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■2006年7月28日(金) Vol.200

おはようございます、安田です。 会長は昨日伊豆の別荘に向かわれました。 今日は川奈に行って、タコなんかを捕ったりしているようです。 東京は曇っていますが、伊豆は夏らしい天気だとか…。 みんなが楽しそうなんで何よりですね。




さて、今日もメールの紹介。 松井大二郎選手です。

会長をはじめ安田さん、雀鬼会のみなさん、 お元気ですか? 夏休み楽しんでますか?
7月30日に大阪に行きその後実家に帰ります。 3日か4日にはそちらに合流したいと思います。 今年の夏はこれが一番楽しみです。 岡山からの土産持ってお邪魔させてもらいますので、 よろしくお願いします!
         松井大二郎


ということで、8/4の会長の誕生日には 松井さんも合流予定。 松井さん、お待ちしてまーす。
さて、ひっそりと東京に取り残される中、 人知れず地味に達成してしまいました。 何が?…っていうと…このレポートがなんと、


200回記念!!!


vol.1から七ヶ月、ほぼ毎日のアップであっというまに200回。 さすが雀鬼流というスピードです。 当初はどこまで続くか、どの程度のペースになるか、 まったく分からなかったのですが、 会長も毎日のように手書きの原稿を送ってくださり、 200回に至りました。
この間、木津龍馬さん、新上政弘さん、中邑真輔、松井大二郎さんを 始めとして多くの方にメールを頂き、ここまで来れました。 その他にもメールを下さった方々、 本当にありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。
200回記念おめでとうメールも募集していますので 気軽にどんどん送ってくださいませ。

えー、それにしても…

なんていうか…その…



早く海に入りてえなあ、こんちくしょーー!!!!



ということで、仕事に戻ります。 失礼しまーす…(T_T)v
           安田潤司



伊豆のぼら納屋で海を見る会長とホームレスと午後ティー(笑)。



■2006年7月27日(木)の2 Vol.199

今年の夏はどうなっちゃってんのよ。
道場の夏休みが始まったっていうのに こっちにいても寒くって上着が離せないほどだから 伊豆の海は冷てんだろうなー。 色々と調子が狂ってるよなー。 バランスも取れない。 勝負師を自負する俺としては最低だね。
夏を夏らしく迎えられないと、 一年中がおかしくなっていっちまう。 俺、夏の真っ盛りにこの世に生を受けたから、 やっぱり夏が中心というか、 年の始めは夏のある日から始まるんだよね。 その夏が来ない、 間に合っちゃいない。 どうしましょう、 どうなっちまうんだろう と悩んじゃいないが困ってます。
毎年、夏休みは一ヶ月頂いていたのに 今年は三分の一の10日間と計画を縮小したのに この寒さいや冷たさじゃ、何日夏と楽しめるかわからない。 日本でだめだったら、 海外まで足を伸ばして夏に逢いに行くしかねえのかなー。
玄米食わねえから調子壊しちまったのかなー(笑)
            雀鬼



えー、玄米食わないせいかどうかは知りませんが、 会長には自然の中でのメンテナンスが 何よりも必要なのは確かですねえ…。
ということで、ちょっと気が付くと 三日も更新してませんでした。 メールのお便りもいくつか溜まってます。 まずは以前、会長に「お陀仏寸前」と言った志村四天王から。

酒の席とはいえ、いくらガチンコ主義とはいえ、 会長に対し「お陀仏寸前な人」なんてとんでもないです! しかし、まったく覚えのないことなので、 いたしかたのないことと自分に言い聞かせてと・・・・
でもね、僕の分析ですと、 会長はあと30年は心身共に健康だと思います。 絶対に。 年をとられても、ボケて周りの方にお世話になる会長は想像つきませんし、 お身体の方も、会長はお休みになられることが あまり得意ではないようなので、 かなりお疲れかもしれませんが、 基本的にすんごくお強いですから。
  安田さんや僕の方が「お先にお陀仏!!」かもしれませんね。 でも、それって「親不孝」なことかもしれないっす。 長生きすることが、すばらしいこととは限らないとは思いますけど、 こういう時代ですから、 心身共にバランス良く生きることって難しいですよね。
会長の下で十数年いろいろと教えていただいた中では、 目標は「あまり大きくしないこと」、 「あまり遠くにおかないこと」が大切だと思っていますので、 そうした意味では、1日1日を大切に、 気分良く生きることが大事なのかなって思います。
              志村政憲


続きましては、アメリカのヨセミテで 森の中を駆けずり回っている中邑真輔です。 以前のレポートでは会長に、
「真輔みたいな鼻たれ小僧が  木々や小鳥達と話をするのは無理」
と、ざっくり言われていました(笑)。

おはようございます。会長、やすださん。
鼻たれ小僧です、はい。 まだ小鳥や大木さんとお話は出来ませんが 態度がでかく生意気な自分を反省して、 また行ってきます。
            真輔


態度がでかく生意気な自分を反省なんて 絶対にしていないでしょうけど、 元気でなによりです(笑)。
続いては別荘の初日から伊豆に駆けつけた 一日に六時間は水中にいる男(魚かこいつ…) このHPの製作者・花岡正明からのメール。 伊豆には当然PCを持っていってます。

お疲れ様です。大川行きました! 水かなり冷たいです! 川からの水が特に冷たく、 海面から2mくらいまで川の水があるので、 濁ってるし、水温差のゆらゆらで、透明度も悪いっす(>_<)
例のヒラメ・ポイントをかなり探索しましたが、 曇ってたのもあって、坊主でした。 小鉄が黒ソイ、今井ちゃんが目玉の大きな小さい魚を突きました。
せっかく契約して来たのに、 アンテナ立たずインターネットはNGっす(ToT) 今日は自炊の予定です。
             花岡正明

天気は良かったものの 水はまだ冷たい様子。 まあ、怪我や事故がなきゃそれでいいでしょう。 捕った魚はちゃんと食えよ、みんな。 食わない魚は捕らないようにねー。
という事で道場はすでに夏休みに突入して 伊豆の別荘も始まっていますが、 会長も僕もまだ、東京にいます。 僕もまったく行けそうな気配がありません(ToT)
そういえば、ここの所音沙汰の無い 木津龍馬大先生はどーしたのでしょう? 生きていらっしゃるのか心配ですねえ。 ひょっとしたら、どこかの海で 思いっきりバカンスしてたりして…。 そんな木津さんに夏のスケジュールを聞いた所、 帰ってきたメールがコレ。

う〜〜〜(*o+)(+o+) 夏休みってなんでしたっけ?(T_T)(/_;)/
           木津龍馬


で、ですよねえ…(^_^;) お、お疲れ様でぇーーーす。



「俺達に夏はない」…のか?…嫌だぁー!そんな夏は!(笑)



■2006年7月27日(木) Vol.198

裏も表も、右も左も関係ない。 心だけでも体だけでも行動だけでもない。
地球がまん丸なら そこで生まれた人間も丸い玉から始まった。 その丸い玉が、すーっと伸びた 点から線の型を示すのが、人間の姿に見えるけど、 人間の素は円である。 円の姿こそ、その人のありのままであり、 点が伸び成長した成功という価値観は 本当の姿ではない。
円が転がって転がって、 土や泥を付けて、 ちっとは大きい円になる。
子は親の生き様の姿を 最高の価値観として追い求める。 その姿を感じえた者だけが 人間愛を知る。
俺自身、一番欲しかったものは 両親の生き様の価値観であった。 母親から頂いた愛はまん丸だった。 父親からも丸い玉を頂きたかったが、 受けた玉は歪(いびつ)だった。
親から子へ、 丸い玉を受け継いで行ければベストだろうが、 誰しもが、そううまくはいかない。 そこに人間の苦悩があるのかもしれない。
歪の玉を受けた者達は曲がっていく。 曲線を直すべく人生を学んでいくのだが、 大概は曲がった道しか歩めない。
曲がった者達と点から線へ伸びた成功者で この社会は成立している。 丸い大人が希少なせいか、 社会はどんどんどんどん歪んだ世界に進んでいく。
俺にとっちゃ、道場や家庭に 大切な後人が何時だって側にいるが、 残念ながら側等には、 丸い姿の先人の姿はない。 丸い姿の先人の存在が無くとも 後人とその結びつきを保っていられるだけでも、 感謝である。
先日、一通のメールが届いた。
その方のメールには、側等にいる丸い姿の先人を 真に敬う真心が感じられる。 メールをくれた方は、社会的にも立派な御仁でありながらも、 その先におられる先人を心から慕い、 愛しんでいらっしゃる。 その姿を見て、 愛しまれている大先人の御方よりも、 後ろから愛しむ日々を送る方に、 幸せ感を感じ取る。
決して人様の幸せを羨む訳じゃありませんが、 「日本を美しくする会」の事務局にいなさる 新上政弘氏は幸せ者であると思っちゃいました。
書いちゃいけない文であったかもしれませんが、 どうかお許しくださいませ。
            雀鬼





雀鬼会は7/26から伊豆の別荘合宿シーズンに突入しました。 さて、今年の天気はどうなるやら…。



 

■2006年7月22日(土) Vol.197

今日は二冊の新刊本の紹介です。 まず一冊目は、
「壁をブチ破る 最強の言葉」

ゴマブックス株式会社 \1470-(税込み)

この本は70のテーマに分けて、 会長の言葉が綴られています。 いくつか挙げてみると、
「常識」「自分」「幸福」「心」「意味」「グチ」「生きがい」 「マニュアル」「ウソ」「欲望」「バランス」「情報」etc…
一つ一つのテーマに対して、 会長が非常にシンプルに書かかれてます。 麻雀の事は一切出てこず、 誰にでも感ずる所のある本です。 とても、読みやすいデサインになっています。 帯に将棋の羽生善治名人が、 言葉を書かれているのもポイントです。 すでに発売中ですので、 ぜひ読んでくださいねー。  
そして、二冊目はこちら。

麻雀に愛される「感性」の法則 上巻

竹書房 \1575-(税込み)

こっちは、完全に麻雀の本。 雀鬼会選手の対局を、四天王や永久選手をゲストに とても楽しい雰囲気の中、 会長が一打一打、そして全体の流れを語った名作です。
今までどんな麻雀の本にも書かれた事の無い、 麻雀の本質、ツキの偏りなどを、 とても分かりやすく取り上げた内容。 道場での楽しい雰囲気そのままに、 あっという間に読み終えてしまいます。
でもね、この本はマジでヤバイよ。 会長、いわく、
「もう二度と出ねえよ、こんな凄え本は」
今までの麻雀の価値観が変わること 間違いなし。 雀鬼にしか語ることの出来ない、 「本当の麻雀」「流れ」を 垣間見ることができます。 こちらは7月26日発売(地方は一日遅れの予定)です。 下巻は8月発売予定、 ぜひ、読んでみてくださーい。
             安田潤司


■2006年7月21日(金) Vol.196

昨日のHP、 せっかく俺が美しい文章を書いたのに、 その後ろの写真でぶち壊しだな。
村瀬は飛んじゃっているし、 樋口は過去の苦しみと現在の不幸で泣いちゃってるし、 この世の全てをなめきっているタコ坊主が 又、顔を出しているわ、 木津ちゃんの背後霊まで写し出されていて、 俺なんか右下の隅っこに押しやられて 風前の灯火。 美しさなんかどこを探したって有りやしない。 玄米病、いや…現代病がそのまま現われている。
安田も村瀬も樋口も 俺が苦労をかけたばっかりに、 頭も顔もおかしくなっちまったんだね。
頭の方でなくて、体調が、
「かなりおかしい、危ないですよ」
と、木津先生から安田を通して、 俺に忠告、注意の話しがあったらしい。 さすが木津大先生、当たりです。 ピッタシカンカンです。 お会いしていないのに当てられてしまいました。 確かに、ここんところあっちこっちがねえ…。 何事も使えば、擦り切れたりガタが来るもんですよね。 特に俺等は無茶してきたからなー。
木津ちゃん、ご心配ありがとう。 この世で俺等のことなど心配してくれるのは、 木津ちゃんしかいねえもんな。 志村と高槻支部の山田なんぞ 酒飲んだ上とは言え、夜の話で、 俺のこと「お陀仏寸前な人」って言ってやがったもんね。 それも別に文句ないんだけど、この頃思うんだぁ。 自分のことすら自分で片付けられないんですよー。 周りの皆様のお力や、お手数をかけてばかりの自分に どんどんなっていく。 そうじゃねえなー。 俺の今までの人生振返ってみれば、 ガキの頃から親や学校の先生や ずーっとそんな人生を歩いて来たんだよな。 やっぱ俺は俺かぁ。 ちっとも変わっちゃいやしませんねぇ。
食や甘い物には少し気をつけます。 木津先生、俺は玄米食っちゃいませんが、 ほぼここんところお粥を食っちゃっています。 今年の夏休み、海で潜れる体力あるのかなー。
「何かお終いって淋しいよねぇ」
心身共の健康が一番すねえ。
            雀鬼









■2006年7月20日(木) Vol.195

「お疲れさん」
雀鬼会史上最高の作品を 今までの体験を元に、 皆して作り上げてくれたんだから 終わってみれば「おつかれさん」以外の言葉が見つからないね。
「私と君」が居たんでしょうが、 最終コーナーを走りきる皆んなを見ていると、 「私と君」が無くなり、 「我々」しか見えなくなったな。
お前さんの物は俺の物、つう世の中だが、 みんなが創った作品は、
「俺の物は君の物だからねえ」
っていう感覚が見えた。 だからこそ、みんなして 感動・感激・感謝が起きたんだよなー。 だけどやっぱり、
「お疲れさん」

自分ん家のことを言うのも何だが、 俺、うちのHP見るの楽しいっス。 本屋で買ってくる本より面白いです。 何度も読み返しちゃ、 うなづいたり、笑ったりしてしまう。 こんなに楽しめてただでいいのかなー。
安田や木津や真輔に金払うのもなんだしな。 特に真輔の野郎なんか、 アメリカ旅行を一人で楽しんじゃってよー。 悪いけんど真輔が送って来たロケーションは 俺も体験してるって。 俺、あそこの中で予約が二三年待ちと言われる 最高級のホテルに泊まったこともあるし、 コヨーテとか美しい小鳥達とも 自然の中で間近で遊んでもらっちゃったものね。
真輔なんか態度がデカイし、 心の汚れをいくら玄米食って誤魔化しても 自然様には見破られて 相手にされないんじゃない。 グリズリーだって臭いに敏感だから お前さんの汗臭さにゃ、 熊さんの方が嫌がっちまうわなー。
セコイヤの大木だって俺が行った時は、 色々な昔話を語ってくれたんだが、 お前さんの写真を見る限り セコイヤさんは知らんぷりしてんじゃん。 真輔なんていう鼻たれ小僧が
「僕も自然が好きなんです」
なんて生意気な事をぬかしても、 向こうさんが相手してくれねえって。
俺クラスにもなれば 麻雀牌にも愛されたように、 自然さんも俺を気に入って頂けるってえもんだ。
なんかアメリカに旅する 真輔宛の手紙みてえになっちまったけど、 要するに、うちのHPはおもしろいねえ、 って言いたいだけなのさぁ。
「本当にいいもんはロハ」
ってえ、本当だねえ。
安田様へ
          一読者より



散々「真輔なんて鼻たれ小僧」とか 「麻雀に愛された」とか書いておいて 「一読者より」もないでしょう(笑)。 どんな読者だっつうの…(^_^;) でも、そういう投げっ放し具合は嫌いじゃないです。 っていうか、むしろ好きです。 真輔も今頃アメリカでニヤついている事でしょう。
コヨーテ相手に、 「ローリング・サンダー・セコイヤクラッシュ(仮)」 を開発しながら。



カラフルな夏がもうすぐそこまで…(どんな夏だっつうの)


■2006年7月20日(木) Vol.194

おはようございまーす、安田です。 さっそくですが、木津さんからのメールです。


ワールドアーティスト様  中先生様
お疲れ様です。 ワールドワイド!! ビックリです。 反面、「アッタリめーじゃん!」が本音です。(笑) やっぱ嬉しかったですよ。 だって他の麻雀打ちが、 あのような種類の本に出れるわけないっすもんね! まさしく・・・雀鬼流はどこにでも通じる。
それから・・・安田さん。 あの太ったネイティブアメリカンは誰でしょうか? 僕の知ってる、京都出身のプロレスラーに似ていますが・・・ でも違う気もします・・・謎です。
またチョコ食べて幽体離脱しましょ〜!  ではまた!失礼します! 
         木津龍馬



「またチョコ食べて幽体離脱しましょ〜!」って、 一体どんなヒーラーなんでしょうか?(笑) このあたりの洒落の通じ具合が、 木津さんの木津さんたるゆえんですね。
限界と思われる状態でも、笑う事を忘れない余裕。 そういう遊びの部分は結果的に 強さにも男の色気にも通じるんでしょうね。 ハンドルの遊び部分がないと どんな高性能な車でも横転してしまいますから。 会長を見ていてもその遊び具合、 色気具合のバランスが抜群だといつも思います。 さすがワールドアーティストだなぁ…と(笑)
7/26からは、いよいよ伊豆で夏の合宿シーズン。 一年のハードな日々のメンテナンスをする季節になりました。 今年はどんな夏になるか、とても楽しみです。
夏の間にも色々なイベントを企画しておりますので、 ぜひ夏休みのこの機会に 牌の音に遊びに来てくださいねー。 メールもお待ちしておりまーす。
では。
          安田潤司






■2006年7月18日(火) Vol.193






こんな大自然の山の…




こんな大木がそびえ立つ森に…




一人淋しく走る人影が…




決して雀鬼会Tシャツを着た、 太ったネイティブ・インディアンではありません(笑)。 アメリカのヨセミテという国立公園で たった一人で、トレーニングを積む某プロレスラーです。
では、その人からのお便りをどうぞ。



おはようございます。
「世界のアーティスト」様。
…これでいいんですか? これでいいんですよね、きっと。 ねぇワイルド安田さ〜ん!
ということで、僕は片道4時間かけて山に行ってきました。 一人で行ったので、 写真はうっすら哀愁が漂っているはずです。
もうすぐ夏合宿ですね、いいなぁ。
          中邑真輔



完全に淋しいモード全快の真輔でした。 彼はおそらく山のグリズリーとかと対決して命からがらに、 新必殺技「哀愁レインボーマウンテン(仮)」を 開発してくるはずです(多分)。 期待して、帰国を待ちましょう。 頑張ってね、真輔v(^_^)v
さて、今日の道場はとても静かです。 選手達が激戦の傷を癒しているせいか、 村瀬部屋が代々木上原で打ち上げをしているせいか、 はたまた、小冊子の原稿締め切りに追われているのか 定かではありません。 とにかく静かなんです。 決して平和とかじゃありません。 単に静かなんです。
さて、大してネタも無いので、 とっとと終わりにしようかと思って写真を見ていたら、 二枚の写真を見つけました。
その写真は選抜の決勝前日、 木津さんと僕が本の打ち合わせで会ったときのもの。 竹書房のとも子が「会長からです」と プレゼントを預かって来ました。 プレゼントはアルミホイールに包まれ、 ご丁寧に氷まで添えられていました。
そして、開けて見たら中から一枚の板チョコが…。 (理由は省きますが、木津さんと僕は、  基本的には白砂糖、乳製品、合成甘味料は  食べません。特に木津さんは…)
会長いわく、
「疲れているだろうから  仲良く分けて食べなさい。  食べない時は、破門です」
木津さんは、しばらくチョコを眺めて言いました。
「食べましょう…安っさん」
僕等は、とてもありがたく会長からのチョコを頂きました。




決して、ヤケになっているわけではありません。 本当においしく頂いたのです。 遠く離れて仕事をしている僕達に 会長の温かい心使い。
その夜僕達は、ハイになって 夜通し語り合ったのは、いうまでもありません。
まったく、たわいも無い話で申し訳ありませんが、 今日はこの辺で失礼します。
           安田潤司



幽体離脱をする食後の木津さんと安田選手部長。


■2006年7月16日(日) Vol.192

雀鬼会が終って10日も過ぎれば夏休み。 又、自然の中で大好きな若者達と寝起きし、 皆してめしも食える。 冷ための海水に岩場を潜って魚を追う。 一年で最も楽しい日々が待っている。
今日は土曜。 一期走ったものが疲れきっているが、 最終の後始末をやりに下北本部も町田道場にも 早くから皆集って来てくれる。 「準備」「実行」「後始末」でワンクール。

安田潤司という男は知り逢った頃から、アーティストだった。 映像、音楽、文学、その他諸々のアート的センスの持ち主で その才能を生かして仕事を済ませ、 人生、生き様もアート感覚な男であった。 彼の才能豊かなアート感覚センスが今や麻雀、 いや雀鬼流と結びつき皆の先頭を切って、 道場をアート風に仕切ってくれている。
安田潤司は何をやっても、述べても、 根っ子に育ったアートセンスが現われる。 俺は麻雀打ち、安田はアーティスト。 その才能がうまく結びついて雀鬼流が動いていた。 俺にとってアートとは、 その長い歴史の中では、 数少ないプラスエネルギーを感じるものもあるが、 多くのものにマイナスエネルギーを感じて 違和感や避けたくなるものの方が多い。 アートの素晴らしさ、美しさより 恐らしさを感じてしまうことの方が多かった。 俺とアートとは無関係。 俺の中には芸術は無いと思っていた。
前日のHPの安田の文にあるように アートうんぬんの本に特集されていた。 ランイホルト・メスナという名の登山家は 俺の中で憧れの冒険家で、 ジャック・マイオールと伴に尊敬する世界人である。 近代麻雀等でギャル雀士だとか、 女性美人プロなどと並べられるとヘドが出るが、 ランイホルト・メスナと伴に 特集を組まれたことに我ながらびっくり。 運命の糸、願いがこんな型で繋がったことに 何か不思議な気持である。
雀鬼会唯一のアーティストである安田には、 アートセンスの無い俺は何時も下に見られ、 馬鹿にもされていたが(笑)、 芸術、アート系の本に俺が出られたことで やっとこさ遠くに安田の背中が見えたような気がする。
安田!!お前さんは確かにアーティストだ。 だがよ、たかが小っこい日本の芸術家じゃねえか。 俺を見ろ。 今や雀鬼ともヒーリーとも呼ばせない。 本日をもってして安田と木津、真輔もだが 俺のことを「世界のアーティスト」と呼びなさい。
しかし、おもしろいなー。 雀鬼流の道は色々なところへ通じている。 「心温かきは万能なり」か。
この日をもってして、 俺はやっとこさ、安田を越えたってことね(笑)。 よろしく。
安田は何時だってワイルドなアーティスト。 俺、俺はね…、 今や世間じゃ、ワールドアーティストと呼ばれてらぁー。
           雀鬼



誰が呼んでいるんでしょう?(笑)
という冗談は差し置いて、 会長はアーティストですよ、最初から。 僕は映像をメインにやってきたので、 色々なアーティストを被写体として撮ってきました。 そんな中でも、数少ない絵になるアーティストです。 始めて会長が麻雀を打っている姿を見たとき、 その無駄の無い流れるような動きに
「ああ、この人はプロフェッショナルだ」
と、感じたことを思い出します。 その時から、僕の中で会長はずっとアーティストでした。 それも反逆の。 以前そう言ったら、
「俺は反逆とかじゃねえよ。  右も左も関係ないもん」
と、言われました。 でも、それが反逆なんです、僕的には。 世間一般の常識から考えると、雀鬼流は逆説。 でも、真説なんです、僕にとっては。
会長が今と同じ事をおっしゃっていたとしても、 大学の教授だとか、どこかの企業の社長とかだったら、 僕は話しを聞かないだろうし、 こんなに長く側にいなかったと思います。 裏も表も、痛みも温かさも知って、 それでいて今の位置に立っている会長だから 魅力的なんです。 それでもって、
「そんなもんには、俺は絶対に頭を下げねえ!」
と、言い、それを実践し、 更に全てを分かって、ちゃんと受け止めた上で、
「知ったこっちゃねえや」
と、言う会長が僕は好きです。 そして、そう言うと、 「それも知ったこっちゃねえや」 と、笑って言われるでしょう。
そういう遊びの感覚、洒落の感覚こそ、 人間の色っぽさに繋がるんだなよなぁ、 と、会長を見ていて思います。
           安田潤司



遊び心のある仲の良い二人のワールドアーティストでーす。

 

■2006年7月15日(土) Vol.191

いやー、突如として暑い日々が続きますね。 さて、今期も終わり、道場もいつもの楽しい道場に戻りました。 取り立てて、ここに書く事もありません(断言)。 強いて言えば、明後日の目標打数の締め切りに向かって 黙々と打つ選手と、それに伴走する選手がいることぐらいです。
が…!!!
本屋さんで、おもしろい本を見つけました。
「日常を変える! クリエイティブ・アクション」(フィルムアート社)
という本です。 簡単に言うと、いわゆる芸術・アート系の本なんですが、 この中の特集に、「ザ・センシュアス・アーティスト10」という、 10人のアーティストが紹介されています。 下が、特集の冒頭にある文。
「たんなるアーティストではない。  体からメッセージを聴き、  ライフシーンを変えてしまった10人の表現者達。  センシュアス(感覚的に鋭い)であることも知性だ。」
ちなみに、特集順に名前を書くと、


マシュー・バーニー  (アート)
アメ・メンディエタ  (パフォーマンス)
ランイホルト・メスナー(登山)
ル・コルビジュエ   (建築)
ヨハネス・イッテン  (教育)
チャウ・シンチー   (映画)
桜井章一       (麻雀)
アーノルド・ミンテル (心理学)
三島由紀夫      (文学)
ミシェル・フーコー  (思想)



ジャンルを問わない色々な人物が、 センシュアス・アーティストとして挙げられているが、 なんとその中には、会長も取り上げられています。 この特集の中で日本人は、会長と三島由紀夫だけ。 (うーん、凄いチョイスだなぁ…)
この他にもこの本には、およそ麻雀とは関係なさそうな 芸術家達が名前を連ねているが、 会長がこの面子に混じっていても、違和感がない所が面白い。 っていうか、麻雀誌に載っているより納得感があって、 そちら系に傾倒していた自分としては、 ちょっと嬉しかったです、ハイ。
たまには、こういうレビューもいいでしょう、ね。 ということで、本屋に立ち寄った人は ちょっと見てみてくださいな。
           安田潤司



会長の特集ページと、表紙です。




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