■2008年2月10日(日) Vol.700
HPで20周年パーティーの告知を打ったところ、
多種多様な方々から申し込みが来ている。
それもこれも第一部で鍵山相談役・甲野先生・
名越先生・林田先生が超過酷なスケジュールの中
お話してくださる、目玉があるからですよね。
道場生の若者達が選んだ会場は、ライブ感覚的で
少し箱が小っちゃいんだよなー。
ところでさぁ、俺父の日は好きなんだが
「バレンタインディ」ていうのは好きでないのよ。
若い頃ならともかく、いい年こいて女性から何かを頂く。
俺そんな告知を打とうとしていたんだが、
もうすでに手遅れ、又懲りずに今年も既に
プレゼントが届いている。
参っちゃうよな(笑)
そん中の一つに「章姫」という巨大なイチゴ、
おにぎりぐらいの大きい奴ね。
ありがとさんね。
俺ってイチゴ苦手なんだよなー。
でもさぁ、根性を入れて(笑)
どうにか食ってみるよ。
先日も卓球日本選手権で優勝した早矢香ちゃんが、
「ジャパントップ12」で又優勝したらしい。
今日のスポーツ新聞に、準決勝で敗退した
愛ちゃんの記事と写真が掲載されているんだけど、
その陰でおまけのように、平野貫禄の2冠と一応載っていた。
その記事の中に
「22歳の勝負師は一月末に、
麻雀界の巨匠・桜井章一氏と対面した。
20年間無敗といわれる伝説の雀士に刺激を受けて、
世界選手権と五輪への歩みを進めている」
いいんですけどねぇ。
マスコミの在り方ってどうして何時もこうなんだろう。
固定観念や潜在意識だけで主張しちゃってさぁ、
俺も卓球界のことはうといから、確かに
マスコミを通して愛ちゃんしか知らなかったけど、
今、確実に強いのは早矢香なんだろう。
大体が俺のこと麻雀界の巨匠ってなんなのよ。
正直、俺、麻雀を打てば強かったかも知れないが、
麻雀界では己から隅に身を置いている。
いや、そんな世界からはおさらばと
離れちまってんのが事実だっていうのにな(笑)
数日前にも夜中に早矢香ちゃんから電話が来て、
「何じゃ又、うるせえよ」
の一声の先で
「私、何か感覚をつかんだ気がします」
と明るく元気に1人でベラベラ俺に伝えている。
「掴んだって、何かを見たり触れたりしたら、
すぐ消えちまうんじゃないの」
「そうなんです」
置かれた立場の苦しみを垣間見る。
「早矢香、もううるさいから電話切るぞ。
その代わりオリンピックでメダル取らしてやるからよ。」
年老いた俺とうら若き少女の
ちょいとした触れ合いだけど、俺の気持ちのどこかに
早矢香と一緒に闘っている自分がいた。
雀鬼
■2008年2月9日(土)その2 Vol.699
俺、麻雀打ちなんだよな。
俺、今年になって麻雀を打ったのはたった三日。
俺、やっとこ気付きました。
何でこんなに楽しい仲間がそばにいてくれて
麻雀を打たないことをね。
だってさぁ
みんなに楽しく遊んでもらった上で
お金まで頂けるんだよ。
やっぱ、あんまり打っちゃいけないよね。
「ごめんなさいませ」
雀鬼
■2008年2月9日(土) Vol.698
「月日が経つのは早いものである」
14年も前に始めてお逢いした
甲野善紀先生は着物に足袋と下駄、
その上大振りの日本刀を持ち合わせている。
何時逢ってもそのセンスは変わらない。
今日び、和装を町で見ることもなくなった。
先生は武術家といえ、それほどまでも和装にこだわるのか。
もしかしたら西洋化に染まってしまった、
「日本人の意地」
かもしれない。
それにしてもお出掛けに日本刀を手元引き置かれる人は、
今や甲野先生たった一人かもしれません。
今や身体の革命家として、
多分野で活躍され、
天辺で俺は正しいとえばり腐った連中を見つけちゃ、
たたき切っていなさる。
痛快談話は尽きない。
あちらこちらとお忙しい中、
私の方から改めて先生のお話しを聞きたくなって、
今回の14年目にして対談本らしき本が出版された。
甲野先生が8割の労力を費やし、
私しゃ、ほんのおまけ程度の座話であったが、
この本が出版されるまでに一年が経った。
装幀も鈴木成一さんが、
力を込めて作ってくれたそうです。
題名も賢い身体(甲野先生)
バカな身体(俺です)
今や一流どころに名を成した甲野先生の名を汚し、
恥をかかせるばかりの麻雀打ちでしょうが、
そこんところは14年間の絆として、
大目に見てやって下さいませ。
雀鬼
講談社から出版されるこの本『賢い身体 バカな身体』は、
2月14日(木)に都内主要書店に並び始め、
一週間後までには全国書店での販売が開始される予定です。
■2008年2月7日(木) Vol.697
昔し、ある雑誌の企画で
米国の西海岸のサンタモニカまで同行された、
カメラマンの長尾迪さんから
「ザンジバル」
という写真集が送られてきた。
「アフリカは私にとって、なぜ生きてゆくのか、
何が人として一番大切なのかを教えてくれた場所」
とナイロビで二年間生活し、
その後も何度となくその場所を求めて旅したという。
私も以前、日本人で現地では「革命児」
と呼ばれる人を長尾さんに紹介されて、
長い時間を触れ合いさせてもらったこともある。
旅行で行くのと違って
現地に溶け込んだ人の話しはすごくためになる。
もっと働いたら良い暮らしが出来るよと
勧められても仕事という感覚がわからない人達がいるともいう。
我々のように毎日が仕事中心、
経済だ金だが当然という生活の中、
世界の隅々には未だそういう
生活観念を知らずに暮らしている人々がいる。
長尾さんがそんなアフリカに
身も心も引かれるのがわかるような気もする。
アフリカって人間の原点なんだから
太古のふるさとなんだろうな。
俺も幼少のころ、
何よりも憧れたのは象やライオンが住む
アフリカだったな。
長尾さんが述べる
「人が困っている時、
手を差し伸べるのは人として当然のこと」
彼等は着ているものや生活を見ても
決して豊かとはいえない。
だが物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが
あれば幸せで強く生きていけるともある。
今日びの我々のおかれた立場は、
まさに真逆な道を進んでいるんだよな。
雀鬼
■2008年2月6日(水) Vol.696
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【選手紹介:その16】
【選抜:清川正浩】
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同期のヤンマーから御指名頂きました清川です。
唯一の同期だけにちょっと前までは
若手同士ライバル的な感じもあった仲でしたが、
ヤンマーさんの方がすっかり貫禄を付けられて、
先へ行ってしまわれました(笑)
ということで牌の音歴6年位、
番外1期、Jr4期、選抜7期です。
牌の音に来た理由は色々ありすぎて、
書ききれないのですが一言でいえば憧れでしょうか。
単純な理由だったと思います。
それからそんなに日も経たずに
スタッフとしてやらせて頂けることなり、
初めてJrに受かったときに雀鬼会選手32名にしか頂けない
“会長寸評”に「3年は続けなさい」
と、ありがたくも当時はどういう意味が
込められているのかわからなかったですが、
あっという間に6年が過ぎました。
その間スタッフとして町田、下北両方でやらせて頂きましたし、
多くの方に学びを頂きました。
道場には“部屋制度”というものがあって、
基本的に道場番付に名前が載っている道場生は
どこかの部屋に入ります。
会長を大師匠とし、
その下に選抜を中心とした部屋が現在は町田7つ、下北9つあり、
各師匠が弟子をこき使い、日々ムチを打つわけです。
それに怒りを覚え、耐え抜いた者だけがJr、
選抜と上がって行けて、報復の下克上の雨あらしとなり…
ません。
と冗談はさておき、
本当のところはほぼそれの逆に近く、
どんなことでも弟子がミスをしたら師匠の責任であり、
弟子が成長していく過程で手助けできる存在であればいいのです。
もちろん弟子以外の人にも同じですが。
社会とは違い、
上に行けば行くほど大変になるのが雀鬼会であり、
師匠と弟子と立場は少し違いますがみんな学ばせて頂いています。
あと、雀鬼会に入ってから僕自身の中で変わったのは、
男という宿命づいたものへの意識の変化でした。
会長を先頭に、
山田マネージャー、金村総括部長はじめ、
男としてもかっこいい、魅力があるなという方がいて下さり、
僕自身も男として恥かしくない
生き様でありたいと思うようになりました。
それは温かさであったり、強さであったり、
粋、味、筋、器、絆、色気、安心感、体を張ること、
そして素直と勇気等、
言葉だけでは表せられないものだと思います。
本当にかっこいい。
現代は、はっきり言って女々しい男子が多くなりました。
そんな中で本物の男になるのは難しいことだと思いますが、
そうなりたいという気持と行動だけは持っていたいです。
今の日本人が失ってしまった一つに気付けただけでも、
会長に頂いた“3年”の意味が少し分かったような気がします。
かっこいいと言えば、
選抜1期目でいきなり4位、会長評価点23点で合格の
高田貴基氏に次回の選手紹介をお願いしたく候。
■2008年2月2日(土)その2 Vol.695
今年初めて麻雀を打ちたくなった。
チャッペと新屋とパゲラという弱い卓だったが入れてもらう。
久し振りに麻雀用のダンヒルの眼鏡をかける。
なんか変、ぼやけている。
視力が変化したのか、視点が合わず
卓上も牌も歪んでいる。
「見えねぇよ、眼鏡いらないよ」
と、清川に返す。
一、二局進む。
「会長、片方レンズが無くなってます」
今日は片っ方の手袋は落とすは
レンズまで、何で俺って半分なの?
半分なー、今の俺を現わしている。
半分だけど一回目は2着で
二回目はダントツの3コロトップ。
雀鬼流って厳しいって?
それとも恐いってか。
冗談はよしてよ、
俺は真剣だが、お弟子さんのパゲラなんて・・・・・・
何時の楽しい道場でした。
雀鬼
■2008年2月2日(土) Vol.694
いつものように日本を美しくする会 新上さんからのメールが・・・
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☆桜井会長様へ・・・
雀鬼会HP上での「当日一部の総合司会をおまかせ下さい」・・・!?
桜井会長!もうこれ以上(私を)虐めないで下さい!
ご勘弁ください!
当日は「キャンセル」させていただきますので・・・。
花岡さん、村瀬さん、頼むわ〜!!!
→もう縁切るで!
新上政広 拝
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『もう縁切るで!』
それって我が家の女房の捨てゼリフ。
いやっさぁー、時々俺ん中の心がそう向く時もある。
さすが新上殿、俺の心ん中をお見通しだ。
『花岡さん、村瀬さん、頼むわ〜!!!→もう縁切るで!』
新上さんがお怒りになるのならそれも致し方ないこと。
ついでに竹書房の誠も縁切っちゃって下さい(笑)
俺、関係ねぇもん。
俺と新上さんは出逢った瞬間から意気投合しちゃって
何時だって心の許し合える仲。
「かいちょぉー」
「しんちゃぁーん」
の仲だもんな。
新ちゃん、今度時間を作って常夏の国へ行こうよ。
温かくってさぁ、やしの木の下でハンモックにゆすられたり、
美しい海で魚と戯れる。
スピードボードで島々を周ってさぁ。
もちろん「サメ」付きだよ(笑)
雀鬼
■2008年1月30日(水) Vol.693
俺って幸運だよなー。
運一つで麻雀は勝っちゃうは(笑)
麻雀荘を開いたら風が吹くまま道を歩いちゃって
麻雀とは心で打つものと指導していたら
今、菩薩の鍵山秀三郎相談役が降臨して下さり
手本を示して下さる。
「麻雀ってぇ人間が打つと
どうしてこんなに醜く汚ねぇんだろう」
と思っていたら
「日本を美しくする会」の皆さんが心の掃除を導いて下さる。
「心も大切だが身体使いも大切だよなー」
と思っていたら
古武術研究家の甲野善紀先生が現われて
身体使いの不思議さを体験したり味わう。
「今日日心の病を通り越して
みんな狂気の世界に行っちゃうよ」
と思っていたら
精神科医の異端児であられる
名越康文先生が微笑を湛えて見守って下さる。
そういう方々と御縁を持てたり保てるのも
陽明学研究家の林田明大先生の先見の目のおかげ。
我々は20年間麻雀を主体として
人間関係を取り持ってきたのに
20周年を記するパーティーに麻雀を打たないどころか
その存在すら嫌悪を感じて当然である。
四先生方が一部で良いお話をして下さる。
これってわからん奴にはわからんだろうが
わかる人には凄ぇこと。
ありえない、不思議な現象が起きようとしている。
得てしてこういう空間を作り出した訳ではない。
自然のありのままにやってきたらこうなっただけ。
それにしても幸運だよなー。
沢山の方々からメールが届いている。
その中に好意にして下さっている
「日本を美しくする会」の事務局の新上政広様から
「当日一部の総合司会をおまかせ下さい」
とある。
涙がでるほど嬉しかった。
雀鬼
■2008年1月29日(火) Vol.692
雀鬼会本戦が終わった日、
下北本部は優勝した金村を囲んで
祝勝会とお疲れさんの酒席に
下北沢にどーっと流れる。
敗けちゃったけど、町田の道場生は
志村やチャッペを中心に何時ものように
好意にして頂いているラーメン源さんから
食べ切れないほどの出前を取って
酒はないが何時ものように家庭的な食事を味わう。
食事の後は運動ってことで(笑)
十数年振りに顔を見せた女性の整体、
インストラクターのMちゃんが
道場生等に身体の正しい動かし方のトレーニング。
下北道場じゃ大人であるからお酒。
町田っ子は子供だから運動ね。
朝4時まで続く。
明日は早くからみんな仕事なのに
打ち上げで身体を使って遊んでいる。
次の日にはインストラクターのMちゃんより
もっと若い女性が一人で夕方に現われる。
「なんも得ることないから来るんじゃないよ」
と言った先日、日本卓球選手権で優勝した
平野早矢香ちゃんが少し緊張してそばに来る。
「桜井会長にラケットを持って欲しいんですけど」
と、持ち忘れちまったラケットを手渡される。
俺は俺が持つより彼女が持つラケットの握りが気になって観察。
「だよな」
「やっぱりな」
という手の添え方をしている。
二人して色々なことを話し、笑い、身体も動かす。
全くわからなかった卓球だったが
少しずつ俺の中で何かが見えてくる。
何時の間にか俺等が師匠で
彼女、いや、北京オリンピック代表の
平野さんが弟子になっている(笑)
「早矢香、めし食うぞ」
と出前の寿司をつまむ。
爺ちゃんと孫のような年齢差だが
早矢香は時間が経つのも忘れて
この瞬間の触れ合いを楽しんでいる。
途中少し身体が気になったんで触れてあげると
瞬間に目元や口元に変化を見せる。
「オッ、今可愛くなったぞ」
勝負に明け暮れる早矢香ちゃんの顔が乙女の顔を取り戻す。
「それでいいんだ。
今日の出逢いはこの笑顔だけでいいんです」
最終電車まで楽しんでいる。
「桜井さん、私も仲間に入れて下さい」
道場からは大ブーイング(笑)
「とっとと帰れ」
の大コールに送られて
早矢香ちゃんは楽しそうに帰っていった。
雀鬼
■2008年1月29日(火) Vol.691
昨日は第35期雀鬼会本戦が全て終了して家に居た。
夕方 「お父さん御飯ですが」 と嫁の声。
若い嫁さんが毎日作る、若い家族が作り出す味を食する。
「今、旦那が朝仕事に出掛ける時、
寝たままの奥さんて多いんだってねぇ」
「私の周りもほとんどがそうみたい」
だまって二人の会話を聞く。
嫁さんの周りにも一等身近な存在である
俺の奥さんもそのくち(笑)
20才頃に我が家の嫁になった
二人の子供の若き親である嫁さんは
確かに朝6時には息子に持たす弁当を作って
「いってらっしゃい、気をつけてね」
と、息子を送り出している。
料理は俺の口に合わないが、
二人の会話は親である俺を幸せにしてくれた。
雀鬼会選抜決勝の方は
最初から決まっていたことを
金村がやってくれただけ(笑)
この日、俺は見れなかったんだが、大相撲は千秋楽。
朝青龍と白鵬は凄い勝負を見せたらしい。
両横綱ともにモンゴルの方。
二人は今抜きん出て強いんだから
日本人は誰も注文をつけられないよな。
朝青龍なんかずしっと一人で
横綱の責任を取り続けてきたんだからたいしたもんだ。
雀鬼会本戦も青・白戦みたいな勝負を見たかったんだけど、
五分の相手が出ず、金村が史上初の三連覇を決めちゃった。
得点争いだけでなく、
俺の評価点もA’を取るのも難しい中
Aを四回、A’を三回も取って
ぶっち切りの内容ある勝ちを見せた。
金村が勝った瞬間、後ろに立っていた俺は
何故だか感傷的気分になっていた。
金村は強かったが、麻雀は打ち切れず
弱かった者達も選手全員、一人ももれずに
今まで以上に頑張ってくれたもんなー
今期はなんてったってダントツのビリは俺だった。
それに対しては花岡も志村も文句はあるまい。
全員一致だな(笑)
雀鬼
終わってしまえばすべてチャラってことで(^_^;)。。。
金村統括部長3連覇の模様は、
4月発売予定のDVD用にバッチリ撮影中!
20周年パーティはどしどし応募が来ています!
「会長は、ああ書かれてるけど俺行ってもいいのかなぁ」
とお悩み中のあなた!
とりあえず花岡あてに様子伺いのメールも受付けていま〜す。
あの人とかあの人とかも来ますよ〜(^_^)y
とにかく連絡先が分からない方々も多いので、
よろしくです(^_^)b
花岡