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■2006年11月12日(日)その3 Vol.310



「心温かきは万能なり」
俺自身が、俺に向かって作った言葉。 自分の中でも、1番のお気に入り。 別に、
「全てに秀れよ」
というような言葉ではない。 かたよらずに、とらわれずに、 多種多様なことに、温かい気持で接し、行動しよう、 という自分自身にあてたテーマでもある。
しかし、我が身を探っても、 自分がはき出す言葉や、心の中にも嘘が発見出来る。 心や言葉には嘘があっても、 自分の持つ身体だけは、嘘がない。
俺も君もそうである。
しかし、身体には嘘がないはずなのに、 身体の一部であるはずの心には嘘がある。
やはり、人間という造型は、
「矛盾で出来た粘土である」
         雀鬼




■2006年11月12日(日)その2 Vol.309

ある県のある高校教師からの手紙が来ていた。
「自分は、高校の頃から麻雀を始め、  麻雀の中には何かがある。不思議だなーと思っていた。  大学でのバイブルは、阿佐田哲也氏の『Aクラス麻雀』でした(笑)。  相手へのハメ手、ハマル方が悪い、他人を落として自分の運を上げる、  等の事が書いてあり、事実勝てましたが、友人は減っていき、  心は虚しくなっていきました。」
とあった。
将来教師ともなる方が、高校から麻雀。 それも友人を失うような、
「勝てば何をしてもいい」
なんていうバクチ手順をやっていちゃ、 まずいんじゃねえの(笑) でも、麻雀じゃ敗けなかったらしいんだから、 持ち金も増えて、豊かな学生生活を送れて、良かったですね((笑)。
教育にしても、社会の行事にしても、 目標は物質的に、他人さまより、豊かになれば成功なんですから。 その方の選んだ道は、今日びの社会的構造にはピッタシじゃん。
ああだこうだ言っても、 それが今の社会の実態だもんね。 そのような教師の下で学ぶ生徒は、 社会的に成功、出世なさるから、 今よう日の教師の鏡じゃありませんか(笑)。
ところでさあ、麻雀の方だけど、 俺クラスの人と打ったら、勝てたかなー。 多分、出ると敗だったんじゃない(笑)。
そういうのを井の中の蛙、「いなかっぺェ」 って言うらしいよ。 ああゴメン。 貴殿の住み家は、まさに田舎だもんね(笑)。
「教師となり、雀鬼流があると知ると同時に、  ライフサイクルにトイレ掃除を入れ、  私の中に別々にあったものが一致し、  一気に合点、納得。  充実へと流れが出来ました」
雀鬼流を知って、それを身につけたとしたら、 麻雀の方は勝てなくなっちゃったでしょうね。 お気の毒様でした(笑)。
一方の、鍵山先生の指導なさる、 掃除道との結びつきは、 まさにまっとうな選択肢でしたね。 心に美意識が生まれ、貧しかった心も 豊かになられたことは、確実ですもんね。
「今や進学主任となり、  高校未履修問題でも、インチキせずに来られた」
それもまさに「美しくある」掃除行動の実践の導きだったのですよね。 修学旅行の折りに、生徒を連れて 鍵山相談役の講演までしていただいたなんて、 あんた、いや先生、 その恩は決して忘れずにいてくださいよ。
「道場に生徒を連れていきたい」
と書いてありましたが、そりゃ無茶ですよ(笑)。
「ならば私行きたいのですが・・・・」
来る分には、一向にかまいやしませんが、 先生、あなたが身につけちゃった麻雀は、 俺からみれば、うす汚い、恥ずかしい、 気持の悪い姿を現すこと受け合いだと思いますが、 いかがなもんでしょうねえ(笑)。
麻雀なんてやっている暇があんなら、掃除、掃除。 素手でムンズと便所掃除でもして下さいよ(笑)。 ねえ、高校の先生さん。
お便りありがとう。 大切な生徒さんによろしくね。
         雀鬼






■2006年11月12日(日)その1 Vol.308

たまには、雀鬼会本戦のことでも書いてみよう。
第32期雀鬼会本戦2回戦まで進んだが、 出始めに道場に 「竜巻」 が舞い上がったせいか、 乱流、逆風が吹き荒れている。
トップは、町田若手の選抜下位陣の位置にある小鉄が、 力量以上に点数を伸ばしている。 2位には、10数年振りに復帰した、大阪高槻塾からやって来る山田英樹。 3位4位と、牧野・パセと選抜下位陣か若手といった並び、 5位にやっとこさ、無冠の四天王金村の存在が見える。 前期完全優勝を果たした、玄米一族の副長である村瀬、 隊長である安田、一族のパシリである樋口が、下位陣を走る。
前期 Jr で、奇跡的な逆転劇を見せ
「玄米一族は、強いんです」
と声を大にした樋口など、今期はその効果が出るどころか、 実力通りの、ダントツのラス街道真っしぐら(笑)。
まあ雀鬼会は、 点棒の増大することにたいした意味を置かない、ということで、 心体一致の打つ姿や感覚を、「会長評価」として与えてくれる。
前期は、得点トップであった村瀬が、 こちらでも毎試合最高評価を受けて、 総合評価得点35Pという満点評価を得ていたが、 2回戦を終えて、金村と清川の二人が10Pと重ねて、 その完全打法の道を歩んでいる。 山田が9P、多田が8P、志村とパセが7Pと、 合格ライン上を走っている。
前期満点だった村瀬は、いまだ4Pと出足が大きく遅れているが、 残る試合で修正してくれれば、 合格ラインに届くだろうが、 樋口にはとうてい越えられない壁となろう。
今期、山田英樹と共に、注目を浴びる佐々木秀樹は、 得点上7位と中位を保つが、 評価点の方は、下位陣の中にとどまっている。
選手部長であられた安田さんは、 やる気も打ち気もなくして、心も折れて、今や行方不明。 3回戦は、安田の代わりに、有希ちゃん(6歳)が代走を打つ。 彼女は安田より、やる時はやってくれますから。 こう御期待のほどを…。
         雀鬼



ピースサインを出してやる気満々の有希ちゃん

■2006年11月12日(日) Vol.307

俺が月に二度の割合で通う床屋がある。
店内禁煙ということで合間を見つけちゃ、 ベランダに出てタバコに火をつける。 一人、二人と手の空いた女性スタッフが、 ベランダの俺の側に来る。
どちらからともなく一声三声、声を掛ける。 女性スタッフの目からは 何時しか涙が落ちる。
国元離れ、親御の手を離れ、 都会の床屋さんでの修業の日々を送る。 淋しいのか辛いのか悩みもあるのか、 俺の来るのを待っているように涙する。 その床屋にとっては 何年来の客の立場の俺に向かって それぞれの涙が落ちる。
床屋にしちゃ、スタッフも多い。 それなりの店構えや栄えた店内の中にも、 淋しさや悲しみや悩みがある若者がいる。 それぞれがそれぞれの頑張りを見せて、 必死に作業をしても 他の客の前で見せる笑顔は俺の前では、 堰を切ったように涙する。
彼等もそうやって何時しか涙すら 忘れる大人に育っていくのだろう。
         雀鬼




■2006年11月11日(土) Vol.306

いつもの様に深夜の帰宅、 外ドアを開けて木々の間にある、 踏み石を通って内側の木造の引き戸の前に立つ。
引き戸の真ん中にスイッチョンが留まっていた。 只今と声を掛けるが、眠っているのか返事がない。 起こしても可愛そうだから静かに引き戸を空ける。 おやすみと声を掛けて暖かな部屋へ入る。
それから数日経って、 夕刻に仕事に出る前に玄関に送りに出てきてくれた 孫を抱いて玄関口に出る。 薄暗くなった庭の草むらから鈴虫の声が聞こえる。
秋の虫の声を初めて聞いた孫は 薄暗い庭に目を凝らす。 鈴虫はそれを感じてか、 久し鳴いてくれて静けさを取り戻す。 秋も深まってきて、 すぐに今年一番の木枯らしも吹いたという。
又、寒い冬がそこまでやって来ている。 孫と別れて外道を歩く、夕暮れが濃くなった。
薄暗いビルの片隅に、 十代半ばの少女が膝を抱えて下を向いて座っている。 何時から座っているのか、体に寒さが見える。 数少ない友達とけんかでもしたのか、 帰りにくい家があるのか、 その少女は俺の通ることにも関心を示さず、 そのまんま型を崩さず、じっとしていた。
         雀鬼




■2006年11月9日(木)その6 Vol.305

ああ、そうそう。 昨日はあんまり暇なんで、 鍵山相談役と木津ちゃんと、三人でやった 大阪の「ふれあいの会」のビデオを4〜5時間かけて見たんだけど ありし日の安田の声は、ともかくとしてだなー 木津ちゃんの声は、会場に良く通っていて、 澄み切って聞こえ、
「いい話すんなー」 「内容あんなー」
なんて聞いたり見たりして、いいんだけど それに比べてさあ 毎度のことながら、俺の声はくぐもっていて、聞き苦しい。
木津ちゃんが歌を唄っているならば、 俺っちはモゴモゴ 我ながら、
「おメェ何しゃべってんのか、ちっとも分からんちん」
余りの違いっつうか、良し悪しに、嫌になっちゃいましたよ。 酒量は俺が勝ったが、あの日あの声を比べれば、 俺の完敗を認めましたよ。
本日はここまで。 いざさらば。
          雀鬼



ヒーリー、ヒーラマンをヒーリング…(早口言葉)。

■2006年11月9日(木)その5 Vol.304

ここんところ道場に得体の知れない男が頻繁に現れて来る。
名乗るところ神山典士というライターらしい。 彼が言うところによると「アエラ」とかいう雑誌の取材らしい。
正直俺そんな難しい雑誌は多分一度も読んだことがない。 載るとか、載らないとか俺にとっちゃどっちでもいい話(笑)
彼とのふれあいもその程度や心づもりで対応しているのだが、 ある日こっちからTELでも入れて見んべェかなと思ったら、 彼は携帯電話を持っていないらしい。
彼はそれなりの実力のあるライターであるとお見受けしたんだが、 今日びのこの社会でマスコミに携わる人で携帯電話を持たない男に 始めて出逢った。
「君、今時時代遅れだってばさぁ そんなことで  よくも忙しい日々を送ってなさいますね」
俺 俺も携帯電話を持っちゃいないが、 俺は暇人だからいいんですけどね(笑) それにさぁー「アエラ」とかいう雑誌にだよ。 載ったとしてもだなーページ数にしてたった6頁をだよ。 三ヶ月以上かけて取材するって言うんだから どうなっちまうんだろうね。
他人事ながらお気の毒様でした(笑) 本日5本目かな あぁー暇だ暇だ
          雀鬼




■2006年11月9日(木)その4 Vol.303

今、Jr.の試合が2卓行われている。
一卓の方は、 雀鬼会唯一の女性が二人入って 打ち合っているとはいえ 一回戦目25分、 二回戦目が38分と大ぶん遅れている。
様子をうかがってみると 四人の打ち手の呼吸が調子が合わず、 それぞれがバラバラに打っていて、 一打、牌を打つだびに、まよいが入り、 自信すら失って行く。
四人の打ち手が自分の持つ悪い状態に落ち込み 皆して苦しみあがいている。
「三回戦ぐらい、最低20分を切ってね」
と、目標を置いてあげる。 四人で力を合わせて無駄な要素を 取り除いてくれればいいのだが。。。
雀鬼流では、
「間に合う」、 「間に合わせる」感覚を指導させている。
自分に時間を必要以上に使わないことも必要である。
間に合わせるためには、
「済ませる」という行動原理が一つの要素ともなる。
人間関係を取りもてば、
「ごめんなさい」ねという謝罪の言葉や行動がある。
ごめんなさいは、すみませんと同意語。 いわゆる、やるべきこと、まかされたことを その時まで済まして置けなければ、済んでいないので、
「すみませんでした」となるのでしょう。
残念ながら最後の試合も2分オーバで終ってしまったね。
          雀鬼




■2006年11月9日(木)その3 Vol.302

全国大会が終わって5日が経ったが 誰か安田さんを知りませんか?
行方不明なんです。 声も顔も姿すら見当たりません。 「又、多忙なんですよ」と、 おっしゃりませりんこですが 彼は「心も」「体も」「お脳」の方も 足りなかったり、弱いものですから 少し心配なんです。
安田さんを御存知の方がいらっしゃいましたら 御面倒ですが御一報下さいませ。
HPが進まないで追われている彼。 皆様察してやって下さいませ。
最後にもう一度だけでいいから あの安田のとぼけた顔見たかったなあ…。
          雀鬼



「HPが進まないで追われている」って、なんすか? 世界で一番進んでますよ、多分…(笑)。
安田さんがどこに行ったかは、定かではありません。 でも、かなり頭が弱くなっていたことは確かです。 ですから、今は探さないであげてください。



そして……





たまにはセンシュブチョウのおはかにはなたばをあげてください。





 

■2006年11月9日(木)その2 Vol.301

みんなはどうか分らんけんど、俺来年には
「終わり」
「おしまい」
という感覚が来てるンだよねェ。
良かねぇことなんだけど、今年も結構 ちょいと離れたところでおしまいを体験したんだが、 来年はそれがもっと近づいて来るような気がするんだよな。 ですからこそ、来年は色々と気を付けて 耐える年になるかも知れない。
達成感とかやり遂げたとか 良い意味の終わりならいいんだけど、 良くない終わりは 身近なところで起きないように祈らねばなりませんね。 来年をどうにかやり過ぎれば、 再来年は又始まりが待っているんだけどなー。
まぁみなさん、俺がそんな気がするだけですから 御心配なさらずにねぇ。
なんか変な文章だなー。

          雀鬼



ということで、 レポート300回記念の感慨に浸っていたのもわずか30分(笑)。 短いながらも滅茶苦茶深みのある文章が送られてきました…(^_^;)
で、ズバリ言って「良くない終わり」ってなんなんですかねぇ…(笑)。 まあ、日々「俺たちに明日は無い」の感覚で走り続ける僕らにとって、 あまり先のことを考えてる余裕も無いし、感じる力も無いので、 とりあえずいつものように、明日のためにその1。
体を卓にねじり込むようにして、 打つべし、打つべし、打つべし(笑)。
「まぁみなさん、俺がそんな気がするだけですから  御心配なさらずにねぇ」
と、会長は書かれていますが、 正直まったく心配しておりません。 僕が心配しているのは、もっと身近な問題。


来年まで持つかなぁ…(笑)。
           安田潤司






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