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■2006年7月14日(金) Vol.190

「個は全体なり、全体は個なり」
一人一人の道場生が、やるべきことをやれるだけやってくれて、 雀鬼会、決勝戦は、選抜、Jr、JrUと、 最高の型で終ることが出来た。 雀鬼会18年、32期の中で、 最高の作品を生むことが出来た。
道場生が個を捨てて、 今期中、全体の行動・存在力を認める者達が、 今川、樋口、安田、村瀬の四者を代表して、 心のバトンレースを見事つなげてくれた。
勝負の中に、「正義」と「奇跡」も起き、生れた。 それすらも個の力が生み出したものでなく、 やるべきことをやり通してくれた者達の 力が加わったからこそ生れた。
正義でもあり、奇跡であった。
その姿は、勝利を得た者への賞賛でもなければ、感動でもない。 たった二人の心のリレーすら壁があり、 厳しく、困難な中、誰もが望む者達が、 プレッシャーの中、最終走者の村瀬までバトンをつなぎ、 ゴールで待つ俺に、強く、美しく、 正しい心のバトンを持って来てくれたのだから、 俺ん中に「感激」「感動」「感謝」の三点セットでいっぱいでした。
20年間の現役の麻雀打ちであった頃には 決して感じえない喜びであり、 雀鬼会を始めて18年、 俺の麻雀史の中でも 最も俺の心を揺らす瞬間を創ってくれた、 皆さん本当ありがとうね。
三年、八年、そして十年、いや、四十年を前にして、 初めて創られた、遠い道でした。
雀鬼会本戦のことは、小冊子用に原稿40枚書いたし、 近代麻雀誌の「我悪党なり」にも 書かなきゃいけないということで、 今日はこの辺で。
俺本当に、皆が大好きです。 よろしく。
              雀鬼




優勝した村瀬夫婦と、準優勝の志村夫婦。

■2006年7月12日(水) Vol.189

決勝から2日経ちました。 今期のトータル打数の締め切りが今週いっぱいということで、 目標打数に足りていない選手はそれぞれ打ち込みをしています。
さて、今回の決勝、そして昨日のレポートを読まれた方から 沢山のメールをいただきました。 VOICEのコーナーにもアップさせていただきましたが、 いくつか紹介させていただきます。
まずは、高槻塾の山田マネージャーです。


雀鬼会選抜リーグ決勝戦、皆さんお疲れ様でした。
村瀬、志村、金村、橋本と まさに道場を先頭立って引っ張り守ってきた四名、 麻雀だけではなく生きざまにおいて 誰もが認めるであろう最高のメンツが揃い、 試合前の空気もこれまでとは違うものが漂っていました。
そして会長からのお話に選手のみならず、 胸に熱く込み上げてきた者も少なくなかった筈です。
「もう試合しなくてをいいじゃないか、  今この四人がこの席に座っただけで・・・」
そんな気持ちにさせられた決勝戦でした。
村瀬道場長、優勝おめでとう! 麻雀だけじゃなく、道場長として色々な事に対して先頭に立ち、 皆んなを引っ張り、道場を守り続けてきた村瀬の優勝は 誰もが認め、喜べるものだったと思います。
そして下北沢での打ち上げ、本当に楽しいひと時でした 志村の居ないこの場はこわれる事もなく・・・・ と思っていたら、約1名静かに壊れていく男が・・・・!! 気が付けばもう朝、楽しい仲間との時間は本当にあっという間です。
今期も皆さんお疲れ様でした。
           山田英樹




静かに壊れた男とは、永久選手の塩飽です。 なぜ、壊れたかはここでは触れないことにしましょう(笑)。
次のメールは今期Jrの優勝者、樋口清行と Jr2優勝者の今川久美子からのメールです。


雀鬼会全日程終了、皆様お疲れ様でした。
選抜決勝前の会長のお言葉が 雀鬼会18年全てを表していたと思います。
『俺は絶対頭を下げね〜!』
これから長く続く人生に勇気を頂きました。 僕の優勝が正義だと言って頂きましたが、 正直実感がありません。 ただ今まで雀鬼会の皆が創って来たものや、想いを裏切りたくない。
実の親父に全て奪われて、絶望し、 会長に15年間かけて頂いた温かさ、強さに 少しでも恩返しをとその一念でした。
自分のためなんてたいした事は無い。 自分を捨て、皆から貰った力を 人の為に初めて出せた瞬間を味わう事が出来、 道場生皆の想いのバトンを繋げられた事が最高に幸せです。
これからも色々な困難や折れそうになる時が来ると思いますが、 会長のお言葉、道場の皆様と過ごすこの時間を思い返して、 強く、温かく生きていきます。
ありがとうございました。
            樋口清行




7月9日、今までにない4人の試合。 緊張感はいつも以上にかなりな物でした。
前からなのですが、選抜の試合は恐くて恐くて そこにいるのも怖がってしまうところがあります。 でも、今回は特にとにかくちゃんと"居る"と一員だと。 試合の始まりを待ち、場決めが終わり、会長のお話です。
このお話しがとか、そういうことじゃないんです。 会長が話されていくにつれて涙が止まらないのです。
泣くという感覚ではない感じで涙がツーと流れると それからとめどなくなってしまい鼻水までどこまでも出てきて、 みんなに知られたくないので、 一生懸命カーデガンの袖でふきまくりましたが、 まさか、こんなに泣いちゃうとは思っていなく、 ちり紙もそばになく、音を出したくなかったのですが ガマンの限界で一回"ズッ"と鼻をすすってしまいました。 そうしたら清川主任がそっと熱しぼを渡してくださいました。
試合が始まってからも落ち着く事が上手く出来ず、 ドキドキも混じってきて、 何とか普通に戻れたのは3試合目の最後の方でした。
感極まると言う事はこういう事なんだと、 今までこんな風に悲しい悔しいとかではなく、 ただ涙が出てじわりは良くあるのですが ”止まらない”のは初めてです。
会長ありがとうございました 道場長・金村さん・志村さん・橋本サブマネージャー ありがとうございました。
道場長優勝おめでとうございます。 夫人のゆうこりんに、主任からおしぼりを頂いた後、 心配そうに"風邪ひいたの?"と聞かれました。 面白すぎです。はい。 ここですね。惚れたポイントは(笑)。
最後に4人のリレーの写真。 宝物を越える宝物です。 幸せです。 ありがとうございました。
               今川久美子




続いて、支部・同好会を代表して 高槻塾Jr、名古屋同好会の奥井章生です。 奥井は、駄目だと言われていた名古屋で、 ただ一人顔を上げることなく走り続けた男。 今回の名古屋の頑張りも 奥井がいたからこそあったものです。


会長、安田さん、みなさん、おはようございます。 一卓だけの決勝戦、ありがとうございました。
18年の雀鬼会の歴史、自分には全ては分からないですが、 何年かやれて、そしてこの日にこの場所にいて、 同じ空気を感じれたことに感謝しています。
選手の金村師匠、村瀬道場長、志村さん、橋本さんが 試合開始を待たれている姿には男を感じました。 なれるかどうかは分かりませんが、 あの4人のような姿になりたい、そう思いました。 また、多田さんと塩飽さんの決勝を迎える表情にも、 ぐっとくるものがありました。
試合前の会長の気合いの入ったお話もはじめて体験するものでした。 安田さんも、選抜の他の選手も、一緒に戦いながらも、 頼んだぞ、という空気を感じました。
だからみなさん本当にかっこいいなあ、と思います。 うまく言えないですし、こんな短い言葉でなんですが、それだけです。
それも全て、一日一日みなさんがつないでこられたからだとも思いますし、 そう考えると、すごい歴史なんだなあと思います。
今回の決勝で見させて頂いたみなさんの姿は、 昔から自分がなりたかった姿です。 自分も壁を乗り越えて、実現したいです。
今期はHPができ、リアルタイムで道場の様子などがわかり、 本当にありがたいことだと思います。 ですが、やっぱり生の現場の空気、感動を感じなければ、 とあらためて感じました。
本当にお疲れ様でした。 そしてありがとうございました。
     名古屋同好会班長  奥井 章生




さてさて、次は久しぶりの登場、 プロレスラー中邑真輔です。


桜井会長!!安田さん!おはようございます。
HP上で会長と安田さんの書く記事で、 毎晩のように手に汗を握っていたのも束の間、 木津さんからの
「今日は雀鬼会の32期ファイナルだった。  また村瀬さん優勝よ。  JRも選抜も  玄米一族が2期連続で優勝です。  すげーなー。」
のメールで更新よりも早く知ることとなりました。 ふふふ、HPの更新を楽しみにしていたのに。
会長、安田さん、村瀬さん、志村さん、橋本さん、金村さん、 並びに雀鬼会の皆様、本当にお疲れ様でした。
勇気をいただけました、ありがとうございます。
            中邑真輔
PS:写真、皆さんとても良い笑顔ですね、 山田マネージャーの金獅子のようなインパクトもさることながら 木津さんもさすがヒーリングの帰りだけあって 白く、弱ってるっぽいっすね(笑)。




フフフッ…実は玄米一族の雀鬼会侵略はちゃくちゃくと…(笑)。 そして、下は木津さん昨日のレポートの会長の言葉を読んで、 僕の携帯にくれたメールです。


今朝方、HP見ました〜! ヤベ〜すね… 桜井先生のお話は…
ガツーンときましたよ(T_T)
木津龍馬






確かに、あのお話はヤバかったです。 心にダイレクトに入ってきました。 雀鬼流の選手として、男として、父親として、 今一度、腹を括らせていただきました。 また、昨日ほぼ同時刻にアップされた 木津さんのHP熱い文章にも 自分のいくべき方向を再確認させていただきました。

道場にちょっとだけいた人、 何年かいた人、 通り過ぎただけの人、 卒業した人…。
本当に色々な人がいましたし、 その人なりの会長像や雀鬼流があると思います。 でも、ちょっとや、そっと関わったぐらいじゃ分からない 無茶苦茶、濃い十八年だったことも事実です。
「本当に色々あったんだ…」
という、会長のお言葉そのままに、色々ありました。
「だから、おもしれえ!」
と、僕も心から思います。
この十八年、本質は当然変わられていないのですが、 会長はずっと変化し続けてこられました。 雀鬼会が今の形になるまで、唯一の確信に基づいて、 ずっと手探りで走ってこられました。 それが確実に形になっていることを、 今回の決勝戦で、また教えていただいたわけです。
村瀬、志村、金村、橋本、 そして現場に居た選手のみんな、 本当にありがとう。
怒られ、導かれ、駄目になったりしながらも その傍に居られたこと、 選手でい続けられたことは、 僕らの誇りです。 (ねえ、多田ちゃん)
会長、みなさん、本当に一期お疲れ様でした。 そしてありがとうございました。 ここにいる事ができて本当にありがたいです。
夏に自然に元気を頂いて、 また選手部長として、走り続けたいと思います。
雀鬼会がなくなるまで。
押忍。
           安田潤司



記念写真を撮りながら、四人同時に転がされる決勝戦出場の選手たち。

 

■2006年7月11日(火) Vol.188





雀鬼流の十八年。 生れた子供が高校生になる位の時間。 その十八年目の締めを飾った選抜の決勝戦。
七月九日 午後五時半…。
決勝戦開始前に語られた桜井会長のお話は、 その場にいる者の心に直接響く、 まさに言霊でした。
ここにその全文を掲載します。




全員がピリッとしてるね。 選手もそうだけど、審判も…。 それは今日が終わるまで、消えないと思う。
まあ、多田が弱った時に私に電話してきまして、 「雀鬼会は神聖なものじゃないんですか?」と言った。 まあ、普段の中でお笑いも随分ありますけどね。
今日は神聖じゃないですか。 こういう瞬間がある。 毎日、神聖を追うということはイカサマです。 楽しくお笑いがあって… それが人生だ……ね。
でも、神聖な瞬間ってのがある。 これは地球でもそう。 地球上どこへ行ってもゴミだらけ。 でも、神聖な場所ってのはある。 昔で言えば、神が宿るところみたいなもんだ。 神社だとか、あるいは神木だとか いまだに奉られてる所がある。
私も海外に行ったり、日本を旅してて、 ふっとそれを感じる時があります。 それはあくまで、自然界にしか残ってない。 京都だとか、あんなところへ行っても、それを感じません。 それは人間が入り込んで、汚してしまったからでしょうね。 人間がそれほど近づかなかった時には、 そういうものがあったんでしょう…。

雀鬼会ね…十八年ですけども… 私は最初から走ってきました… 安田もそう…多田もそう…。 並びにそれに準ずる者もいます。 特に今日の選手…金村、村瀬、志村、橋本。 十数年、雀鬼流を本当に愛してきたね。 麻雀を愛してんじゃないよ、 雀鬼流というものを愛してきた。 それは間違い無い。
一年、二年、ぼーっと来て みんな楽しそうだな、 ここへ来ると救われるな、 ここに来るといいことあるな… そんな連中とは、訳が違う。
今まで困難とか辛い事、 乗り越えなきゃいけないこと…
いっぱいあった。
すんなり行くのは当たり前じゃねえ、 色々あるから雀鬼会っていう教え方があった…。

本当に色々あったんだ…。

それをいつでも、 厳しいときでも、 楽しい時でも、 やって来た人間が…
今ここにいるわけだ。

今日は、点数うんぬんなんてどうでもいいんだ。
そういう人間が選ばれている…。

今期は、特に俺は…あんまり… どうしようかな? もう雀鬼会止めちゃおうかな…って、 そういう時期から始まったんですけど…
終わってみたら、やっぱりお前等に負けてた…俺が。 確実に負けてました。 お前等は勝ったんだ。 こういう形を創ったということは、 お前等が勝ちですよ。

また、俺が負けてしまった…。

雀鬼は強い男だ、無敗の男だなんて言いながら、 お前等に負けてしまうことが、ざらにあるわけですよ。 まあ、そういう形で今日を迎えたんですけど。
宮沢賢治じゃねえけど、 雨にも負けず、風にも負けずじゃねえけども、 本当に長い間、我々は風の中、雨の中、 そういう中でやってきた人間たちが、 今ここにいるんだよ。
それが大きな意味を現してると思う……。
雀鬼会を好きな人は… 雀鬼流を好き人は、地方にもいっぱいいると思う。 それは、俺の本の上だとか、 あるいは、自分が弱ってるとか迷ってるとか、 そういう面で頼ったり、それを参考にしたりとか、 そういうのがあるかもしれない。
でも、頼ったり、救われようとして、 我々に注目するのは…
お前等が創って来たものだ。 俺が創った事じゃない…。

そういうものが、雀鬼会の歴史だよ。

麻雀の試合じゃねえよ、今日は。

プロの連盟とか、色んな大きな大会もあるかもしれない。 あれは、ただの麻雀の試合だよ。 うちら、麻雀の試合じゃない。



生き様の試合だ…。



みんなそれぞれやって来たんだ…。 それは確実に分かっている。 分かってるからこそ、 安田も俺も… 今回の決勝戦の意味というものを感じているわけだ。
それも…三年や五年じゃ出来なかった。 やっぱり、終わりに近づいてきて、 こういう姿が見えたのかな…。 そういう気がする…。
我々は君らが…世間が常識という中で生きてるよね。 まあ、そこも非常識なんだけどね。

そこは狂ってるわけだ。

間違った方向へ頑張ってるわけだ、みんなね。 我々は、間違った方向なら、頑張るなって言う。 正しい方向…それをみんなで声を掛け合って、 やってきたんだ。
まあ、そういう意味でも、本当に意味がある。 俺はもっと意味を探してるよ。 多分、ここにいる人たちの中で一番、 今日ここにある意味というものを、 昨日の時点で感じ取っている部分もあるんだ。
それは一年生や二年生では感じられないよ。 あるいは十年生でも感じられないかもしれない事があるんだ。

見えないこと…

そういうものがある…。 そういう壁がある。 すんなり行かない壁があるんだよ。

そういう中に、君らは置かれている。

それを乗り越えなきゃ駄目だ…。

全員は乗り越えられない。 一人二人しか乗り越えらない…こん中から…。 これだけやって来た人間でも、乗り越えられないよ。

そういう壁がある…。

それを与えられてしまうのも、運命だよ。 いいことばっか与えられるのが運命じゃない。 必ず落とし穴が置いてあるんだよ。



だから、面白れぇ!



それが、後で分かると思う…。


我々は、数を追ったわけじゃないね。 数の競争なんて、クソくらえだ。 そんな卑しい、恥ずかしいことはしたかねえ。 それは後で付いてくるもんであって、 先に求めるもんじゃねえ。
それはみんな知ってる。 君ら全部知ってるよな…。 上に立つ人間は、特にそういう事を知ってる。
いかに内容良く打つか…。 今回においても、点数はここに出てますけど、 これ以上に大切なのは、俺の評価点。 金村と村瀬は30ポイント取ってますけど、 大きな意味がある。
勝ち負けじゃない。 いわゆる雀鬼会イズム、 あるいは基本動作とか、 いかに相手に迷惑をかけないか、 打ち切れるか… あるいは、弱ったものを救ってあげられるか…。
選抜でもね、弱った人間と打つわけじゃん。 それをてめえ勝手に、てめえだけ打てりゃいいなんて とんでもない。 打てないものを、どうにか救ってあげたら…

それこそ本当の…雀鬼会選手だ…。

それをできる人間もいるしね。 まだまだ、自分一人しかできない人間もいる。 あるいは、自分の事もできない人間だって、 選抜の中にもまだいるわけだ。 まあ、そんな中から十六名集まってきたわけだ。
非常に…
運命と言うか、 因果というか、 アヤと言うか…

本当にそういうものが、流れているんだよ。

ただ、単なる試合じゃないんだよ。 それはもう、みんな分かってると思うけど…。

思いっきりぶつかるんだよ。

思いっきりぶつかって、 真っ正面からぶつかって、 良かろうが悪かろうが、 どういう答えが出るか、

見てみようじゃねえか!

策略を練ったりとか、そういう事はしない! 戦略だとか、そんな事は考えるな!

ぶつかるだけだよ…。

ぶつかって、 ぶつかって、

答えを見りゃあいい…。

それがありのままの姿だよ。

道場の中には、負もある…プラスもある。 プラスの人間がいるという事は、 マイナスの人間がいるのは当たり前だよ。 特に雀鬼会となれば、 世間からマイナスの人間が集まってくる。
それはドロップアウトという事じゃないよ。 普通の雀荘はドロップアウトした人間が集まってきますけど、 雀鬼会はそうじゃない。 東大生だとかも、そういうのもいっぱいいますけどね。
マイナスというのは、心の病だよ。 人の為になれないという事だよ。 そういう人間がいっぱい集まってきてるわけだ。 そういう奴らの方が多分多いでしょう。 それに染まらないようにして、 それをどうにか修繕したり、 修理したりしなきゃいけなかったのが…
ここにいるお前等だよ…。

修理工だよ、お前等は…。

それを確実にやって来たわけですからね。 まあ、そういう意味で大きな意味があるなぁ、と… 俺自身もそう思うよ。
それが分からねえ奴は、 感性があるとは言えない。 心があるとは言えない。
鈍感だろうし、世の中に負けた人間で 世の中の情報だとか、常識だとか、 価値観に負けてる人間だよ。


そんなもんには、俺は絶対に頭を下げねえ!


どんな政治家だろうが、 どんな企業家だろうが、
俺は絶対に頭を下げねえ!
テルちゃんのように小さな靴屋、 ああいう方に俺は頭を下げる。
それはお前等も同じ事だよ…。 道場でそういう事をやってきてる。


それが卑しくない人間の価値観…美意識って奴だよ。


そういうものをみんな学んで来ただろうし、 そういうとこを分かってる人間が多いと思う。


それが雀鬼会じゃねえか!


それが雀鬼流だって…。


たった一つかも知れない、世の中でね。 もちろん麻雀の中では、絶対にここしかない。 半端者の麻雀界になんて、あるわけがないよね。 でも、他の企業だとか、宗教だとか、 色んなものの中にもそんなものねえよ。

大体、人間を神にするなんてことは、一番の罪だよ…ねえ…。

俺は鬼じゃねえか……鬼の教えだよ。 お前等には、鬼の教えをしてきたんだ。
人間が神になるなんて一番の冒涜だよ。 何を冒涜しているかっていうと、 我々に一番恵みを与えている自然を冒涜しているんだよ。 何びとも神になってはいけないんだよ……ね。

宗教、クソくらえだよ、そういう意味では。

我々は宗教の集まりじゃない。 そういう事を全部ひっくるめて…


雀鬼流っていうのが、あったんだ…。


まあ、どっかに俺の世の中に対する怒り、 あるいはその嘘っぱち、体制の嘘っぱち…情報のね…。 新聞だとか、大きな情報は嘘が多すぎる。 正直だなぁ、って感じるのはBBCぐらいのもんだよ。 なぜかっていうと、あそこはマスコミ魂を持ってるから。 朝日新聞、NHKなんて、どこにあるんだってんだ。

それぞれが…やっばり…麻雀打つなら、麻雀魂… 多分俺は、麻雀魂を持ってたんでしょう。 花屋なら花屋の魂… それでいいじゃない。
その魂を失った時には、必ず卑しいもので頑張ってるよ。


頑張りゃあ、正解じゃねえからな!


ヤクザもんだって頑張ってんだ! 体張って、命張って、刑務所入ったって頑張ってんだ! そんな仕事やってる奴は、いくらでもいるよ!
でも、我々はそうじゃなかった…。 もちろん、君たちだって一歩外へ出れば そういう人間たちに会わなきゃなんない、 染まらなきゃなんなかったでしょう。
俺の場合はラッキーな事にね、 みなさんとこういう場で、そういうもの抜きにして 付き合えることが多かったですから。
凄げえ…一番嬉しいのは俺だと思いますよ。
これを他の仕事だとか、他の人間関係作ってれば 多分、こういうことは無かった…。
俺も君らよりまだ若い時、 たった一晩で億という金を稼いだ。


ちゃんちゃら、おかしいね!


ちゃんちゃら、おかしい…

そういう経験を二十年やってましたけど、 ちゃんちゃら、おかしい…。
そんなもん、全部捨てちゃいました。 そんなもんはとても、認めることはできなかった。 そういう人間たちに早く知り合いましたからね…俺の場合。 逆に、そうはなるまいって思ってやってきて、
気付いたら雀鬼会に…



君らと知り合った…。



それで今、こういう風な十八年の歴史がある。

それは、全然違う…。

何が良いか悪いかなんて、分からねえよ、今の世の中は。

本当に分からない…。

でも、この間の下のクラス…Jr2、 それから多田と樋口の…Jrの試合。
俺はあそこには、正義を見たよ。
正義だったよ。
樋口は今まで正義を知らなかった…。 親に裏切られ、全てを奪われ、 正義なんか世の中にねえや、って思ってた。

でも、あったんだよ!
自分で掴んだんだよ!

それをお前と多田が創ったんだ…。 もちろん、廻りの魂がお前に入ってたんだ。 めったにない事が起こった。

勝ちには正義は無えんだけどね…。

勝ちなんかに正義は無えんだ!
戦争で勝った国が正義じゃねえんだ!
企業で勝った所が、大国が正義じゃねえんだ!
でも、正義は…
たまに…
麻雀を通して…

そうやって起こった…。

それはやっぱりお前等が創ったもんだし、 お前等がやってきた事で、 俺にはそういうものが見えました…。 それには、俺は非常に感動しましたよ。
まあ、そういう事を全部ひっくるめて、 まだまだ意味は多く… 俺も昨日からもずーっと色んな事を考えました。 あるいは、今日の事がホームページに発表されてから、 色んな事を考えましたよ。
世の中には、サッカーとか野球とか 色んな闘いもあるでしょうけど… 雀鬼会の闘いとはどうして違うんだろう?と…。 そういう意味をずーっと考えた…

…足跡を辿って…。


何かが見つかったような気がします…。


まだまだ、そういうものがいくつもある。 すんなり行かねえかもしんないけど…


…まあ……


やるしかないね……。


今日は暑いですけどね… 頑張って…ぶつかっちゃってください…。

それしかない…。

四人が四人ともぶつかればいい。

心でぶつかんなさい、心で。

みんな心がある人間だもん。 他の人に比べれば、数段心のあるお前等だ。



心のぶつかりあいをしていくだけだ。





■2006年7月10日(月) Vol.187

さて、選抜優勝決定戦から一夜が開け、 雀鬼会の今期の全日程が終了しました。
先ず、結果から発表です。
優勝  村瀬正典 292P
 会長評価 35点(オールA評価で満点)
準優勝 志村政憲 211P 23点(合格)  
3位  小島久典 174P 4点
4位  清川正浩 123P 17点
5位  橋本貴行 100P 21点(合格)
6位  安田潤司  91P 18点
7位  牧野真久  50P  7点
8位  金村尚紀  26P 31点(合格)
9位  塩飽 崇  26P 15点
10位 花岡正明  17P 3点
11位 田所裕紀  13P 22点(合格)
12位 ヤンマー  △1P 27点(合格)
13位 山田 繁 △56P 15点
14位 古島真木 △69P 18点
15位 小鉄   △137P 15点
16位 パセ   △286P 14点


という事で、優勝は村瀬正典でした。
当日、会場になった町田道場には、80名ぐらいの人であふれ、 尋常ではない緊張感に、包まれていました。 やがて、場決めが始まり、選手が席に着くと 会長のお話し。 会長の語られる言葉からは、熱い心がビンビンに伝わってきて、 聞いていた僕等も震えてくるほどでした。 (このお話については、いずれこのHP上で  アップしたいと思います)
室内の異常な熱気で、卓のトラブルも連発。 選手達は中々、打牌の音を合わせられない。
やがて、会長から修正が入る。
「もっと、氣を乗せて打て!  直球で球を投げろ!」
これに一番最初に反応したのが、村瀬でした。 村瀬の、パシィーーン!という、小気味良い打牌の音。 打牌の音が変わった事に、 そこにいた誰もが気づくような音でした。
「全員、村瀬に合わせろ!」
そう会長がおっしゃると、 それぞれが何とか村瀬に合わせようと打ち始めました。 やがて、勢いに乗って和了りを重ねていく村瀬。 それに対抗するべく、前に出て村瀬と叩き合う志村。
一回戦のオーラス。 村瀬と志村のトップ争いの状態で、 橋本と金村が立て続けにリーチ。 金村がツモ切った牌に、
「ロン!」
と、志村が言うと同時に村瀬も
「ロン!」
と、声を上げる。 村瀬の頭ハネで、初戦を村瀬が勝ちきった。
二回戦も勢いに乗って和了る村瀬だったが、 志村が配牌を取ると、第一打をいきなり横に曲げ、
「リーチ!」
と、タブリーをかけ、マンガンをツモ和了る。 勝負は完全に、村瀬と志村の叩き合いに。
結局、一番力強く打っていた村瀬が、 三回戦ともトップを取り、 今期最高得点の116Pを叩き出し、 ダントツの優勝
樋口に続き、みんなの期待通りに 本部に優勝の旗を持ってきました。
終って見れば、彼等のベストの闘いでは無かったけど、 そこにあった闘いは、間違いなく雀鬼会のトップの麻雀。 彼等にしかできない闘いでした。
終った後は、いつも通り楽しい表彰式。 HPを見て来てくれた方々や ヒーリング帰りの木津さんも駆けつけてくれ、 会長にいじられたりして(笑)、 温かい時間の中で、今期の雀鬼会も終了したのでした。
では、闘った選手達のコメントを。


選抜決勝戦お疲れさまでした。
一卓だけの決勝戦… ずっと、雀鬼流と道場を愛してきた 四人の信頼し合える卓。 あの決勝卓に座れて本当に幸せでした。 自分達が今までやってきた事へのお土産だと思います。 自分は本当に良い時に勝たせてもらいました。 あそこにいられるだけの行動をしてきた事に幸せを感じます。 期待に応えられたのは、 自分だけでは出せない力があったからです。
感謝・感激です。 みなさん、ありがとうございます。
          村瀬正典



HPにおいて、安田選手部長から恐ろしいぐらいの煽りをいただき、 大変な緊張感を持って臨んだ決勝戦でしたが、 会長から見られれば、50点以下の試合内容であったと思います。 そうした内容の試合でしたが、 それを越えた、決勝戦までの経過というか歴史があったからこそ、 あの心のこもった楽しい雰囲気の成績発表に繋がったのだと思います。
いつも皆選手は、ぎりぎりのところで戦ってるんですよね。
だからこそ、今川さん→樋口→安田選手部長から バトンを僕ら4人が受け、 皆でテープを切ることができたのだと思います。 ドラマというか、今までの雀鬼会の歴史みたいなものが、 僕の心の中に入りこみ、 何時も胸が熱くなり、涙が出ました。
心から会長や仲間達に感謝です。 ありがとうございました。
やはり、静観者ではなく プレイヤーでいるということが大切なんですね。
志村政憲




1卓だけの選抜決勝戦、お疲れ様でした。
7月6日の決勝戦で会長から 安田さんとヤンマーにバトンのお話しがあった時、 安田さんの顔が紅らんでいるように見え、 気持が入っている雰囲気を感じ、 個人的にはそれだけで心強さを頂きました。 結果としてもA評価を取られ、 見事にバトンをつなげて下さり、 やるっきゃないという気持にさせて頂いたり、 その後のホームページでもグッとくるお言葉を下さり、 かなり心強さを頂いていました。 (安田さんにだまされ、のせられただけかも・・・)
そんなこんなで自分としては 悪くはない状態で臨んだつもりでしたが、 いままでのツケは甘くなく、壁は越えられず、 そういう申し訳なさやくやしさはあります。 ただ、会長に言って頂いたように、 あの席に座れたことはありがたく、 誇りに思いますし、堂々としていようと思います。
それにしても四天王の3人はやっぱ強くかっこ良かったです。 それぞれの一番では打ち切れなかったところもあるとは思いますが、 でも、やっぱり、強くかっこいいなあと感じさせられました。 そんな方々の、まだまだ足元にもおよんでいませんが、 目標としてやっていこうと今は思えてます。
まだまだ書き足りない気持ですが、 どこまでも行っちゃいそうなので一言でいうと、 「いろいろあるからおもしろい」 ということを噛みしめ、味わせて頂いた、 そんな感じです。
会長、安田選手部長はじめ、道場生に見守られながら、 村瀬道場長・志村さん・金村さんという最高の方々と 一度きりの大舞台で打たせて頂くという、 本当に幸せで素晴らしい1日をありがとうございました。 遠くから駆け付けて下さった 山田マネージャーはじめ支部・同好会・一般の方々、 ありがとうございました。
「道場長、ご優勝おめでとうございます!」
           橋本貴行




選抜決勝戦は気持ちの部分で乗りきれず、 皆さんには大変申し訳なく思っております。 会長よりお話しがあった、 今回の形・意味・気付きなど、又たくさん学んでいきたいです。
振り返ってみると、改めて村瀬道場長・志村四天王・橋本サブマネと 「最終戦、このメンツで卓を囲めただけでも凄い事なんだ」 と思っています。 そのあとの打ち上げも最高でした。 安田選手部長・山田マネージャー・村瀬道場長・花岡さん・多田さん等、 楽しい仲間と飲んで笑った朝までの時間… 一期共に走ってきた時間、 いや、長い間共有出来た時間は本当に‘感謝’です。 一人で何かを成し遂げる歓びというのもあるでしょうが、 雀鬼流の精神を持って、 たくさんの人で何かを達成する歓びの方が、 何倍も楽しい事を僕らは知っています。 これからも会長や多くの仲間と、 心を持って大切にしていきたいと思います。
           金村尚紀




終った後はしばし団欒したあとで解散。 下北本部選手と山田マネージャーと高槻選手たちは 下北沢に戻って楽しい打ち上げ。 一期走り続けた仲間達と楽しい時間を過しました。 あんなにゆっくり皆と話し合えたのは 何期ぶりなんでしょう。 いや〜、志村が暴れないと随分ゆっくり話ができる事実を、 今さらながらみんなで感じましたね(笑)。
でも…… 今期は本当に長かったなあ〜(笑)。

で、会長が終った後におっしゃった台詞。
「来期もやりますよ」
という事で、あっさりと来期の開催が決定しました。 が、本当にいつまで続くか分からない雀鬼会。 HPだけ見ていても結局は傍観者だし、 何にも変わらない。
もし、その気になったなら、 雀鬼会選手になるつもりで、 道場の門を叩いてみてくださいな。
楽はできないけどv(^_^)v
          安田潤司


決勝戦の面々と、主だったメンツたち(&ヒーラマン)
左前列から、佐々木丸、樋口、山田マネージャー、今川久美子、木津さん。 左後列から、多田、安田、金村、会長、村瀬、志村、橋本。

■2006年7月8日(土)の2 Vol.186

オット、鬼の居ぬ間にHPがどんどん進んでるなー。 今回に限っては、安田の私的略奪じゃなくて、 皆さんの熱い気持ちが伝わってきて嬉しいです。
18年目の雀鬼会も、明日で終ろうとしている。
出足は俺ん中で、「もう一度だけやるかー」ぐらいの 気持半分で始動したんだが、終わりに近づくにつれ、 やれるもの達が必死にやってくれて、 いい終わり方、 いや、かっこいい終り方をしようとしてくれている。 これも全て、俺のやる気を越えた 道場生達のやる気が導いてくれたもの。 道場生の勝ち、俺の負け、だったよな。
安田が本戦のことを、会長が書いてくれるからとあったが、 俺、HP用に書きだしたんだけど、長文になってしまい、 未だに1/3も終えていない。 その原稿は、そのまま雀鬼会の「小冊子」用に、 路線変更となっちまいました。 その内、花岡が小冊子を作成してくれるから、 楽しみにね。
今期の本戦の方は、4×400mの1600mのリレーに重なる。 第一走者に、たった二人しかいない女性の中から、 小っこい今川久美子が、実力以上の何かの力が動いてJr2を制し、 その上のクラスのJrが、 今川のおチビちゃんから第二走者を引き継ぎ、 バトンタッチを一着で受ける。
しかし、大男のハゲ入道の多田が、化け物のような強さを発揮して、 今期誰しもが、その背中を応援している小びっ子樋口が、 最終局まで、どう転んでもまくれない状況まで つき飛ばされていたが、 オーラス、一局しか残されていなかった樋口に、 奇跡としか思えない状況が何度も起き、 長い触れ逢いがあった者達は、 そのドラマに感動した。
勝った樋口にも、逆転された多田も起きたことに、 「正義」を感じ涙が…。 俺も彼等以上に涙腺が危なかった。
この世の中、何が正しいのか複雑で分かりにくい。
「正義なんか、勝ちの中から生れない」
そんなことは、だいぶ解っていたが、 今川と樋口の姿に「正義」を見た。
樋口など、親と子の過去形から、 「正義などあるもんかい」と、 実体験をして来て30年。 その悲しみの中から、もしかしたら自ら、 「正義」を体験したのかもしれない。
親はどんな子供でも愛するというが、 そこから落ちる子供達が、 多く存在することも確かである。 親ではなく、子供は本心から親を好きでいたいし、 認めたいのが、願いであろう。
今期の樋口は、その壁を自ら体当たりしてぶつかって、 やっとこさ、いくつかの壁のうちの一つは、 確実に乗り切って来たのだから、 俺は、嬉しい。
安田も、多田もそれを感じているからこそ嬉しい。 樋口も15年かかったもんなぁー。
第一走者と、第二走者が、自力以上の動きを見せて、 第三走者に、バトンを渡す。 そのバトンを、選抜の12名が待ち受け、
「お前等、最終走者の志村、金村、村瀬、橋本まで  しっかりつなげよ」
と申しのべておく。
全部が良いバトンを渡せないだろうけんど、
「安田、ヤンマーお前達はやれ」
と、厳命。
12名における決勝戦は、 安田と愛弟子のパセのコンビだけが、 力強く打ち、A評価を与えられた。 残り10名は、その二人から10馬身ぐらい遅れたが、 前期制覇の安田が最後の最後で 明日の史上初の四天王の最高メンツに、 運命のバトンをつないでくれた。
今川、樋口、安田ありがとう。
そして、明日 最終走者の四人がどんなドラマを作ってくれるのだろうか。
雀鬼会の18年の歴史の集大成が明日行われる。 本部の村瀬、金村、 そして支部の志村と橋本が、 真正面からぶつかって、 何かがきっと生れる。
それは、明日だ。


この試合は決して「麻雀の試合」なんかじゃ片付けられないぞ。

             雀鬼




■2006年7月8日(土) Vol.185

おはようございます、土曜日の朝になりました。 時間が経つのは、早いですね。 明日は、いよいよ今期の最終戦です。
まずは木津さんからのメールを。


桜井先生 安田選手部長 雀鬼会の皆様
お疲れさまです。 今川さん、Jr2優勝おめでとうございます! 樋口ちゃん、Jr優勝おめでとうございます! 志村さん、橋本さん、村瀬さん、金村さん、 全身全霊、決勝、かましちゃって下さい!
多くのファンも詰掛けると思います。 道場に伺おうと思っている方々、 この4人の闘いをガチーンと感じてください。
そして、桜井先生や雀鬼会の空気に触れて、何か持って帰って下さい。
きっとスッゴイ波動が感じられますよ!!
残念ながら、木津は決勝の日、 ヒーリングで都内のホテルで缶詰です。 悔しいなぁ…。
それから、桜井先生、講話会も有難うございました。 わざわざ、午後ティーとキットカット持参で…
いつも話が目茶目茶な木津ですが、今回は特にバグだらけでした。(泣)
それにしても、ほんと悪戯っこです。 桜井先生は…。 マジびっくりしましたよ。はい。 今度はひっそりこっそり教えて下さい(泣)
では。失礼します。       
             木津龍馬 追伸 安さん。桜井先生に比べたら、 木津も安田さんもかわいいもんっすよねー。 さすが…伝説の雀鬼です。(当たり前か(笑))



当たり前です、雀鬼ですから(笑)。
さて、明日決勝に出る選手達からもメールが。

とうとう「400mリレー」の最後の走者まで来ました。 この1週間は、いつもより長く感じます。 今までで一番強いプレッシャーを感じています。 でも、本当に幸せです^^ ここに居られるのだから!
会長が、引退後18年かけて創り上げた雀鬼会、 しっかり自分と斗い、今と向き合います。 やってきたことを信じやるだけです。
           村瀬正典


〜最後の一筆〜
明日の決勝戦は、緊張・プレッシャーよりも、 志村四天王が言っていたように、 「心から信頼し合える仲間」と打ちあえる ‘喜び’の方が大きいです。 会長に教えて頂いた、個は全体の為に… これをしっかり実践して、全力で臨みます。
           金村尚紀


安田選手部長へ
Jr2からJr、そして選抜と、 今川さんから樋口さん、 そして安田さんがつなげてくれた 気持のこもったバトン、 確かに受け取りました。
最後の一筆、 やったります!            橋本貴行



「後、たった一日」。 その想いは決勝に出る四人だけではなく、 心ある選手たちも同じ。 当然、その後の事なんか、考えられるわけもない。 流れの真っ只中にいる者は、 つまらないことを考える時間さえ持たないから。 だらだらと自分と戯れて、 無駄な命を削っている者には、 到底、理解できない時間がそこにはある。
だから、明日一日を 思いっきり楽しもうね、兄弟たち。
           安田潤司



追伸 雀鬼会選手たちへの業務連絡
明日、町田道場に来る奴は、 全員自分が闘うつもりで来いよ。 ナメてる奴はその場で叩き出すからねーv(^o^)v




■2006年7月7日(金)の2 Vol.184

まずは、ビックマウスの上井文彦さんからのお便りを ご紹介します。


桜井先生、雀鬼会の皆さんご無沙汰してます。
先日(6月18日)は、本当に先生が 後楽園大会の当日券を買われて御来場されたので、 仰天するやら慌てるやらで…。 おまけにその日のメインイベントが思いっきりスベッテしまったので、 とても悲しく情けない有様だったのです。 先生は御多忙にも拘らず最後まで観戦して頂き、 恐縮この上ない限りでした。
まだまだ先生に教えられた“必死”が全然浸透してなくて、 自分の指導力の無さを痛感するのです。 先生、また懲りずに御来場下さい! 必ず“必死のプロレス”を完成させます。 雀鬼会の皆さんもまたいらして下さい。 お待ちしております。
また、先般お邪魔した際に頂きました“心温かきは万能なり”は、 無事、“リアルプロレスラー”に手渡しました。 必ず近いうちに、桜井先生へご挨拶に伺えると思いますので、 (その時を私が一番待ち望んでいるのですが) どうか皆さんよろしくお願いいたします。
私事ですが、新日本を辞めてから、 麻雀・ゴルフ・競馬〜本当にやらなくなってしまいました。 たまには思いっきり気の合ったメンバーで麻雀がしたいですねぇ! きっと仕事が軌道に乗ったら 麻雀を真っ先にやると思いますし、やりたいです! なんせ、桜井先生の大事な講演会にも行けないし、 忘れるくらいだから情けないです。 もう一度性根を入れ直さなければなりません。
こんな自分ですが、皆さん見捨てないで下さいね! 必ず“男”になって、牌の音に凱旋します。 よろしくお願いします。
まだまだ梅雨真っ盛りです。 体調など崩されぬよう皆さんお身体ご自愛下さい!
           上井文彦



上井さんの「気合の入ったメンバー」との麻雀とは 一体どんな麻雀なのでしょう。 まあ、雀鬼流でないことは確かですね、多分(笑)。 でも、会長の雑談会を忘れるなんて、困りますよー上井さん。
で、お便りにありました「リアルプロレスラー」ですが、 実はすでに会長とお会いしております。
先日開かれたPRIDEグランプリの会場で、 座っていた「リアルプロレスラー」を見かけた会長が、 後ろからいきなり肩を掴んでました(笑)。 ファンがサインを求めたのかと振り向いたら、 雀鬼がいたので、彼もびっくり。 いきなり立ち上がって挨拶をされていました。 会長はどこでも悪戯っこです、本当に(笑)。 いずれ改めて「リアルプロレスラー」さんが 道場に来られる事を楽しみにしております。
元々は上井さんが中邑真輔、木津龍馬さんを 会長に紹介してくださったことから、 多くの日本の格闘家の方との御縁が始まりました。 今後、どういう方が会長と出会い、触れ合われるのか、 また、楽しみですね。
           安田潤司



■2006年7月7日(金) Vol.183

昨夜、下北本部道場で、選抜5位〜16位の今期最終戦が 三卓同時で行われ、今期も残すところ 9日(日)の選抜優勝決勝戦だけになりました。
決勝戦の面子や見所に関しては、VOL.181でもお伝えしていますが、 今後もう見る事は無いであろう「今の雀鬼会の麻雀」が ありのままで見られる闘いになるはずです。
昨夜の試合後にも、みんなに迷惑をかけないように 黙々と基本動作の練習をする志村がいましたし、 橋本も相当なプレッシャーと闘っているはずです。 村瀬の想いは、樋口から渡されたバトンを みんなの期待に応えて本部に持ってくる事。 金村も黙って最後の仕上げに、集中しています。
「雀鬼会はみんなで描く絵のようなもの。  一人一人が絵の具となって良い色を出し、  一期を通して一枚の絵を描くんだ」
と、会長はおっしゃっています。
今期の雀鬼会という絵の最後の一筆。 それを任された四人のプレッシャーは計り知れないほどですが、 それ以上に「男としてその場で闘える喜び」があるはずです。
緊張に負けてボロボロの闘いになる可能性だってあります。 見学に来る方がその闘いを見て、どう感じるかも分かりません。 でも、ずばり言って、そんなのは知ったこっちゃねえんです。 ただ、間違いないのは、 「たかが麻雀」に命を削る姿、全身全霊で「今」に向かう姿が、 絶対に見られるはずです。 会長が、引退後18年かけて創り上げた ありのままの雀鬼流が。
必死に何かに向かうかっこいい仲間に、 僕はいつも力や感動を頂いてます。 それは会長に頂いたものと等しく 僕の血となり肉となっています。
残るはたった一日、選抜決勝戦のみ。
村瀬、金村、志村、橋本、 最後の一筆、よろしくお願いします。
押忍。
           安田潤司



■2006年7月5日(水) Vol.182

今日は、渋谷で木津龍馬さんの講話会があり、行って来ました。 先日、行なわれた「会長と木津さんの雑談会」に来られていた人も多く、 ロンドンで、試合を終えたばかりの松井大二郎選手も来ていました。
宮崎の講話会以来、ほとんど寝てない木津さんだったけど、 いつものように元気良く講話会が始まりました。
……が!
開始数分して、後ろの扉から遅れてきて席に着く一人の男が…。 木津さんは気付かずに話を続けてましたが、 ふと、後ろを見たとき、 その男の姿が目に飛び込んできたのです。








「!!!!!?」








木津さん、完全にフリーーーズ!!


























そこには居たのです。 あの悪戯ヒーリー…失礼、伝説の雀鬼とまで呼ばれた方が…(^_^;) (俺も聞いてねぇーー!) ヒーリーはおもむろに午後の紅茶を取り出し、 木津さんに向け、カンパイのポーズを取ると、 グイッと駆けつけ一杯をあおりました。
木津さんは、完全にショートしていました。 そして、一瞬の沈黙の後、こう言ったのです。
「えーと、えー、今日はもう駄目です。  全然、駄目です。  今、僕は後ろを見ない事に決めました。  ガシャーンって、完全にシャッターを下ろしました…」
かくして、木津さんは部屋の後ろ半分、 そう…おそらく鬼門・丑寅の方角を、 完全に意識から消してしまったのです(笑)。 これは、特別な力を持つヒーラマンだけに使う事を許された、
「この部屋は半分しかない」
というオリジナル技です。 決して現実逃避では無いのです。
では、講話会に参加したヒーリーからのお便りです……。



突然、竹書房の誠ちゃんから、 今度できる本のゲラ刷りをドサッと持って来られ、 そのチェックと前書きなんぞ書いているうちに徹夜になっちまって、 その足で渋谷へ木津先生様の講話会に、突然乗り込む。
行くっていう事は木津ちゃんにも安田にもダマテン。 麻雀のダマテンは、裏からバッサリで汚いが、 こういうダマテンはOKです。
木津ちゃんはさすが根性が据わった漢。 俺なんか、無視して話しをぶっ飛ばす。 安田の奴、
「講話会に来やがってェー来んな、来るんじゃねぇ、  誰もあんたさんをお誘いしちゃいませんよ」
とこれ又、無視顔。
会費を払った以上は、お客様。 たまたま開いていた、一番後ろの席に座ると、 竹書房のとも子ちゃんが、きちんとノートを取って勉強していなさる。 その隣の美人の女性も、前の方々も必死にペンを走らせている。
段々と昔の学生時代の講義に俺も入り込むが、 ノートもペンも忘れて来た。 仕方がないから、隣のとも子の大切なメモした上に、 抽象化した絵と、象形文字を書く。

木津先生の話しは、飛んで飛んでどんどん進む。 ノートとペンは忘れちまったけど、午後の紅茶を飲みながら、 バッグから「キットカット」のお菓子三点セットを取り出し、 とも子ちゃんのお隣の美人さんにも配る。
一時間半、楽しくてためになる話しの連続でしたが、 特にこれだけは実行したいと思ったお話し。
一つ、中国産のしいたけとかホウレン草を    女房に毎日食させると、保険金が即座に入る。
二つ、幽霊が出るという人、眠れない人は、    背中にスミを入れればいい。
我が家では一日おきに、女房そっくりのお化けが出て、 俺も悩んで眠れないから、これは実行しなくちゃなるまい。 背中に入れるスミは、和彫りの刺青か洋彫りのタトゥ、 どちらが効くのかは質問できなかった。
そういえば、来る渋谷の街道にも、 イレズミものやタトゥを入れた奴等がゴロゴロしていたけんど、 確かに今日び、化けもんや幽霊が、 一年中出るもんなー。
どうよ、とも子? ノートもペンも用意しなかったけど、 俺の頭ん中にはしっかりと要点をつかんでるだろう。 俺、40年間勉強してなかった割には、 頭さびちゃいないよなー。
              雀鬼




徹夜開けでフラフラなのに、 木津さんを驚かす為だけに、渋谷くんだりまで出てくる会長。 更に「午後の紅茶」と「キットカット」を コンビニで仕入れてくる細かい技の数々。 終わった後、さっさと帰っていく潔さ…。 僕は改めて思いました。
「一生、この人について行こう…(T_T)」
               安田潤司




恐い顔がパワーアップした松井選手と、 ハイになって笑う木津龍馬大先生。

 

■2006年7月4日(火) Vol.181

さて、昨日のレポートでもお伝えしました選抜の決勝です。
7月9日(日) PM5:00〜町田道場
第32期 雀鬼会選抜決勝戦 開催!!

今回の見所は過去16年で初めてという たった1卓だけの決勝戦。 しかも面子は、志村・村瀬・金村・橋本という 雀鬼会四天王と町田スタッフの頭の上位四人の直接対局。 現在の雀鬼会の最高峰の闘いになること間違いなし! 今回を逃すと二度と見られない闘いになるでしょう、これは。
1位は四天王・志村政憲。

町田の支部長として常に先頭を走り、 ノータイムで何でも突っ込んでいくノリの良い鉄砲玉(笑)。 その独特な感性と真っ直ぐな突っ込み具合は、 その場にいるものを、瞬時に極寒と常夏に誘う(笑)。 その生き様どおり、誰よりも真っ直ぐな麻雀を打つ。 酒乱。
2位は四天王・牌の音道場長・村瀬正典。
公私ともに常にハイテンションで走り続けるB型。 出勤前には、毎朝ジムでトレーニングをし、 体を鍛えまくり、鏡で自分を見る事から一日が始まる(笑)。 乗りまくる裏ドラと雀鬼会NO.1の爆発力に、 心を折られ消えた若者の数は ローソンの支店数を超えると言われている(笑)。
3位は牌の音サブマネージャー・橋本貴行。
目立つこと、表に出ることを トコトン拒否し続けることをポリシーとして生きてきたが、 目上のスタッフがドンドン離脱して行った為、 あきらめて表に出ることを決意(笑)。 長年の癖のため簡単には堂々とできないが、 ここ数期は優勝も含め好成績を残している。 玄米嫌い。
4位は雀鬼会審判部長・四天王・金村尚紀。
雀力・基本動作共に誰もが認める雀鬼会NO.1の打ち手。 その男らしさ、バランスの良さは、 生き様、麻雀の両方に現れている。 が、いまだに選抜優勝の経験が無く、 誰もがそれを待ち望んでいる。 相手が強い面子ほど、その実力を発揮する。 配牌が悪い(笑)。
ということで、出場者四人のコメントをどうぞ。

志村政憲…1位 193P



決勝戦は、点数的なことを抜きにして、 雀鬼会を代表する道場長と金村さんの2強に対して、 町田の橋本サブマネと僕が、ついていければ良いと思います。 6回戦の道場長、金村さん、田所、パセ卓のように 4人でA評価をいただければ良い形で終われると思っています。
それにしても、決勝戦で対戦させていただく3人は、 心から信頼している仲間なので、本当に楽しみですし、 だからこそ、僕が足を引っ張らないようにしなければという 気持ちが強いです。
「かっこよく負ける!」
そうした気持ちを強く持って対戦に挑みたいと思います。




村瀬正典…2位 176P


選抜決勝を迎えるにあたって、 今回は本部道場生として負けられない斗いです。 高槻があのような形になり、ハイ&ローでも支部に旗を取られているので! しかし、楽しみ、というのが本音です。
今期は会長評価によって、今まで以上に点数よりも内容重視、 途中経過を大事にしています。 共にオールAの金村さん、四天王の志村、スタッフの橋本と ずっと道場を守ってきた仲間と斗う場が、 こういう形である事に感謝です。 準決勝同様に四人でしっかり卓を作り、 みんなに一番納得してもらう形にしたい。 とにかく
“かっこいい負け方をする”
意気込みで旗を取ります。 押忍!




橋本貴行…3位 120P


選抜決勝戦へ向けて僕の今の気持ちは
「四天王越え!」です。
と、一言で済ませたいところですが、 本音で書かせていただこうと思います。
準決勝が終了して組み合わせを聞いた時は 単純に楽しみとうれしさのみでした。 が、今回の決勝戦が今までとは多少異なった形で 行われることが決まっていくにつれ、 場を壊してしまう事に対する不安や恐さが 少しずつ湧き上がってきちゃいました。 正直言って、決勝戦のことを思いながら こうしてメールを打っているだけでも、 指が震えてきちゃうほど肝はちっちゃいですが、 それでも以前の僕に比べれば不安よりも 楽しみの気持の方が随分大きいなぁと思えます。
会長、安田選手部長はじめ、みなさんが見守る中で、 信頼ある雀鬼会最強の四天王の三人が卓に座る メイン1卓だけの選抜決勝戦。 その中の一席、一度しかない、僕だけに与えられた特等席。 こんなありがたいことはないですね。 その感謝心を言葉でなく、本気で僕の心が感じられるか、 相変わらずでがっかりさせるか、 積極的に前へ出て喜んでいただけるか、 僕にとってはそんな勝負です。
道場長、金村さんが強い気持で臨んでくるのは間違いないですし、 志村さんはちょっと心配ですが(余計なお世話) 四天王の強い姿を一目見に、 ついでに不安定な僕がどうなっちゃうのかも ちょっとお楽しみに、 当日多勢の見学の方をお待ちしてまーす!




金村尚紀…4位  90P


今回の決勝戦は、志村・村瀬・橋本と 素晴らしいメンバーが揃ったと思います。 ただ、それぞれが優勝した時と比べて、 それほどは勢いが感じられないように思います。
村瀬はガンガン来るでしょうが、 志村は70%ぐらいか… 橋本は5%ぐらいかな…(消費税並(笑)) まぁどうなるかわかりませんが、 今回の決勝戦は四天王として 雀鬼流の麻雀をしっかり打つだけです。 皆さん、しっかり目に焼き付けておいて下さい。



当日は遅くとも四時には選手は集合し、 かつてない緊張感が道場を包むこと間違いなし。 僕もVTRで撮影をする予定。 このホームページで常連の方々もゲストに来るかも!? 最後にもう一度だけ言っておこう。



マジで見とけって、この闘いは。



            安田潤司


雀鬼会の歴史の最終章が…この闘いによって始まる……。


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