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■2007年8月7日(火)その2 Vol.540

男に言っておこう。 男には筋を通すという大切さがある。
マナーや礼儀ともちょいと違うかも知れない。
礼儀であれば、その人の前だけで通せば済む。 筋とは、その人が居ない時、見えない時でも、 心の中にしっかり植え込んでいる根っ子のような分野である。
礼儀を正したり、それなりに知っている人もいようが、 今日び、筋を通せる男が極少である。
何かに偏ってエゴになり、自分の作った偏りの領域から、 一歩も出ようとしない変わりに、他人様のかきねは、 平気でよじ登って来る。
男として生きようと思う男をなめていることすら気付かない。
やんわりと玉を投げてやれば、瞬間から誤魔化しから入って来る。 次の玉も、その次の玉も段々と玉は大きくなっている。
筋を通すとは、年齢の上下の問題でもない。 時によっては、目下のもの、年下の方でも筋を通さなければ いけねぇのです。
その人の持つ才能や力や立場に対して、やるのとも違う。 男が男として認めてこそ、出来るものなのです。
したたかで、恥知らずで、男をなめる奴等よ。 俺は今そういうった連中に、
「毅然」と立ち向かっている。
風の吹くままなー。
      雀鬼




■2007年8月7日(火) Vol.539

ここ数日快晴。毎日海日和り。
海人、花岡は病院行ったり今も別荘で倒れている。 喘息の発作が出て苦しそう。
今までこんなことたぁなかったのに、来る前から 俺の意志でないところに、異なった意志がうごめいていた。
その意志は俺に逆らうかのごとく、逆風を勝手に吹かせていた。 俺はずーと前からその異なった意志を感じていて、背を向けた姿を 見せつけていたが、気付きの無いものには、気付かない。
本人達はお好みなのか、血の流れの中に瞬間に 又気付いた時は、頭の中を染めている。
髪の毛でない頭脳が赤や黄色に染まっている。 髪の毛は洗えば落ちるだろうが、頭脳の染めは、洗っても落ちないし、 本人は染まっていることすら気付かないし、回りの者からも分かりにくい。
目で見て分からないことだが、臭いは消せない。
すいたくさった臭いが鼻をさす。
変色した色合いを見てそれがその人の才能だとか超能力現象−− そして神との通信まで伸びている。 世の中、へんてこりんの一億総心病時代だからこそ、 こんなことが拡がり、身も心もゆだねてしまうのだろう。
弱い若者達が10人近くで海へ向かった。 花岡と今年は弱っちまった北村が昼寝をしている。 俺の知っている北村もなんか少し免疫力が落ちてきている。
何をカメラで写したんだろう。 オーラでも撮ったのかな(笑)
俺は明日は、真正面から向き逢える方々達との、 ごくごく身内の食事会がある。
俺の習性として、対人間でもこりゃ危ないと感じたら、 いくつかを試して、逃げるのではなく、背を向ける。
その道は正しいと思えば、 自分を裸にして真正面に向き合う。
「ただそれだけ」
      雀鬼




■2007年8月6日(月) Vol.538

そのあくる日、 夜突然現れたでっかいバースディケーキを囲んで、 一日だけ息子が送ってくれたプレゼントの孫と二人で ハッピバースディジージーと ハッピバースディはるしの歌を、 道場生等で、さらに祝ってもらう。
70人超す、前夜の会食会と違ったうれしさを感じた。 何本も立てられたロウソクの一本一本を けん命に何度も何度もかけて、 必死に消す孫が暗闇の中で達成感を持った顔をしている(笑)
会長という単語を知らない孫のために、 それからは道場生等が俺をジージーと呼ぶ。 ジージィいただきますの連続のアイサツに、 孫は自分だけの俺との合図だったと思っていた 「ジィジィ」の連呼に、皆何するんだよという、 とまどいの顔をして、テーブルの下に潜り込んでしまう。
孫も山田もそれなりの猛者達も帰ってしまい あくる日の朝は、ムードがどんよりと変わっている(笑)
花岡も風邪が治らず海は一人休養。 海へやって来たはずなのに、 海水パンツを忘れた小島がイスで、コックリさん。 その後の海の岩の上でも、コックリさん。 彼がそこにいる以上この空気は変わらない(笑)
残り少ない、15名ぐらいの道場生で 海遊びが出来るのはJrクラスが一人だけ。 後の残りのものはJrIIか体験クラスばかりでした。
そういえば今日の新聞に 我々の毎年のローテンションの岩場の近くの 伊東の海の浅場にシュモクザメの3.5m級が 何匹も出てるらしい。
新聞には人はおそわれないなんて 書いてあったんだけど奴等はやるときはやるんだよな(笑)
俺も昔ハワイ島で二頭の巨大なハンマーヘッドに おそわれる寸前クルーザーに飛び乗ったこともあった。 その舟のキャプテンの友人は数年前に殺られちゃったんだってさあ。
サメと逢いたかったけど明日は一たん東京に帰ります。
      雀鬼




■2007年8月5日(日) Vol.537

左足の太ももがつって目が覚める。 部屋の前に立ちはだかる緑の大木達は ざわざわと大きく揺れている。 遠くに見渡す、海も寄せては返す、波間で揺れていることだろう。
今日は俺が生まれた日。 自然が揺れを見せるように 俺の心の中も、いくつかの揺れがあるのだろう。 それは俺にも分かっちゃいる。
俺はないちゃいないが、クマゼミと鳥達が鳴いている。 俺が毎年迷惑なことに伊豆にいることで 昨日から大阪、名古屋勢の遠方組を含めて、 ぞくぞくと若者たちが集まってくれていて、 深夜の12時には、山田英樹夫妻の音頭のもとに、
「会長おめでとうございます。」
と祝される。 町田の志村が、この爺さんが今だに元気なために 俺の苦労が一つ減らないという顔を、奥方ののりちゃんに訴えている(笑) 海人の花岡も今日だけは眠たいツラで起きている(笑)
そして一晩眠れば誕生の日。 多勢で海に向かう。 そこにも次から次へと人が集まって来る。 人里離れた岩場の海も、その日だけは 道場生が出たり入ったりのプール状態(笑) モリも持たずに、何人かを連れて海を行く。
「ほら、あそこに石鯛。その下の岩場のかげから伊勢エビが顔を出してるよ。」
あっちこっちを水面から方向を示してやっても、 彼等にゃその姿が見えないらしい。 部分的な目だけに頼っていても見えないんだろうなー。 身体全体を自然と同化させれば 見えなかったものも見えるようになるのになー。 それが難しいらしい。
花岡が俺を祝うかのように大きめの石鯛をつく。 全員が拍手、いい瞬間である。
例年のごとく伊東の五味屋さんで会食。 定員の数倍も押し寄せて、立食状態。 あぶれて、道路に立っていた連中もいたらしい。
志村の仕切で祝い事が始まる。 ゲストは誰一人いない。 全て道場生という身内に祝って頂く。 山田英樹が俺のそばにでかんと控えている。 俺の好きな光景である。 それだけで、最高のプレゼント。 どんな品物より価値がある。
ならばと山田のビールをがぶがぶとのどを通す。 何時だって酒はまずいが(笑)知ったこっちゃない。 俺を祝うというより 良き彼等の心を頂いて心の奥に入れるだけ。
「俺は雀鬼流だ!!」
と声を張ると
「お言葉ですが、会長は雀鬼で私達が雀鬼流なんです。」
と金村が答える。 頭が痛む。 確かに酔っているが、確かな答えである。 俺のせいじゃないが頭痛の種もある。 良いこともあれば悪いこともあるのか、 悪いことがあってよい子等に救われているのか。 その日は良し悪しの行ったり来たり(笑)
俺も来る前から風邪。 普通そんなときは安静。 それも冷たい海の底へなんか潜っちゃいけませんやなー。 その風邪が海人の花岡編集長までにうつっちゃって。 恩を仇で返すって、こういうこと(笑)
俺の風邪の頭痛の方は0型問題に比べりゃてえしたことはねえ。 俺と花岡で2人して氷のお世話になっちゃった。(笑) 次は山田かなー。 お終いはよろしく(笑)
      雀鬼




■2007年8月3日(金) Vol.536

台風の余波で開けっ放しの空にほどよい風が通る。 「風水」を感じ一人コーヒーをすする。
全面に立ちはだかる大木達が大きく揺れている。 少しだが日差しが差している。 道場生等が次々集まってきて、今日も海へ行くらしい。
太陽もうすいが、波も高そう。 どこを潜り場に決めるのか。
昨日は、海辺の上のプールで道場生等にバタフライや背泳ぎを教える。 何人かがきれいな泳ぎに変わっていく。
2時間も泳いだらしい。 さぁ海へ潜るかと岩場に移動。 鼻水がしたたり落ちてくる。 すぐに何度も大きなくしゃみが出て止まらない。
完全に風邪症状。
太陽は真上にそこそこ照っている。 厚手のスエットを二枚重ね着して座って岩場で耐えるサウナ状態。
ひたいからは汗がしたたり落ちる。 その前では俺の体調の悪さも放ったらかして(笑) 全員潜って魚を追っている。
かき氷に甘いシロップを多めに入れて、脱水症状をふせぐ。
こんな時は、別荘へ戻って寝るべきことが 健康を取り戻す方法だと思うが、 不健康の俺は、夏の炎天下で我慢比べをやっている(笑)
これも今年は耐える年の一個かも知れない。
風邪なんかひいちまったら薬も効かない。
自然に治ることを待つしかない。 サウナ状態にさすがに気持ち悪くなって来たので、 陽が落ちた海に入って、出た汗を流す。
ついでに少し潜ってもみる。
その日、やっぱり耳が聞こえなくなっちゃって、 回りの楽しげな会話が少しも入って来なかった。
まぁね、道場生達が楽しければ、それでいいんじゃない。
      雀鬼




■2007年8月1日(水) Vol.535

早朝一番、ミンミンゼミの声を、今年初めて聞く。 昨晩遅く、北村カメラマンの車で伊豆へ花岡とちゃっぺに逢いに行く。
風邪っぽいし、その上出掛けに強烈なハリケーンが2人を直撃。 足止めを食らうが強行突破。
昼から皆して海を潜る。 今年の夏休み、俺がやって来たことで、
「やっと始まりました。」
という花岡が、今日の恵みを追う。
昨日まで魚一匹突けなかったらしい、矢部とちゃっぺを連れて モリも持たずに初泳ぎ。 2人に海の中を案内してやり、獲物を見つけちゃぁ彼等を潜らす。 2人は頑張ってそこそこに魚を追い、突くことが出来るようになっていた。
「会長、夕食はどうされますか?」 「今日一日の海の恵みで食べようよ。」
少しだけ料理法を指示して、俺は隣の部屋の畳の上で横になる。 「会長、食事が出来ました。」
の声で目覚める。 一時間余り眠っていたようだ。 眠れた喜びとともに、海で身体を動かした俺は 何度もおかわりを頂く。
下北道場の横山やシャボ達が、まるで 料理人のようにうまく感じてしまう(笑)
10数人で「自給自足」
「花岡、金なんかいらねぇなー」
こんなセリフが飛び出している(笑) 深夜まで食卓の回りを囲んで、ためになる話しや楽しい話しが、 良き時間を作っている。
花岡ハンターは早めにパソコン部屋のソファで寝っている。 普段、俺と直接話しも出来なかった横山もシャボも こんな時間こそ大切だったと思うよ。
一ヶ月近くを寝食、遊び、楽しみを皆して作れる。 仕事を忘れ、仕事もせず気の合った人達との自然な中での暮らし。 俺がそこそこ元気の間はこんな時間が最高ス。
俺が子供の頃から楽しんでいた事を花岡が身につけ、 回りに良い影響をあたえてくれている。
そこに雀鬼流らしい共有、共鳴、一体感がみごとに 姿を見せている。 いい暮らしだよな。花岡。
こんな幸せや、喜びを知らない人達は・・・
夏休みじゃないんだよなー。 こんな暮らしを俺達したいだけなんだよなー。


「運命を変える本物の言葉」 のサイン本をお送りしたところ さっそく別荘にも、全員から嬉しさが伝わるメールが届いた。
たった一冊の本だけど、このせちがない世の中、 ありがとうね。
      雀鬼




やっぱりこの風景にこの笑顔が無いと夏が始まりません!(花岡)

■2007年7月31日(火)その2 Vol.534

どしゃ降りの豪雨と雷まで落ちて、 外へ出ず夜更けになると身体に寒さを感じて、 トレーナー姿で暖をとりベッドに潜り込み朝まで眠ってしまう。
伊豆の海では太陽の陽射しも弱い中、 花岡やチャッペの鬼打ちコンビが夏休みに入っている。
例年なら俺もとうに海に潜っているのに、 今年は未だベッドの布団の中に潜っている。
卓上では上手に泳げず時々溺れている花岡も海へ潜れば雀鬼会最強。 一年雑多に追われて忙しい花岡だから、 目一杯自然の海を楽しめればいい。 自然が似合うのもいれば、都会の地下室が好きな者もいる。
花岡は冷たい海に潜り、 俺は布団に潜り、 あの安田は木津と伴に地下に潜っている。
それぞれですね。
      雀鬼




花岡・チャッペのカワハギ・コンビ(^_^)y

■2007年7月31日(火) Vol.533

みなさん今日は! 花岡@別荘の納戸からお届け致します。!!!
さて、まず「日本を美しくする会」の新上さんから お便りが届いています。


☆桜井会長及び花岡 様へ
平素、鍵山相談役はじめ日本を美しくする会に対し お気遣い下さいまして誠にありがとうございます。
「運命を変える本物の言葉」 ご献本ありがとうございました! 即、その日のうちに拝読終了! 感想は
「読みやすい」 「分りやすい」 「鍵山相談役のお考え、想いとご一緒だなあ〜!」
本会事務局の阿部さんも言っておられましたが、
「極めた本物の方は見方、考え方は一緒だね!」と、
私も同感でした。相談役もお読みになった後、 親しい教育関係者に送らせて頂いています。
桜井会長の感性は大自然から捉えているものと 宇宙から捉えているものと人間の域を超えたところに有るようで、 私みたいな単純な人間では奥の深さが、 計り知れないのも当然の事と言えましょう。 その桜井会長の身近で修行されている 「安田さん」「村瀬さん」「花岡さん」大変ですね〜!? ただただ、尊敬申し上げる次第です! 
ところで、安っさん!お元気!? それでは、またメールします!
感謝。 新上政広 拝



新上さんいつも丁寧なお便りありがとうございます。 いろいろ大変な事がおありのよう?ですね(笑) 伊豆の海でお待ちしていますので、是非いらしてくださいませ!

と、言う訳で、レポートVol.527で募集した「サイン本プレゼント」も 昨日、当選者の5名の方に発送致しました。
お名前をHP上で出してもよいか確認してなかったので、 結果的に発送をもって発表になってしまいましたが、 遅くとも今日明日中には着くと思います。
沢山の熱いご応募メールを頂きました! ありがとうございます。 孤独なHP更新作業をやっていく力を頂きました(笑) でも、本当にうれしかったです。ありがとうございました!
そうそう、安っさんは元気ですよ〜 元気に働き過ぎて、あんまり見ませんが。。。

という訳で、今日とった自己新記録の 57cmのヒラメをさばきにもどりま〜す!
      花岡正明



久美子(Jr.選手)が持つと、またでっかいなぁ・・・

■2007年7月27日(金)その2 Vol.532

パンパカパーン! 今日のニュースを発表します。 発売と同時に、

「運命を変える本物の言葉」
が、5千部増刷されました。おめでとうございます。 (気分はけっこう他人事)
これって変ですよね。 だって、作者である俺が、表紙を見ただけで、未だ一頁も読んでないんだよ。 出来栄えも、中身の構成すら俺自身は何も知らない。   見てもないのに、増刷決定の一報を受けても、責任とれませんよね。 パンパカパーン。
   夜のニュースを終わります。
      雀鬼



 

■2007年7月27日(金) Vol.531

そういえば花岡 昨日下北に行ったんだけど 俺仕事はねえし、一日結構退屈だった。
その分今日は町田で取材だ原稿チェックだーで未だに終わらない。 昨日の下北は一人テンションの高いオジサンがいて まるで一人でライブやってたけど 悪いけんど俺には雑音にしか聞こえなかったから 耳を通さなく閉じていた。 花岡、あの変なライブおじさんて誰なんですか。
その上さあ、狂気の芸術家からのお葉書まで重なっちゃってさあ(笑) その続きなんだけど、帰りの電車で前の席が空いたので座ったところ 隣に座られたお嬢さんが完全に何かの心の病の方で 強烈な、異様な空気が漂ってくる。 俺座ってられずに立って移動しちゃった。 あんな経験初めてだよなー
昨日は一日、花岡、俺は変な一日でした(笑)
      雀鬼

こんばんは花岡です。 電車で混んでいても、なぜか会長の前の席っていつも空くんですよね〜 って、そういう話しじゃないですね、お疲れ様でした(^_^;)
このところ閑散としていた下北道場も久々の 「会長いらっしゃいました!」一斉メールで(笑) 昨日は活気を取り戻していました。
都会でのお仕事をガンバって、海行きましょう!海! って梅雨はど〜なんでしょうね。とほほ。(神山さん風)



別荘予定表を背に、都会での最後のお仕事にいそしむ人々?


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