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■2006年9月19日(火) Vol.250

太陽は全ての生命を生み出す。 陽が昇ることで生命が動き出す。
昨日は町田道場で、8卓全卓を使った月例会を、 志村支部長が作ってくれた。 32名も集めれば、麻雀を打ち切れない者達も続出するが、 麻雀内容は落ちているが、にぎわいがあった。 少数精鋭もいいし、四天王クラスが打ち合う麻雀は美しささえ作るが、 上手下手なく混ざり合って楽しむことも、 それと同じくらいの喜びがある。
その日32名以上が道場へ一人一人来道していたが、 志村が入って来てそこにいると、陽が昇る。 助っ人として下北本部から選抜の樋口が参加してくれて、 奴も同時に太陽の存在を示してくれる。
太陽エネルギーの必要性や、 明るさが大切なことは分かっているが、 人の持つ資質とし、その人の持つ明るさ、元気の良さは、 周りにいる者全体を照らしてくれる。 そこに32名以上人が集っても、 人としての明るさを持てる者は、 志村と樋口の二人きり。 他の者達は、二人が灯す明るさの中で光っている。
たった二人で30名以上の者達を、 損得や計算抜きに明るく出来る要素は、 他の能力や知識や情報や学問よりも、 必要不可欠なものであると思う。 深夜族の俺なんだが、どうも暗いのは苦手だ。 暗い話や暗いムードてぇのは、大嫌いてぇ感じ。
人が生活すれば、明るい話や暗いことにもぶつかるが、 そんな中でもだよ、 自分を明るくさせ、周りまで明るさを灯す奴は、 俺、貴重だと思うぜよ。
そこの暗い人、 そこの自分だけ楽しんでいる人、
若者だったらああだこうだ言ってねぇで、 周りを明るくさせてみろよ。 他人の力や明るさの中で息を吸ってんじゃねぇよ。 明るく行きたいんだが色々あってねぇ・・・、 なんていいわけぶっちゃ暗い奴。
志村にしたって行事の他に、地域のことや、 若い割には金にもならないことを色々やっていて、 個の時間などほとんどない。
樋口なんかは、書いていいかどうか分からんことだが、 10年前に道場に来た頃からずーっと、 己の父親に殺意を持っていたほどの、 憎しみやうらみからトラウマで抜けきれなかった。
二人とも家庭や社会を暗くする大人達を、 許せなかったんだろうなー。 ならば自分の願いは親や大人に頼らず、 自分から明るさを発せればいいと生きてんだろうな。 明るさを売りものにせず、 これからも周りの人々に、 明るさを配って突き進んで行こうぜ。
なー、志村。 なー、樋口。
安田、木津、とも子。 奴等は三人集っちゃ、周りを暗くしやがる(笑) あにやってんだかなー。

        雀鬼


とても明るく「玄米一族の陰謀」を企てていました…v(^_^)v
…が、とも子がケーキの暴飲暴食に走った事と、 ヒーラマンが玄米さえ食べない日を送った為、 内部分裂して失敗に終りました…(T_T)

       安田潤司



■2006年9月18日(月) Vol.249

身近な方が亡くなった。
死とは究極の孤独であり、 自立であると思う。 俺はまだ生きているが、 生かされていることを感じてしまう。
道場に来れば、 そこに一つ一つの生命の存在があり、 結びつきと絆を持っている。 一人一人が俺にとっての生命体であり、 細胞の一つでもある。
過去は過去の結びつきで生きていた。 今は今ある他の道場生等の、 一個一個の生命体の存在と結びつきで、 生きられている。 そう思うと他人である君、 君等一人一人が俺の生命体である。
生命を保つために、毎日毎日の食事を味わう。 うまく食えたり、まずく感じることもある。 人との結びつきもふれあいも、 うまくいったり、まずかったかなーと思うこともある。 毎日食を味わえることは幸せである。 体調を崩して食欲を失ったり、 病気によっては食を選択しなければならないこともあるし、 全く食を味わえない体力の人々もいる。
当たり前のように食を食い、 当たり前のように他人とのふれあう日々あるが、 食える喜び、人の結びつきがある感謝を、 今、さらに強く思っている。
良い味を出す人もいる、 苦い味を出す人もいる、 ショッパイ味しか出せない人もいるが、 その個々全てが今は味わいとなって残る。 彼等とのふれあいがある以上、 俺の生命は維持される。
そしていつか、食が受けつけない、 食を失う日々がやって来る。 何人にもその道は、宿命となってやって来る。
道場にやって来て3人にしか会えないと、 3人の喜びしかない。 10人いれば10人の喜びがある。 たらふく食えなくともいいが、 それなりの人々とのふれあいを保っていたい。
食えることのありがたさ。 動けることのありがたさ。 選べることの大切さ。 人とのふれあいを作ってもらえるありがたさ。
若き生命を身近で感じとれる今を、 もう一度、大切にしよう。 でなければ、淋しがり屋の俺は、 孤独になってしまう。
それはまだ早い、 もう少し待って欲しい。
俺も頑張るからさぁー(笑) 食も大切。 君等も大切なんだ。
安田ぁ〜!! 俺、感傷的かな。 黄昏気味かい? 俺にだってロマンティスな部分があるんだよ。 他の弱さを知って、 己をしっかり歩みたいと思っているだけかもな。
        雀鬼


愛犬・クーちゃんと。

■2006年9月17日(日) Vol.248

下北・町田道場に置かれている雀鬼会レポートという ノートがすでに千冊を越えている。
道場生全てに開放され、その時その場で思っていること 感じた事を書き述べる交換ノートであり 俺も道場に来道するとまっ先に目を通し、チェックし 俺自身も感じた事を書き連ねてきた。
その他にも、俺と内弟子であるスタッフ伴に書きのべる 悟り帳があり、全てを重ねると1500冊程にもなる。
今年の初めに雀鬼会のHPが出来てからは、 その分野が道場内からHPと変わっただけで、 日々HPに更新するようになっただけ。
今までなら下北道場で書き残した文章は 町田道場には伝わらず、その逆の部分もあったが、 HPのおかげで今や支部や同好会や、一般の方々まで ありのままの姿を伝えることが出来ている。
うちのHPの更新の進みは一般に比べると早いという。 俺自身他のHPをのぞく能力がないから定かではないのだが、 そのスピードも俺にとっては 雀鬼会レポートの延長上にあるだけだから 進めることには何等苦労がない。
HPは外にも通じてしまうものらしいが、 あまり外的意識がなく、 内側の気持ちで書き続けてきた。
町田道場で書くことで多くは、 本部の安田あてのやり取りも多くなった。 安田のつっこみに俺がボケる。
まぁおれも年だから、ほおって置いてもボケてるもんですから、 そのまんまてぇいうことで 楽チンである。
という事で外側の方々には、非礼や無礼が多々あっかも知れませんが 久らくはこのまんま行きますのでよろしく。
        雀鬼


18日は町田でJrの予選がありまーす。

■2006年9月16日(土) Vol.247

前回のレポートを読まれた、「日本を美しくする会」の新上さんから お便りを頂きました。


桜井会長!何時もお気遣いいただきありがとうございます! 毎朝HP(REPORT)見させていただいておりますが、 桜井会長のお言葉が、私の腐った心にメッセージとして沁みこんで参ります。
(レポート Vol.246より) > 寂しさや、苦しみや、悲しみに  やさしさで、近づいて行くことより  他人の喜びや楽しさを、  伴に味わえる方が、  健康な時なんだろうなーと思っています。
「健康」→真の幸せなのでしょうね!会長!(感謝です。)
…新上政広 拝
追伸…10月8日の夕食会の件ですが、 桜井会長ご夫妻・木津ご夫妻・安田ご夫妻・村瀬ご夫妻・ともちゃん・(誠っちゃん!?)
私的には奥様ご同伴のほうが嬉しいのですが、やばいですか?!皆さんが…>>>???  ワッハッハ!!!
以上・・・新拝(しんぱい?)


えーー、ベタベタのリアクションありがとうございますm(__)m さっそく、会長からもFAXを頂きました。

お側アレルギーの新上さんから 毎朝HP見ていますが、
「桜井会長の言葉、"腐った心"が  メッセージとして染みこんでおります。」
さすがで御座います。 私の心は、腐りきっております。
女房に大阪へ行っていいかなー 少々お金も必要なんだけどーと聞くと、 新車買っちゃったからとダメ出しされた。
又、ダマテン。 更にダマテン。 これで何回目だろう。 10回はとうに越えて、 20回目ぐらいのダマテンの新車が届いていた。
懲りない人は、何度となく繰り返す。 それも秋の夜更けのように深まり、 俺の心を静かにさせてしまう。
このままじゃ俺の心の中まで 腐りきっちゃうので、 ダマテンで10月8日には、 大阪へ行く覚悟を決めた。
「物を欲しがるのは、心が貧しいからだ」
パパラギのツイラビ酋長の100年前の言葉。 心の貧しさ、心の弱さ、心の不安を 燃料にして生きている者達もいる。
なんか秋っぽい文になっちまった(笑)
       雀鬼


ということで、やや黄昏気味(笑)の会長ですが、 10/8「第2回 楽しいふれあいの会」にご出席頂けるようなので、 ちょっと安心しました。
さて、「第2回 楽しいふれあいの会」ですが、 残席がいよいよ、後わずかとなってきました。 お申し込みがまだの人は、迷わず遊びに来てくださーい。 ちょっとした旅行気分で。
鍵山先生と会長と木津さんだったら、 同じ場所にいるだけで、 間違いなく免疫アップしますよー! 実際、僕等がそうですから。
僕等、雀鬼会選手も当日は 大型マイクロバスをチャーターして、 みんなで遠足状態で会場に向かいます。
当日の打ち合わせはいつも通り、 バッチリ無し!!
いやぁ〜、 どんな一日になるかとっても楽しみですねぇ…(^_^;)。


Jr選手のシャボと会長のお孫さんの温舟くんと選手部長の娘の有希ちゃん。 温かいなあ…うちの選手たちは…(^_^)v

■2006年9月14日(木)その2 Vol.246

日曜は、外を歩けば都会のヒートランド化か、 息がつまるような苦しい暑さで、 俺の進む足もまさに一歩一歩。
平らのコンクリートの道ですら、 階段を一段一段登るほどの重たさが 体内に積まっていた。
あくる日は、うって変わって 局地的な豪雨となりカミナリまで 落ちていた。
変化は、あって当然だがこれほどまでに 極端に変わると、徐々に起きる変化に なれた日本の四季人の体調も、心調も 追いついて行けまい。
水曜日には、急用が起きて、 他県まで足を伸ばす。 待っている先には、長年、生き得た 者達の最大の悲しみや寂しさが控えている。
人は、楽しみを求めて進む時もあれば、 悲しみに出逢いに、 歩を運ばなければならない時もある。
冷雨が降る中、 雀鬼会Tシャツを二枚重ね着して、 その上にサマーセータを二枚着る。 それでも寒い。気候の変化以外に、 自分の体調の変調が寒さを 感じるのだろうか、もう一枚 雀鬼会トレーナをはおり 車の中に毛布まで用意する。
数時間かけて、悲しみ寂しい つらい立場の場に、久しく身を置く。
そこにおられる人々の心の冷えが、 俺自身にも、身近に感じる。 この年になると我が身ですら 他人事が、間近に感じてしまう。
数日前は、Tシャツ一枚でも、 息苦しい暑さを感じていたものが、 今日は道場で、セータを着ている。
その数日の変わり様は、 砂漠化土地にも人々の心にも、 何も生えない環境が 近づいているんだろうか。
「急激な成長や進歩という変化にとまどい、  ついて行けない俺」
「生きてることにつかれている俺」
10月8日(日)の「ふれあいの会」に、 大阪は遠くてかったるいし、 金もかかるけど、行ってみようかな。 と、思っている。
鍵山相談役と木津さんから 元気と明るさを頂いて、温度差を調整し、 バランス感覚を取り戻さないと、 このまま体も心も冷えきっちまうかもな。
9月半ばなのに、すでに五枚の重ね着、 このまま行けば、今年は十二衣重の記録を 作れそうです(笑)
俺、思うんだが< 寂しさや、苦しみや、悲しみに やさしさで、近づいて行くことより< 他人の喜びや楽しさを、 伴に味わえる方が、 健康な時なんだろうなーと思っています。
       雀鬼



もう、ジャケットを着る季節なのかなあ…。

■2006年9月14日(木) Vol.245

プライドは、30人ぐらいの道場生等と見に行き それぞれが、俺が感じた試合のことを聞きたがって、 俺の観戦記に耳をそば立てて来る。
新宿駅で帰りのロマンスカーの来るのを待っていると、 中心に立っていた俺に向かって刺客の手が…。
新宿時代は、色々あったから ねらわれても仕方あんめいと思いきや その刺客はいきなりドスを突き刺して来る。
ところがギッチョン、 瞬間に伸ばした相手の手を握る。
「柔らかい」
「好きです、好きです、好きなんです」
のセリフが並ぶ。 俺も間を置かずに、
「俺も好きです」
と、一言。
その刺客は、年の頃20と5才ぐらいの普通の女の子。
「ファンです。握手して下さい」
は、多々あるが、見ず知らずの女性から こんな直球は、初めてであった(笑)。
まぁ俺って今やかなりのくそじじいなんだが、 それなりの大人達から認められるよりも、 若い男の子や、女の子に 好意を持って頂けることの方が嬉しい。 大人が皆んな若者達に好かれればきっと いい世の中になると思うぜよ(笑)。
群馬のJCの連中からも、 熱い手紙が何通も来たが遅いんだよ。
俺はそく、育男にお礼の電話と 俺が会場から追い出してしまった方への処置を お願いしておいた。 別にその方に罰をということでなく
「よろしく伝えておいてね」
とね。 今度は、よい出逢いが出来ることを願ってる。
「お前等、本当に間に合っていませんよ」
ところで安田、 俺も子供の頃から側アレルギーなんだ。 そこんとこは、しっかり気を使って下さいよ。
俺も新上さんと同じ弱点があるとわなぁー

まぁいいしょ……。
       雀鬼




■2006年9月13日(水)その2 Vol.244

さてさて、いきなりですが、告知を三つ。
まずは10月8日(日)の
「第2回 楽しいふれあいの会」
お申し込み頂いた方で、「予約確認メール」が届いていないという方が 何名かおられました。 一応、本日の夕方6時までに申し込まれた方には、 全員「予約確認メール」を送らせて頂いてますので、 申し込みされて2日以上、届かないという方がいらっしゃいましたら、 お手数ですが、牌の音(03-3481-8141)までご連絡下さい。
また、当日の席はまだあります!!! 何度も書いてきましたが、
鍵山秀三郎先生、桜井会長、木津龍馬さん、
という御三方が、一同に介する機会はもう二度とない!!!(当社調べ)
「やりたいことが見つからない」
「生きていて結構つかれる」
「刺激を求めて生きるのにも飽きた」
「自分を変えたいけど、多分変わらない」
「人間関係にちょっと疲れた」
「もっと打ち込める何かがほしい」
「時間があるとパソコンに向かっている」



そんなあなたが粋に活きるキッカケが
必ずここにある!!!
(はず…)


そして何よりも、
「行ってみたいけど、大阪は遠いし、お金もないから……」


そんなことを言っちゃダメーーー!!!


感じて動くのが、楽しく粋に活きる基本です。 損得の計算はあの人たちに任せましょう(誰だよ…)。 躊躇した瞬間にはもう間に合わなくなります。 瞬間は愛なり。 「行きたいなあ」と思った感覚を大切にしてください。 では、今すぐ迷わず予約入力フォームへどうぞv(^_^)v  

そして、二つの告知は、
「勝利を呼び込む「無敗」の法則‐雀鬼流麻雀道場 下巻」
9月27日発売!!



発売日を思いっきり延期しまくってダマテンの竹○房に変わって、 ここで発売告知(今度は大丈夫だろうなあ…)。
下巻はなんと、雀鬼・桜井会長が自ら卓に付いています! 上巻の楽しさはそのままに、麻雀は雀鬼レベル! マジで二度と出ない麻雀本です。 では、今すぐ迷わずアマゾンで予約だーv(^_^)v

そして、三つ目の告知は、
木津龍馬「スピリチュアル・グリーン」10/2発売!!

ジャケットはまだ、完成してませんが、 表紙に使われてるカッコイイ写真を初公開!!



スピリチュアル、食、病、健康、エトセトラ…。 木津龍馬さんに聞きたいことがある人は、 まずこの本を読め!!! (そうすると、木津さんも少し楽になります)
以外にも発売前に、アマゾンに注文殺到!! 当日本屋で手に入れるのは、困難かもしれない。
ということで、今すぐ迷わずアマゾンで予約だーv(^_^)v

と、告知三昧の今日ですが、 「楽しいふれあいの会」は当然のことながら、 「雀鬼流麻雀道場 下巻」「スピリチュアル・グリーン」も、 心を込めて創っています。 興味がある人は、ぜひご覧になってくださいませ。
では、10月8日に大阪でお逢いしましょう。
          安田潤司

■2006年9月13日(水) Vol.243

プライド無差別級GP決勝の日は、 今年一番の暑い一日だった。
会場へ向かう途中の暑さ、 この暑さは、身体の弱い方やお年寄りにはきついな、 病人はさらなる病が悪化してしまうと、 周りにいる、病を持った方達を案ずる暑さだった。
フジテレビは逃げちまったけど、会場は超満員。 逆風が吹く中、多くのファンが集ってくれたことは良かった。
第一試合から、 うちの道場へ遊びに寄ってくれたり、 俺の講演会にも顔を出してくれた、 元ボクサーの西島洋介選手が登場。
リングに立った姿を見て隣の安田に、
「相手の膝蹴りが危ない、  西島はその対策や受けを知ってんのかなー」
と心配していたら、 首根っこをつかまれ、膝を入れられ、倒されて、 落とされて負けちゃった。 何か悲しい敗北だったよ。
そして二試合目に、ミルコとシウバの準決勝。
プライドが始まった当初は、 会場全体で日本人びいきというか、 プロレスラーびいきの応援が大半だった中、 俺一人が強い者は強い、 凄い奴は国を越えても認めるべきだと孤立していたが、 今や、ファンの目も肥えて来て、 ミルコとシウバへの声援が正しく飛びかう。
ミルコもシウバも、俺にとっては最高の選手。 どちらが勝ってくれてもいいんだが、 ミルコ6分のシウバ4分の違いが見えるが、 立ち合った両者、大きな動きが今だ見えない10秒後、
「ああダメだ」 「今日は何をやっても通用しない、終わっちまう…」
と少し大きめの声を吐き出していた。
五分の闘いが出来る両者だったが、 その日のリング上では開始10秒、 シウバは、ミルコの「間合いの中に」しっかりと捕らえられていた。
多分その瞬間を闘っているミルコも、 肌で感じ取っていたことだろう。
一方のシウバも、己の不利を感じてか、 修正、入れ替え、逆転の可能性を 本能で感じ取って、打ち合いに出る。 その可能性をミルコは冷静に断ち切っていき、 シウバは敗北に向かって凄まじい程突き進み、 KO負け。
イチローもそうだが、 ミルコも、マスコミや体制に媚びない、 我が心を売らない男らしい男。 その上で彼には、凄まじい程の勇気があり、 更に、的確に判断できる知恵がある。
ミルコの勝ち振りは見事なものだったが、 敗れたシウバも、壮絶な殉死である。
会場で、長い良きおつき合いをさせて頂いている、 シウバ側のブッカーKさんに逢う。
「シウバ大丈夫かい?」
「先生、シウバは勝っても負けても良い試合をしてくれますから…  試合前に先生に逢ってなかったのが敗北です(笑)」
まさにその通り、シウバは長いリング上、 何時だって手を抜いたり逃げるような試合をしない。 見事な闘士であった。
勝負は10秒経った時にすでに決まっていたが、 その後の2人の試合は、見事な勝者と敗者を作る。 この一試合だけ見れただけでもう 「ご馳走様」という気分であった。 ミルコ対シウバの試合こそ、 見なければ損ということでなく、 見ておかなければならない試合であった。
途中シウバのTKO負けもあったろうが試合は続行され、 ミルコがとどめの左ハイを入れる。 武士の情けを感じ取る。 その一蹴りで、シウバは意識を飛ばされたが、 ミルコの左足から腰への、痛みを感じ取った。 ミルコ決勝は、蹴りに頼れず、 パンチで行く他ないと案じる。
一方のノゲイラとバーネットの準決勝は、 柔らかい者同士の闘いで判定に持ち込まれる。 バーネットの猛攻を防ぎながら、 スタミナ切れを待つノゲイラは、 シロウト目じゃ不利に見えるが、 すれすれのところでコントロールをしていた。 俺の目から見れば、ノゲイラの微差勝ちを見たが、 その後リングサイドの現役の格闘家からも、
「先生、あれノゲイラでいいんですか」
と意見が重なる。
そして決勝でミルコがタップアウト勝ちして、 感情が静かなミルコが涙する。 普段なら試合が終わったら、即、席を立って帰る俺も、 久らくスタンディングオベーションの立場を取って、 ミルコの本物の強さを祝う。
ノゲイラは、何時もの彼でなく、 ミルコとシウバは何時もの姿だった。
その日の9試合の試合があったが、 本物の試合は、「ミルコ対シウバ戦」 一試合が抜きん出ていた。
途中顔見せ、試運転みたいな試合もあったので、 外へタバコを吸いに出ている時、 心やさしい松井の大二郎から、 西島が心が…。 来てやって下さい。
選手控え室に行くとそこにも、 心やさし過ぎる敗者、 西島洋介の悲しげな姿があった。
男の勝負の舞台裏って、 男ってつらいよなー。
       雀鬼




■2006年9月12日(火) Vol.242

おはようございます、安田です。
昨日は10/8の「楽しいふれあいの会」の打ち合わせに イエローハットの本社にお邪魔してきました。 応接室に通していただき、 「日本を美しくする会」の新上さんとお話していると、 鍵山先生もお見えになりました。
先生が入ってこられた瞬間、 僕の真正面に座っていた新上さんが、 パッと席を譲られ飛びのかれたのですが、 なぜか随分端っこの席に座られました。 僕は思わず、言いました。
「新上さん、なにもそんな遠い席に座らなくてもいいじゃないですか」
すると、鍵山先生が、
「うちの人たちは私が側に来ると  パッと逃げてしまう。  全員、側(ソバ)アレルギーなんですよ、安田さん」
あ、ありがとうございます。 抜群です、先生…(T_T)
本当に鍵山先生はユーモアたっぷりな方なんです。 朝から先生との温かい時間を頂いて、 今日も一日走る元気を頂きました。
その後、新上さんとイエローハット本社の横に出来た、 オーガニックレストランで玄米ランチまでいただき、 これまた、楽しいひと時をいただいてしまいました。 (しかし、オーガニックレストランが隣にできるなんて、  さすが玄米菜食30年の鍵山先生。  必要なものは向こうから側によってきますねえ)
さて、23日に「ふれあいの会」の下見で 道場長の村瀬と大阪にいく予定なんですが、 当日は夕方から「高槻塾Jr予選」があります。 まだ、雀鬼会の試合をご覧になったことの無い方は ぜひ、気軽に高槻塾までお越しくださいませ。
あ、あと10/2に発売の木津さんの本 「スピリチュアル・グリーン」の予約がアマゾンで開始されました。 木津さん、一押しの「玄米一族の陰謀」というタイトルは 「そんなの売れそうも無い」という理由であっさり却下されましたが(笑)、 いずれにしろ、木津さんならではの内容の本に仕上がってますので、 ぜひ予約してでも手に入れてくださいね。
よろしくお願いしまーす!!
       安田潤司


プライドグランプリ楽屋にて、 会長、木津さん、西島選手、松井選手と。

 

■2006年9月11日(月) Vol.241

馬鹿だねぇ安田達は(笑)。
「早寝、早起き、朝ごはん」
この3つの大切な要素を忘れちまって、 馬鹿だよね、全く。 大阪で行う「ふれあいの会」を、深夜に行いますってか。 太陽が出たら起き、陽が沈んだら床につく。 人間の基本じゃありませんか。 俺なんか生れてこのかたずーっとそんな暮らしを……。
皆様、大変失礼を致しました。 安田達の馬鹿振りは全て私の不徳の致すところ、 ご勘弁のほどを……。
馬鹿タレといえば、先日の群馬の太田市のJCの講演会、 自分の中じゃ、受けたことも忘れちまっていたんだけど、 仕方がなく徹夜で行って来た。
行って嫌だったりつまんなかったら、 眠っちまうか、帰って来ちまえばいいぐらいの気楽な感じで、 熊谷の駅に着く。 迎えの車に村瀬と伴に後部席に座る。
俺、普段ボロボロの車は カメラマンの北村さんの車で慣れちゃいるんだけど、 車ん中が、半端じゃなく散らかっている。 ゴミは散らかし離しだし、 ミットやバットも放ったらかしのメチャクチャ状態。 人を乗せる車ではない。 ブタか家畜でも乗りたかねぇほど汚ねぇ。
渡辺(運転手)、お前の車はゴミ箱そのものだ!!
ハナっからこれだよ。 地域の活性化とか為とかお役に立つとか、 JCのスローガンがあるらしいけど、 そんなでっかいこと考える前に、 先ず自分のことぐらいちゃんとやれって。 本当に馬鹿なんだよ渡辺は。 俺を呼ぶために何度も道場にやって来た委員長の米澤。 太田青年会議所のトップの育男。 お前達は最初から最後まで馬鹿だったよな(笑)。
大体理事長の名が悪い。 育男の育という字を見ただけで、 俺は寒気もんだよ。 すぐに名前を変えろ。 少しも育っちゃいねぇんだからな(笑)。
お前等全員余りにも馬鹿タレだったもんで、 俺の帰りの新幹線、 一時間延ばしちゃったじゃねぇか。
まぁなー。 太田の連中は、かっこもつけずに、 俺達馬鹿ですからと認めていた分、 「素直」ということで許す。 正直、俺が行った、逢ったJCの中じゃ、 一番気分は良かったかもよ。 だからってレベルやハードルが低いってことは、 忘れんなよ。
俺もフルチン、お前達もフルチンていうことで、 倍、いや3倍疲れたけど、 これからもかっこつけずに、素直にやれよ。
           雀鬼





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