■2013年2月2日(土) Vol.2370
羽生先生がA級順位戦で
曲者(良い意味で)の渡辺竜王に勝って、
7勝1敗で残り一試合勝って、
昨年大勝負となった森内名人と闘う。
今、羽生先生は三冠のタイトルをお持ちですが、
羽生先生にはやっぱり名人位がお似合い。
ぜひよろしくお願い致します。
よしもとのばなな先生も台湾まで仕事に行かれ、
沢山の記者やファンに囲まれた写真が届く。
もちろん、マナカちゃんとゲームも一緒。
ばなな先生、海外の活躍、多いですね。
皆さん、大活躍の中、
俺なんか細々と町田道場暮らしの日々ですが、
今から大阪までエッチラオッチラ行って来ます。
両先生とはスケールが違い過ぎますよね。
新幹線の中で
ピーターバラカンさんから贈られてきた本でも読んで、
ちょっと勉強しますわ。
雀鬼
確かにスケールは違いますが、
仲間との楽しい一時はいいもんですもんね。
気疲れされないかちょっと心配ですが、
くつろげる山田マネージャー宅で
いっぱい寝てきてくださーい!
(橋本)
■2013年2月1日(金)その3 Vol.2369
順位戦をやっていた。
高槻塾へ行く前、
ちょっくら打つかと卓につく。
前日はヘボ太郎と同卓したばかりなのに、
この日はヘボ娘が出現。
九万ポン、一万ポン、
すぐに一筒もポンと俺の手が進む。
ヘボ娘が一ソを打つ。
それって役満っていう大役可能な牌じゃん。
ヘボ娘ダメだよそんな牌を切っちゃと、
俺の手牌を開く。
手の内は9ソがアンコで
9筒がポツンと待っていた。
ナルコが発を切り、
ヘボ娘が8ソを切ったところで、
俺の手牌がバタンと倒れる。
俺の手は、2つポンして、
倒された牌は5筒がアンコで
待ちはドラの東と一ソ待ちだった。
これってロンじゃん。
スタッフの熊までが
俺の勘違いのチョンボを見て
ポカンとしている。
でもねぇ、
俺、ロンともツモとも言っちゃいない。
ただ、手の内の牌が倒れたがっただけ。
仕方がねぇから
ヘボ娘の山から次順の牌を持ってくると、
それは何故かドラの東だった。
オーラスを迎えて
俺の3コロ状態(一人勝ち状態)だった。
ヘボ娘は到底浮きにまわれそうもないので、
対面の恒ちゃんにあがりを期待する。
「恒、大丈夫か」
「ハイ、どうにか頑張れそうです」
「そうかい、そりゃよかった、さすが恒だわ」
ガチャンと築かれていた山を崩す。
「いや、どうにかなってったんです」
と、久し恒ちゃん、
心残りの浮きにまわれる手牌を見つめている。
「終わり終わり」
と、会長特権を行使。
静かに俺の手牌を開く。
その手は恒ちゃんが打ったばかりの牌が
ぶち当たっていたっけね。
麻雀を知らない、分からない方にはつまらん文章ですが、
同じ人間同士なのに、俺の麻雀はみんなと全く違った、
狂った麻雀を打ってんですってこと。
同卓した連中も全く分からず、
ポカンとしていたことだから、
その状況を文章にしても
皆さんには分かってもらえないのは
当然なんですよ(笑)
そんな卓に4〜5回座ってたら
疲れちゃいました。
雀鬼
今川ヘボ娘です。
ヘボのすけ ヘボ太郎
ヘボ次郎 ヘボ三郎
ヘボ四郎・・・ん?
会長、順位戦のおしりの卓は〜
次のヘボがおまちです♪
お体に気をつけて!!
まさか会長がチョンボをされたとは
思ってはなかったですが、
何が起こったのか分からず
和了牌が何処にあるのか暫く探してました。(笑)
今更ですが会長は僕等とは全く次元が違うので、
いつもポカンとなっちゃいます。
(熊代)
■2013年2月1日(金)その2 Vol.2368
明日の夕刻には山田んところの
高槻塾Jrの試合の決勝戦に行く。
今回は同行者も5・6人かなーと思っていたら、
竹田、ヤンマー先生他、
20名以上の選手が行ってくれるらしい。
毎度のことだが、
狭い深夜バスに閉じ込められて前乗りする者、
シャボのようにバス代もねえ奴を何人も車に乗せて
行きも帰りも一人で運転手役になる者もいる。
山田んところのJrの決勝より、
そういったそれぞれの行動振りの方が
俺にとっちゃ意味を感じる。
山田よ、お前が育った「牌の音」の道場にも
いまだ山田を心から思う彼等がいるんだよ。
俺はそういうつながりを
凄くありがたく思うぜよ。
雀鬼
精神的には心を開き肉体的には行動を惜しまず、
牌の音25年の歴史の中、
人も景色も色々とかわりましたが、
会長から学ぶ雀鬼流イズムだけは、
人が変わっても世の中が変わっても
変わりなく道場に存在しています。
仕事も年も趣味も何もかも違う者同士が
会長のもと、行動を共にし、心が通じる、
何物にも変えられない仲間という財産を
頂き続けて来ました。
明日触れあえる事が楽しみです。
(山田)
■2013年2月1日(金) Vol.2367
先日突然やって来たズブズブのクリスチャンの女の子は
散々言いたい事を垂れ流しにして、
当たり構わず大泣きして、俺の時間も長い間奪って、
散々迷惑を掛けて、おにぎり食べて帰っちまったが、
その後お礼のメールも届かない。
別に彼女との縁はあれっきりでいいから
それでいいんだが、
神を信じて良い心身を持つ者が
全くの真逆なことをやっている。
社会的に良い立場とされる者の正体なんて、
たいがいそんなもんだ(笑)
昔し、高校野球の熱血監督らしき先生達が
訪ねて来ていたが、
あの人達も後味が悪かった。
あのクリスチャンの女の子が帰ったあくる日も
女性が道場をのぞきに来ていたが、
クリスチャンと違って、
ソファーに浅く座り、
道場生が入って来るとイチイチ立ち上がって
きちんと挨拶されていた。
その方とはクリスチャンの子で
拒否反応が残っていたため、
一言も話さなかったが、
お礼状の手紙が届いていた。
美里さんという名前が書いてあった。
雀鬼
■2013年1月31日(木)その3 Vol.2366
我が家でやっつけた締め切り間際の原稿を持って、
所用を足して、道場にやってくると、
やる気もねぇのに「ブイブイ云わしてます」と
能書きをこく奥秋を囲んで、橋本と熊代と卓を囲む。
「俺がお前の年にゃ、
新宿でブイブイ云わしてたんだよ、
信じられる?」
「ハイ、それは信じれます」
新宿時代のことを思い返すと、
まっこと奥秋みたいなヘボと
ノーレートで打っている自分の今が、
随分と変わっちまったもんよと思える。
あの頃を知っている者からみれば、
「しょうちゃん、何をバカなことをやってんのよ」
と思われるだろうネ。
遠い昔の新宿時代も現実にあったが、
今の現状も現実なんですが、
「余りに違い過ぎます」
奥秋ヘボ太郎と2回ほど打ったところで
新屋と深山が現れて、
現実の卓からさっさと抜け出す。
8時半か。
年寄りはそろそろ家に帰りましょうかね。
雀鬼
「奥秋へぼ太郎」
って良い名前ですね。
会長ありがとうございました!
(奥秋へぼ太郎)
■2013年1月31日(木)その2 Vol.2365
こいつのことなんて文字にしたかねぇんだが、
名古屋から道場に3日間いたらしい。
2チャンネルの電波が
奴の頭と心に発信しているが、
山田んとこのJr戦にも参加している、変人。
「道場はイジメ、体罰、DV、テロの渦巻くところ。
本物の鬼が棲む恐ろしいところです」
と、ノートに書き残して置く。
まぁ、間違いねぇったら
そうかも知んない(笑)
道場は麻雀を打つより、
放課後の時間に格闘技じみたことをやったり、
体捌きを何時間もやっちゃ、
楽しんでいる変な雀荘だから、
「痛い痛い」
という声も確かにあがる。
でも別に勝つためにやってんじゃなく、
ただ運動不足を解消しているだけ(笑)
力を入れず、技術も取り入れず、
その場、その時で、
これだったらこう動くという感覚を示しているだけ。
残念ながら、当道場では、
2チャンネルの電波は取り扱っちゃいません。
俺は今や好々爺まっしぐらですよね・・・・・多分。
雀鬼
会長は好々爺というより、
ガキ大将ではないでしょうか。
名古屋の変人さんは・・・
なんというか、珍しい人なので・・・
よくかまわれたがるんですね。
本当、変わってる・・・
(新屋)
■2013年1月31日(木) Vol.2364
我が雀荘もボロっちいが、
昨年ちょこっとお世話になった接骨院さんは、
見事にボロっちい(失礼)
廃屋のような建物、
10坪程度の治療室にベッドが5つ。
長イスや小っこいイスに、
ふれあう狭さで皆さん治療を受けている。
院長先生をはじめ、男性スタッフが3名に、
受付けと中を走り回る女性が一名。
皆さん仕事をテキパキこなしている。
新年に入ったので、ご挨拶がてら、
治療を受けに行く。
相変わらずお代は取らない。
「年配の女性が多いですね」
「畑仕事であちらこちら体を痛める方が多いんですよね」
そういえば、昔のお百姓さんは、
みんな腰が90°に曲がっていたっけ。
「もっと通って下さいよ」
「いや、皆さん、私より
お体が不自由そうなんで、自分は・・・」
「いや、そんなことは気になさらないで、
よろしかったら来て下さい」
「だったら、院長先生に、
ちゃんとお代を取って下さいとお願いして下さい」
人の弱みにつけ込んで、
こういう治療や商いをしている連中が多い中、
ボロっちい同士だからこそ、
どこか通じるものがあるのかも知れないね。
雀鬼
写真はうちの床です。
会長の道場なのに、
これじゃいけないと思いつつも、
ついつい、まっいっかなぁ〜と、
自分の怠慢で現在にいたってます。
でもその分(?)噂の治療院が気になり、
用事はないですが、
ただのぞいて雰囲気を感じてみたいな〜
っていう気持になっちゃいます。
(橋本)
■2013年1月28日(月)その3 Vol.2363
見たことも無い若い女性が道場に現れる。
よくあることだが、挙動不審。
そばに寄らず、試合をチラチラ見ていたら、
その女性が靴を脱いでスリッパを用意して、
その内ソファーの上に突っ立って
山の景色を眺めるように道場内のどこかを眺めてる。
多分彼女は何も見えない。
ただ少し高いソファの上に立ちたくなったようだ。
「おかしな娘だな」
と奥の何時の俺の席で原稿を書き出すと、
「そばに座っていいですか?」
橋本が止めようとする。
「いいよ」と答えて、原稿を続ける。
その内、隣に座っているその娘が
俺のひじ掛けに頭を乗せて目をつぶる。
「どうしたの、眠いの」
「今日深夜バスで1900円かけて
大阪から来たから・・・・・」
何かを感じる。
「君はここに命を見に来たのかい」
「ハイ・・・、そうなんです」
涙が落ちる、どんどん落ちる。
声まで出して泣いている。
どーも子供の頃から、
西洋の神様に救いを求めていたらしい。
神様が何をおっしゃっているのか
信仰心のない俺には分からないが、
神は絶対なりの神様に近づこうったって、
日常生活で神の教え通り行かねぇことは沢山ある。
多分、彼女はそんな自分の心身を
罪悪で強く責めている。
それを自分の中の悪魔の存在と認め、
それでも何かに救われたい気持ちからは逃れられずいる。
神をこれだけ信じ、救いを求めているのに
この娘は救われるどころか、
自分自身を責めている。
可愛そうに・・・。
「おにぎり食べな」
「チョコレートもあるよ」
俺はねぇ鬼で生まれて、
鬼として生きてるんだよ。
鬼には神の世界のこと分からないから、
ちょうど現れたシスターSちゃんに振る。
その娘は話す、とどめなく吐き出す。
一区切りついたところで、シスターが
「それでいいんじゃない」
「それって幸せだよね」
と全ての言葉や思いを
うんうんとうなづいている。
その娘は10時半頃、
帰る深夜バスに乗るため外へ
「皆さん、優しくしてくれてありがとう」
とあれだけ泣いていたあの娘が
笑顔で帰って行った。
話しは困ったもんだったが、
人の身に起きる状況を勉強させて頂きました。
でも一回こっきりだからね、
次は橋本お願いいたしますよって・・・。
雀鬼
無理で〜す!
(橋本)
■2013年1月28日(月)その2 Vol.2362
昨日は朝四時過ぎまで
疲れた心身の中で相撲をとって遊ぶ。
ヘッド、水野、小鉄、恒、奥秋は、
ほとんど眠らず今も道場に来ている。
彼等は若いけど、本当にタフだ。
そんな姿を見ながら、
岩手からたずねてくれた方が、
歩けずタクシーで道場へ。
長い大切な縁を持つ方なので、
ちょこっと
「手当て」
をする。
歩けなかった方が階段の登り降りをして、
帰りは御夫婦で歩いて帰られる。
外まで見送り、
歩いている姿をそーとながめる。
少しでも良くなって
よかったよかった。
俺もおかげ様で
今は体が軽いです。
雀鬼
御夫婦がお帰りになられた後、
会長が、めったに見ない、
何かあった時しか出されないような
速い動きを何度かされていて、
思わずビクッ!としちゃいました(笑)
手当てして疲れるんじゃなく、
互いが良くなるのが会長らしいですね。
御夫婦も会長もよかったよかった。
って、自分はなんもしてませんが(笑)
(橋本)
■2013年1月28日(月) Vol.2361
老人でしょう。
だから体調もずーと元気は終わっちゃっているんだから、
道場が終わったらとっとと帰ればいいもんが、
深夜の放課後がある。
ソファーに座っていた。
シャボと恒ちゃんが
「大相撲の千秋楽どうなったの」
の小声が入る。
シャボは結構大相撲が好きで観てるだけに、
今の状況を俺より知っている。
「日馬富士が白鵬を寄り切りで勝ちました」
俺なりに取組の映像が浮かぶ。
日馬富士が下から早く差して、
白鵬が右からの上手投げで行こうとするが、
日馬富士がいくつかのポイントを
白鵬の体に当ててるんで投げられず
土俵を割ったんじゃんと観たように話す。
もちろん俺の知ったかぶり。
嫌だ俺って、
でもこういう性格のところがあるんだよね。
そこからです。
「シャボ、ヘッドと相撲を取ってやれよ」
から始まった。
ヘッドは変わらず
そこにいた道場生が次々と相撲を取る。
ヘッドが6連敗したところで、
なめてかかったでぶの緒方が
ヘッドに片足タックルを取られて寄り切られて、
ヘッド初勝利。
6連敗している間に、
ヘッドが低い体勢で飛び込んで、
3人を寄り切る。
でもあれって相撲じゃなくて
レスリングに近い。
15回相撲を取ったところで、
結構ヘッド力が強いと言っていた竹田達の声を聞いて、
そんなはずはねぇよと老人が向き合う。
家では電化製品のコードに足を引っ掛けて転びそうになり、
掘りごたつで座って食事した後は、
何かにつかまらないと立てない体。
これってまさしく
「ヨボヨボ」
でも
「ヘッド本気で当たって来いよ」
「ハーイッ」
返事に自信がない。
当たりも全く感じない。
俺の時代と違って、
今の若者達は小さい頃から
相撲を取って遊ぶことがないのが
体の動きですぐわかる。
それからそれから、朝の四時過ぎまで
シャボとヘッド、水野を中心に相撲の取り方を教える。
ここにも感覚的動きが入るので、
シャボだけがちょっとだけその領域にふれ合えて、
お互いが不思議な思いを醸し出していた。
外へ出ると
小っこい雪が落ちていた。
雀鬼
コメントは随時募集してまーす!
(橋本)
自分も日曜日の相撲に参加させていただきました。
会長の感覚の投げをしていただくと、
身体がふわっとなって投げられてしまい
投げられた後は不思議と気持ちよかったです。
相撲ってこんなに面白かったんだと思い、
ついつい朝まで遊んでしまいました。
ただ次の日は逆に身体は楽になって1日気分良く過ごせました。
会長、ありがとうございました!
(水野)
自分は相撲は見るばかりで詳しい訳でもありませんし、
子供の頃に相撲を取って遊んだ事もほとんどありませんでしたが、
会長に教えて頂きちょっと出来るようになったかな?
と意識したとたんそれまでの動きができなくなってしまったりと
感覚的か動き、自然な体使いは本当に奥が深く難しいです。
でもそれだけに楽しいですし、
普段の自分の動きの不自然を体感できました。
(シャボ)
相撲は昔から好きで家族で良く見ていました。
自分の中では体の大きな人は力比べで、
体の小さな人が技とかを使って力の差を埋める
というのがイメージだったのですが、
会長から教えて頂く相撲は全くやり方が異なっていて、
全く出来なくとも新しい楽しみを教えていただきました。
道場の皆も相撲に新たに興味を持ったみたいで、
埼玉アリーナもいいけど今年は皆で両国だ〜
(ヘッド)