■2011年6月11日(土)その4 Vol.1670
23年前の3月28日に道場をオープンさせて、
279ヶ月が経つ。
下北道場の最古参である、怠け者の多田の顔を
随分と長く眺めてきたもんだ。
思えば生まれた子が大学を卒業した年月。
順当に育てば、社会人の立場になっている。
今は6月中旬を迎える時、
そこから後6ヶ月もすれば、
多田が願う卒業式が来てしまう。
279ヶ月伴に歩いた者から見れば、
残る6ヶ月がどういう型で存在するのかは分からない。
その頃になって開放感とか、
達成感っていう気持ちになれるのだろうか。
285分の6が今期なんです。
一年一年、一期一期やってきたものが姿を消す。
区切りとか踏ん切りも人生にはある。
決めたことをやってきて、
決めて終わる。
今までも一つの姿だったが、
これからはどんな姿があるんだろうか。
たった一人の師と弟子達の関係の糸がもろくなって、
プツンと切れてしまうかもしれない。
たかが麻雀道場だったが、
されど俺の生命線だったことは確かでした。
第41期雀鬼会開幕戦、前日の深夜0時40分記す。
雀鬼
はい。
会長とは、自分の人生の半分お会いさせていただいております。
今期が終われば、卒業式?
正直、今は実感がありません。
いまだに、きっとまだ続くんじゃないかな?
なんて思っている僕もいます。
今日からはじまる第41期がどのようになるのか、
今はそっちのほうが気になります。
今日は、初戦。
前期の最終戦も金村との試合だったけど、
今期の始まりも金村との試合です。
打ち合える喜びをかみ締めて、臨みたいと思います。
(多田)
■2011年6月11日(土)その3 Vol.1669
行きつけの床屋に行く。
担当の店長が床屋らしくない男っぽい姿で迎えてくれる。
隣では2才の孫のアオトがちょこんと座って、
髪を切ってもらっている。
おとなしくいい子に、俺よりも落ち着いている(笑)
髪を洗う場所へ移動。
そこでも大人用に作られた洗髪台で、
背を倒して動かずいい子だ。
2才の子で、こんな姿を初めて見ましたと店長達。
俺の孫だものなーとは、
決して言えない姿だった。
店長の左手に違和感を感じる。
終わった後に、
少し腕を押すと、痛さで冷や汗を流す。
「待ってろよ」
とちょっくら手当てしてやる。
「もう治ったよ」
違和感があった左腕をぐるぐる回して、
「不思議だぁー、何をしたんですか?」
「何もしてない、ちょこっと触れただけ」
散髪代は高かったけど、
店長の治療代はただ。
道理に合いませんが、それでいいんです。
雀鬼
実際に体験された店長さんも相当驚かれたと思いますが、
会長が体調の悪い方を、
ちょっと調整する感じで治される姿はよく見かけます。
不思議な力というよりは、
人の身体や心の違和感を感じる所を、
ちょっと触れたり、動かしたりして、
正しい方にしてあげてる感じがします。
そういう事が出来るのも、
会長の人の身心を感じる飛び抜けたセンサーというか、
感覚があればこそと思います。
それにしてもアオちゃんスゴイです。
床屋さんでのちょこんとしている姿、自分も見たかったです。
(ジーコ)
■2011年6月11日(土)その2 Vol.1668
我が家には、
鬼の棲む場である俺の部屋がある。
大人は入れないが、遊びたい幼子や、
お願いにやってくる幼子だけは入室を許される。
鬼の部屋にしちゃ、
毎日幼子の目一杯の笑い声が部屋に溢れる。
ところが先日、
この部屋に幼子が3人遊んでいたら、
気付くと大人が6人も入り込んでいやがる。
「何だ、まるで俺のお通夜みてえじゃねえか」
で大人達も笑う。
10何畳かある俺の部屋だが、
身長180cmを越える俺が横になる
セミダブルのベットが2つあり、
本棚から溢れた本もつみあげられているから、
広いようで広かない。
俺らの一家が集まる場所は、
リビングがあって、そこで集うのが我が家の掟。
大人は俺の部屋に入室禁止!!
たとえそれが女房であってもだぁー(笑)
鬼には鬼のやり方があるってもんだ。
雀鬼
みんな可愛い会長のお孫さん達。
そんな可愛いお孫さん達が集う、
会長のお部屋を一度見てみたいものです。
(ジーコ)
■2011年6月11日(土) Vol.1667
厳しい雨が降り続ける週末。
町田道場にナルコ週番長率いる主だった者が
明日の開幕戦を控えて打ち続けている。
体調を崩し易い時期に、
目標に向かって厳しいことをやることで、
体調を維持するだけでも大変だ。
久し振りに名古屋勢の竹田の姿もある。
何故かあのチャッペもくっついて来て、
隅っこの卓で「ひじ打ち」で打っている(笑)
生まれ持った身体を動かすことで、
癖がついてしまう。
良ければいいが、
悪い癖は取ってやろうと導いたんだが、
苦労して取ってやっても、又すぐに戻ってしまう。
癖って自分の身体の中から、
ニョキニョキと自然に生えてしまうもの。
性質が悪い癖がある。
曲者って善悪を抜きにして、
くっついてしまうんだよな。
下北でも横チン大将が頑張って、
あの怠け者の多田も今打っているらしい。
東北大災害で、
身心をやられちゃったしげるの顔もあるらしい。
福島出身のしげるもヤンマーも、
ひどく暗い方へ落ち込んでいる。
少しでも何とか立ち直って欲しいもんだ。
第一週目の競いも、
横チンが前を走って、
ナルコが中盤で追いつき追い越した様子。
仲間を思い、道場を大切にし、淋しさを作らないための、
「存在の有り方」を競う型にしたのが週番制。
何てったって、
これが無ければ始まらない1番大切なものとなり、
2番手に、癖を殺して良い流れを作る為の
四人の打ち手による「卓点評価点」がある。
3番手に得点に競いを置く。
そんな一期がナルコと横チンから始まった。
雀鬼
週番に選ばれた!
週番長スーツでビシッと決めて、、、
でも、今回は本数対決。たくさん卓が立たないとだめ。
ただ打つだけでは勝てない・・・。
とにかく、町田の皆さんにメールで呼びかけました。
すると、平日の1時から打つ人や、
麻雀をしないと目まいがする、と言い出す人が現れたり、
週末に来るBIGさんが金曜の夜に来たり、
そういうみんなの行動がうれしかったです。
気付いたら、100アップしてました。
なんですってぇー!
(ナルコ)
■2011年6月9日(木)その2 Vol.1666
名人戦、羽生名人3連敗したところから、3連勝した。
「かっこいいー!!」
こうなったら、
最後の一番もものにする姿を見てみたい。
とにかくかっこいい。
本物の勝負師って、憧れちまうな。
正直、俺の人生で将棋の名人戦でこんな気になる勝負って、
初めてのこと。
勝負には実力もあるが、流れもあるからなー。
もちろん運もある。
羽生名人クラスになると
必要要素を全て持ってるもんなー。
大一番って・・・。
雀鬼
やっぱり会長は、
結果をすでに感じていらっしゃるのかもしれません。
最後の最後まで楽しめる僕らのことが、
うらやましかったりするのかもしれません。
申し訳ないとは思いつつ、
とにかくシロウトの自分は結果が楽しみです(笑)
(小島)
■2011年6月9日(木) Vol.1665
来る12日の雀鬼会本戦に向かって、
両道場が動き出した。
やる以上、みんなが楽しめるような企画を入れて、
盛り上げようとなる。
俺だって、ない頭を使っていくつかの案を出した。
何でもそうだが、現場感覚を大切にして、
スタートから加わった方が楽しみがついてくる。
楽しみや喜びと競争するのが雀鬼会でもある。
厳しさも楽しさがなければ乗り越えられない。
存在感を表す打数対決も始まって4日経つが、
「打数は弱いよ」の下北が、
横チン週番長のもとで町田に勝っちゃっている。
町田は実力が数段落ちるんだから、
この競争には負けられない。
町田の週番長である居眠りナルコも奮闘しているが、
残り3日で巻き返せるのだろうか。
雀鬼会では実力はずーっと低辺にいる横ちんとナルコが、
道場を引っ張る役を勤めてるんだから面白い。
誰でもなれる主役。
持ち回りで主役に週がやってくる。
第1週目の横チンとナルコは
そこそこいい味出して気持ちがいいもんです。
雀鬼
動ける奴が動くやる。
それが雀鬼流。
週番の一番槍は俺。
男の下北勢ガッツリ打とうぜ。
(横チン)
■2011年6月7日(火)その2 Vol.1664
毎年、この時期になると千葉の板倉から、
八街の西瓜が我が家と両道場に届く。
夏の早取りを感じながら、
甘いスイカを皆して食べる。
幼い頃から夏が来るのを待っていた俺。
夏が去って行く淋しさがあった。
が、今年の夏はどう過ごすんだろうか。
もしかしたら、海にも近づけず、
蒸し暑いコンクリートジャングルに留まるのだろうか、
そんな夏が数年続いたら、俺らミイラになっちまう。
海遊びすら、あーだこーだと諸問題があって、
昔のように楽しめない社会事情もある。
都会の夏じゃ川原にビアホールに連れてってもらうほか、
涼はないかいな。
それとも混み合ったプールかいな。
まあ、年に合ったことをすればいいのかな。
ああ!!つまんねえ。
雀鬼
今年も“夏の風物詩”西瓜の時季がやってまいりましたので、
会長はじめ、御家族・道場の皆にも夏の訪れを送らせて頂きました。
会長には、夏の海が似合いますので、
川原さんには、どうか“コンクリートのビアホール”ではなく、
自然の海へ御案内して頂きたいです。
(板倉)
■2011年6月7日(火) Vol.1663
城西苑さんの焼肉弁当買って来てと、
娘から二度も下北道場に電話が入る。
新宿の帰りにちょっくら寄れたのに、
「9時48分の急行で帰れますか」
と指名まで入る。
娘にはアオちゃんという強い味方が居るから、
俺も弱い(笑)
この日の下北メンツは金村や多田や花岡までいて、
濃い味を出している。
どの卓もそれなりの麻雀を打ち合っている。
町田の柔っかいメンツに比べると、
高校野球とプロ野球ぐらいの差がある。
時間がせまって来たところで、
川原や牧野やシャボ相手に勝ちっぱなしの多田の卓へ。
川原をどかして忍び込み、
多田と牧野から焼肉弁当3人前分の代金を出して頂く。
毎度ごちそうさま。
9時48分の電車に乗るために、
土砂降りの雨ん中を傘をさしても濡れる中、
歩いて駅へ、恒を置いて、小鉄と先に出る。
9時48分の電車には恒も間に合い、
車内で下北はそれなりのメンツが集ると、
「濃いよな」
と三人が見て来たままの話しをする。
下北の町は変わっちまったけど、
町田っていう中途半端な町に比べれば、
数段味わいがある。
町田はガシャガシャした町だが、
下北にはまだ「粋」が残っているし、
オシャレだよな。
それなのに、それなのにだよな、
俺だって、金村だって、凄え淋しいんだぜ。
何でこうなっちまうんだろうかねえ、
まったくよー!
雀鬼
過去も未来もないはずの雀鬼流ですが、
下北での思い出は大切にしたいです・・・
(そこへ)
「まだ今期始まったばかりですし、
悲しむにはまだ早いんじゃないですか!?」
ってロックンローラーが・・・
会長、とりあえず僕たち、走りまーす!(小島)
■2011年6月5日(日) Vol.1662
又、下北に来ちゃった。
多田や陽太が、
嫌な奴が来やがったっていう顔している。
知ったこっちゃない。
川原が明るかったら、それでいい。
昼過ぎから、新宿の歌舞伎町まで、
松井大二郎が久し振りにメインを張る総合格闘技を、
恒と小鉄で見に行く。
試合は13試合ぐらいあったらしいが、
最後の3試合だけ見る。
会場は小っこい。
昔し新宿時代キャバレーだったところが試合会場となっていて、
縦に10列ぐらいしか席がない。
まあ箱が小っこいから、
見やすいって言えば、見やすいんだが、
ずーと観させてもらったプライドに比べると、
試合内容が物足りない。
オタクやマニアならともかく、
何で俺がここに居るのか、
少々の異和感があった。
大二郎は前より動きが良かった。
試合前にリングに立つ相手の選手を観察すると、
右半分が弱点に見える。
試合中、あの可愛いらしい目で俺を見る大二郎に、
右肩を指して伝えるが、
大二郎にはうまく伝わってなかったらしい(笑)
試合は引き分けだったが、
俺の判定では大二郎の勝ち。
リング裏で少々身体を使って、
いくつか指導してやる。
そばにいたお相撲さんにも質問に答えて、
身体使いを・・・。
出場した選手達が脇を通る中で、
この爺さんは何をやっちゃってんだろう?
と思ったことだろうなー(笑)
川原、
「ロックン・ローラ、よろしく!!」
政治の不信任なんだらより、
AKBの総選挙が気になる俺でした。
雀鬼
下北満卓デーに会長が降臨!
多田さん陽太はじめ、
並いる面子にザクザク球をとばされては笑いを弾けさせる。
焼鳥屋「駅」のマスターの差し入れも好評を頂く。
何が起こるか、どうなるか、
出たとこ勝負のノリ勝負、
途切れることなくアクションあふれるノンストップ感、
・・・・それがロックンロール・・・。
会長、今日もありがとうございました。
(川原)
■2011年6月4日(土) Vol.1661
土曜の9時、
昔ならかき入れ時だったが、
週末リーダーのBIGが居て、
キノコ荘の御近所組の恒と小鉄と理絵で
ひっそりと卓を囲んでいる。
一週間後ぐらいから、
雀鬼会本戦がどうやら始まるらしいが、
やる気があるのか、ないのか、
てんで手応えを感じない。
もう、「ついて来い」とか、
「やれよ」とは言いたくもない。
やれればやるし、
出来なければやめりゃいいこと。
誰かが花火を上げなきゃ、
夜空は明るくならない。
灯した明かりは
何時かは消えるものと受け止めています。
来週から又、出版物が重なるし、
シャボ基金の後始末もシャボと橋本でやらなきゃいけない。
まあ、やるべきことがあるうちは、やらなきゃね。
とうとう夢だったエベレストには登れなかったが、
これから何したいと自分に問うと、
全て体力と気力が絶対値となる。
例えば息子と男の子の孫を連れて、
世界の辺境やスラムなんかを予定もなく歩き回りたい。
冒険をしたい・・・、
が体力と気力がもうねえもんなー。
でももしかしたらやるかんもな。
雀鬼
何か面白いこと、楽しいことをやろうとすると、
ちょっとハードに身体を使って遊ぶこととなるので、
体力と気力は確かに必要です。
実は会長はまだまだいけると思うので、
ブラジルのアマゾンやアフリカの大地やら、
世界一周の冒険旅行も出来る!!と思います。
(ジーコ)