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■2006年2月13日(月) Vol.40

現地では一週間続いた雨だったらしいが、快晴。
「晴れ男しかいないんで当然ですよ」
と、花岡が誇らしげに言う。 確かに良い天気。 昨日の東京の寒さが、もう想像できない。
今日はジンベエ鮫ウオッチングのリハーサルで、 ボートを借りて、沖に出てシュノーケリング。 世界中の海を股に掛け泳ぎまくってる会長や僕らには、 かなり物足りないセブの海。
「魚の色が汚いな、ここは」
会長のざっくりとした直球発言に、一瞬、冷えるツアーガイドだが、 まあ、こればっかりは、いたしかたない。
とは言っても、久しぶりの太陽と海と自然に、 会長もみんな幸せそうだ。 いつもパソコンとデートしている花岡は、 海で電磁波の毒抜き。 いつまで、たってもボートに上がってこないのは 伊豆の夏とまったく同じだ。 ボクは大して泳ぎもせず、 ボートの上からみんなの様子に聞き耳を立てながら、 深い眠りに落ちた。 薄れていく意識の中で風を感じながら、 あらゆることに感謝する。
陽が傾き始める頃には、 会長もシュノーケルを付けず、 ボートからそのまま海に飛び込む。 みんなも同じく、何も付けずに飛び込む。 大した魚もいないけど、 良い仲間とこうやって過ごせれば、 世界中どこにいたって楽しいに決まっている。
ホテルで夕食を取り、早めに解散。
ジンベエ鮫は水温が上がると、深場に潜る習性がある。 明日は朝五時半には出発だ。 日頃、寝ることが無茶苦茶下手な会長も、 今日は身体を動かし、昨日よりは食事も食べられたし、 さっき部屋に行ったらもう横になられていた。 このまま、寝られることを願う。
明日が本番で、明日のためにここに来たのだから。
では、お休みなさい…z(_ _)zzz (と、今日も投げっぱなし)
                  安田潤司



■2006年2月12日(日)その2 Vol.39

今日から海外旅行初日。 当然、このREPORTのコーナーもしばらくお休み。 …の予定でしたが、なぜかホテルではPCが使える。 こんなとこまで来てPCなんか見たくねえっうの。 ということで、明日は更新するかどうか分からないけど、 とりあえず今日はアップしてみます。
会長、安田、村瀬夫妻、花岡、シャボ、今井、リエ、繁、 そして、ちくしょうぼうの宇佐美さんと、その娘のかほりちゃんの一行。 やって来たのはセブ島、目的はジンべエ鮫のウォッチング。 ついたセブはなんと台風なみの雨風で、一行に不安がよぎる。 様子も大して無く、
「まあ、明日から晴れんじゃないの  雨男の山田マネージャーもいねえし」
ぐらいの感覚。 着いたのが夜なので、今日は夕食を食べて解散になった。 明日は朝から、海に出てシュノーケル。 明後日のジンべエ鮫ウォッチングのリハーサルといった所でしょうか。
ジンべエに会いにいくのは、 ここからセスナでさらに数時間飛んだ海域。 事前の情報によると、前回ジンべエ鮫を見に来た人は なんと18匹も遭遇したらしい。 雑誌の特集では、
「3時間で50匹!ジンべエ鮫の交差点!ジンべエラッシュに遭遇!!!」
と、歌われている(どんな交差点だよ…)。
「そんなのあてにならねえよ」
と、会長は言っているが、雑誌にはまったく期待していないが、 雀鬼の引きには期待している、 っていうか、安心している(笑)。
とりあえず、日々更新してみる予定。 あくまでも予定。 期待しないで、待っててほしい。 じゃぁ、今日はここまで。 お疲れ。 と、今日も投げっぱなし…(^_^)v。
                  安田潤司


東京の仕事風景となんら変わらない、安田選手部長(笑)


■2006年2月12日(日) Vol.38

また、おかしな一日がやって来た。 女の子から男に向って積極的に、 愛なりタコなりを訴えられる日だとかのバレンタインデイ。 昔のように女の人たちが 控えめであった頃ならまだしも、 今ょう日じゃ、男と女の関係においては、全く逆転状態。 恋する女性たちが多い中、 いい年になっても女性と触れ合うチャンスが無い、 男の子も多く見かける。
その日、14日は俺はジンベエザメに会いに行っている。 その触れ合いのほうが俺にとっては、至福の瞬間であり、 女の人との愛だ、恋だより、 数段、優先される。
俺が留守にする事を知ってか、 数日前からチョコレートが届く。 チョコは嫌いじゃないが、 わざわざ届けてくれる女性に苦言を申している。
「なにこれ」
「貰ってくださいませ」
「俺はよぉー、女からの愛だ恋だってのは  間に合ってんからいらん事すんなって」
と、かっこをつける。 男なら言ってみたい台詞。 いや、ほとんど嫌味だよな(笑)。
そこに町田道場のJr2準優勝の清水雄介が、 彼女と共にやってきて、 俺にいくつ目かのチョコレートを下さる。
「清水、お前彼女にどういう教育してんだ」
と、怒鳴る。
「すみません、自分は彼女に  "金があったら無駄に使え""自然には近づくな"  って、教育してます 」
これって、仮にも雀鬼流? 一番下のクラスとは言え、 彼は過去に何だかプロの主催する大会で、二年連続で 優勝した業績(そんなもの少しも入っちゃいない)があるし、 今じゃ、現役の雀鬼会選手がさぁ… 道場内で俺に向って正面切って、 おっしゃる台詞じゃありませんよねぇ。 それも、明日から南の国の自然逢いに行く、 俺に対しての苦言か、挑戦状。
「安田選手部長、お前選手にどういう教育してんだ!」
それにしても、社会の豊かさから生まれた 女性の恐さ、強さを少しは知っている俺ですが、 バレンタインデイとかは止めて、 ホワイトデイだけにした方が、 今ょう日の弱い男の子に、救いがあるんじゃない。
そう言っている間に、「ちくしょーぼう」のとも子が、 誰かさんと同じチョコレートを、力づくで持って来た。 嫌味だよねぇ、みんなでさぁー。
俺、昨日に続いて、今日も歯医者に言って来たのにさぁ。
                   雀鬼




■2006年2月11日(土) Vol.37

身体の悪い人、 心に邪悪が入り込んじまった人、 俺んとこ来いよ、治療してやっからさぁ。 おっと!予約は来年先まで埋まってました、残念!
二日後には、南の国へジンベエに逢いに行くので 歯の点検の為、町田道場の前の岩本歯科に行く。 なぜ歯科の名前を出すかというと、 深い意味があるからです。
岩本院長先生は、実は俺の下北沢時代の中学の後輩でして そんな訳で18年ぐらい前から、歯の治療を受けている。 奴が名医なのか、ヤブ医者なのか、 俺は専門外だから分からない。 ある時など、歯が痛むので、 「治せ!痛い治療したらぶっ飛ばすぞ!」 と言ってる矢先に、一気に三本か四本の歯を 抜かれてしまった事もある。
奴は若い頃、俺の作った野球チームにいたこともある(ヘボ)。 その上、雀鬼会にも昔、入っていた時期もあったが、 医者特有の特権意識か、 生来の素質である自意識過剰のエゴ将軍なのか、 すぐに雀鬼会を破門になった。 とにもかくにも、遊びごとが大好きな、大人の遊び人。 だから、三道楽どころじゃとても収まらない十道楽者。 何だかんだで20年ぐらいのくされ縁で、 俺の前でも数々の不始末を起こす。
みなさんもそうだと思うが、 医者、病院ときたら、刑務所より行きたかない。 でもさあ、医者と名がつけば、 社会のステータスはかなり高いんだけど、 人格は別物だよね。 その彼の人格のすばらしさを、一つ紹介しよう。 みなさん、決して真似はしないでください。
実は奴は私のゴルフの先生でもあってねえ、 十数年前、まだゴルフが大人のゲームだった頃 岩本先生と、その団体の2の藤枝という男に連れられて 朝早くから、ゴルフのグリーンに誘われた。 奴らはそりゃあ、遊び人だから アマの中でもかなりゴルフがうまい。 本来なら、初心者の俺が組む面子では無いのです。
案の定、「会長、会長」と建前上、建てた振りするが、 1ホール目から、彼らは飛ばす。 俺は半分も飛ばない。 お世辞野郎の藤枝が「会長、ナイスショットです」と声を掛けるが、 その日は、その一球だけ。 残りのコースは最後に打つ。 俺が打つ前に奴等は、声を掛けるどころか 見もしないで、スタコラサッサと、 前へ歩いていってしまう。 何ゆえに、こんな小僧等の背中を追って俺が走り、 汗を流さなければならぬものか。 全くもって、けしからん、無礼者。 まあ、そこは奴等は上手、俺は下手ということで 許さねばなるまい。
そんなある時、彼らの背中を追い続けた俺は、 長めのラフの中に隠れてあった水溜りの中に、 足を取られ、不覚にも足を痛めてしまった。 痛い。 かなり痛いが歯を食いしばって、 岩本たちの背中を追う。 残りのホールを廻った頃には、冷や汗が出ていた。
インをどうにか廻ったところで お医者様方が「どうされました?」と聞いてくる。 見れば分かるだろう、と二倍に膨らんじまった足首を見せる。
「痛いですか?」
お前ら、仮にも医者! 仮にも俺のずーっと年の離れた後輩! 仮にも!……もういい。 俺の足の膨らみも激痛も分からぬのか?
が、更にこの医者どもは、休憩も入れずに、
「このままアウトへ行きましょう」
なんて言って歩いていってしまう。 待て! なにくそ、っと片足だけでアウトの1ホールまで辿り着くが、 左足がまったく地に付けられない状態で、 これ以上は、無理の無理。
「会長どうします?行けます?」
この心無い問いかけ。 とうとう俺もリタイヤのギブアップ。 お医者達はそんな俺を見捨てて、 楽しそうに白いボールを、追いかけて行ってしまった。 あの時ほど、ゴルフボールが黒く見えたことはない。
片足で一人手で痛みをこらえながら ハウスに戻り、イスに座る。 彼らがラウンドを終えて帰るのを待つが、 体はどんどん寒くなるわ、激痛は走るわで、 お医者様方が帰って来るのを、ただひたすら待つが、 小便がしたくなり、膝まづいたままで、 どうにか用を足す。 情けなさや屈辱を超えた痛み。
お医者様方が「今日のゴルフ楽しかったね」という顔をなさってご帰還。 俺、俺って犬畜生より劣るケダモノってことかい。
お医者様は皆様、お仕事上、いつも偉い方、立派な方ばかりで 常識も教養もマナーも人格もできてらっしゃることよーーっと。 寝言は寝てから言えってか。 奴等にはどこを取ってもそんなものありゃしねえ!! 馬鹿もんを通り越したてめえらこそ、ケダモノだっちゅーの!! これだけは決して譲れねえ。 体張ろうが、命を賭けようが、譲れねえってことよ。
その日、本物のお医者さんのところへ行ったら
「こりゃ、手術ですね」
と、骨折した写真を見せられ納得。 納得したけんど、その日から医者に行かず 今日に至る。
俺は何度かゴルフ雑誌から取材を受けたことがあるが 奴等なんてそんな雑誌を読むだけだろうが。 俺とお前らじゃ格が違う。 その上人格が違うってことだ!! それとも何かい、 ゴルフってのは、足が折れた仲間、いや、仲間じゃねえ、 大先輩殿を放ったらかしてもやりなさいという、 ルールやマナーがあるのかね。 ゴルフの先生様よ、 歯医者の院長様よ、 さあ、さあー、どう返答すんでぇーーー!!

それから久しく経って、 俺はゴルフ族を見るのも嫌になったし 日本のゴルフ場へは行かなくなって 今や藍ちゃん並に、南の国以外ではやっていない。 いまだに下手は下手だけんどね。
そんな野郎共が、いや、そんな奴等だからこそか、 今や出世をなさってねえ。 岩本は百二十名位の団体のテッペンにいて、肥えて太った。 藤枝は、青年会議所なんかで2で偉くなっちゃって 会社を大きく発展なさっている。
皆さんもこの社会で出世したかったら 岩本並びに藤枝先生に聞くことだね。 俺、紹介するよ。
まあ、そこの団体に俺の可愛い弟子である、 佐々木秀樹が御世話になっていることで、 このお話は無かった事に。 甘え!俺の足を折ったままにした事と 佐々木秀樹は全くの別だ!
何故だか知らねえが、 そんな人でなしの御両人のところへ、いまだに通っている。 俺って変だ。 どうなっているんでしょうね。
全て実話です。 許せないと思われる方も、いらっしゃるでしょうが、 まあ、彼等も私の後輩ということで こらえてやって下さいませ。
                   雀鬼




■2006年2月10日(金) Vol.36

さて、昨日書いたホームレス・ヒーラマンの話です。
一昨日の夜、木津さんから電話がありました。
「12日から桜井先生、海外行くんでしょう。  "丁度良いタイミング"なんで、明日、ヒーリングに行きますよ  その後、本の取材やる時間作りますから、  安田さんも町田に来れます? 」
木津さんの言う"丁度良いタイミング"というのは、
「先生のオーラは、なんて言うか、とても繊細なんで、  ヒーリングする時にえらい氣を使うんですよ。  だから、やるなら海外とかに行く前で、  ヒーリングした後、暫く自然の中にいられる時が  一番いいっすね」
と、言っていた。 前にロタ島に行く前にも、ヒーリングして頂いたっけ。 でも、木津さんも毎日、重病人相手なんで、大丈夫かな。
「大丈夫なの?木津さんこそ、最近疲れてるみたいだけど」
「疲れてるのは、いつもの事だから。  むしろ疲れを通り越して、ハイになってる感じ」

という事で、その旨を会長に伝え、翌日、町田に行った。
夜、道場に来た木津さんは、その日10人のヒーリングを 終えてきた様子。その内、最後の三人は重病患者だったし、 前日、徹夜だったので、かなり疲れている様子だった。
木津さんが、ヒーリングの用意を始めたとき、 会長が言った。
「ホラッ、木津、立てよ」
会長は、ボクシングの構えで立っている。
「えっ、やるんすか?  先生の治療が終わってからにしましょうよ」
「いいから、立てって」

木津さんは、言われるままに立ち上がって構えた。

やがて、会長と木津さんのスパーリングが始まる。 下になった会長が、木津さんの足を取り決める。

外そうとするが、腰も決められて動けない。 木津さんが「痛てえ!」と声を上げる。


それから、30分ぐらい、 二人はずっとスパーリングをしていた。
終わってから、ハァハァと息を荒らし、 疲れきっている木津さん。
「木津、大丈夫?」
「はい…偉れえ疲れたけど、嫌なもんが抜けました。  今日のヒーリングかなりヘビーだったんで」
「オシッ、じゃ第2ラウンドだ、立てよ」
「ええ?まだ、やるんすか?」
「うん、やる」

再び、始まるスパー。 木津さんも大変だけど、会長もタフだなあ、と 僕はその光景をかなり幸せな気持ちで見ていた。 第2ラウンドが終わった後、 木津さんは完全にグロッキーだった。 やがて、会長が木津さんの背中をさすり出す。
「お前、背中が固すぎるよ」
「はい、すいません」
「んー、随分悪い氣が溜まってるなあ、君は。  気をつけないとダメだよ」
「はい、すいません…でも、気持ちいいっす、先生」
「うん、今度から俺の事"ヒーリー"って呼んでよね」
「はい、分かりました」


もう、こうなってくると、 誰が誰のヒーリングをしていて、 どっちが何の先生だか、よく分からない(笑)。 木津さんも「分かりました」って言ってるけど、 絶対分かってない(笑)。 大体「ヒーリー」ってなによ(笑)と、思いつつ、 先ほどとは比べ物にならない幸福感が、僕を包んでいく。 まるで「ヒーリーとヒーラマン」っていう 絵本を読んでいる気分だ。
やがて、ヒーラマンは、いまだかつて味わった事のない 柔らかい睡魔に襲われて、その場で寝始めた。 会長にとても可愛い"ワンちゃんの毛布"を掛けられて(^_^)。

完全に爆睡する木津さんを見て、会長が言った。
「こんなホームレス、どこで拾ってきたんだ、安田」
確かに… いくら「凄いヒーラーがいるんですよ」と言われても、 この姿を見たら、絶対に信用しないなぁ、たぶん…(笑)
一時間以上、寝ていただろうか。 目を覚ました木津さんは、何度も同じ台詞をつぶやいていた。
「なにやってんだ、俺…」
「何しに来たんだろ、俺…」
「何が"海外行く前だから、  タイミングがいい"とか言ってんの、俺…」
「本当に…何しに来たんだろ、俺…」

ヒーリングに来た相手に、「悪い氣が溜まってる」と言われ、 逆にヒーリングされて、爆睡するヒーラー(笑)。 しかも、それが木津さんっていうのが 最高でしょう、お客さん!
当然、その日は会長のヒーリングもなく、本の取材も中止。 木津さんも元気になって、一時間ぐらい他愛もない話をして みんなで帰って行った。
で、帰り際に会長が木津さんに一言。
「今度、来るときは予約して来てね」
こうして、ヒーリーとヒーラマンの闘いは ヒーリーの完全勝利で幕を閉じた(笑)。
では、敗者の弁をどうぞ。

安田さま
本日もお疲れさまでした! すいませんでした。 取材にならなくて・・・ 何日かぶりに雀鬼会のHP読みましたよ。 ものすげぇ更新していてビックリです。
新上政広さんの 
「追伸…1/31のレポート、木津さんの記事にも "感動と頭が下がる思いでございました!"  木津さんに宜しく!」
ほんと恐縮です。m(_ _)m 気に止めていただいて有難うございます。 鍵山先生、新上さんの調子がすぐれない時など、 なんなりとお申し付けください。飛んで行きます!! 
それから
「格闘技という闘いだから、 リングに立つ者に勝敗は付き物だが、 リングを去る時の木津ちゃんの悲しそうな顔が 目に焼きつく。 身近な者の悲しみを見るのはつらいよな、全く。 まあ、勝負だから、 一本取るか取られるかという事でOKとしよう。 シロウトの俺が言うのもなんだが、 小路君に今不足しているものは 瞬間的な速さだと思う。 バスケット選手のような上下左右の動きの速さを 身につけて欲しいな、と思っちゃった。 今度はみんなして、喜びを創ろうな。」
これは…なんとも…
闘った小路本人のことなら、いざ知らず 俺が桜井先生に心配かけちゃってどうすんのよー(- -;) って感じで… うれしく、かなしく、有り難く… なんだか申し訳ないっす。(TT)反省…
しかも、今日は桜井先生の治療に伺ったはずなのに。 途中で「一体、俺は何しに来たんだっけ??」 状態になってしまいました。 いや〜。体動かすのはやっぱ面白いですね。 特に桜井先生との体捌きは勉強になります。
そんで、こともあろうに 雀鬼にマッサージまでしてもらうとは(^^;) まっことに申し訳ない!!(--;) 気持ちよくて寝てしまいました。
ここ最近、寝てなかったものですから、 もう気持ちよくて気持ちよくて、 記憶が途中からありません。 まったく、何しに行ったんだか…(−−) 格闘技やって、マッサージうけて、寝ちゃって 俺もおめでてぇヤツです(T T) マジすいませんでした。 もう雀鬼会のみんなに申し訳ないっす。 面目ない。 おかげさまで、今めっちゃ元気ですわ!! しばらく寝ないで平気そうです!
それから村瀬さん! 誕生日おめでとうございます! 皆様、ジンベエザメ、楽しんできてください! お気をつけてー。 お疲れ様でした!
今度も2ヶ月前に電話予約して行きますから〜!!
押忍
木津龍馬

と、完全に立ち直っている木津さんでした(^^)w では、最後に再びホームレスの幸せそうなアップで 今日はお別れです。



あ、もう一つ無茶苦茶面白い話を忘れてた!
寝起きで、ボーッとしてる木津さんの頭に、 会長がおもむろに水晶のブレスレットをかざして こう言った。
「お祓いもしといてやるよ」
そういうと会長は、へんなうなり声を上げて 木津さんの頭を水晶でペタペタと叩き、 聞いた事の無い、呪文だかお経だかを唱えた。
「う〜にゃ〜、ごにゃあ〜、あらぁらぁ〜!」
会長はしばらく、水晶で木津さんの頭をペシペシやりながら 性質の悪い、偽者霊媒師のような唸り声をあげていた。 それが終わると、手を合わせてこう言った。
「はい、これで邪悪な霊は去ったから」
木津さんは、完全にボーッとした表情で ゆっくり口を開いた。
「ありがとうございました…(T_T)」
「はいよ、おつかれさん」


やっぱ、会長はバツグンです(^o^)/

■2006年2月9日(木) Vol.35

会長 桜井章一 様 雀鬼会 御中
極真会館の岡本徹です。 ホームページを拝見しましたので、 メールで失礼とは思いますが、ご挨拶させていただきます。 会長には、ずいぶんご無沙汰致しまして、失礼しておりますが、 先日発売された「JANKI-RYU」では、 光栄にもインタビュー掲載いただきまして感謝しております。 会長や雀鬼会さんと接した時間は短いですが、 私の中では色々な変化や影響を受けました。 自分の修練だけでなく、 道場生(特に子供たち)と接していく中で 何を伝え、何を私自身が見せていくのかを 改めて考えるきっかけをいただいたと思っております。
桜井会長、並びに雀鬼会皆様のこれから益々のご発展を 祈念しております。 これからもご指導よろしくお願い致します。
極真会館・岡本徹

岡本君、メールありがとう。 岡本君が世界チャンピオンになられる事を感じて 初めて極真会館の空手の試合を見に行き、 見事、岡本君が優勝し、我孫子君が四位に入賞。 強さや嬉しさを感じたものです。
我が愚息である末っ子も、両人の在籍された三和道場で 皆さんにご指導受けていた関係もあった。 我孫子君にいたっては、独立して道場を作られる時、 私の「心温かきは万能なり」の言葉から 「心温」を選んでくれて、子供たち中心の「心温塾」を開き 私にも「心温」が胸に入った道着を持って来てくれた。 これからもお二人で子供たちに 強い体としっかりした正しい心構えを 指導してくださいね。
話は変わって、ちょいと目を離したら 安田に次ぐ反乱がホームページ内で起こり、 四天王の一人であり、町田の真打でもある志村政憲に
「会長は実は"下等動物である"」
と、バラされちゃいました。 奥さんの則子さんには「野蛮人」 だんなの志村さんの「下等動物」 それって今流行の「上流・中流・下流人間」の 区分にも入れない。 昔で言えば無法者以下じゃん。 ここまで来ると内部告発の「2チャンネル」じゃないの。 (三日前に狂った世界がある事を知った) ここまで喧嘩を売られたら、俺も黙っちゃいられない。 暴力禁止だから口喧嘩だ。 この夫婦はねー、平成の体力成長に乗り遅れた 「ノミの夫婦」です。 二人とも江戸時代の人達の平均身長しかないんですから。 今日びの文明には付いていけないんじゃない。 国語能力と共に、体格も小学生並み。 生意気に酒を飲むけど、小っこいから回りが早くって、 いつでもどこでも大暴れするんだよ。 志村に忠告しておこう。
「男の世界はねえ、  口一つ間違うと大きな怪我するんだよ」
下北道場を安田に乗っ取られ 逃げ延びた町田道場も今や志村の手に。 こうなったら俺の生きる道は、ホームページしかない! という事でみなさんよろしくね。
と…これを書いている途中で あの「謎のヒーラマン」が、道場にやってきた。 ソファーで疲れた体を休めている。 安田!!どこでこんなホームレス拾ってきた!? そばのテーブルを見ると、その男の持ち物が置いてあった。 カルチェのライター、ローレックスの時計、 水晶や宝物で創られた腕輪。 ホームレスにしては高価すぎる。 もしや奴は江戸を騒がす、ねずみ小僧。 人相書きに似ている。 まったく、道場には色んな人が現れる。
でも、まあ、いいんじゃない。
                   雀鬼

何というかまあ、投げっぱなしにも、ほどがあります(笑)。 始まりが極真の岡本さん、心温塾の安孫子さんへの真面目な 文章だったのに、気が付くと「でも、まあ、いいんじゃない」 ですからね。今日も会長は良い飛びぐあいです。 (2チャンネルなんて、いつどこで見たんだろう?) ホームレス・ヒーラマンに関しては、次回に詳しく書きますが、 とりあえず「ねずみ小僧の高価過ぎる持ち物」の写真だけ アップして置きます。
…って、投げっぱなしじゃん、俺も(笑)。
                  安田潤司



 

■2006年2月8日(水)その2 Vol.34

朝、起きる。 疲れというより体全体、特に背中が痛み、 両手の先にもしびれを感じた。
あくる日も手を上に上げたり、少し体を動かす事にも 普段以上に負担がかかる。
今週中には海外へ行く。 同行する人達に、今流行の風邪や何か嫌なことが起らず、 楽しく無事に帰ることを願う、というよりは 大丈夫かなー、と心配が横切る。
体の痛みは自己判断で決定、気付いた。 毎年寒さが続く頃、折れたまんまの左足の踵と共に ムチ打ち症状が起きていたのが、今年もやって来ただけ。 首や背中や関節や神経に来る。
「痛みを知る」
というのが、前期の雀鬼会のテーマだった。 そんなテーマを作ったせいか 俺のところにも外部から色々な痛みがやって来ていて、 その上に内なる痛みとしてムチ打ちと来た。 雀鬼殿の心の中は、少々憂鬱気味。 こんな時こそ、神社や仏壇を拝んで神頼み。 それはやらない。
その代わり「
日本を美しくする会」の新上さんに 電話をしてしまう。 何も用があるわけではない。 先方様が日々、一時一分、お忙しい事は重々承知しているが、 ただ声を聞きたいだけで、プッシュホンを押す。
「日本を美しくする会事務局の新上です」
「桜井です」
良い人物の声、温かい人の心を聞くだけで 気持ちがすーっと救われていく。
社会からの嫌な情報。 嫌悪感を感じる人との触れ合い。 自分の体調の良否。 そんな悪要素が重なると、気分が落ち込む。 そんな時に聞ける新上さんの声は、 俺をすーっと救ってくれる。
「鍵山相談役が取材から戻られましたので、代わります」
俺はそこまで望んでいないってばさ。 神社の周りに出かけてみたら お堂の中からご本尊が出てきてしまう。 新上さんと話をしたって、いつだって楽しいのに 鍵山相談役の声まで聞けたら、そりゃ、嬉しいですよ。 こんな気分の時は、尚更嬉しいんです。 鍵山相談役は、
「気分に動かされているうちは、まだまだですよ」
と、おっしゃっている。 でもねえ、雀鬼はまだまだその領域に達せず お天気と一緒で、誠に気分屋なんです。 今だって気分が落ち込んでいたから 瞬間的に新上さんを思い出して 電話を入れてしまっただけ。 その他は、何もないのです。 そんな俺の心境を察していなさっているのに 新上さんは、ご本尊様と代わってしまう。 多分その方が御利益があると 新上さんは察してくださったのであろう。 お忙しい間をぬって、
「良いタイミングでした」
と、穏やかな中にもユーモアのある相談役の声がする。 相談役の嬉しそうな声が俺の声と重なる。 ただ、それだけでいい。 そんな関係が少し保たれるだけでいい。 ありがたい気持ちにさせていただいた。
やっぱしねぇ…俺って気分屋だよな。
               雀鬼


笑顔も素敵な鍵山先生です。

■2006年2月8日(水) Vol.33

昨日は起きたら、体中が痛くって外へ出るのおっくうだった。 この日、後楽園で小路君の試合があり、 楽しみというより正直、かったるいなーと出かけた。 下北道場で安田と同行。
後楽園ホールは思ったより、入場人員が多かった。 客層は、かなり危ない匂いをする人々が集まっている。 その筋の匂いと無茶な匂いを感じながら 俺も同化する(笑)。
小路君の控え室へ。 木津君がセコンドに着き、 マットヒューム先生が何時もながらの穏やかな目で、 小路君のグローブにテーピングを巻いていた。 側で相手選手の写真を見る。 写真では、小さく写っていたコブシが気になった。 速そう…速い。 この選手はパンチもそうだが、動きもかなり速く動けそう。 テーピングを終えた小路君の動きを少し見る。 相手の選手の速さに、 動きが付いて行けるのかなーと不安になるが、 専門家の先生方が側に付いておられるし、 シロウトの俺が口を出す状況ではない。
木津君と安田と共に 裏から寒い外へ回って、タバコをふかす。
「木津先生、俺、今日は体のあっちこっちが痛くって  動かねえんだけど」
「急に寒さが来ると、そういう症状が起きることがあります」
急にと言っても、ずーっと毎日寒かったじゃん、 という言葉は飲み込んだ。
外のコンクリートの上で木津トレーナーを相手に 痛かったはずの体を動かす。 木津君の悲鳴がとどろく。 タップの音がコンクリートに響く。
「そんなことは、知ったこっちゃねえって」
側で安田が笑いながら、写真を撮っていた。
やはり試合では、相手選手のパンチも動きも速かった。 相手選手の動きの中からのパンチと、 小路君の止まった型からパンチが重なる。 危ない、間に合わねえ。 小路君は自分の動きが出来ぬ間に、相手の選手に決められた。
格闘技という闘いだから、 リングに立つ者に勝敗は付き物だが、 リングを去る時の木津ちゃんの悲しそうな顔が 目に焼きつく。 身近な者の悲しみを見るのはつらいよな、全く。 まあ、勝負だから、 一本取るか取られるかという事でOKとしよう。 シロウトの俺が言うのもなんだが、 小路君に今不足しているものは 瞬間的な速さだと思う。 バスケット選手のような上下左右の動きの速さを 身につけて欲しいな、と思っちゃった。 今度はみんなして、喜びを創ろうな。
                 雀鬼


以上は、小路選手の試合の翌日に送られてきた文。 会長は毎日、このサイト用の文を書いて下さるのですが、 その全ては手書きですから、本当に大変だと思いますね。 一体、いつ寝ているのか(寝てないか…)不思議です。
で、下の文はもう一人の寝ない人からのメールです(笑)。

安田様
先日は小路の応援ありがとうございました。m(_ _)m 残念ながら負けてしまいましたが、 現在抱えるのテーマも浮き彫りになった試合だったので、 また生かせればと、せつに願っています。
実は試合前に気がかりなことがありました。 桜井先生と安田さんが控え室にお見えになった時、 あの部屋は小路の控え室ではなかったのです。 小路のトレーナーのマットヒュームに呼ばれ、 違う控え室でバンテージを巻いたんですよね。 あの部屋は、なんとも言葉にし難い違和感があって、 すぐにもとの控え室に移動させればよかったのですが、 マット先生の手前、なかなか言い出せずに そのままにしてしまいました。 所謂、「気の流れ」を なんとも寸断する感のある部屋だったので、 気付いていながら、 木津が小路を移動させてあげられなかったことは、 やっぱりハズシた出来事です。 もちろん、勝負に言い訳は必要ないとは思いますが、 木津のミスです。 小路には悪いことをしてしまいました。
控え室の場が勝負そのものを左右するほど、 膨大なエネルギーに阻まれていたわけではないのですが、 小路の調子も良かっただけに悔やまれます。 案の定、あの控え室のメインの選手も鼻骨骨折で、 本来の控え室のメインの選手が新王者となりました。
結果論ですが、木津が小路に対して、 本来の役割を果たせてあげられなかったことは事実です。 風上にいてあげられませんでした。
セコンドに付いたとき、 マット先生に遠慮してしまったことで集中力も欠きました。 技術的にも、決めた作戦通りに動けなかった事もありますが、 リングに立った時に、 嫌な流れが出来上がっていた感じがありました。 桜井先生は、その時点で、すでに勝敗が見えたのではないでしょうか。
安田さんの優勝、松井大二郎の勝利、と続きたかったのですが また出直しです。 小路がタップせずに、堕ちた時は涙がでました。 負けはしたのですが、男だなぁと・・・(TT)
勝負の世界は厳しく、まさに自分自身との闘いですね。 自分の甘さも痛感した一日でした。 まだ一度も、小路の練習を 目の前で見てあげたことがないので、これから修正です。 松井、小路共々、修正の際にはまたお力添えをお願いします。
桜井先生、安田さん、本当にありがとうございました。
木津もそうですが、小路晃も試合前に お二人に会えたことを本当に喜んでおりました。 どっちかっというと、木津の方が後楽園ホールの階段での練習を 楽しんじゃったんですけど…(- -;)
それから小路の親指はレントゲンの結果、 骨折ではなかったようです。 不幸中の幸いでした。 いや、気付きを与えていただいた一日でしたから 幸運中の幸いですね。^^;
それから。
街でチンピラ相手に実践しないっす(- -) 暴力反対です! 話し合いで解決しましょう!! 実は昨日、桜井先生と体動かしてるときに足首痛めました(T T) でももう自分で治しちゃいましたけど(^^;) 芸は身を助けますねー。あー面白かった。
押忍  木津龍馬




■2006年2月7日(火) Vol.33

今日は六日、今夜12時を迎えた。 町田道場。 外は寒い。 雪もちらついている。
今年の冬は、秋を迎える頃から半端じゃない寒さを感じていた。 自分が年を取ったせいで、エネルギー不足かと思っていたら 本当の寒さが日本にやって来ている。 久々に防寒用のタイツをはく。 多分、やぼな安田は、ももひきをはいている事だろう。 外を歩くサラリーマンの方々を見ると ワイシャツに薄めのコートで仕事をなさっている。 彼等の姿に凄さや申し訳なさを感じる。
ある日の俺。 下に雀鬼会Tシャツをまず三枚。 その上に薄手の、それも温かいセーターを三枚。 さらにその上に厚手のセーターを一枚。 これで七枚の厚着。 もう十分と思うでしょうが、 これで収まる俺じゃない。 その上に革の上着を重ねて、防寒用のコートまで着て、 オーストラリアで買った温かいマフラーもする。 合計九枚の重ね着。
隣で五枚の重ね着をしていた志村が、
「すごいっすね。後、一枚着て10枚丁度ってのはどうですか」
と、乗ってきてくれた。 いまだにその記録は作れないが、 通常でも6〜7枚は当たり前で通している。 さらに先日、生まれて初めてホッカイロを買った。 雀鬼の弱点、数あれど 寒さにも凄い弱いんだよね。
そうだ。 平安時代に十二単とかいう、女性文化があったらしいから このまま寒さが続けば、一気にそれに挑戦してみようか。
「雀鬼姫」
誰も見たかねえか…(笑)
                 雀鬼


雀鬼姫……(^_^;) 想像してみようと思ったけど、 僕の本能が拒否反応を示したので止めました(笑)。 でも、会長の重ね着はマジで本物です。 そんな会長の重ね着エピソードを一つ。
先日の高槻決勝後、山田マネージャーの家に泊まり、 さあ、帰ろうという時に会長が一言。
「俺のセーターはどうした?」
「え?」
「セーターはどうしたって聞いてるの」
「は、はい、昨日全て、ここに持って来たはずですが…」
「一枚足りねえんだよ」
「あの、今着ていらっしゃるのは」
「これは、違う。全部で三枚着てたんだ。  高槻塾に忘れて来たんじゃねえのか?」
「分かりました…確認してみます」
が、電話をしたが高槻塾には無いという。そこにいた全員で、 大騒ぎで色々なところを探しまわったが、見つからない。 どこかに忘れたんじゃないかと、みんなの血の気がサッと引いた。
「会長、失礼ですが、どんなセーターですか?」
「黒だよ、黒」
「今、着てらっしゃるのとは違いますよね?」
「これじゃねえよ、ちゃんと三枚着てたんだから。いいか?」
と、襟を掴んで、セーターを数え始める会長。
「一枚…二枚……ん?」
会長の手は三枚目の黒いセーターを掴んで止まっている。
「…これだよ…着てるじゃねーか…」
「…………」

十二単を着て、雀鬼姫になるのは結構ですが、 全部セーターにするのだけは、 勘弁して欲しいと思います、はい(ToT)
             安田潤司


 

■2006年2月6日(月) Vol.32

このHPを見た色々な方から、毎日お便りのメールを頂いていて、 会長には、それを全て読んで頂いてます。それで、さきほど
「最近来た何通かの質問メールにコメント頂きたいのですが」
と、言った所、何枚もの原稿を書いて下さいました。 本来なら、お便り、質問メールはVOICE(お便り) FAQ(よくある質問)で、紹介し、お答えするのですが、 今回は特別にここで紹介(抜粋)させて頂きます。

「雀鬼流と鬱病」   『はじめまして。大学3年生の頃から、桜井会長の著書を多数、  拝読させていただいております。
 私は、大学4年生の頃から鬱病を患いました。  その頃からか、気が付けば、生活は昼夜逆転しており、  一月の家賃、食費、光熱費等を支払える程度に働き、  補えないときは、消費者金融から借銭をしておりました。  昨年、実家から様子を見に来た家族が私の異変に気付き、  自宅へ呼び戻したのでした。  私は現在、26歳になりました。
 お尋ねしたいことがあるのです。「牌の音」には鬱病などの、  心の病を患った方々が多く訪れると聞きます。  その方々の、症状が良くなったり、心の病を克服し強さを  身につけられた事例などはあるのでしょうか?  教えてください。よろしくお願いいたします。
 私は、現在は投薬による治療と、日々の休養ということで  回復を待っております。  今で言うNEETのような生活をしています。  そんな自分をどこかで恥じています。  在学当時、日雇いの仕事と食事の買出し以外に外出する事もなく、  日のほとんどを寝て過ごしていました。  起きては、テレビを見ることもほとんどなく、  会長のお書きになられた本を、繰り返し、  何度も、何度も読みました。  (私は、親には内緒なのですが、絶えず性欲があって、  アダルトビデオ中毒にもなっていました。)  それこそ、私は無宗教なので、  聖書の代わりに思っていたのかもしれません。  私は、生来怠け者ではあるのですが、  「雀鬼流の行動哲学」など、読んでいれば  自分の何かがきっと変わると信じていたのか、  一心に読み更けておりました。
 牌の音を訪れたときに、村瀬さんに、  「打ってみろよ!」と2回言われたのですが、  「お金をあまり持って来ていないんです、すみません。」  と断ってしまいました。  あの時、少しくらい負けてお金が減っても  打っておけば良かったと後悔しております。  春、または夏頃までに元気な自分を取り戻し、  社会に出て働けるようになって、  お金を稼げるようになったら、  牌の音に通って麻雀が打ちたいです。
 鬱病は、心の風邪とも表されるらしく、  私の場合はこれが慢性化してしまっているそうです。  文章を書いたら、少し気持ちが落ち着きました。  下手な文章ですが、読んでいただき、  ありがとうございました。』

「雀鬼流と鬱病」ですか…。 鬱病の鬱という字を書くだけで、 俺も鬱病になってしまいそうです。 この字を考え出した人は、絶対鬱の病の深い人だったと思う。 そうじゃなければ、 こんな何度書いても書けない複雑な字を思いつかない。 この字を書く度に、俺は恐さを感じてます。 それを「心の風邪」と同化させてしまう事にも 危うさを感じ取ります。
鬱ってさあ、結局のところ 「つまんねえ世界」に身も心も置いちゃうことでしょう。 何か嫌な事があれば、誰でも嫌な事から離れたいし、 そこに囚われ考え続けてれば いつの間にか「つまんない沼」に身を任せる事になっちまう。 その底なし沼から脱出しようと試みるが 気持ちがあっても、行動に移せず、 思えば思うほど、 ずぶずぶとその沼の中に引き込まれてしまう。 この世にはさあ、欲望の底なし沼もあれば 淋しさや不安の底なし沼も、存在すんだよな。
まるで日本は平和で自由そうな気がしてるだろうけど、 全体が多種多様な泥沼に、 引きずり込まれている気がするよ。 それって「魔界」かもよ。
風邪だってさあ、万病の元って言うじゃない。 弱い立場にある人は、風邪だってナメちゃいけないよ。 新型のインフルエンザが流行ってさ、 死者が多数出る事だってあったしな。 人間に限らず、生きとし生きるものの世界には それに近い病原菌を持つものだっている。 例えば鳥ウイルスとかさ、 昔、家畜であったブタからのウイルスで 何万人という人々が亡くなったこともある。 それで、イスラム圏では宗教的に 「ブタを食ってはいけない」とか厳しい掟もあるしね。
確かに風邪も、他人に物凄い早さで移るけど、 鬱病も今はどんどん増加している。 つまらん、くだらん世の中、社会にあって 鬱という病が流行るのは当然のこと、 必然のことであると思いますよ。 もちろん、その流れが急激ですから 私の周りにも鬱病の人はいますし、 もしかしたら、すでに俺の中にも 鬱病が入り込んでいるかもしれません。 ほぼ全員が躁鬱病とかになれば、 その時代の人間は、生まれた時から鬱病で、 人間の資質が変化することになるんでしょうね。
今日、この世に正義を見つけることの方が難しいように、 そのうち、鬱病じゃない人を探す方が 難しい時代になっちゃったりね。 俺、十年以上前から、時代は病から狂の時代に向っていくと 言って来たんだけどね。
さて、君の文章ですが 消費者金融うんぬんとあるが、 借りることは罪の始まりなり、と答えておこう。 後は、アダルトビデオ中毒に 自分の楽しみを作っているようだけど、 反面、桜井章一オタクとかマニア、 中毒になってるじゃん。 もう、俺の本なんか読まない方がいいよ。 読んでるだけじゃ自己満足だし、オナニーと同じ。 それより何か一つでも良い事を見つけたら 瞬間にやってみろよ。 多分今は出来ないだろうけど 行動を起こしているうちに 良い事が出来るようになるじゃん。
それに「負けて金が減ってうんぬん」とあるが 道場には勝っても負けてもお金が動かない 「体験卓」っていうのがあって、 そこで「とにかくやってみたら」と 村瀬が声を掛けてくれたんだよ。 「引篭もってねえでやれ」ってことをね。 勘違い、思い込みが過ぎてるぞ。
俺の本を読んでれば変わるってか。 そんなことは絶対ないってば。 それだけは言い切れるよ。 確かに俺は、変化すると楽しいよって訴えてるけど 見たり、聞いたりしているだけじゃ 何んも変わらないって。 本当はね、一行だ。
「読んでいいと思ったらやれ」
で、終わりなんだけどね。 今回が長文だからって、 次から次へ答えてくれるだなんて思うなよ。 それが甘えんだっつうことだからね。
              雀鬼

この他の質問に対しても、会長は「VOICE」のコーナーで 答えて下さってます。木津さんが答えて下さっているメールも ありますので、そっちも覗いて見てください。 もちろん、質問以外のお便りもどんどん載せていきます。 引き続き、気軽にメールくださいませ。 で、今回はちょっと重めな感じでしたので、 最後の写真は、ゆるーく、柔かく、温かく。


自然と水と運動は鬱病の特効薬だそうです。 後、早起きもね…(^_^)w                     安田潤司



 

■2006年2月5日(日)その2 Vol.31

と、いうことで小路晃選手の応援に行って参りました。 結果は、残念ながら、1ラウンドで負けてしまいました(T T)。 が、完全に決まっていたにも関わらず、タップをしなかった小 路選手。あの根性で、再びこの試練を乗り切ってくれるものと 信じています。ここからです!
「小路と松井が一緒に練習すりゃ見てやれるのに」
とは、会長の言葉。そのうちどこかのジムで練習するお2人と、 トレーナーをする会長の姿を見たいものですね。当然、横には ヒーラマン木津さんがいれば最高ですね。
試合開始前の控え室での、木津さん、会長、小路選手。

で、ちょっと不思議な光景だったのが、試合前の階段の踊り場。 会長が木津さんに、色々な技の指導をしていました。 今まで格闘家の方が会長に指導を受けている横で、 楽しそうにしている木津さんは何度か見たけど、 木津さん本人が指導を受けている姿は始めて見ました。
最初は立ち技の指導だったのに、やがて踊り場で 関節技の指導まで、始まりました。 気が付くと、寝転がってガードポジションを取る木津さん。 後楽園ホールの階段で、雀鬼とヒーラーがトレーニングしている なんて、ありえない光景です。 木津さん、街中でチンピラ相手に実践しないでね(笑)。

立っている雀鬼とガードポジションを取るヒーラマン(笑)

さて、最近は僕にまつわるお話を、会長がよく書いて下さって、 とてもありがたいのですが、柄にも無くちょっと照れたりも しています。でも、素直に嬉しいです。 で、そんな今日、後楽園から道場に戻って「雀鬼会レポート」 を見たら、下の文が書かれていました。

終わりましたね、俺の人生が。 そして俺の生命も。 人生五十年という信長の言葉があるが、 俺の人生、五十才から六十才までが 最高だったね。 その分、天下の信長より幸せだったな。 ところが気付いたら家臣だと思っていた 安田光秀に裏切られ 今や燃え盛る本能寺で 降伏寸前って感じ。 多田に裏切られ、 忠信な奴に変わったと見せ付けていた安田坊主は やはり曲者だった。 古い奴は知っているように 昔は目一杯、ほんまもんの曲者だったからねえ。 まあ、奴の天下も三日もあれば終わっちゃうんだけどね。
今、風邪が流行って、あっちこっちで倒れる者が続出。 これも全て安田が蒔いた「炭素菌」のせい。 雀鬼城も落城寸前。 みんなは何も知らずに、頭を並べて 安田の勝利を祝っているんだけど その裏にあるたくらみに、気付いていない。 本当に馬鹿だよなー。 18年も歴史がある雀鬼会を 内部から破壊するんだからな。 みんなは分からないだろうし、 信じないかもしれないが、それが事実。 俺だけが、五年前から知っていた。
みんな甘えぞ!!
                  雀鬼


なんすか、炭素菌って……? 安田光秀って、誰っすか…? 何をたくらんでいるんすか、僕は? 五年前から何を知っていたんすか、会長?
ちょっと目を離したら、すぐまたこれだよ(笑)。 ほんとファンキーだわ、会長ったら……。

                     安田潤司


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