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■2007年1月17日(水)その2 Vol.390

薄暗い中、外に出てポストへ。 楽しみと不安の気持ちで、ホカホカの読売新聞を手に取る。
懸賞論文 『「社会の安全と日本人の倫理」をいかに考えるか』
で、最優秀賞に選ばれた、高松南署刑事課の、 國方卓さんの論文が、ほぼ一頁に渡って掲載されている。
國方さんとは、何度もお逢いしたり、 お手紙を頂いたりする間柄ですから、 今回國方さんがとられた大いなる業績は、 他人事ではない喜びがあったが、 それ以上にその論文の中に、 麻雀、雀鬼流その上私の名前まで 原文の中に、書き示されていた。
掲載上もしかしたら、麻雀に関する部分は、 全国紙には割愛されるかもしれない、 という一抹の不安もあったのが事実ですが、 國方さんのこの部分だけは削らないで欲しいという、 強い温かい信念が通じてか、 「尊敬する人物」という項のことから、 私のこと、いや雀鬼流のことを書かれた文を読み、 嬉しさというより、何か懸念がとれてホッとした(笑)。
我々はたかが麻雀だが、懸賞論文とはいえ、 警察庁、読売新聞という公の場に、 でかでかと掲載されること自体に、 我ながら不十分さをはっきり認めざる得ない立場である。 その意味の大きさに、耐えられずに、 しばしボーッとしていた(笑)。
しかし、現実が現実の如くこの日に起きていた。
すぐに最寄りの販売店に電話を入れて、 10部を余分に取り寄せる。
今は多くは語れないが、 國方 卓さんと鍵山秀三郎相談役にだけは、 深く大きく感謝しなければならないと、 只々、思うばかりである。
       雀鬼


早速、國方さんからメールが届いています。 ありがとうございます!

香川県高松南警察署國方です。 私の論文を紹介して頂きありがとうございます。
ものすごく反響があり、驚いています。 その中でも桜井会長のお褒めの言葉が一番うれしいです。 今、授賞式にそなえて新宿のホテルに妻子といます。
警察庁長官等来賓の方々の前で 受賞者代表のあいさつをするのですが、 今練習をしています。
「雀鬼会」「日本を美しくする会」の皆様の 普段の正しい行動や活動、 物事の考え方等の影響を受けた結果、 それらを紹介させて頂いたことが 評価されたものと思っている旨の挨拶をしてきます。
       國方卓



■2007年1月17日(水) Vol.389

誰も書いてくれないけど、 俺、土曜日に、大阪の高槻塾に行きます。 夕方の6時ぐらいから、高槻Jr決勝戦がありますが、 近辺の方、よろしかったら遊びに来て下さいね。 サインとか写真とかもOK ですよ。 小さい「ふれあいの会」も持てるかもしれません。

暖冬とはいえ、冬は寒い。 寒がりの俺には、特に寒い。 おととい下北で、選抜の本戦があって、 町田連中と駅に向かって寒さの中を歩く。 皆んなそれぞれの防寒をしているが、 一人だけ半袖のTシャツの男が混じって、 駅まで送ってくる。
その男は寒い中、Tシャツ一枚で、 俺達が歩む前に走っちゃ写真を撮っている。 ホームページ用の写真が足りないらしい。 裏方で、HPを支えてくれている。 「花岡」は、やっぱり花岡らしかった。
ありがとう、花岡。ご苦労様です。 花岡は、麻雀が弱っちいけど、 雀鬼流根性は四天王並だよな。
       雀鬼



この写真じぶん偉そう…(・_・;) あまりの寒さに身体が凍えてかじかんでいたのでした(^_^;)
高槻の件、遅くなりました!m(_ _;)m 関西地方の方是非ご来塾してください! 麻雀が打てなくても全然OKですよ〜

■2007年1月16日(火)その2 Vol.388


お知らせ!!!!!!!
明日17日の読売新聞の全国版の朝刊に、
香川県警の國方卓さんが「雀鬼流」と
「鍵山秀三郎先生の掃除道」を題材にして書かれ、

最優秀賞を受賞された論文、
「感動する心が明るい社会を造る」が掲載されます!!

みなさんぜひ買って読んでみてくださいねー!!!


論文の全文はこちらから


■2007年1月16日(火) Vol.387

おはようございます、安田です。
まずは、Vol.385で会長が書かれた写真家・北村泰弘さんからのメール。


なかなか文章を書くのが苦手で、 一年も経ってからこのホームページに投稿させて頂きます。 まず…飯は食ってます。
> あんたは何時もボロボロの服装をしていた。
 会長〜!!これ僕のファッションです〜〜〜〜〜〜!!!
> あんたはいつも貧乏だった。  が(笑)あんたは何時も俺の相方だったんだね。
今までも。これからも会長と遊んでいる時は本当に楽しいです。
> 何時だって刑事コロンボが乗るようなオンボロ車に、  俺を助手席に乗せて海にも山にも行ったっけ。  あんたは写真を撮ることを仕事にしているが、  ほとんど仕事が入らないカメラマン(笑)  金や名誉や地位も見かけもホームレスだが、  雀鬼と言われる俺とも気が合ったよな。
あの〜〜、上の文章過去形になっているんですが…(笑) まだこれからも、つき合ってもらえるんですよね〜。 会長とは本当にいろいろなところに連れて行って頂きました。 一緒にいると楽しくて、うれしくて、ついハメを外してしまい、 まわりのみんなによく叱られます。
最近以前ほど会う機会が少なくなっていますが、 毎日のようにHPを見て、 だいたい会長が何をされているのかは、把握しています。 (一喜一憂しています) 前にも、会長に言われたのですが、 これからは時々HPに投稿、参加していきます。 会長はじめ、雀鬼会の皆さま、 今年もどうぞよろしくお願いします (なんか、あの過去形が気になるんだよね?)
      北村泰弘



さて、雀鬼会もオーナー戦も突入し、 雀鬼会らしい雰囲気が道場に広がっています。 選手達も試合・目標打数に向け、日々打ち込みをしています……が…、 まったく麻雀を打たない人が一人……。
まあ、麻雀を打たないだけならまだ良いのですが、 打っている選手をいじくり、体捌きを教えたり、 身体を見てやったりするものですから、 立っている卓も割れてしまい、 「営業的には大打撃です」と橋○サブマネージャーがぼやく(笑)。 一部の町田選手からは
「身体を観て貰えるのは嬉しいけれど、  夜中にやるのは翌日の仕事に響くから勘弁してほしいです。  会長が眠れないのはしょうがないけど  僕等は早起きして仕事をしているのですから、  眠りたいのに眠れないんです…(古○)」
「とっとと仕事を終えて、キューッ!と生ビール飲みたいっすねー!  正直かったるいっす(矢○)」
「いやー、麻雀打ちたいんだけど…モゴモゴ…(歌○)」
「暇なのは分かりますけど、石橋を焚きつけて  僕を苛めるのは雀鬼流的には、どうなんでしょうと思います。  まあ、会長と皆さんが決めた事であれば  僕は従いますけど…はい…(沓○)」
「いや、みんな喜んでいますよ。ありがたいことです……  …でも…あの…いや…なんでもないっす…(志○)」

との声も上がっているとの話もチラホラ……(笑)
このままでは、選手達の睡眠時間の危機!! そうだ!!!!!! この際どこかで
「雀鬼とふれあいたいなぁ」
と思っている方を募集し、 会いに行ってもらって、鬼のいぬ間に僕等はゆっくりしよう!! 大勢は無理だから、10人ぐらいで有志を募ってもらって、 桜井会長に悩み相談したり、身体を観てもらおう。 会長のファンは喜ぶし、僕等もゆったり。
なんてグレイトなアイデア!!!! 俺、天才!!!!!
ということで、
新企画「ヒーリーがいく!(仮)」
○10人くらいまでの有志が集まって、雀鬼とふれあいます。
○ 時間は二時間くらい。
○ 日頃の悩み相談、身体の動かし方、どんな相談でもOK!
○ ただ、仲間と一緒に雀鬼と雑談をしたいだけでもOK!
○ 人種・職種・性別・年齢は問いません!
○ 世界中どこへでも行きます!
○ でも、麻雀は打ちませんよ…多分(笑)

雀鬼と遊びたい! 雀鬼と話しをしたい! 雀鬼に話しを聞いて欲しい! 雀鬼と一緒に写真を撮ってお茶したい! 雀鬼に家の家族に逢って欲しい! 雀鬼とお風呂に入りたい! とにかく生きているうちに雀鬼と会いたい!!
そんなあなたは今すぐ仲間を集めて、メールをください。 では、お待ちしておりまーす! ドゾ、ヨロシク。
つーことで、会長よろしくお願いしまーーす! (はい、いつも通りの投げっぱなし…)



仕事が無くて線路で「当り屋」をやる北村先生(笑)。

■2007年1月14日(日) Vol.386

雀鬼会本戦も押しつまってきた。 今期もそれぞれの選手達が、 多種多様な「やりくり」をしながら 継続、続投をこなしてくれている。
第33期雀鬼会も選手一同の力添えで この1月に全てを終える。 試合の内容も重要だが 道場を守ってくれる人達の存在が大きい。
残すところ2週間。すでに17週間を終えて 11名が厳しい山を登り切っている。 その高山は鬼打ち1000打数を打つ やりくりと存在力の証でもある。 その高山を昨年の11月17日に 登り切ってしまった町田のチャッペは、 もう一つ上の2000打数の高地にも 明日にも届きそう。 花岡亡き後、今のチャッペは ラインホルト・メスナーの姿を見せる。
選抜最下位だからこそ、 パセも登り着いている。 本戦で力を見せられなければ、 打ち続けて、 敗れても耐える存在力を見せつける。
町田の深夜、冷風を受けて 自転車を走らせる理絵と古島も 自転車で急坂を登って来ている。 町田の押しボタン、 スイッチが入ると恐ろしい沓掛もいる。 今期出遅れている高槻勢からも 岸野と宮本の疲れ切った姿が見れる。
いま下北から、パセと伴に東大組の川原が 「登攀しました」と一報が入る。
「試合に出てホームランや  ヒットを打つことも大切だが、  日々の打席に立てる者の存在があってこそ、  道場は存続しているのです。」
華麗で力強い打ち筋を残す金村も雀鬼会の雄ならば、 2000打数を打ち切るチャッペも雄である。
全国雀鬼流選手の中、 たった2人しかいない女性陣の中で、 そこに混じった理絵坊の姿もまさに男勝りである。 彼女は、今や多田や樋口よりでっかい。
「根性の(金)玉」が植わっている。
町田の四馬鹿の伝統を保つ 恒ちゃんも登って来ている。 意味ある馬鹿もんの姿を 古島・沓掛&理絵ちゃん(?)が 見せてくれている。 悪い利口と良い馬鹿があるんだよなー(笑)
熱海の牧野先生と 茨城県の遠方からやって来る繁の ハンデやリスクを越えた二人も 頂上直下まで登って来ている。 彼等の遠方組の連続性も 道場生等に大きな励みを与えている。
       雀鬼




■2007年1月14日(日) Vol.385

俺は決して作家でも執筆家でもない。
資格も能力も学びも研究も 努力すらさほどしなくて歩いて来たから、 何事もプロではなく、アマチュアである。
今までそんな俺ですら、 多くの書籍を残してきた。 今も俺の道場の机の上には一冊の本が 俺に向かって立っている。
「心温かきは万能なり」
と題する一冊で写真家の北村泰弘と 伴に作り上げたもので、 俺の多くの自著の中で 一番気に入っている本です。
俺の姿を構えることも無く、動く姿、 ありのままの存在を長年に渡って 北村が追い、撮ってくれた。
今見ても思い出深い写真が並び、 その写真の上に俺のありのまま、感じるままの 思いや気持の言葉がシンプルに重なっている。
この本が出版されて何年経ったことだろう。 それ以前にもその後にも、 俺にとっちゃこの一冊以上のものは現れちゃいない。
「心温かきは万能なり」
という言葉ですら、 俺の思うがままに作った言葉の中で 一番好きな言葉。 出版元は麻雀の竹書房さんだったが、 この本を一冊作ってくれたことで 長年の労もチャラとなる。
この本は今や絶版だから決して宣伝じゃない(笑) 今も思い出とともに噛み締めるように 一つ一つの言葉を追ってみる。
今はあまり逢う回数も減った北村さんだが、 俺本当にあんたにゃ感謝しているよ。 あんたは何時もボロボロの服装をしていた。 あんたはいつも貧乏だった。 が(笑)あんたは何時も俺の相方だったんだね。 何時だって刑事コロンボが乗るようなオンボロ車に、 俺を助手席に乗せて海にも山にも行ったっけ。 あんたは写真を撮ることを仕事にしているが、 ほとんど仕事が入らないカメラマン(笑) 金や名誉や地位も見かけもホームレスだが、 雀鬼と言われる俺とも気が合ったよな。
そんな北村だが伴に作った
「心温かきは万能なり」
の一冊は俺の宝物ですよ。 ねぇ北村さん、 あんた飯食ってる、飯代ねぇんじゃねえの(笑)
       雀鬼




■2007年1月13日(土)その2 Vol.384

町田ん家では毎日毎日いじめ もとい「いじくりっこ」があって、 志村や小鉄という選抜陣からボンボン玉が飛んでくる。
「いじくりっこ」は遊びの中の一つでもある。
楽しくなるためには遊びが必要でもあり、 「いじくりっこ」は人間関係の原点でもある。 「いじくりっこ」とは接触であり接点でもある。
赤子は母親のお腹の中で 母と子が接して10月10日育つ。 それ以前に夫婦の接合があって子供が誕生する。
幼子は四六時中、母親を追って接して互いに 「いじくりっこ」をしながら愛を育む。 男の子も女の子も遊びの中で好みのものを
「いじくり回す」
度が過ぎると、悪戯とされ叱られるようになって 周りから修正されながら自覚していく。
好きだから、 興味があるから 楽しそうだからと
「いじくり合う」
劣等感とか苦手意識とか 嫌悪間とか罪悪感が感情の中に含まれて、 被害者意識となり「いじくられっこ」が いじめに変化してしまう。
人が人と接し、いじくられっこをすると 楽しいはずが拒否反応を起こすと、 無関心とか無視が関係の中に起き、 寂しさや悲しみを引き出す。
同じいじくられっこでも ある人にとっては愛と感じる場合がある。 人によっての違いもあればその時の調子にもよる。
でもねえ、 我々人間だから、 物や動物と接するのもいいけんど、 人と人がもっともっと接して 「いじくりっこ」した方が温まると思うよ。
町田道場のノートに
「気持の持ち方、  捉え方次第で心は動いたり、  閉じたりするものです。  心の病もちっこいうちに  自覚して治さないと悪化するばかりですよ」
と短文を載せたところみんなからの反響があってねえ。 本日はこんな文になってしまいました。
       雀鬼




■2007年1月13日(土) Vol.383

暮れから元旦へ それから、二週間も経とうとしている。 今年初めて、下北道場に顔を出す。
こんなにも長い間は道場始まって以来だろう。 全くのお久し振りで御座居ます。 下北道場の皆さんお元気でしたでしょうかねぇ(笑)。
今日はこれから選抜本戦の 準決勝戦前半の部が行われる。 5回戦までの成績は、 四天王であり審判部長でもある名手、 金村が213Pでトップの位置にいる。
道場一、二を争う金村には 優勝が今だないことすら不思議である。 ここまで来たら初優勝を見せて欲しい。
二位にやはり下北本部の禿げ村温泉組合長の 多田が179Pと続く。
四位も熱海温泉の牧野先生と、 温泉関係者と下北本部が上位を占める中、 町田道場のヤンマーが158Pと三位に座っている。
この四人が持ち点100Pオーバー。 今期10年振り(?)に選抜復帰を 果たした佐々木秀樹が6位、 7位には高槻から一人乗り込んで 来た山田英樹が踏ん張っている。 8位には四天王の村瀬道場長、 志村はモモヒキで身体を温めたが順位は寒く、 マイナスの13位。
玄米党の安田と樋口はラス争い。 前期、玄米効果とあれほど吹いた 二人の力はそんなもの。 勝負に玄米が効いたらたまんねぇ(笑)。
得点よりある意味上に見られる「会長評価点」 合格ライン21Pを、
   金村25P、    清川23P、   山田英22Pと
すでに3人が越えている。
  多田は19Pで残り2P、 ヤンマーは15Pで残り6P。
牧野にいたっては11Pでほぼ失格ライン、 最下位は7Pしか取れておらず、 卓上で打ち合う評価点は、 選抜は21Pの壁を越えなければ、 選抜選手と認められない。 厳しい壁である。
正月空の久方の本戦。 めでたいものを見せて頂きますかね。
       雀鬼




■2007年1月12日(金) Vol.382

志村と恒とチャッペと清水という 個性豊かで壊れちゃっている方々にHPを任せたのですが、 「町田四人衆HPリレー」は何と一回だけで連載中止だそうです。
今期道場で最多打席の1800打数を打ってくれている 最強のチャッペさんは、俺からの指令により 書いては捨て、書いては捨てを何度も繰り返した上での 六時間をかけた大作品の労作を10行で仕上げてくれなさった。 それをたった一回で首を切るとは 安田も竹書房以上に心が冷たいもんです。
不健康ドクターの清水‥‥‥って、 安田お医者様に向かって何ぬかすか、失礼無礼‥‥‥。 俺の体験上、清水だけじゃない(笑)。 健康を職業とされる方には確かに この先生不健康と思う人達が多く見られる。 内科、外科、歯科医、ヒーリー諸処、 知り合いの中にも不健康だったり壊れを思い出させる。 だから清水はお医者様としてはどっぷり不健康ですから 医師としては正統派に属する(笑)。 今更手遅れなんだが(笑)、 俺の理想という女性像は
「たからない方!!」
地位とか名誉、金、それだけじゃない。 思いやりとか愛も頂戴、頂戴を 言わない、思わない女性が最高だと思う。
男も女も欲とか向上心とかで頂戴、頂戴とたかってちゃ、 うんこに「たかる」蝿と同じだよな。 そうか外を歩く人々は今や蝿化してんだ(笑)。
「結婚は忍耐」
とあったが、 まさにその言葉は俺に指した言葉だよな。 俺なんかまさにそれに対しては余裕もないし、 不機嫌そのもの。 長く続けてきましたが終点はないものかと、 探している今日この頃です(笑)。 その忍耐した結果、 今、俺に喜びや幸せをくれるのが孫達なんだよな。 出来の悪い息子が子供が出来た時に
「お父さんに、宝物をプレゼントします」
と言った言葉だけは本当だった(笑)。
       雀鬼



 

■2007年1月11日(木)その3 Vol.381

携帯電話、ゲーム機、パソコンっていうのかな、 みんな小っこいボタンを押す作業。 俺はどれも出来ない、打てない、時代遅れの人間だけど、 今の人達ってひょいとしたことや、 少しの感情移入でスイッチが 入ったり切れたりしてしまう「人種」を多く見受ける。
それを心の病っていうのだろうけど、 入ったり切れたりの、生ものでなく機械的に思うことが多い。 人の身体も心も生ものだったはずなのに、 機械のような壊れ方をしている。
今日日の社会で起きている社会的事件も、 人間の技とは到底思えない、 暗さを通り越した破壊を感じ取る。 自然界に生きる、生きとし生きるもの、 動物も植物も生を貫いているが、 人間だけはその姿すら変えようとしているのか、 どこへ向かって進んで行くのか 今や行く末すらわからない。
スイッチ一つ、押されたボタン一つで 済ましてしまうこの世の果てに、 何が起き、何が生まれていくんだろう。 新人類という言葉があるが、 今や人類は大きく変わってしまっている。
       雀鬼





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