俺、気づいたんだけど、弱さもダメさも悪さも
治ったなんて思ったらとんでもねぇことで、
今やその悪さや弱さが少し治まっているだけだから、
また何時そんな要素が
吹き荒れるか分かったもんでもない。
先日の台風もあれほど厳しい風雨をもたらしたが、
今は治まっている。
心の病も自分の心の置き場が治まらずに、
しっくりいかずにジタバタあがいている。
自然治癒力という凄まじい
ありがたい力もあるらしい。
俺、何が欲しいって言われたら
それが一つであるかも知れない。
「自然の力で治まる」
なんと素晴らしいんだろう。
その力が弱まっちまったから
明日も誰かさんや何かに
頼らねばダメなんだろうけんどね(笑)
生物の強さとは自然治癒力だろうし、
免疫力なんだろうなー。
俺にはねぇんだけどな(笑)
雀鬼
道場では明日から第35期の期間が始ります。
■2007年9月8日(土)その2 Vol.568
大自然を中心に一ヶ月も暮らせて頂くと、
何人も逢ったり見たりしても小っこいものと映ってしまう。
もちろん己自身も小っこい。
人を世間や社会立場で見ている時は、
己の置かれたいくつかの価値観で大小が見れる人を
大小で見て取れる時より、
「全て小なり」
と見て取れる時の方が、人間の有り様を純粋に見て取れる。
自然に一歩身を入れれば、我が身の危機は
我が身で守らねばならぬものほど、
大自然は素の人間を近づかせない。
だが自然より、帰って来た都会とか社会の方が
とてつもない恐ろしいところであることを実感する。
愛だ、思いやりだ、やさしさだ、なんていう
得体の知れないものに囚われている人間どもは
恐ろしい姿を見せつけている。
自然には自然の習しがあるように、
人間界にも愚かだが習しがある。
道場でも頑張っていた、良かれと思っていた者が、
気づくと大きな穴を開けてしまっていた。
「社会とはそういうもんよ」という大人の理由もあろうが、
開けてしまった大きな穴に近づいた者達がすべり落ちている。
穴の中の方が地上より棲みやすくて
今日びの人間には合っているのかも知れないが、
雀鬼流は、大木が地に生えてなくとも
地上の生き様として歩まねばならない。
そしてこれからだが、何人かの道場生等の力を借りて
開いてしまった穴を埋める作業をしなければならないようです。
雀鬼
■2007年9月8日(土) Vol.567
台風直下の折、以前から進行されつつある(?)
甲野善紀教授殿との対談本作りのために
三度目の講談社の特別ルームに出向く。
たった一冊の本作りのために甲野教授は御一人大奮闘。
30時間近い長い長い時間を熱っぽく語られる教授には
相方として失礼だったかもしれんが、
俺なんか合いの手を打つか、時折りボソッと話すだけ。
俺の方からやりますかと言ったお話しなのに、
教授には一人苦労させてしまっちゃって申し訳ないです。
教授曰く、日本一の精神科医の名越康文先生も
その席に突然現れて、対談の席に加わってくれる。
この出陣は多分、甲野教授が俺の頭ん中の違和感や
狂気の部分を名越さんに診察してもらうための、
わざわざの往診以外に理由は見つからない。
甲野先生は今や本当にどっかの大学の教授をやっているし、
お二人は今やテレビの売れっ子でもある。
甲野教授一人だけでも、
勉強の一つもしないで海なんかで遊んで暮らしている
ガキ大将の俺じゃ話しのなりようがねぇのに、
もう一方、日本一の精神科医の大先生が
相手に加わったらさすがの俺も・・・・・。
でもなんかねぇ、行く道は違えども
同級生、仲間の集いを感じて俺は楽しんでいた(笑)
でもねぇ、お二人方の先生、
俺はやっぱし子供の頃からやり続けて来たガキ大将は
やめるつもりはありませんので、そこんとこはお許しを(笑)
雀鬼
■2007年9月7日(金) Vol.566
さて、7月19日より開始した雀鬼流Tシャツ販売、
おかげさまで沢山の方にご利用いただいています。
別荘暮らしであまりフォローしていませんでしたが(^_^;)、
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この背中の「素直」と「勇気」の言葉に
少しでも近づけるよう精進させていただきます。
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など、何件かメールも頂いています。
最近立ち上がった広島勉強会からは、
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雀鬼会スタッフ皆様。
広島勉強会の久保です。
Tシャツいただきましたが、身が引き締まる思いです。
今週も早朝より中国地区模擬試合を広島で行いますが、
ユニフォームもそろい、ますます熱が入ります。
ありがとうございました!
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と気合が入ったメールも届いています。
頑張ってね!
という訳で、9月に入りまだまだ残暑もありますが、
ぼちぼち長袖の準備も!ということで、
商品を入れ替えようと思います。
冬に向けてパーカーは引き続き販売しますが、
他のTシャツは今月15日の締め日でクローズ致しますので、
もう手に入らないかもしれません。
お買い求めの方はお早めにお願いしま〜す。
花岡
「心温かきは万能なり」Tシャツや、
白、黒、長袖Tシャツを準備中。お楽しみに!!
■2007年9月3日(月) Vol.565
道場に今年も夏の別荘参加日数表が貼られている。
五年程前は、魚一匹突けなかった花岡が
今や道場一の海人振りを毎日見せてくれて
26日間全日合宿参加。
何時だって彼がそこにいるだけで
どんなに頼もしかったことだろう。
海でも宿でも誰しも認める大活躍。
今や伊豆の海は花岡のためにあると言っても過言ではない。
花岡のおかげで食卓も賑わいを見せ食費も節約できた。
花岡と並んでチャッペが26日間海で過ごす。
あれほど身体を動かすことが弱かったチャッペも
少しはたくましく見えるのが不思議です。
チャッペも生まれて始めての海外旅行で南の国のパラオへ行き、
俺について鮫オンリーの日々を送ったことで、
今年は多種多様な魚を突ける動きが海で出来るようになり
合宿生活でも良く動き働いてくれていた。
道場に来る前には海すら入ったことが無さそうなチャッペが、
たかが一年で荒い強い海を潜って見せる。
凄い学びと変化があったことでしょう。
3位は10日間も二人から離された俺が16日間。
この爺さんは今や誠っことの役立たず、
海に入ってもぐるりと一回巡って来るだけ、
現場では全くの役立たずでしたが悪いけんど、
もし来年もあるとすればもっと皆さんのお世話に
なってしまうことでしょう。
4位は何と町田の古島が13日間もいたらしい。
それだけ長く居た割りにはちっとも日に焼けちゃいません。
彼は毎日岩場で焚き火に当たってたから
海ん中には入っちゃいないでしょう。
この人はエリートタイプですから都会で
ゲームをやってる方が合っている。
自然に嫌われ似合いませんよね。
5位は下北のシャボが12日間。
こいつは古島の正反対で頭を使うより
身体を使うことが似合っている。
海でも四天王クラスの動きを見せていたし
シャボがいることで場を明るくさせる能力は
素晴らしいの一声です。
6位は仕事も金も無いその上体力も無くしちゃった
北村のオジサンが11泊も居てくれたんだけど
家庭は大丈夫だったのかな、近々に米でも送りますよ(笑)
今年は耐えに耐えて来年又頑張りましょうね。
7位に下北のしげると町田の今川さんが
10日間仕事の合間に駆けつけてくれた。
しげるなんて朝一番で仕事に行って
昼過ぎに帰って来ちゃ厳しいやりくりの中、
海に潜って出てくると顔面血だらけという
恐ろしい根性を見せていたが、
顔面血だらけでニヤニヤ海から上がって
来るのはまるでブッチャー(プロレスラー)。
今川も女性の身で男衆に混じって
ちっこい身体を張ってよーく潜っていた。
出来なくとも取れなくとも突き進む今川も
しげる同様根性もんでしたね。
多田、一日も見なかったなー。
雀鬼
はい、チーズ!(笑)
■2007年9月2日(日) Vol.564
ひと月余り、大自然に自ら近づいて
大自然にお世話になって暮らしていたから、
俺の生活は都市化や人工化からどんどん離れちゃって
人間中心から自然を中心になっていた。
そんな俺が都会に帰って来て、
我が道場ぐらいなら伴に海で多かれ少なかれ遊んだり、
恵まれたりした仲間達がいるからまだいいんだが、
それがねえ、お祝い事が3日連続重なっちゃって、
今や日本の大都市の中心の様相を見せる
六本木の一流ホテルへ。
それに似合う方々が集まる中へ身を置くと、
自然から人間という移り変わりに順応出来ずに、
空に向かって競って建つでっかいホテルやビルや、
鉄とコンクリートの囲いに心身伴にダメージを受けてしまう。
あれほど岩場を飛び歩き海へ潜れた体も、
都会のコンクリートの中や上では一歩が辛く痛む。
その上、海の生物ばかり感じていた俺だから
そこに集まる人々を見ても海の中の生物と
人間の動きや在り方を比べてしまうと、
人間て何て不自然な動物なんだろうということばかりが、
見えてしまう。
自然の生物の中で人間だけが異生物、
自然の生物と別の星に住んでいる気がしていた。
又、俺もすぐにそんな異生物に
同化してしまうんだろうけど、悲しいやね(笑)
昨日はプロレスラーの中邑真輔の結婚式に
呼ばれて行って来ちゃった。
おととい本人に直接お断りの電話を入れたんですが
「お願いします」
「来て下さい」
「頼みます」
に押し切られて六本木のホテルへ。
結婚の儀はおめでたいんだろうが、
本心は行くのをためらっていたんだ(笑)
それも式にも出てねということで3時半までに着く。
沢山の人が集まるということで、
誰も来そうにない見つからない喫煙室の隅に隠れてその時を待つ。
その側を式場に向かう人達がぞろぞろ虫のように歩いている(笑)
式場が閉まる瞬間に入る。
100席余りの席は親族と若者達で全て占められ、
座る席すらない。
生まれて始めて、この年こいた老人は壁を背に、
幸せそうに式を進める新郎新婦の姿を立ち見で眺めるが、
俺は立ち見はやらない人なんです(笑)
人の幸せって俺にとっちゃこんなにも疲れるのかなー
と思いつつ耐えていた。
披露宴が始まる前に俺の身体は完全に疲れ切っていた。
後は残る気力で祝うというより耐えなければならない(笑)
披露宴会場は馬鹿でかいということで、
前もって会場内の席を示された地図を与えられる。
まさに字面で作られた地図ではあるが
俺の席は新郎の前の席ということで広い会場内を
一気に進んでやっとこさ座れた。
実は前日、日本男児である大関、千代大海関のお祝いの席に
同じ六本木の一流ホテルへお祝いと励ましに
出向かいたんだが、立食の席は予定の倍以上の人が集まり、
混み合った電車状態だったんだが、男、千代大海の男っぷりで
足が棒になるのも我慢できていた。
それは全く問題ないこと、
俺の知り合いの大リーガーの選手も
高名な俳優さんもつっ立ってんだから。
横綱も若いのにしっかりと貫禄と風格を持って立っていた。
ところがさぁ、なんか真輔の結婚式の時に立たされていたのは、
小学生時代に悪戯をして立たされたことにダブっていた。
「お前そこに立って反省しろって」
新郎が幸せそうに笑っていた。
全日本プロレスの小島聡選手は、社長の武藤くんがしつけたのか
礼儀正しかったが、真輔は本当に始めてあった時から礼儀知らず(笑)
今時の若いもん現役のプロレスラーだから
それでいいのかも知れないが男は感じねえなー。
自然から我々の失った真理を学び都会に集う人々からは
反面教師的な学びがあったから、
どちらにしても学べたことでよかったのかなー。
千代大海よ、今一度強く立ち上がって、
親方千代の富士に一日も早く並んでください、
相撲は日本人の国技だったじゃないですか。
真輔は沢山の人から祝福されてたから、
俺なんかが祝したって鼻にも引っ掛けまい(笑)
あまりアメリカ化されずに生きなさいよ。
お前の幸せは俺にとっちゃ疲れでしたよ(笑)
雀鬼
■2007年8月29日(水)その2 Vol.563
都会では、色々とトラブルが発生しています。
伊豆地方は午前中から霧雨が降っていて、温度が下がる。
午後2時過ぎに雨間をぬって、花岡やチャッペ達が、
ひと潜りしに出掛ける。
皆んなが帰ってくる前に、俺は一足お先に帰らせてもらう。
最後までたいしたトラブルもないよう願っています。
後半天候はくずれ始めたが、シャボとかパセという
明るく元気な真っ直ぐな子等が終わりを締めに来てくれて、
俺も花岡も大助かりだったね。
夏よ!!
海よ!!
仲間の皆さん、本当にお世話になりました。
雀鬼
という訳で会長は一足先に帰られました。
本当にいろいろとありがとうございました!
今日は自分のバイクがパンクし、地元のバイク屋さんに
預けることになりました(^_^;)
これで、本人、携帯、バイクと地元の病院や修理で、
お世話になり(笑)長くここに居るなぁと思います。
後2日余りですが、シャボ等と気を付けてやっていきます。
花岡
■2007年8月29日(水) Vol.562
昼ちょいと過ぎて岩場に着く。
何人かが海に向かおうとする。
「ちょっと待てや、今日は海ん中を俺が案内する。」
ということで、10人近いツアーが行われる。
昨日に続いて海は暗くて静かだった。
暗い海の底にも、平目やカサゴ等がうっすらと見てとれる。
モリの先で獲物を指してあげても、彼等には確認が出来ないらしい。
微妙な変化、見えないものを見なければ、獲物にたどりつかない。
四方八方、目の下だけでなく、
暗い海の中でも目をならせ、こらさなきゃならない。
暗い静かな10m先の海中を絶滅寸前といわれる
アオウミガメが、ゆったりと泳いでいる。
3mまで静かに近づいて、後方のツアー客を呼ぶが、
彼等が泳いでくる音で静けさが割れる。
俺の後ろについていた彼等が着く前に、
ひとりがアオウミガメを追いかけてしまう。
1mをゆうに超す大きく育ったアオウミガメは、
そのまま暗い海の中に消えて行く。
サメには逢えなかったが、貴重なカメと、でっかいエイの姿を
見れたことで今年の夏休みのツアーは終わりとなろう。
海からそのまま買い出しに行って、
今年初めて台所に立ち料理を手伝う。
一ヶ月近くの海の恵みと道場生が作ってくれた
「食」に対しての心少ない俺の表現でした。
皆んな本当にありがとうね。
君等があって、海があってこそ
こんな歓びが出来るんだもんね。
そろそろ帰らないと・・・・
雀鬼
■2007年8月28日(火) Vol.561
夏休みも終わりそう。
元祖鬼打ちっ子の花岡と、現鬼打ちっ子のチャッペが、
今年も別荘を連続して存続してくれた。
伊豆の海は、花岡とチャッペで始まり、終わる。
私情を捨てて、他の者達と生活してくれる彼等は、
伊豆の自然と変わらず、良い生物である(笑)
都会に帰ればおかしな人混みに交わる。
伊豆に住む人々も嫌味な点は変わらない。
特に別荘暮らしをする人種は、特権、特殊な臭いをかもしだす。
都会から自然に住み変わっても
都会で過ごした臭いは打ち消せない。
企業や会社や仕事場の臭いがぷんぷんただよう。
自然はいいんだが、一年を通した別荘暮らしなんかしたら、
人間としての幅も小さくなってしまう。
都会の人も別荘人種も変わらないが、
我々の夏には、毎日岩場の海がある。
今年は毎日毎日、海に出れた。
それも天から届く太陽さんのおかげ。
海という大自然と大宇宙は、素晴らしい恵みを生むが、
その太陽ですら、都会のコンクリート生活では、
猛暑となって、人の体力も気力も奪う。
大宇宙に合わせて自然が生きているように、
人々も少しでも自然に近づいて生活出来ることが
生物の真の生き方であろう。
花岡もチャッペも一ヶ月足らずだったが、
そんな生活が体験出来て良かったね。
自然を神秘なんて捕らえずに、
自然のありのままの姿に凄さを感じていればいい。
一匹の蜘蛛が、蜘蛛の巣にかかった小さい生物から
生命をちょこっといただいちゃぁ、一目散に
一本の糸を張りに行ったり来たり。
小さい生物も、人間のいう必死さでない本能のまんま。
生命と生命が対応して連続している。
ありのまま、地に這う蟻も、岩場に棲む小さな虫でさえ
互いに、我々にとどかぬ音の中で、声を掛け合って生きていた。
後一回、とびエイやサメに逢って、
都会という病んだところへ帰りましょうかね。
雀鬼
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という訳で、7月31日レポートVol.534の写真がこれ。
で、約一ヶ月自然の中で暮らすと!
格好良過ぎ!!