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■2011年12月6日(火)その2 Vol.1890

例えばだよ、 今やってる職を失ったら、 俺なんてつぶしがきかない。
若かったら、 今なら職を選ばなきゃ何か出来るだろうが、 俺なんかじゃ、
「年齢は?」 「68歳です」
これで駄目。

「何か資格をお持ちですか?」に、 「何一つありません」
これも駄目。
「以前の職業は?」 「雀荘で働いておりました」
これも信頼が置けない。 どこも雇ってくれない。
正直、死ぬまで働いていたいなんて これっぽっちも思っちゃいないが、 死ぬ日まで遊んでいたい気持ちはある。
資本主義も怪しい姿をさらけ出し始めたが、 民主主義だって借金を導く制度じゃねえかい。
俺はそういった時代の主義に乗らねぇから、 別に何の主義でもいいけんどね。
ところでどちら様か、 こんな俺らを雇って下さる方はおりませんかー。 返答を心待ちしておりますよって。

         雀鬼




というわけで、68歳、無資格で、 今時携帯も持たず、PCはもちろん、 電化製品全般が苦手な会長の再就職先を募集中で〜す!! 我こそはと言う方は、 雀鬼再就職支援事務局、緒方までお願いいたしま〜す。 post@jankiryu.com

■2011年12月6日(火) Vol.1889

下北へ行くつもりで早めの準備をする。 滅多に居ない家人が帰ってきて、 外は雨、車は駅へ向かったが、 途中変更して町田で年末原稿を上げに来てしまった。
厳しい方を選べなかった俺に、 雨ん中、木の葉を落としちまっている 柿の木に柿が実っている。
「おめぇ弱っちいなー」
と柿の実が見下ろしていた。
「勝負師」なら楽しちゃおしまいだよな。

         雀鬼




今日は町田にて我悪原稿を書かれました。 いつ見させて頂いても勉強になり、 自分の手順の意味の無さと見落とし、 ダサさ加減を教えて頂けます。
手順でも日常生活でも楽な方を選んでしまいますが、 厳しい方を選べるように、少しはやっていきます。
(ダッチ)

■2011年12月4日(日) Vol.1888

今から、本戦延長2回戦の後半戦。
3卓のメンツを見ると、 身心が揺れる選手が目立つから、 高得点は出まい。
延長戦に入って3日間の試合で、 3試合につき1試合は合格点に届いていたが、 今回は無理だよね。

先週の離婚週番対決、 水野は今期、町田最低数、 誠に限っては、 全体出場42名中の最低数で終ってしまった。
最低最低って終っちまったが、 離婚するのはどっちなんだろうか?
誠はちょっと前、家を追い出され、 ウィークリーマンション生活体験だし、 水野も出逢って一ヶ月で結婚という早さだったが、 おしまいも早い方がいいかもね(笑)

エース対決はくすぶっている中で、 町田の6人衆のヘッド、小鉄、恒で 3本取っちまった。
先週はくすぶっちまったが、 今週は静岡の芹澤対、 女の園の主を気取る消え去っちまった あの花岡がやるらしい。
この2人じゃ、勝負とは言えまい。 ただやるだけで終りそうです。

今、3試合が終った。 やっぱり、皆して打てなかった試合なのに 普段より悪い状態や状況を作っていた。
町田のジョーカー清水Dr.と 下北のジョーカー木俣が2人加わったことで、 場が大きく壊れてしまう。
まるで、 「エクソシスト」 の環境でしたね(笑)

         雀鬼




「エクソシスト」ですか・・・ 確か「悪魔払いの祈祷師」って意味でしたよね。
私自身はあまりホラーは見ないんですが、 あの作品で人生変わって、 映画の道に進んだ人も多いんですよね。
この試合のメンツが決まった時、シャボさんが 「初めて番外の試合出た時おもいだすなぁ・・・」  とぼやいてましたが、 さすが番外、ファンキ会、Jr、選抜と全てを経験した、 ある意味「雀鬼会の生き字引」ともいえる シャボさんならではのお言葉でした(笑)
そのシャボさんに「B'」取らせちゃったのは 誰の責任でもないですよねぇ、金さん。
ただ、会長にとっての生命線のひとつである 試合を壊してしまうのは胸が痛みます。
これも「クジの悪戯」ということで・・・

町田ジョーカー清水

■2011年12月3日(土)その3 Vol.1887

大阪のO社長から、 今年も 「越前の三国乃主」 と言われる、でっかくて、これ以上旨いもんはない、 という越前の蟹が届く。
本物の越前蟹は甘みがあって、 何とも言えない味がある。
その中でも漁期の3ヶ月間の中で 地元でも稀にしかお目にかかることが出来ない、 最大級のわずかな数の最高級品蟹に、 「三国乃主」という名がつく。
蟹好きの俺ですら、 めったに味わってないお味。
蟹の甲羅だけでも 赤ん坊ぐらいでかく、 これぞ蟹だ!!という舌触りが残る。
俺みてぇな雀荘のオヤジが食べるにはもったいない味だが、 1人でゴソッと味わっちまいました。
ばななさんには言ってない、 俺の隠れ食いしん坊でした。

         雀鬼




O社長、今年も貴重で最高級の「三国乃主」を贈って頂き、 ありがとうございます!
写真は「三国乃主」ではありませんが、 実際の三国乃主は1.4〜1.8kgというでかさで、 なおかつ、その量を普段は小食な会長が お1人でゴソッといかれてしまうほどの魅力的な味。
甲殻類アレルギーの自分でさえも、 想像しただけで、よだれが垂れてしまいます!!
(緒方)

■2011年12月3日(土)その2 Vol.1886

今から本戦の延長戦の2回戦が行われる。 町田の6人衆に下北のしげる他6人のリーダーが 1チーム3人から、1人を引くクジ引きだから、 誰が出場できるか分からない。
金村師範なんて、クジ引きにも漏れて、 今回も名前がない。 俺と伴に審判を引き受けるだけ。
俺なんか、23年前に一度出場したっきりで、 ずーと休みなしの審判で 見守り続けて来ただけ。
それにしても健康だったから 継続できたんだよね。
こんな試合形式だったら、 下北道場が閉じても、 町田対下北卒業生で 試合対決だけは出来るかもしれないね。

         雀鬼




はい、今の対抗戦はくじ引きなので、 誰がでるか分からないのが面白いところです。 ですが、それぞれのチームで出て欲しい人を引けなかったりと、 下北も町田もリーダーの引きに皆で一喜一憂しています。 平本リーダーにはそろそろ、 金村師範を引き当てていただきたい今日この頃です。
(緒方)

■2011年12月3日(土) Vol.1885

社会が豊かになると、 自立らしきものが発生する。 自分達だけの世界が出来て、他は無関心。
貧乏だと、 隣同士困った時に助け合う精神が生まれる。
昔、向こう三軒両隣ってあって、
「しょう油を1合貸して」 「みそを少しあるかしら」
なんて隣同士で、 無い物を借り合った時代があった。
貧しいと隣りが大切な関係になる。
貧しくなりたかねぇからって、 よそへ奪いに行くのはまずいけどね。

「貧しい世が来ても、  楽しく、生きられればいいんだけど」

         雀鬼




他への無関心、世間ではどんどん大きくなっている気がします。 自分にもそういう冷たい部分はあるのですが、 そういうのはなるべく小さく治めて、 向こう三軒両隣の温かさ、ぬくもりを大切に、 周りのみんなの笑顔と、日々過ごして行きたいです。
(緒方)

■2011年12月2日(金)その2 Vol.1884

あっという間に12月に入ってしまいました。 今年の12月は俺にとって特別な師走になります。
「もういくつ寝ると……。」
23年前の今頃は俺の周りに集う若者達と、 「牌の音」という道場が開店されるのを 今か今かと千秋の思いで待っていたものでした。
3月に入って同時オープンした 「牌の音」の下北と町田。
あれから23年。 走り回っているだけだったが、 道場生から多くのものを頂いた。
俺って頂いてばかりだった。 そろそろ、捨てたり失わなければ いけない時期がやってくる。

11月まではスケジュール表がいっぱいだったが、 どういうわけだが12月は取材が一本だけ(笑) 原稿は2本あるが、こんなもんはやっつけ仕事。 皆さん忙しい中、こんな暇でいいんだろうか。
船に乗って世界一周もいいが、 ぶらりぶらりと大陸へ渡ってアフリカ辺りまで ほっつき歩くのもいいかもしれない。
一人旅っー、俺出来んのかなー。 背中にリュックしょってね。

         雀鬼




    「こんな体験は今ここでしかできない。      いつまでもあるものではないんだ。」
    その思いで「今」を続けている道場生ですが、     ずっと前から言われていることが     またひとつ現実となることを受け止める時が近づいてます。
    会長なら世界中どこへ行っても、     どうにでもなるでしょうし、     魚とも鳥とも遊べると思います。
    ただ、午後ティーと濃いお茶持って、     ついて行きたい道場生が     けっこういるんじゃないでしょうか。     橋本サブマネあたりがこっそりと・・・。
    「一人」旅をするには     まず忍法を使わないといけないかもしれません。
    (歌田)

■2011年12月2日(金) Vol.1883

縦30cm、横25cm、 まあでっかいシクラメンの花のような赤い箱が 宅急便で3つ届く。
「何よこれ?」
「ばななさんからです」
開けてみるとこれ又でっかい 8角形のパンが入っている。
手を突っ込んで一口頂く。 甘いお星様を食べてるよう。
さすが朝日新聞の天声人語で 「食いしん坊」と紹介されていたばななさんらしい。 女性らしくて、何か外国風。
男の俺には気が付かない一品でしたが、 袋から出さず、 皆んなして手を突っ込んで食べている。 道場生はこんな上品なパンを やっぱ下品に食べてしまうのです(笑)
遠くの卓の上には、パゲラが拾ってきた安いパンが 20個ぐらい乗っていた。
今日の一食めは、 床屋に向かう娘の車ん中で マックのパン1個。
めったに食わないパンなんだが、 どうして今日、パンばかりなんだろう。
「パンの日かいな(笑)」
俺らが幼かった頃はパンも配給制で、 家族宛に定められた食券を持ってパン屋さんに。 菓子パンなんかなくってさぁ、 食券1枚で1斤の量の食パンか、 コッペパン3個買えた。
コッペパンに味噌をぬって食べたっけ。

         雀鬼




ばななさん、いつもいつもありがとうございます。 グルメなばななさんから送っていただく品物に、 食い意地がはっている今川さんが大喜びです(笑)
今川さんもかなりの食いしん坊ですが 美味しくない物をうけつけないので、 いつか不味いものを沢山食べてもらおうと思います(笑)
(ダッチ)

■2011年11月30日(水) Vol.1882

羽生先生は凄まじいほどの一手を指される。 常人じゃとても思考が定まらない、 羽生先生なりの思考の一手。
出版社の望み通りの一冊の本が出版されているが、 担当者からのメールに、
「今回はお仕事でなく、  一個人としてお引き受けいたしましたのでと、  印税は固辞なされました。」
という。
こちらの方こそ麻雀屋のオヤジという分際で、 天下の勝負師と2日間にわたって 長時間の直接のお話を賜り、 この上なく楽しくて、 踊りたくなる貴重な時間を頂いたことは 間違いありません。
お話ししている時からこの方は凄い、 とても差しで語れる方ではないことぐらい 分かっているつもりでしたが、 次から次へと指される一手に 投了どころかとてつもない思考力を感じ、 困惑の中にも、たった一度だけでも そのような人物に出逢えたことの不思議すら、 感じずにおれません。
自分の中で何故か、
「やってはいけないことをやってしまった」
ような気持ちが走っています。 どのような処置をしたらいいのかと、戸惑っています。

「おみごとです!!」

         雀鬼




会長と羽生先生の出会いの中で、 お金では考えたくない気持ちや繋がりを見せて頂き、 こういうお話を聞かせて頂くとシンプルに格好良いし、 凄いなぁと思わせて頂けます。
(ダッチ)

■2011年11月27日(日) その2 Vol.1881

発売された羽生先生との対談本に、
「この本、ほんとにおもしろいです!! みんな許しちゃうくらいに!! ばな子」
と短いメールがよしもとばななさんから届く。 ばななさんは本物の作家さんですから、 こういうメールを頂くと嬉しいもんです。
俺なんか月に数冊しか本を読めないのに ばななさんは月にどれほどの本を読まれているんだろうか。 良かろうが、悪かろうが、 ばななさんは必ず御返事をくれる。
食いしんぼのおにぎり好きのばななさんと天声人語に・・・。 そうかもしれないね。

         雀鬼




(編集注) 写真は本日の町田道場の一風景。 本文とはなんの関係もございません。 あしからず。 にしても、いったいなにをしているんでしょうね(笑)

雀鬼会の中でもファンの多い 羽生先生との対談本が販売されました。 対談のため、来道場された日、 道場には羽生先生の姿を見たいと多くの道場生が集まり、 自分もその一人でした。 とても柔らかい笑顔を浮かべながら 会長と楽しそうにお話しをされていた姿が 今でも思い出されます。
町田・ヘッド


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