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■2007年2月1日(木)その2 Vol.400

朝方五時近くに家に着く。 ポストの中から「宝物」を取り出す。
俺も長い間、 シロウトの枠からはみ出ないように 多くの文章を書き続けてきた。 どれほど多くの取材やライターさんや 担当さんとも会ったことだろうが、 今回だけは参りました。
アエラの取材を続けていた
神山さんが わざわざ遠い地を型にした、原稿を我が家まで 神山さん自らの手で届けに来てくれていたのです。
マスコミや担当者といっても、 任せっぱなしや、やりっ放しや投げっぱなしの 人達ばかりのやっつけ仕事が多い中、 神山さんは自分の作り出す作品に使命感と 心を強くしっかりと持っていなさる。
始めて逢った時からこの人は 「プロだな」という印象を受けたのだが、 彼の場合、文章を上手に作り出せるだけでない。
人を選び観察する能力を 正しく強くしっかりと持っていなさる。 その道の達人の臭いがしていた。
原稿を読む前に、楽しみを越える何かが 俺を動かす気持が湧いてきていて、 その場で自然に手を合わせ 頭を三度下げてから一行を読み出す。
雀鬼会にもその中にも、周りの関係する方々の中にも、 高貴な方々や志しの高い人達もあられる。 その方々を中心にして話をまとめれば、 それなりの作品も出来ようが、 神山さんの文を読み終えて この人は高みを捨てて裾のや底辺の部分だけで 作品作りをしている感を受ける。
彼の持つ感性が権力や金や地位、 名誉にすら反逆しているのか 闘争しているのか大衆としての改革なのか、 彼の持つ感性か生き様としての 選択として文章作りがなされている。
「やるな神山!!」
読み終えた俺の心も神山さんにピッタシと重なる。 麻雀というゲームの底辺化を ゆずらず曲げずに現せばこの文章とピッタリ重なる。
俺も麻雀も必要以上に持ち上げることもなく、 彼が遠い地まで自ら足を運んで見たままの姿が見て取れ 彼の価値観の確かさに
「やるな神山!!」
と思う他なかった。
「一万円札も千円札も取材の中にあったはずなのに  一円玉だけを寄せ集めて作ってしまう」
神山さんは凄い人かもしんないぞ。
       雀鬼




■2007年2月1日(木) Vol.399

第33期雀鬼会が終了して三日が経っていた。
やるべきこととか、正面から迎えなければならない試練を片づけていると、 アラスカの夏のように夜がやって来なかった(笑)。 その日、道場から真っ直ぐ家路に着きたくない気持があった。 何人かが帰った後、最終組が何人か残っていた。
「誰かラーメンでも食いに行くかい」
そこにいた二人が行くという。 外へ出るといつの間にか 8人全員が繋がって歩いていた。 途中で串焼き屋を発見して路線は変更。 小さいながら雀鬼会の打ち上げが行われていた。
Jrで今回こそは勝てる位置に置かれていたが、 魔が差したような逆転劇を、 自ら毎度の如く作ってしまう敗北者の古島もいる。 Jr最下位のダントツの敗れもんの矢部もいる。 2000打数という最高の打席に立ち続けてくれながら、 最後の決勝戦で壊れてしまった打ち筋を見せてしまって、 涙を耐えていたチャッペもいる。
見ればその席は敗け組、 悲しみや落胆や後悔を残した者達だけの食事会になっていた。
俺が何かに負けているかも知れないから 俺もその中に入って少しの違和感がない。 みんな弱さを見せた者、 みんなダメかも知れなかった者、 みんな少し遅れを取っちゃった者達が自然と集まっていたが、 その空気は残念会など微塵も入り込まない、 結果は残せなかったけど経過作りを達成したことで、 テーブルに乗りきらないような料理を楽しく味わうだけ。 それ以上に互いが仲間としての味を味わい、 噛みしめていた。 勝たなくとも、やるだけやればそれでいい。
空車を拾って帰路に着く。 隣になぜかチャッペが座っている。
「チャッペ、歌でも歌いにいくか」
と、途中下車。 歌なんか忘れちまっている俺。 音痴で音がはずれちゃっているチャッペと歌を歌う。 明日休みですから、 と古島と理絵ちゃんもタクシーを追って、 自転車で駆け付けてくる。
「すみません会長、僕だけ仕事ですから」
古島は、数日前の大敗北を忘れたように 軽い足取りで、自転車で帰っていく。 互いになぐさめる言葉すら励まし合うことすら発せずしても、 この一日、仲間としての味を味わっただけで、 気分がみんな良い方向に変わって行く。
志村やヤンマーとか、小鉄、清川という 選抜選手の主だった者達の姿は一つもなかったが、 そこにいた者達だけで、 楽しい我が家の食卓と歌が出来ていた。
       雀鬼




■2007年1月31日(水) Vol.398

先日の日曜日に今期の最終戦でもある 選抜の決勝戦が行われました。
トップを走る誰もが認めるが、 いまだ選抜優勝経験の無い雀鬼会NO.1の打ち手金村尚紀。 30P差で後を追う雀鬼会の顔・多田和博。
その前の日に行われたJrの決勝戦では、 道場を守り続けてきた歌田が優勝したものの とても良い内容の試合とは言えず、 選抜決勝こそという想いが、 選手にも見ているものにもあったはずでした。
半荘三回の闘いを先に終えた多田は 最終戦でAトップを取り、 その時点で金村を30P(三万点)越えて 一気にトップに躍り出ました。
そして、金村の卓はオーラス。 金村は数百点沈んでいて、 最低1万点浮き以上のトップを取らなければならない局面。 多田が三度目の優勝をするかと思われた瞬間、 金村が親の第一打に字牌を切って、ダブリーをかける。 更に数巡後に積もってきたアカDをカン。 ものすごく長く感じられるツモ切りが続いた後、 トップ目の小鉄からダブリードラ4の18000点が出て、 金村の優勝が決まりました。
当日、まったく手の入っていない金村に オーラス一発逆転の親のダブリーが入ること自体、 とても劇的なエンディングでしたが、 後ほど会長から、隠された真実が語られました。 (これについて後日会長が書かれると思います)
ともあれ、雀鬼会選手の誰もが待ち望んだ勝者が生れました。 山田マネージャー・佐々木丸という 雀鬼会の歴史を創った二人の復帰で、 今期は本当に意味のある濃い一期になりました。 会長、選手の皆さん本当にお疲れ様でした。
しばらく休んでまたすぐ、走り出すことになります(多分)。 それまでちょっと、一休み…
…できるかなぁ…(笑)。
       安田潤司



■2007年1月27日(土) Vol.397

昨日、今年二回 目の下北本部へ、少ないね。 もしかしたら上層部で出入り禁止か破門も 考えられているかも知れない。 麻雀も一回も打ってないから ひやかし組と扱われても仕方がない。
雀鬼会本戦も今日と明日で全てが終わる。 その日はJr2の決勝卓と Jrの最下位決定戦に混じって、 選抜の牧野・佐々木秀樹・安田とパセの 変動の3卓最終戦が行われる。
Jr2は勝ち上がって来たものだけに、 Jrの最下位組とはさほど遜色のない闘い振りを見せるが、 両卓の隣で打つ選抜組だけは別次元の卓に写り、 あの安田や牧野ですら何時もの試合より 良く打てているように見えてしまった(笑)



給料日後の金曜日ということで、 普段以上に小田急線は混み合っており、 車内は押しくらまんじゅう状態。 それはかまわないんだが、 車内の空気に嫌悪感を感じ取る。
酒を飲んだ社会人が それぞれ自分だけの世界に入っている。 この社会人達が作る空気じゃ、 ちょいとしたことでどなり合いや けんかになってもおかしくねぇなー と、臭いを嗅いでいた。 90%以上が一般社会人の大人の サラリーマンやOLだろう。 給料を頂いて酒を飲めたんだから、 もう少し楽しそうになるなら分かるが、 どう見ても彼等が作る空間は 荒れた中学校と変わらない。 車内で誰となく、くだをまく声と だらしなく突っ立ったまま寝込んで 他の人に迷惑を掛けている親父達もいる。
だらしがねぇ奴等だ。 みっともねぇ奴等だ。
これが社会人という姿の大人達である。 側等のカップルの女性の口から 熱ちいよ、早く降りてぇよ、周りがうざってぇよ と、男言葉がガキの甘ったれのように耳に届く。 その時、その場で耐えるということすら 忘れちまった馬鹿もんの声がする。
久し至って、俺と志村が立つ前の席が空いた。 俺が空いた席に座ると同時に、 数メートル離れていた若い女性が 俺の膝の上に座って来る。 周りの動きすら見えない、読めない、 恥知らずの女が後ろの方から割り込んで来た上に、 俺の膝の上に座っちまうんだから 今時の女の図々しさにあきれてしまう。
今度は俺の前に立っている志村に向かって 隣の女が「お前、邪魔だ」とひじ鉄を当てている。 どこかの大学教授とか大手のマスコミの それなりの社会的知識人等が車内で痴漢を犯すような、 ゴミのような社会的人間も多いのだろうが、 隣同士、混み合う車内で、 袖が触れ合うぐらいのことで険悪なツラをして ひじ鉄を当ててくるような女もいる。
座って見ていた俺からみたら、 向こうからけんかをふっかけているようなもの。 相手が女だからまだしも、 これが少し柄の悪い奴だったら 俺が立ち上がっていたことだろう。 その女、その後も眉間にしわを寄せて ペットボトルの水をガブ飲みしている。 車内はお前のものだけじゃねぇ。 ちったぁ譲り合ったらどうよと思いつつ、
「志村、今時の女の人は危ないから離れてろよ」
柄が悪い極道や不良だけが 乗っている電車ならともかく、 一般社会人が多く占める車内なのに、 マナーや礼儀以前に質(たち)の悪い集団を感じる。 質(たち)の悪い大人達を作ったのも我々だが、 質の悪い大人どもが育てる子供達こそたまんねぇ。
景気の良否が取りたざされている今日日の社会だが、 それ以前に大人達の質の悪さを正さなきゃ、 この世の中はめちゃくちゃになっちまう。 国家の品格もあろうが、 それを担う国民の社会の大人達の品格が下落して、 質の悪い、品質の悪い、 粗悪品の大人ばかりになっちまっている。
       雀鬼




■2007年1月24日(水)その2 Vol.396

今日、國方さんと電話で話をした。 彼の受賞に対して中傷や批判もあるらしい。 鍵山相談役はともかく、 警察と麻雀が良い関係で結びついたのも 許せない人もいることでしょう。 それは決して批判ということではありません。 私ですら長年麻雀に携わりながらも、 今だにどこかで麻雀を否定しております。
麻雀の牌の一個一個には決して罪はないのですが、 牌に人間が触れると嫌なものが乗り移る。 打つ人間の思考が良くないことで 麻雀も悪くなってしまう。
仕事とか教育とかはその看板や器の中で隠せても、 麻雀だけは人の持つ悪さが 浮き出てしまうものなのです。 正直私ですら麻雀を打ったことで、 墜落した人生を歩む人達や、 その延長線で起きる事件が 生まれることも十分承知しております。
一般の麻雀を裏で眺めたり、 高名な学者やそれなりの人物が打つ麻雀を見ても、 ヘドが出るほど気持が悪くなってしまうことばかりです。 どう言い訳しても、麻雀とは打つ人間によって 汚されてしまうものなのですから、 麻雀を打たない、知らない方々から批判や否定をされても 仕方がないことであると理解しております。
ですから、雀鬼流では損得で動いてしまう 思考と行動という社会観念から離して 牌を扱ったらどうだろうと、 政治的感覚と経済的思考を 極力削り取って作られたものですから、 その分からしても社会の常識から かけ離れたところに存在しているのかも知れません。
國方さんにも申し上げたように、世間一般の麻雀は 決して認められるようなものじゃありません。 出来れば触れ合わない方が最善の策です(笑)
どこの世界でも言えることでしょうが、 決して麻雀の牌が悪どいのでなく、 麻雀を打つ人達の思考や価値観や 方向が悪どいだけなのです。 ならば麻雀を打たない人達が 美しい心の持ち主とも言い切れません。 その方々が打てばやはり 同等の悪さが見えてしまうでしょう。
「國方様の論文を最優秀賞にするとは  読売たるもの情けない」
と、どこかの大学の助教授だか コラムニストが申し述べたという。 別に読売だろうが朝日だろうが 私にとっちゃ関係ないこと。 だいたいが、國方さんの文を読んで 論文であると決めつけてしまう頭でっかちの輩を疑う。
私にしても、國方さんにしても、 あの文章を決して論文という高貴な位置においてない。 ありのままの言葉とありのままの行動を ただ書いただけの「作文」と二人は思っています。
今まではあの懸賞論文も、高学歴や それなりの知識豊かな方々が賞を取られたそうです。 國方さんは自ら
「私は地方の三流高校出身です」
と、おっしゃっていた。 私にとっちゃ高学歴が低学歴の方に負けた おもしろさを感じております(笑)
読売新聞は大衆のもとで成り立っている 大衆紙であることを忘れちゃいけません。 別に見識者や知識人や裕福な方々だけが 読まれる新聞であると申すのなら、 私も購読をすることをやめさせて頂きます。 私なんぞの無能なものには どこかの○○大教授のようにはいかず、 論文と聞いただけで目を閉じてしまいます。(笑)
正直言ってどこの世界の論文にしても、 読みたいと思う方のほうが 少ないんじゃないでしょうか。 そういう意味からしても、 國方さんの作文を、いや論文を 最優秀に取り上げた読売新聞も
センスあるじゃん(笑) 
と、思う次第です。
「教養の中に寂しさや悲しみがあるんですよね」
       雀鬼




■2007年1月24日(水) Vol.395

話は前後、逆転してしまいましたが、 高槻Jr決勝の前の日に 大イベントが正月早々に行われていたのです。
主役は四国の香川の片田舎(?) の刑事さんの國方 卓さんで、 その日一日汗びっしょりの熱演で 周り関係者も圧倒され、 脇役を務めさせて頂いた私なんぞ 自分のセリフすら忘れ、 國方 卓さんの一人芝居を見させて頂きました。
鍵山相談役も自ら監督と演出をなされたり、 助手や照明や小道具係までなされて、 走り回り、動き回り、 周り全体に気配りをなさっておりました。
それにしても、脚本は誰が書いたか忘れましたが(笑) 國方さんのセリフは五時間をほぼ占める長セリフ。 私はボーとして指示されたことをやっただけ。 私の役はセリフがなくて、相談役の応接間で ただ闇雲に本にサインをしていればいい役でしたが、 何度もダメ出しをくらい、 書いても書いても終わらなかった(笑)
演出助手の新上さんには叱られるわ、 安田には見放されるわ、困ったもんでした。
前頁の写真を見ればお分かりのように、 國方さんは現職の刑事役を見事にこなし、 熱くってネクタイをはずされた。 Yシャツも汗だくは一目瞭然、 熱演ぶりがうかがえます。
相談役も現場を自ら仕切り、 走り回られるということで、 一日、現場着の どこかで見たことのあるパーカーを着てなさって、 その着こなしもさすが相談役、 見事に着こなしなさって、 新たなるファッションの一面を見せて頂きました(笑)
豪勢な食事のシーンがあって、 その日のラストシーンは今でも焼き付いています。 國方御夫婦とお子様の翔くんが 主役らしく高級車でホテルへ戻られるシーンがあり、 その後にあの名車、コロンボ刑事にも勝るとも劣らない 関東一のボロ車に相談役が助手席に乗られ、 私等3人は後部席に座って走り去る・・・。 この日一番の名場面でした(笑) 撮影の一シーンとはいえ、 北村さん、あの車ボロボロだし、 たばこの臭いがすごくて 相談役には申し訳なかったよな。
       雀鬼




■2007年1月23日(火)その2 Vol.394

花岡、いい旅だったよなー。
山田ん家で昼食後、急に決まった城崎温泉行き。 今、旬の北陸地方のカニを食いに行く。

前夜は、高槻Jrの決勝戦があり、 打ち上げは山田マネージャーん家で、 智美ちゃんやら女性陣が、昼頃から仕込みに入ったという 美味しい家庭料理を、本部からかけつけた数十名と、 高槻支部の中心たる選手達と、楽しい場が自然にできる。

志村は珍しく控えめで、大暴れはなかったね。

何故か知らんが俺の座る席の周りには シュッシュ派が集合して、 あれほどの心のもてなしの手料理に、手が出ない。
俺は智美ちゃんの作る豚の角煮が大好物で、 脂身のところをめくって食う。 シュッシュ派の方々にとっては、 四つ足動物を食らうなんていうのはもっての他。 一度でも手をつけたら、今までの全ての健康、 良いことが全て終わってしまうごとく。 その戒律は、イスラム教と五分なのかもしれない。


そんなものは放っといてだなー。 あくる日泊まった宿は、 多分花岡は初体験クラスじゃないかな(笑)。 それもさあ、19時30分から始まった食事は、 3時間ぐらいカニ料理の食いっぱなし。

カニそのものの味も旨かったが、 料理の味付けも一級の美味。 3時間、うまいから始まって、 終わりの満腹状態でもうまいで終わる。

やっと入れた露天風呂も、 のんびりとゆったりとつかり、 時は0時を迎えていたっけ。 部屋も、でっかいメインルームの洋室を花岡一人にゆずり、 俺は次の間の和室の方で寝かしてもらう。

花岡。 のんびりしたよなー。 うまかったよなー。 少々贅沢過ぎたよなー。

その頃、昼飯も食わずに車で帰っちまった安田組は、 箱根の日帰り温泉で爆睡してたらしい。 そりゃー、そっちはそっちで都合もあろうし、 それはそれなりに幸せだったんだろうけどなー。 花岡、俺と山ちゃん夫婦は、凄え‥‥‥‥‥‥‥。 皆まで言うまい、言うまいてか。

俺、暮れから正月にかけての疲れが、 珍しく抜けた一日だったことは確か。 帰りの新幹線では、眠るどころか、 仕事の原稿あげちゃう力があったもんねえ。

志村は、仕事に追われて帰っちまうし、 安田達は俺が寝てる間に消えちまうし。 橋本は誘ってやったのに‥‥‥‥‥。 なあ、花岡。
あの日あの時間、あそこはこれ以上、言うまいってか。

高槻より、お先に帰られた方には本当に申し訳なかったです。 そうだろう、花岡。
       雀鬼


いや〜本当に美味しかったです! 一晩明けた今日もまだお腹一杯な感じです。 自分はもちろん蟹も宿も初体験クラスでした。
会長とマネージャーご夫妻という超贅沢な面子で、 旅行出来、なにより会長がゆっくりされたということが、 嬉しいです。
それにしてもあの蟹は美味かっ‥‥あっ皆まで言うまい、 なんで橋本も安っさんも帰っ‥‥あっ言うまい言うまい(^。^)
そんな訳で懸案の写真も1000枚以上、 撮れて(使えるのは1割未満でしょうが‥‥) ほくほくな花岡でした(^_^)y お留守番部隊のみんなもありがとね〜



■2007年1月23日(火) Vol.393

おはようございます、安田です。
ちょっとバタバタしているうちに、 前の更新から五日経っていました。 まあ、今年はこのぐらいのペースでお願いします…(笑)。
さて、先日讀賣新聞に掲載された國方卓さんが、 ご家族と共に表彰式のために上京され、 会長と鍵山先生とイエローハット本社で会われました。
僕も会長と御一緒させていただいたのですが、 応接間に入ってびっくり。 そこには何十冊もの会長と鍵山先生の本が 山積みにされていました。 國方さんが「地元の方が喜ぶから」と お二人にサインをお願いするために用意したものですが、 いくらなんでも多すぎるでしょう、コレ(笑)。
そして、その本全てにサインをする会長と鍵山先生。 応接間はもう完全にサイン会場になっていました。 (鍵山先生、会長、おつかれさまでした…)



では、その國方卓さんから頂いたメールです。

国方です。
1月17日の会長のお話に、またもや感激しました。 私も本当に掲載されるのか一抹の不安を抱え、 なかなか寝れませんでした。 それで早朝、高松駅のキオスクに行き、 到着した配達業者の方から直接10部買って1300円お渡ししました。 そのオジサンとお互いに喜びました。 桜井会長と同じ発想で嬉しかったです。 これで載ってなかったら、ショーイチの漫画に出てくる 「放送されなかった会長の一人勝ちの話」みたいになって、 雀鬼会に出入り禁止になるのではないかとすら思ってました。 あの文読んで、また会長のことがより一層好きになりました。 ありがとうございました。
(東京ディズニーランドにて) あと、子供がパレード見てる間に、
木津さんのありがたいお話読みました。 あんなすごいお方に、かばって頂いて感激しています。 木津さんありがとうございます。 でも、批判は避けられないことは分かって、あの論文を発表しました。 会長にはすでにお話しして分かって頂けたので、 それだけでいいです。 批判があるということは、 それだけたくさんの方が読んで下さったということですから。 高松では反響が大きく出てるらしいので楽しみな反面、帰るのが恐いです。
あと1日だけ会長のことを「雀鬼ちゃん」と呼ばせて頂ける 幸せな長男(4歳)のやさしいパパをさせてください。 会長と相談役を独り占め出来た昨日は、 人生最良の日でした。 本当にありがとうございました。
安田さんハラハラドキドキさせてすみませんでした。 反省してます。


國方さん、メールありがとうございました。 大丈夫、ハラハラドキドキなんてしてません。 微笑ましくあきれていただけですから(笑)。
その後夕方には、みなさんで美味しいお食事をご馳走になり、 とても幸せな時間を過ごさせていただきました。 会長と鍵山先生もとても楽しそうでしたね。
当日の話は会長がお書きになられるでしょうから、 またそちらを読んで頂ければと思います。 と、やっぱり投げっぱなし…(笑)。
        安田潤司


会長、國方さん、雀鬼会パーカーを着ている鍵山先生。 (写真は同行した北村泰弘先生の取られたものです)

■2007年1月18日(水)その2 Vol.392

新企画「ヒーリーが行く!(仮)」
いいんだけどさあ。
「とにかく生きているうちの雀鬼と会いたい!!」
てぇいうとこが気になって、 眠れない日々を送っていた。
その答えがやっとこさ見つかりました。 今日、志村に会って聞き質したところ、
「いや、みんな喜んでいますよ。ありがたいことです‥‥。  ‥‥でも‥‥あの‥‥いや‥‥なんでもないっす(志○)」
「実はその文章の中味はですね‥‥」
「何なのよ。はっきしいっていいよ」
「会長の寿命のことなんですが‥‥」
「それで?」
「余命100日てえことです」
「何!!たったそれっぽっちかよ。春まで持たないのかよ!!」
「いや、道場の19週年は迎えられますから‥‥」
そうと決まったら、仕方がないこと。 今まで通りにその日が来るのを待つしかない。 一応、志村さんには、無念の涙をこらえて
「今までありがとう」
と、アイサツを入れると、 シンプルに「こちらこそ」と返される。
トホホだよね。 あれほど長く強い絆を感じていたのに、 終わりとなったら「こちらこそ」の一言で終わっちまう。 その日が来るのを
「皆して喜んでいるの‥‥  ありがたいことです‥‥」
これは何なのよ、やりすぎじゃない。 俺と道場生の強い絆って、こんなものだった。 皆んながこんなに冷たいんじゃ、 俺再びヒーリーに変身して、 外の心ある温かい人々の待つとこへ行っちまうから、 皆さん一人ポッチの余命いくばくかの俺を遊んでくださいませ。
今回のこの話は、すべて実話です。
「嘘・偽りはございません(志○)」
      雀鬼


ということで、話題を呼んでいる新企画 「ヒーリーが行く(仮)」ですが、 すでに何人かの方に申し込みのメールを頂いています。 中には、
「でもきっと安田さんの一流のジョークなんでしょうが…」
とメールに書かれた方もいらっしゃいますが、 この企画はマジです!! 本当にやります!!! 町田の志村からも先程電話があり、
「なんですか、あの企画?  頭がおかしくなったんですか、安田さん?」
と、言われましたが、確かにそれもあります(断言) しかし、本当にやるんです!! 会長がなんと言われるか不安でしたが、
「皆さん、一人ポッチの余命いくばくかの俺を  遊んでくださいませ。」
と、書かれているではありませんか!?(ラッキー) ていうことで企画成立です。 あと100日しかないんなら トロトロやっていられませんからね。 すでにメールを下さった方には、 近日中に詳細の書かれたメールを返信させて頂きますので、 しばらくお待ちくださいませ。

しかし…100日持つかな、俺……。
        安田潤司


 

■2007年1月18日(水) Vol.391

二駅だが、電車に乗る。 車内は午後3時過ぎということで空いている座席に座る。 両隣の人もその隣の人も、 向かい側に座っている人達も 俺の周りの8人程の人が全員下を向いて 左手で携帯を指で細かく押している。
公共の車内の中でその人達は 自分一人の世界に入り込んでいる。 目はうつろ、表情も動きも指先以外から消えてしまっている。 全てが20代と思しき若者達。 今ょう日の若者達の在り方を新たに見させて頂いたが、 俺の知っている歩いてきた空間とは異次元の空気を感じ、 少し離れた席を見ると そこに並ぶ人達は数人が本を読み、 他の人達はしっかり前を向いて座っていなさる、 いつもの光景を見る。
携帯って、一人やると連鎖連動するものなのですかねぇ。 便利なものなんでしょうが、 左半身に不健康が起きてこなければいいのになー。 と思っていた。
外はまさに暖冬、 コートを手に持って歩く。 町田道場からそれほど遠くないところに、 丹沢という深山がある。 その深山の森林にも、自然環境全体の悪化が進んでいるという。 その地域に豊かな清水をもたらしてくれていた モミやブナの木が立ち枯れ、 地面の植生も衰えているという。 大いなる恵みを頂いているばかりの我々が、 大気汚染や農地や市街地を拡大するに従って、 平野部に生息する鹿も、 ブナが生育する標高800メートルを越す山岳地に 食を求め追いやられ、 ブナの木の下に生える笹類を食べ 裸になってしまう。
土壌が乾燥して、ブナの木が弱ったり 生育できなくなっているという。 豊かな水や土壌が減少して、 固くなった土壌が流出すれば災害も起きよう。
便利と利用という携帯電話を身近に感じながら、 自然の方向を向いてしまった。
       雀鬼





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