■2012年12月15日(土) Vol.2300
たかが麻雀。
されど麻雀。
今、試合をやっている。
力みも入ろうが、
親の仇討ちか、戦場の死線の場にいるのか、
顔面に怖さ丸出しで打っている者がいる。
普段は大口開けて馬鹿笑いをしているが、
彼の内面が卓上に現れる。
呼吸も当然荒い。
彼以外にも、
普段は仏のようにやさしい面をしてるのに、
卓上に恐ろしいツラを出してしまう者達も見かける。
そういう者は
必要以外の無駄な動きが全身に現れる。
たかが麻雀だが、卓上が鏡となって、
打つ者の心身を隠しようもなく写す。
「柔らかく、柔らかく」
「涼しげに、涼しげに」
打てたらいいよね。
牌の選択で、そのものの心境(理)が見えて、
牌を積もって切る動作に
その者の体扱いのセンスが見れる。
たかが麻雀です。
本戦も5回戦目に入って、
俺から個人的に指導を受ける者もいる。
指導というより、一人一人に
手当てをしているという方が当てはまる。
本戦にはそういう意味合いもあるが、
もう一方の公式順位戦、こちらは存在力を示す。
道場全体感としては、
こちらの方が今は重いかも知れない。
そこに姿を現してくれる者達が
道場を作り上げている。
雀鬼
そんな顔しなくてもという表情の人、結構います。
普段打つ時はそうでもないんですけどね。
順位戦は前回盛り上がれたので、
今回も接戦になるとおもしろいです。
同じメンツじゃなく、
新しい人が上に昇ってきてほしいですね。
(ヤンマー)
■2012年12月15日(土) Vol.2299
師走で道路が混んでいる。
道路って昔は人が歩くためにあったもの。
文明が発達した車社会、
道いっぱいに車があふれている。
横断歩道を渡ろうとしたら、
俺の前をちょっとだが、バッグが当たる。
後ろからにらみを利かせると
10m先でその車が止まる。
怖い兄ちゃんが乗ってたらいいんだけどと、
ツカツカ歩む。
窓を開けて、
その男がドアを半開きにしている。
だまってにらむ。
「急いでいたもんで」
言い訳はいらねえ。
「お怪我はありませんでしょうか」
「無いよ」
相手も謝っているし、
いきがってねぇんで、
少し残念な気持ちが走る。
「弱い立場の人も歩かれているんだから、
気をつけろよ」
で終わり。
何かがあった訳じゃないが、
今日は俺の気が立っていたのかも知れない。
多分そうなんです(笑)
その後、道場前の狭い道を歩いていたら、
小型のトラックが結構なスピードで向かって来る。
彼も忙しいんだろう。
走って来る車の前方で右手を上げて、
ストップをかけちまう。
トラックはスピードを落として止まる。
その横を俺はスタスタ歩くだけ。
多分あの運転手も今のは何んだったんだろうと
とまどっていたかも知んない。
正義のためでも道徳やマナーの問題でもない。
久し振りに理由も無く気が高まった俺がいただけ。
もう治まっています。
雀鬼
もし車に乗ってた人が
怖い兄ちゃんだったら・・・、
想像するのも怖いですね(笑)
この時期は皆さん何かとお忙しいのでしょうね。
道場には仕事を辞めて
暇になる人が2人ほどいますが・・・(笑)
(熊代)
■2012年12月14日(金)その4 Vol.2298
暮れも押しせまって、
「今日で会社首になりました」
とヘラヘラ奥秋が入って来る。
「何でよ?」
「素行不良だと思います」
「お前が首になるのはいいけんど、
お前が時々持って来てくれる
旨い魚はどうすんのよ」
冬は奥秋の持ってくる
アンコウとかの鍋料理が恋しい。
「お前んところ大卒少ねえんだろう」
「ハイ」
奴は慶応大卒。
「何でぇ、学歴も通じなかったのかよ」
奴も朝早くから、夜遅くまで
まっ黒になって働いていたのに、
「頭下げるのが苦手だったかも知れません。
変なプライドジャマして・・・・」
そりゃそうかも知んない。
人間ってどうして自尊心とか
プライドを持っちまうのかなー。
俺もちょっと前に
出版社のプライドが変形しちまった
おかしな奴と電話で長話したばかりのところへ、
「今日から無職です」
と奥秋が12時近くに入って来た。
プライド病って有るのかなー。
雀鬼
プライドって怖いですねー
自分では軽くなってきたつもりだったんですが
まだまだ根が深かったようです。
それにしてもこの年の瀬に無職って(笑)
(奥秋)
■2012年12月14日(金)その3 Vol.2297
山田んところの高槻塾が15周年を迎えたらしい。
気づかなくて、ごめんなさい。
俺、記念日に弱いんで、
山ちゃん許してね。
俺と山田の中では、男と男が出逢って、
その後25年を過ぎる付き合いがあった。
先日の忘年会の席でも
山田とか板倉とかシャボに囲まれると、
男っぽい型が浮き上って来たよね。
今の道場生が失ってしまった男っぽさがかってはあって、
そこで学んだ者は今逢っても
その型が崩れねえもんな。
山田んとこと本部はかっては一直線で結ばれていたんだが、
名古屋に竹田が現れた頃から、
竹田、水谷、渡部が途中下車の場を作っちゃって、
本部へ毎度遠征に来てくれる顔ぶれに
身近さを感じてしまうのも仕方がねえんだよ(笑)
この3名なんか、
俺が行きてえパラオへも毎度同行してくれ、
一週間をクルーザーに乗って、
海の上で伴に楽しみを味わう、別格の縁もあった。
でもねえ、そんな名古屋が生まれたのも
俺と山田が一直線で結び合っていたからなんだよね。
山ちゃんのそばにも
宮本つう男くさい奴が一匹いるよな。
たった10年、いや20年で男っぽさが
どこかへ消えちまいましたね。
いい奴と男っぽいにおいて違うもんな。
明治の男、昭和の男、
平成に男なしか・・・、残念。
雀鬼
会長と出会って28年、
ずっと背中を追いかけ続けてきたことで、
男の生きざまを、遊びや楽しみ、
自然との触れあいなどを通じて、
計り知れないほど学ばせて頂きました。
平成に男なしと書かれていましたが、
昭和に生まれ、男で生まれ、男で生きて、
本物の漢を知り、沢山の楽しみを頂いてきました。
これからも死ぬまで男でいたいものです。
高槻塾 山田英樹
名古屋から竹田師匠、水谷と一緒に本部に通って、
パラオにもご一緒させて頂いて、
ホントに贅沢させて頂いているなと思います。
この3人は自分の中でも特別な繋がりを感じます。
名古屋という途中下車の土地だから、
会長にもマネージャーにもお会い出来るのは幸せな事。
男としてはまだまだの3人だろうとは思いますが、
会長やマネージャーの背中をしっかりと
追いかけて行きたいと思います。
名古屋同好会 少年
■2012年12月14日(金)その2 Vol.2296
道場のTシャツ係に聞いた所、
一般の方からも、
今回も自然Tシャツと
江戸文字Tシャツの注文が届いている。
須本さんという方のように12枚も注文なさって、
友人にX’masプレゼントをなさって下さる方もいる。
注文書を見ると、
皆さん、雀鬼会Tシャツの常連さんが多いんですね。
道場生も皆着用していますが、
一般の方にも大切に扱ってくださる姿が見えるようです。
製作者であるシャボ監修と
アドバイスだけの俺ですが、
皆さんと遠い地で何か通じ合えるといいですね。
雀鬼
自分は大した事はしていませんが、
製作に少しでも関わらせて頂いたTシャツが
一般の方にも着て頂けて有り難く思いますし、
カッコ悪い行動はできないなと改めてTシャツを着る度に思います。
(シャボ)
明日から、準備が出来次第、随時発送してまいります!
ご注文いただいた皆様、ありがとうございました!
(Tシャツ係・緒方)
■2012年12月14日(金) Vol.2295
先日の忘年会を幸せに感じて気が緩んだのか、
あれから、水っ洟が止まらない。
毎年なら暮れに向かって、
何かと忙しかったが、
今年は忘年会以来、俺も道場も休業状態で
道場へ来ても空気はひっそりとしている。
長年、俺を中心にして集まる若者達と
何かとにぎわいの場があって、
それが楽しみだったり、
俺の生活の一部だったりしたもんだが、
この1週間、ひっそりしている。
例年は31日まで何かに追われて、
一つ一つ片付けものをやって、
日々を忙しく暮らして新年を迎えた。
俺はここんところ暇を感じている。
暇だとつまんねえし、何かをやってる気がしない。
残りわずかな原稿の仕事もあるが、
X’masや新年に向かって、
東北大災害の孤児を見つけて、
「シャボ基金」の影からの動きもある。
社会の天辺じゃ、
選挙だ何んだと騒々しいが、
我々はひっそりとしている。
年賀状でも書きますかー。
雀鬼
はい、道場ではひっそりと公式順位戦やってます!
このまま一日ひっそりと終ってしまうのか?!
と言うわけで道場生の皆さん、お待ちしてま〜す!
(緒方)
■2012年12月12日(水)その3 Vol.2294
食べ物で何が好きですかと問われれば、
蟹と答えるでしょう。
北の国の毛ガニも好きだが、
越前ガニもすてがたい。
今年も古いお付き合いがあるOさんから、
4ヶ月余りの漁期で稀にしか陸にあがらない
越前ガニの
「三国の主」
が届く。
献上品と冠する最高級品の蟹を
雀荘の主である俺が身分不相応にも
旨い旨いと頂戴してしまう。
時世がちょっくら一昔なら
無礼者扱いでもおかしかない。
一年を通して、
海の幸、陸の幸の贅沢なものを
皆さんの心遣いで頂いちゃってる。
俺クラスなら、
すいとんぐらいが似合ってる。
ーすみませんー
雀鬼
会長が、
バチが当たったかなぁ、
と言われるのを聞いて、何のことか、不思議に思っておりました。
道場生はというと、献上品という言葉でさえ、
ここにきて、初めて知った感じです(笑)。
そんな、とびっきりの物を食べているはずの会長ですが、
すいとんのような質素なものでも、
失敗作のラーメンでも、一緒に食べてくださるのは、
うれしくも、ありがたくも思います。
(町田道場すいとんの主)
■2012年12月12日(水)その2 Vol.2293
道場の専属カメラマンである歌ちゃんが、
帰ってさっそく作ってくれた先日の忘年会のシーンが
道場のフォトフレームに流れている。
歌ちゃんのショットは大概女性中心なんだが、
今回は何故だかゴリラとしか見れない
金さんのショットが多く流れている。
先日このHPで書いた、
道場生は女の子に甘かったり弱いんだ、
が、多分、効いたのかも知んないね(笑)
だからって、
せっかくの高級宿の忘年会の思い出を
ゴリラ一辺倒にしちゃうのも
やっぱ変ですよ(笑)
確かにあの日、関西からも
足を痛めたもう一頭のゴリラもいたけんどね。
なんだか今回は少し
汚らしく見えちゃうんです(笑)
トドやカッパも居たけんどな。
そう思えるのは又俺だけなのかなー。
雀鬼
確かに、ゴリラの出現率が高いですね(笑)
これなら、女性中心の方がまだよいですかね(笑)
歌さん!!あまり気にせずこれまで通りの写真でお願いします!!
(小鉄)
■2012年12月12日(水) Vol.2292
少々風邪っぽかったし、
暇だからと我が家で2日過ごした。
たった2日間でしたが、
世間様並のまともな瞬間があった。
夜は1時頃寝て、
朝8時には起きていた。
一日目はまともな暮らしもいいもんだと思えたんだが、
二日目になると、何んか俺の習性には合わなさを感じ、
生活のサイクルの狂いを感じてしまった。
鬼にはまっとうな暮らしは合わないのかもね。
今は無理して世間や社会に合わそうとは思っちゃいないが、
先に食っちゃ寝、食っちゃ寝の日々が来る。
そんな日々は少しでも遅く来て欲しいもんだ。
凄え暇してたら、
2〜3日、風邪を引いて
熱やおなかの痛さで食欲ゼロだった孫が寄ってくれる。
やつれた体、
くちびるが紫っぽい。
マリオごっこやろうということで、
アオトがマリオで
俺はゲームの中の踏みつけられる役をやる。
この年になると相手は四才児でも、
一方的にやられっぱなしの役は
結構きついなと思いつつ、遊びに付き合う。
途中から、俺のキャラが
カチャカチャ、キューン、キューンと
カキクケコだけの言葉にならない声を上げていると、
笑っちゃくれたが、
「ジージ、ひらがなでしゃべってよ」
ハイヨと答えると、
今度は俺の顔中をいじくり回して、
「ジージ、不細工」
と笑っている。
その内、パーカーのフードがすっぽり頭と顔を覆う。
そばに置いてあった杖を持って、
そのまんま腰を折り曲げて魔法使いとなると、
ベッドの上から飛びついて来て、
折り曲げた背の首の上に乗って立って来る。
床に落としたら危ないと
バランスを取りながら部屋の中を歩き回るが、
これが結構きつかった(笑)
自分から入り込んでしまった役の流れだったが、
これなら、まだアオトが望むマリオゲームの
やられ役の方が楽だった。
散々遊んで、久し振りの食事を与える頃、
アオトのくちびるがピンク色に戻っていたのを見て、
体はきつかったが、気分が良くなっていた。
アオトの前ではいまだNoが言えない俺・・・、
「まあ、いっか」
雀鬼
いち道場生として、
「きついなー」と思わず、苦笑いです。
会長のあおちゃんを思う気持ちと
会長のお体を考えると・・・、
苦笑いです。
今度機会がございましたら、
オガッツさんと自分で
とことんおもちゃになったりますよ!!
やるぞー、オー!!(笑)
(新屋)
オー!!(笑)
(緒方)
■2012年12月9日(日)その2 Vol.2291
忘年会帰りの道場生が卓をつないでいる。
町田勢に混じって
シャボ、深山、哲達も打ち続けている。
俺に幸せの一日をくれた奴等を
タフだなーと眺めていた。
こちとらはダメで、
体が寒くなってソファーに寝転んで、
毛布に包まれ暖をもらう。
深山の手をわずらわすことなく(マッサージ)
そのまま寝込んじまう。
時折り聞こえた、奴らが打つ牌の音が、
子守唄や笑い声として寝込む。
俺をなごましてくれる
昨晩からの幸せ感がまだ続いている。
キッチンからすいとんを煮込む匂いで目が覚める。
武蔵野別館の贅を尽くした料理の後のすいとん。
久し振りに腹がクウー、クウーと鳴いている。
温かいものを
これから奴等と又伴に食せる。
ありがたいこった・・・・・
雀鬼
今年も1年の締めくくりに、
忘年会に参加させていただきました。
そして帰ってきた町田道場、
見回すとお馴染みのメンツ
1年間共に走ってきた仲間達を見ると、
やっぱ道場や仲間達はありがたいなと思います。
そんな仲間達とのすいとんは本当に
温まりました。ごちそうさまでした。
会長、次回は自分の手を
わずらわさせていただきます。
(深山)